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4章.波乱
25.覚悟「一思いに殺しなさいよ!!」
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私は撮影が終わると
メイクと髪型を元に戻してもらい・・
そう、メイクと髪型そのままじゃ超~まずいものね!!
『何をしてきたんだ』
って言われる事確実!!
私はそのままのメイクと髪型で帰りたかったんだけど、達也さんが『ダメ』って許してくれなかった。
『これは超秘密事項なんだからね』
って事らしい。
12月1日までは絶対にバレたらマズイらしい。
達也さんは今撮ったCM撮影の映像を使って、クライアントさん達と最終確認があるって会議室に急いで入って行った。
郁恵さんは達也さんが私の為にタクシーを呼んでくれていたので下の階に降りていっている。
達也さんがタクシーを呼んでくれていたのだけれど、今混み合っているって事で30分近く掛かるらしい。
そのタクシーは達也さんの知り合いらしくって、普通の会社のタクシーは使いたく無かったらしい。
達也さんは
「少し待つことになるけどゴメンね。安心できるタクシーさんだから必ずそのタクシーでかえって欲しいんだ」
会議に行く前に私を抱き締めて耳元で囁いていってくれたんだ。
特に今回のCM絡みで絶対にこのCMの事を知られたく無いからだって話してくれた。
私は制服に着替えた後、タクシーを待つ間に陽子さんにメイクを落そてもらい、髪を元にもどしてもらっている最中。
陽子さんの手が時々、止まり震えている。
陽子さんどう・・・したんだろう?
一瞬、そんな風に陽子さんの動作が止まりまた私の髪をドライヤーと櫛で丁寧に戻している。
私の髪ってほったらかしで殆ど何もしていなかったから、戻しても普通より綺麗にまとまっちゃってるから・・・パパやママに何か言われるかな?
ちょっと心配!
こんな事なら普段から綺麗にしとけば良かった・・・
今から悔やんでも遅いっか!!
「はい!終わったわよ」
そう言って、両手で私の両方を
『ポンッ』
と軽く叩いてくれる。
そして・・・少し震えるような声で陽子さんは
「達也・・と・・は・何時か・ら・・付き合って・・る・・の?」
と私に聞いてきた。
私は何気なく
「今日横断歩道の真ん中で、達也さんの背広のボタンと、私のマフラーが偶然絡まっちゃって、それが原因で付き合うことになっちゃったんです」
と本当の事を陽子さんに正直に話す。
その瞬間陽子さんは、私の両肩に両手を置いた瞬間、その手は小刻みに震えて私の肩に熱い雫がポタポタと落ちて背中を伝って流れ落ちてゆく。
『ドクンッ』
『ドクンッ』
『ドクンッ』
『ドクンッ』
『ドクンッ』
その瞬間私の心臓の鼓動は激しく高鳴り・・・
『やっぱり!!陽子さん達也さんを愛してたんだ!!』
瞬間そう解ってしまう。
「陽子さん、御免なさい。陽子さんも達也さん愛してたんですね」
「そうよ!!達也が入社してきた一年前からずっと達也の事思ってたのに何で今頃、あなたが急に出てきて私の達也を奪って行っちゃうのよ!!」
私の言った言葉に陽子さんは震えながら感情を吐き出すように一気に私に告げてくる。
そして、その瞬間私の両肩に置いていた両手を私の首に滑らせてゆきそのまま後ろから、私の首を力一杯締めてきた。
私は息が出来なくてそのまま気をうしないかけそうになりながら、何とかその手を振りほどいて壁際に逃げた。
陽子さんは怯んだけれど、一瞬何かを掴んだ瞬間私を追って掴んだ其れを、私のオデコ目掛けて振り下ろしてくる。
『グサッ』
私が瞬間頭を横にズラシタ瞬間、私の頭の横の壁に『ペティナイフ』が突き刺さる。
『陽子さん私を殺したいほど憎いんだ』
私は覚悟を決めた。
「私も好きな人を取られる苦しみ解るよ。殺して良いよ!!ひと思いに心臓を一突きしなさいよ」
その私の声と共に、陽子さんは壁に刺さったペティナイフを一気に引き抜き
「言われなくてもそのつもりよ!!死になさい!!」
陽子さんは一気にナイフを私の胸目掛けて振り下ろす。
それは映画のマトリクスで見たスローモーション映像のようにナイフが私の胸を目掛けてゆっくりと迫ってくるのが見える。
『私・・・此処で死んじゃうんだ』
つつく・・・
メイクと髪型を元に戻してもらい・・
そう、メイクと髪型そのままじゃ超~まずいものね!!
『何をしてきたんだ』
って言われる事確実!!
私はそのままのメイクと髪型で帰りたかったんだけど、達也さんが『ダメ』って許してくれなかった。
『これは超秘密事項なんだからね』
って事らしい。
12月1日までは絶対にバレたらマズイらしい。
達也さんは今撮ったCM撮影の映像を使って、クライアントさん達と最終確認があるって会議室に急いで入って行った。
郁恵さんは達也さんが私の為にタクシーを呼んでくれていたので下の階に降りていっている。
達也さんがタクシーを呼んでくれていたのだけれど、今混み合っているって事で30分近く掛かるらしい。
そのタクシーは達也さんの知り合いらしくって、普通の会社のタクシーは使いたく無かったらしい。
達也さんは
「少し待つことになるけどゴメンね。安心できるタクシーさんだから必ずそのタクシーでかえって欲しいんだ」
会議に行く前に私を抱き締めて耳元で囁いていってくれたんだ。
特に今回のCM絡みで絶対にこのCMの事を知られたく無いからだって話してくれた。
私は制服に着替えた後、タクシーを待つ間に陽子さんにメイクを落そてもらい、髪を元にもどしてもらっている最中。
陽子さんの手が時々、止まり震えている。
陽子さんどう・・・したんだろう?
一瞬、そんな風に陽子さんの動作が止まりまた私の髪をドライヤーと櫛で丁寧に戻している。
私の髪ってほったらかしで殆ど何もしていなかったから、戻しても普通より綺麗にまとまっちゃってるから・・・パパやママに何か言われるかな?
ちょっと心配!
こんな事なら普段から綺麗にしとけば良かった・・・
今から悔やんでも遅いっか!!
「はい!終わったわよ」
そう言って、両手で私の両方を
『ポンッ』
と軽く叩いてくれる。
そして・・・少し震えるような声で陽子さんは
「達也・・と・・は・何時か・ら・・付き合って・・る・・の?」
と私に聞いてきた。
私は何気なく
「今日横断歩道の真ん中で、達也さんの背広のボタンと、私のマフラーが偶然絡まっちゃって、それが原因で付き合うことになっちゃったんです」
と本当の事を陽子さんに正直に話す。
その瞬間陽子さんは、私の両肩に両手を置いた瞬間、その手は小刻みに震えて私の肩に熱い雫がポタポタと落ちて背中を伝って流れ落ちてゆく。
『ドクンッ』
『ドクンッ』
『ドクンッ』
『ドクンッ』
『ドクンッ』
その瞬間私の心臓の鼓動は激しく高鳴り・・・
『やっぱり!!陽子さん達也さんを愛してたんだ!!』
瞬間そう解ってしまう。
「陽子さん、御免なさい。陽子さんも達也さん愛してたんですね」
「そうよ!!達也が入社してきた一年前からずっと達也の事思ってたのに何で今頃、あなたが急に出てきて私の達也を奪って行っちゃうのよ!!」
私の言った言葉に陽子さんは震えながら感情を吐き出すように一気に私に告げてくる。
そして、その瞬間私の両肩に置いていた両手を私の首に滑らせてゆきそのまま後ろから、私の首を力一杯締めてきた。
私は息が出来なくてそのまま気をうしないかけそうになりながら、何とかその手を振りほどいて壁際に逃げた。
陽子さんは怯んだけれど、一瞬何かを掴んだ瞬間私を追って掴んだ其れを、私のオデコ目掛けて振り下ろしてくる。
『グサッ』
私が瞬間頭を横にズラシタ瞬間、私の頭の横の壁に『ペティナイフ』が突き刺さる。
『陽子さん私を殺したいほど憎いんだ』
私は覚悟を決めた。
「私も好きな人を取られる苦しみ解るよ。殺して良いよ!!ひと思いに心臓を一突きしなさいよ」
その私の声と共に、陽子さんは壁に刺さったペティナイフを一気に引き抜き
「言われなくてもそのつもりよ!!死になさい!!」
陽子さんは一気にナイフを私の胸目掛けて振り下ろす。
それは映画のマトリクスで見たスローモーション映像のようにナイフが私の胸を目掛けてゆっくりと迫ってくるのが見える。
『私・・・此処で死んじゃうんだ』
つつく・・・
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