8 / 12
始まりの6歳
6:かわいそうな伯父
しおりを挟む
「オーリア~、ただいま。今日も元気にしておったか?」
「あうっ…」
「そうか、そうか~、いい子のオーリアにお土産だぞ~?」
母より濃い、伯父の銀髪を妹が引っ張る。抱っこしてる伯父は、痛い筈なのに嬉しそうに笑う。
赤ちゃんは、意外にも掴む力が強くて、棒を持たせて上に引っ張ると、掴んだまま起き上がってくる。
面白くて何回も繰り返すと、疲れて泣き出して、母に叱られるけど。
「お兄様…お土産は必要ないと言っているでしょう?それに、ただいまって何?お兄様の屋敷は、この先でしょう?」
ダリアの四大公爵家の屋敷は、デュバルとカイエンが、王城の右側の川沿いに、セイドとスナイデルが左側の川沿いに位置している。
王城に近い場所の屋敷の爵位は高く、遠ざかるにつれて爵位が下がって行くのは、どの国も同じらしい。
そして、母はこの先と言ってるけれど、馬車を使う距離だから、この先じゃなくて、ここよりもっと先だから…
「オクタヴィア達に、寝返りを打つ様になったと聞いてね…」
「…だから、オーソンが王城に呼ばれたのね…で?オーソンは?」
妹が生まれてから、父はよく王城に呼ばれている。
伯母や従兄から妹の様子を聞く度に拗ねる伯父を、父が宥めに行っているからなんだけど、暴れている時もあるそうで、たまに髪型が乱れてたりもする。
そして今日も、俺に剣術を教える父に王城から使いの人が来て、父を連れて行ってしまった。
夕方には帰るよと言って出かけたけど…
「…わ、忘れてきたな…」
「信じられない…イゴール、王城へ旦那様を向かえに行ってちょうだい」
「承知致しました。奥様」
「あっ…ノエル?オーリアを…」
執事のイゴールに指示を出しながら、伯父の手から妹を取り上げて奥へ行ってしまった母…じゃなくて、妹を切なそうに見つめる伯父の目に、光るものを見つけて堪らず声をかける。
「伯父上…大丈夫ですか?」
「アレンよ…お前の父を城に忘れて来たというのに…許してくれるのか?」
「剣術の練習の途中だったけど、大丈夫です。そんな顔しないで…父上も、母上だって怒ってません…大丈夫」
「アレン…っ…アレンにもお土産を持って来たんだ…ボードゲームなんだが、一緒に遊ぼうか?」
「これっ!カイン屋敷にあったのと同じ!僕も欲しかったんだ!ありがとうございます!伯父上っ!」
「喜んでくれて嬉しいよ…っ…いい子だな…」
ダリアの宰相の伯父は、とても厳しそうな顔をしてるけど、それは見せかけで、紳士で優しい。
そして、妹が生まれてから泣き虫になった。
妹が可愛い過ぎて涙が出ると話す伯父は、息子が3人。俺も男で、妹が初めての女の子だから喜んでいるだけなのに、母と伯母や、従兄達から鬱陶しいと言われて、かわいそうな人になっている。
…そして、今日は特にかわいそうになっている。
「今日は伯父上のお屋敷に泊まってもいいですか?」
「勿論だ!」
こうして、戻って来た父と入れ違いに、妹の寝返りをを見る事が出来なかったかわいそうな伯父と、カイエンの屋敷に来た。
「「「アレン!」」」
「あら?可愛いお客様ね?」
「伯母上、従兄様方、こんばんは。さっき振りですね。今日は泊まりに来ました」
「……さっき振り?」
「今日は皆んなで、昼餐を取ったのよ」
「オーリアの寝返り…可愛いかったな…」
「そうね~、真っ赤な顔で、手と足をパタパタさせて、コロンて…上手に転がってたわね~」
「………」
「あ、あの…サイラス従兄さん?伯母上…?」
「お座りも可愛いかったよね…頭が重くて、どんどん前に倒れて行って…プハッ…ククッ…」
「私のスプーンから、離乳食を食べた時も…可愛いかったな…水分ばかりでサラサラなのに、口をモグモグさせてさ…ほっぺもプニップニしてたよな!」
「ラーシュ従兄さん…アベル従兄さん…伯父上が…」
さっき振りなんて言った俺も悪かったけど、この家族…絶対わざとだ。
俺の手を繋ぐ、伯父上の手が震えてる…ブルブル震えが伝わって、俺の身体まで揺れてきて、繋いだ手も地味に痛い。
「お、伯父上…?」
「お前達は、毎日毎日毎日…オーリアに会っては、私に自慢話を聞かせるが、勉強はちゃんとしとるのかっ!アベル!ラーシュ!サイラスッ!」
「大丈夫です。私達は父上と違って、公私の区別がつきますから」
「父上と違って、家族が学園に呼び出される事はしていません」
「従妹が可愛いからと言って、周りに迷惑をかける様な事もしておりません」
この時期に王都に来てよかった事。
それは、従兄達が長期休暇で学園に行かないから、毎日会える。
王立学園の長期休憩は、社交シーズンを終えてから始まるから、中等学園に通う従兄達とは、両親が夜会に出掛けた時しか会えなかった。
従兄達は勿論、妹にメロメロだけど、俺の事もとても大事にしてくれる。
「おっ!アレン、手に持ってるのはボードゲームか?」
「う、うん…伯父上のお土産です。伯父上と一緒に遊ぼうと思って…」
「父上では相手にならない、賽の目を振るのが下手くそだからね。同じ数ばかり出して終点に着くのが遅いんだ。だから、私達と遊ぼう?」
伯父上がお土産にくれたボードゲームは、ダリア王国を馬車で一周するゲーム。子供達に遊びながら地理を教える為のゲームで、賽の目を振った数だけマスを進める。
同じ数を2度出すと、前に出した数と同じだけ戻らなくちゃいけない。
賽の目を同じ数ばかり出されるのは困るし、従兄さん達と遊びたい…けど、かわいそうな伯父を慰めないと…
「今日は、伯父上とゲームをーー」
「アレンは渡さんぞっ!さあ、アレン?伯父上と遊ぼう」
「あら?皆んなでゲームをしたらいいじゃない?」
結果、2人ではなく皆んなで遊ぶ事になったけど…
「…またですか?父上…4マス戻って…って、2周目に入りましたね」
「王都から進めないどころか、1人で逆回りしてるではないですか…」
「アレン…眠いのか?」
「ん…ん~…」
「アレン!起きるんだ!次はお前の番だぞ!」
「貴方…大人気ないわ…」
僕は、起きていられなかった。
「あうっ…」
「そうか、そうか~、いい子のオーリアにお土産だぞ~?」
母より濃い、伯父の銀髪を妹が引っ張る。抱っこしてる伯父は、痛い筈なのに嬉しそうに笑う。
赤ちゃんは、意外にも掴む力が強くて、棒を持たせて上に引っ張ると、掴んだまま起き上がってくる。
面白くて何回も繰り返すと、疲れて泣き出して、母に叱られるけど。
「お兄様…お土産は必要ないと言っているでしょう?それに、ただいまって何?お兄様の屋敷は、この先でしょう?」
ダリアの四大公爵家の屋敷は、デュバルとカイエンが、王城の右側の川沿いに、セイドとスナイデルが左側の川沿いに位置している。
王城に近い場所の屋敷の爵位は高く、遠ざかるにつれて爵位が下がって行くのは、どの国も同じらしい。
そして、母はこの先と言ってるけれど、馬車を使う距離だから、この先じゃなくて、ここよりもっと先だから…
「オクタヴィア達に、寝返りを打つ様になったと聞いてね…」
「…だから、オーソンが王城に呼ばれたのね…で?オーソンは?」
妹が生まれてから、父はよく王城に呼ばれている。
伯母や従兄から妹の様子を聞く度に拗ねる伯父を、父が宥めに行っているからなんだけど、暴れている時もあるそうで、たまに髪型が乱れてたりもする。
そして今日も、俺に剣術を教える父に王城から使いの人が来て、父を連れて行ってしまった。
夕方には帰るよと言って出かけたけど…
「…わ、忘れてきたな…」
「信じられない…イゴール、王城へ旦那様を向かえに行ってちょうだい」
「承知致しました。奥様」
「あっ…ノエル?オーリアを…」
執事のイゴールに指示を出しながら、伯父の手から妹を取り上げて奥へ行ってしまった母…じゃなくて、妹を切なそうに見つめる伯父の目に、光るものを見つけて堪らず声をかける。
「伯父上…大丈夫ですか?」
「アレンよ…お前の父を城に忘れて来たというのに…許してくれるのか?」
「剣術の練習の途中だったけど、大丈夫です。そんな顔しないで…父上も、母上だって怒ってません…大丈夫」
「アレン…っ…アレンにもお土産を持って来たんだ…ボードゲームなんだが、一緒に遊ぼうか?」
「これっ!カイン屋敷にあったのと同じ!僕も欲しかったんだ!ありがとうございます!伯父上っ!」
「喜んでくれて嬉しいよ…っ…いい子だな…」
ダリアの宰相の伯父は、とても厳しそうな顔をしてるけど、それは見せかけで、紳士で優しい。
そして、妹が生まれてから泣き虫になった。
妹が可愛い過ぎて涙が出ると話す伯父は、息子が3人。俺も男で、妹が初めての女の子だから喜んでいるだけなのに、母と伯母や、従兄達から鬱陶しいと言われて、かわいそうな人になっている。
…そして、今日は特にかわいそうになっている。
「今日は伯父上のお屋敷に泊まってもいいですか?」
「勿論だ!」
こうして、戻って来た父と入れ違いに、妹の寝返りをを見る事が出来なかったかわいそうな伯父と、カイエンの屋敷に来た。
「「「アレン!」」」
「あら?可愛いお客様ね?」
「伯母上、従兄様方、こんばんは。さっき振りですね。今日は泊まりに来ました」
「……さっき振り?」
「今日は皆んなで、昼餐を取ったのよ」
「オーリアの寝返り…可愛いかったな…」
「そうね~、真っ赤な顔で、手と足をパタパタさせて、コロンて…上手に転がってたわね~」
「………」
「あ、あの…サイラス従兄さん?伯母上…?」
「お座りも可愛いかったよね…頭が重くて、どんどん前に倒れて行って…プハッ…ククッ…」
「私のスプーンから、離乳食を食べた時も…可愛いかったな…水分ばかりでサラサラなのに、口をモグモグさせてさ…ほっぺもプニップニしてたよな!」
「ラーシュ従兄さん…アベル従兄さん…伯父上が…」
さっき振りなんて言った俺も悪かったけど、この家族…絶対わざとだ。
俺の手を繋ぐ、伯父上の手が震えてる…ブルブル震えが伝わって、俺の身体まで揺れてきて、繋いだ手も地味に痛い。
「お、伯父上…?」
「お前達は、毎日毎日毎日…オーリアに会っては、私に自慢話を聞かせるが、勉強はちゃんとしとるのかっ!アベル!ラーシュ!サイラスッ!」
「大丈夫です。私達は父上と違って、公私の区別がつきますから」
「父上と違って、家族が学園に呼び出される事はしていません」
「従妹が可愛いからと言って、周りに迷惑をかける様な事もしておりません」
この時期に王都に来てよかった事。
それは、従兄達が長期休暇で学園に行かないから、毎日会える。
王立学園の長期休憩は、社交シーズンを終えてから始まるから、中等学園に通う従兄達とは、両親が夜会に出掛けた時しか会えなかった。
従兄達は勿論、妹にメロメロだけど、俺の事もとても大事にしてくれる。
「おっ!アレン、手に持ってるのはボードゲームか?」
「う、うん…伯父上のお土産です。伯父上と一緒に遊ぼうと思って…」
「父上では相手にならない、賽の目を振るのが下手くそだからね。同じ数ばかり出して終点に着くのが遅いんだ。だから、私達と遊ぼう?」
伯父上がお土産にくれたボードゲームは、ダリア王国を馬車で一周するゲーム。子供達に遊びながら地理を教える為のゲームで、賽の目を振った数だけマスを進める。
同じ数を2度出すと、前に出した数と同じだけ戻らなくちゃいけない。
賽の目を同じ数ばかり出されるのは困るし、従兄さん達と遊びたい…けど、かわいそうな伯父を慰めないと…
「今日は、伯父上とゲームをーー」
「アレンは渡さんぞっ!さあ、アレン?伯父上と遊ぼう」
「あら?皆んなでゲームをしたらいいじゃない?」
結果、2人ではなく皆んなで遊ぶ事になったけど…
「…またですか?父上…4マス戻って…って、2周目に入りましたね」
「王都から進めないどころか、1人で逆回りしてるではないですか…」
「アレン…眠いのか?」
「ん…ん~…」
「アレン!起きるんだ!次はお前の番だぞ!」
「貴方…大人気ないわ…」
僕は、起きていられなかった。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
順番を待たなくなった側室と、順番を待つようになった皇帝のお話 〜陛下!どうか私のことは思い出さないで〜
白猫
恋愛
主人公のレーナマリアは、西の小国エルトネイル王国の第1王女。エルトネイル王国の国王であるレーナマリアの父は、アヴァンジェル帝国との争いを避けるため、皇帝ルクスフィードの元へ娘を側室として差し出すことにした。「側室なら食べるに困るわけでもないし、痛ぶられるわけでもないわ!」と特別な悲観もせず帝国へ渡ったレーナマリアだが、到着してすぐに己の甘さに気付かされることになる。皇帝ルクスフィードには、既に49人もの側室がいたのだ。自分が50番目の側室であると知ったレーナマリアは呆然としたが、「自分で変えられる状況でもないのだから、悩んでも仕方ないわ!」と今度は割り切る。明るい性格で毎日を楽しくぐうたらに過ごしていくが、ある日…側室たちが期待する皇帝との「閨の儀」の話を聞いてしまう。レーナマリアは、すっかり忘れていた皇帝の存在と、その皇帝と男女として交わることへの想像以上の拒絶感に苛まれ…そんな「望んでもいない順番待ちの列」に加わる気はない!と宣言すると、すぐに自分の人生のために生きる道を模索し始める。そして月日が流れ…いつの日か、逆に皇帝が彼女の列に並ぶことになってしまったのだ。立場逆転の恋愛劇、はたして二人は結ばれるのか?
➡️登場人物、国、背景など全て架空の100%フィクションです。
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
婚姻初日、「好きになることはない」と宣言された公爵家の姫は、英雄騎士の夫を翻弄する~夫は家庭内で私を見つめていますが~
扇 レンナ
恋愛
公爵令嬢のローゼリーンは1年前の戦にて、英雄となった騎士バーグフリートの元に嫁ぐこととなる。それは、彼が褒賞としてローゼリーンを望んだからだ。
公爵令嬢である以上に国王の姪っ子という立場を持つローゼリーンは、母譲りの美貌から『宝石姫』と呼ばれている。
はっきりと言って、全く釣り合わない結婚だ。それでも、王家の血を引く者として、ローゼリーンはバーグフリートの元に嫁ぐことに。
しかし、婚姻初日。晩餐の際に彼が告げたのは、予想もしていない言葉だった。
拗らせストーカータイプの英雄騎士(26)×『宝石姫』と名高い公爵令嬢(21)のすれ違いラブコメ。
▼掲載先→アルファポリス、小説家になろう、エブリスタ
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。
強面騎士は、可憐な婚約者の暗躍に気付かない
楽歩
恋愛
強面で無骨な騎士団長スヴェイン。その隣にいるのは、10歳年下で可憐な婚約者レティシア。
一見お似合いの二人だが、その愛情の温度はレティシアの方が驚くほど――いや、かなり高い!
スヴェインを一途に思い、全力で愛するレティシア。彼女の行動はときに大胆、そして過剰!?
スヴェインはまだ知らない。愛する婚約者を守るため、影で暗躍するレティシアのもう一つの顔を――。
彼女の秘策と献身に気づかないまま、鈍感なスヴェインはただ彼女との幸せな日々を謳歌する。
※誤字脱字、勉強不足、名前間違い、ご都合主義などなど、どうか温かい目で(o_ _)o))6万字ほどの中編です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる