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呪われし◯○シリーズ
呪われし家と化学
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《登場人物》
神坂 智治(かみざか ともはる)→伝説の探偵
小谷 真理(おや まり)→智治の知り合い
武田 咲(たけだ さき)→真理の友達
高橋 直樹(たかはし なおき)→咲の彼氏
橋本 大輔(はしもと だいすけ)→パーティー参加者
田中 美佳(たなか みか)→パーティー参加者
中島 葵(なかじま あおい)→パーティー参加者
《目次》
一 お泊り会をしよう!
二 やばい!助けて!!
三 パーティーに参加
四 みんな倒れていく
五 火の玉!?
六 ついに謎を解明!
一 お泊り会をしよう!
2024年5月31日(金)夜
真理「ねーね智治、私の友達の家でお泊り会するから来てくれない~?」
智治「いいぞ~」といい真理の友達の家に泊まることになった。
真理の友達の家に着くと
智治「え?」なんとお化け屋敷のような家だった。
真理の友達「はじめまして 武田咲です!」
智治「どーも!伝説の探偵、神坂智治です!よろしく」
咲「探偵さん!?」
真理「そうだよ!小さい頃からいろんな問題解決させてるの」
咲「問題といったら、最近トイレのドアが勝手にあくのよね」
智治「えぇ!? 家賃何円?」
咲「家賃1万円のお化け屋敷みたいな家だよ~」
智治「まじかよ、呪われてないよな?」
咲「前に住んでいたおばさんは、病気でなくなったの」
智治「いや、事故物件やないかい!」
咲「私たちは、大丈夫でしょ」
智治「そ、そうか」と少し怖く感じた。
二 やばい!助けて!!
家の中に入ってみると
智治「えぇめっちゃ広いじゃん!」
咲「家賃1万円のわりにめっちゃ広いから、たくさんもの置けるのよ」
智治「確かに そこはいいよな」といい窓を開けると
虫「ブーンブーン」
智治「きゃーーーーー 虫嫌い何だよ、勘弁してくれ」
咲「笑笑笑笑 虫嫌いには地獄だと思う」
智治「もうお泊り会どころじゃなくなってきたな」
咲「真理と買い物してくるから智治は、留守番してて」
智治「えぇこんな家で!?」
咲「うん!」
智治「しゃーないな」といい留守番していた。
おなかが痛くなり、トイレへ行った。
智治「ふぅ、スッキリした」といいトイレのドアを開けようとしたが
智治「あ、嫌な予感」
何度も押したり引いても開かなかった
智治「おーい、誰か助けて!!」と言っても家には1人しかいないから無意味だった。
智治「まじかぁ、閉じ込められたわ」といい少し考えていると
近くにトイレットペーパーの芯が落ちていた。
智治「あっ、いいこと思いついた!」
トイレットペーパーの芯をドアの隙間に入れてロックを解除した。
←実際の写真
智治「ふぅ~助かった」といいトイレから出ると物音がした。なんと閉めたはずの玄関のドアが開いていた
智治「え?まさか…」といい後ろを向くと
??「やぁ」
智治「きゃーーーーーーーおばけ!!」
??「ちがう」
智治「え?だれ?ごめんなさい 怒らせてしまって
もう叫びません」
??「人間だよ 電気つければわかる」
智治「えぇ?」といい電気をつけると
??「どーも咲の彼氏の直樹っす」
智治「まじかぁ~ まじで焦った笑笑」
直樹「トイレで物音がしたから、がちの幽霊かと思って電気をつけずに家に入ったんだよ」
智治「それはごめんだよ」
直樹「お泊り会って聞いてたから人間だとは思ったけどね!」
智治「うんうん!」といい2人が帰るまで話していた。
でもまだこれはほんの少しで、これから怖くなる。
三 パーティーに参加
2024年6月1日(土)9時から4人で地元のパーティーに参加した。
案内人「神坂様、小谷様、武田様、高橋様でお間違いないでしょうか」
みんな「はい!」
智治「このパーティー会場も古くさいですね~」
真理「そんなこと言わないの!」
智治「ごめんごめん」
咲「まぁこの地域はどこもそうだから仕方ないよ」
直樹「だな」
案内人「橋本様、田中様、中島様いらっしゃいますか」
みんな「はい」
案内人「では、今から近くにお寺があるので、そこでお参りをしましょう」
真理「なんか不気味だね」
智治「確かに、調べたところここは、幽霊が出てくるといわれている神社らしい」
真理「怖いこと言わないでよ」
咲「誰かと手をつなぎながら行動しよ!」
真理「智治!なんかあったら私のことよろしくね」
智治「もちろん!」
直樹「オレは咲と手をつなぐ」といい進んだ
目の前の木を見ると
真理「きゃっ」
智治「安心しろ、シミュラクラ現象だから、あれは幽霊ではない」
咲「なにそれ?」
智治「木にある3つの点が顔のように見える現象だ」
咲「へぇ~」
真理「あ~怖いよ~」
智治「大丈夫だ!」
真理「ごほっごほっ」
智治「せきしている。僕の上着かすよ」
といい貸したがせきは止まらなかった。
智治「ん~なんかおかしいな」
大輔「うわー」
前には倒れている人がいた
智治「どうしたんですか?」
大輔「若い女性が倒れている」
智治「なんだと??」
調べると
智治「まだ生きている。すぐ近くにある休憩所で休ませよう」
その時の真理の様子がさらにおかしくなった
智治「真理!安心してくれ、幽霊などいないはずだ!!」
案内人「みなさん落ち着きましょう!
いったん休憩時間を差し上げますので、ゆっくり休んでいてください」
智治「1人で女性が倒れていた場所を見に行ってくる」
真理「えぇ」
智治「安心しろ!」といい現場を見ていた
・特に凶器はない→殺されたわけではない
・温度→15度くらい
特に異常はなかった。休憩所に戻ると
智治「おい!真理」
真理が倒れていた
案内人「真理さんが意識を失っちゃいましたよ」
智治「真理!しっかりしろ!!」
大輔「寒すぎる」
智治「え?みんななぜ寒いんだよ」
直樹「俺と智治は全く寒くないぞ」
智治「そうだよ」
四 みんな倒れていく
美佳「あ、あれみて」といい見ると
大輔「え…」といい2人は倒れてしまった
智治「おい、大輔さん!何やってるんですか」
直樹「智治は大輔さんを頼む。俺は美佳さんと前のところを見てくる」
といい前のところをみると
葵さんが倒れていた
直樹「おい、葵さんが倒れているぞ」
智治「くそ、わけわからん。一体どういうことなんだよ」
案内人「やっぱりここには幽霊がいるんだよ。」
智治「くそ、考えろ、考えろ…ん?大輔さん・真理・美佳さんもしかして」
直樹「何かわかったか?葵さんも倒れたぞ」
智治「まじか、ということはそういうことだな!」
直樹「え?わかったのか?」
智治「なんとなくだけどね」
直樹「あと何が必要なの?」
智治「なぜ倒れるかなんだよな」
直樹「それだよな、俺もそこがわからない」
咲「怖いよ」といい咲も倒れてしまった。
案内人「やっぱり呪われてるんですよ」
智治「何が共通点なんだ、考えろ、考えろ」
直樹「あ!俺分かった」
前に虫の音がした
智治「きゃーー」
直樹「おっとびっくりしたな~、寒気がするよ」
智治「あ、そういうことか」
といった瞬間、直樹まで倒れてしまった
智治「直樹!!まじかよ~」といい宿に戻った。
案内人「みなさん1時間後食堂へ来てください」
倒れていた人は意識を戻した。
五 火の玉!?
食堂へ行くと
真理「きゃっ」
智治「どうした?真理」
真理「あれを見て」
智治「なんだ?あれは」
なんと目の前には火の玉が見えた
直樹「え?鬼火は、空中を浮遊する正体不明の火球状の発光体だが、なぜここで起こったんだ」
みんなは慌てて身を潜めた
案内人「みなさん落ち着いてください。神坂君がこの怪奇現象の謎を解き明かしてくれると思います。」
智治「え~そういわれても~」
真理「みんなを守るためには智治の力が必要だよ!!」
直樹「智治!俺も協力するからな!」
智治「おう!」といい事情聴取していた。
智治「事情聴取をするので1人ずつお願いします」
男性「このホテルの常連だが今日初めてこんなことが起こった」
おじさん「昔からこの町では怪奇現象が起こりやすい場所と言われていた。だからこの現象も幽霊がやったんだろう」
女性「君たちと一緒にホテルへ来たのですが、こんなことが起こるとは全く思ってもいませんでした。」
智治「なるほど」
直樹「智治、これ誰かのいたずらだと思うのか?」
智治「いや、そうじゃないはずだ」
真理「え?やっぱり幽霊がやったってこと?」
智治「違う、なんらかの物理反応で怪奇現象が起こったと思われる」
真理「なるほどね!」
智治「様子を見るしかない」といい寝た
2024年6月2日(日)
朝起きると
案内人「きゃー」
智治「またか」
直樹「食堂のほうから聞こえたぞ」
といい行くと
真理「本当に幽霊がいるんじゃないの?」
智治「案内人さん、あなたは何をしていましたか?」
案内人「電子レンジでカレーを温めようとしたら鬼火が見えたの」
智治「ん?電子レンジ??」
真理「わかったの?」
智治「あっ、ちょっと実験したいことがあるんですけどよろしいですか?」
と聞きOKをもらえた
智治「いまからすることを見ていてくれ」
といい見ていると
六 ついに謎を解明!
智治「では、いまから説明する」
真理「この中のだれが犯人なの?」
智治「いや、今回は犯人という言い方はよくない
なぜこうなってしまったかというしくみを説明する」
真理「うんうん」
智治「まずは、真理。1日目の食堂のとき何をしたんだ?」
真理「冷えたごはんを温めようとして、電子レンジを使ったの」
智治「なるほどな、2日目の朝、案内人さんも同じようなことをしていた。そう、原因は電子レンジだったんだ」
みんな「えー!」
智治「鬼火って空中を浮遊する正体不明の火球状の発光体のことなんだよ」
真理「あ~」
智治「それは、どうやって起こるのかというと、見えない電波による振動が熱を生み出していたからだ!!」
真理「え?電子レンジが!?」
智治「そうだ!だから一般的に電子レンジ現象とも言われている。物理でいうと電気エネルギーから熱エネルギーに伝導したわけよ」
真理「さすが!!」
案内人「見事な智恵で解決してくださりありがとうございました!」
智治「いや、まだ終わっていません」
真理「あっ みんな倒れた現象の原因もわかったの?」
智治「もちろん!今から解説する」
真理「なになに?」
智治「実は、みんなはほぼ同じような場所で倒れていた。その場所から3km先のところへ運び数分後意識が戻った」
真理「えぇどういうこと??」
直樹「犯人は誰なんだ?」
智治「今回も犯人はいない。偶然起こった現象だったのです」
直樹「なんだと?」
真理「確かに首を絞められたり、ナイフでは刺されないからね」
智治「今日の温度は何度だ?」
直樹「15度前後」
真理「温度は関係あるの?」
智治「残念ながら関係ない」
直樹「最初はそこで迷っていたけどやっぱりないんだ」
智治「自分の嫌いなものや怖いものを見るとどうなる?」
真理「びっくりして悲鳴をあげる」
智治「そう、それが原因なんだ」
真理「じゃあなんで智治は倒れてないの?」
直樹「俺が倒れた理由はなんだ?」
智治「そう、そこでわかったんだ。連鎖反応という言葉は聞いたことあるかな?」
直樹「あ~連鎖反応ね」
真理「1つの反応がほかの反応を誘起し、さらにそれが次の反応の原因となって、同じ反応が繰り返して進行する現象のことでしょ?」
智治「そうだな、簡単に言うとドミノ倒しだ」
直樹「なるほどな」
智治「それと同じ反応がここで起こったのだ。」
直樹「そういうことだったのか」
智治「このように一定の集団内で多くの人にヒステリー症状(頭痛・寒気・せき)などの身体症状または精神症状が起こってしまう現象を集団ヒステリーという」
真理「なるほど、めっちゃ怖いね」
智治「対処方法として、集団でいるとダメなため、
人が全くいない場所へ連れて行くと意識が戻る可能性が高いのだ」
案内人「さすが神坂くん、見事にこの謎を解き明かせてくれましたね」
智治「はい!」といい解決した。
〈まとめ〉
・呪われし家など存在しない!!
・幽霊の仕業ではなく化学現象が原因である!
神坂 智治(かみざか ともはる)→伝説の探偵
小谷 真理(おや まり)→智治の知り合い
武田 咲(たけだ さき)→真理の友達
高橋 直樹(たかはし なおき)→咲の彼氏
橋本 大輔(はしもと だいすけ)→パーティー参加者
田中 美佳(たなか みか)→パーティー参加者
中島 葵(なかじま あおい)→パーティー参加者
《目次》
一 お泊り会をしよう!
二 やばい!助けて!!
三 パーティーに参加
四 みんな倒れていく
五 火の玉!?
六 ついに謎を解明!
一 お泊り会をしよう!
2024年5月31日(金)夜
真理「ねーね智治、私の友達の家でお泊り会するから来てくれない~?」
智治「いいぞ~」といい真理の友達の家に泊まることになった。
真理の友達の家に着くと
智治「え?」なんとお化け屋敷のような家だった。
真理の友達「はじめまして 武田咲です!」
智治「どーも!伝説の探偵、神坂智治です!よろしく」
咲「探偵さん!?」
真理「そうだよ!小さい頃からいろんな問題解決させてるの」
咲「問題といったら、最近トイレのドアが勝手にあくのよね」
智治「えぇ!? 家賃何円?」
咲「家賃1万円のお化け屋敷みたいな家だよ~」
智治「まじかよ、呪われてないよな?」
咲「前に住んでいたおばさんは、病気でなくなったの」
智治「いや、事故物件やないかい!」
咲「私たちは、大丈夫でしょ」
智治「そ、そうか」と少し怖く感じた。
二 やばい!助けて!!
家の中に入ってみると
智治「えぇめっちゃ広いじゃん!」
咲「家賃1万円のわりにめっちゃ広いから、たくさんもの置けるのよ」
智治「確かに そこはいいよな」といい窓を開けると
虫「ブーンブーン」
智治「きゃーーーーー 虫嫌い何だよ、勘弁してくれ」
咲「笑笑笑笑 虫嫌いには地獄だと思う」
智治「もうお泊り会どころじゃなくなってきたな」
咲「真理と買い物してくるから智治は、留守番してて」
智治「えぇこんな家で!?」
咲「うん!」
智治「しゃーないな」といい留守番していた。
おなかが痛くなり、トイレへ行った。
智治「ふぅ、スッキリした」といいトイレのドアを開けようとしたが
智治「あ、嫌な予感」
何度も押したり引いても開かなかった
智治「おーい、誰か助けて!!」と言っても家には1人しかいないから無意味だった。
智治「まじかぁ、閉じ込められたわ」といい少し考えていると
近くにトイレットペーパーの芯が落ちていた。
智治「あっ、いいこと思いついた!」
トイレットペーパーの芯をドアの隙間に入れてロックを解除した。
←実際の写真
智治「ふぅ~助かった」といいトイレから出ると物音がした。なんと閉めたはずの玄関のドアが開いていた
智治「え?まさか…」といい後ろを向くと
??「やぁ」
智治「きゃーーーーーーーおばけ!!」
??「ちがう」
智治「え?だれ?ごめんなさい 怒らせてしまって
もう叫びません」
??「人間だよ 電気つければわかる」
智治「えぇ?」といい電気をつけると
??「どーも咲の彼氏の直樹っす」
智治「まじかぁ~ まじで焦った笑笑」
直樹「トイレで物音がしたから、がちの幽霊かと思って電気をつけずに家に入ったんだよ」
智治「それはごめんだよ」
直樹「お泊り会って聞いてたから人間だとは思ったけどね!」
智治「うんうん!」といい2人が帰るまで話していた。
でもまだこれはほんの少しで、これから怖くなる。
三 パーティーに参加
2024年6月1日(土)9時から4人で地元のパーティーに参加した。
案内人「神坂様、小谷様、武田様、高橋様でお間違いないでしょうか」
みんな「はい!」
智治「このパーティー会場も古くさいですね~」
真理「そんなこと言わないの!」
智治「ごめんごめん」
咲「まぁこの地域はどこもそうだから仕方ないよ」
直樹「だな」
案内人「橋本様、田中様、中島様いらっしゃいますか」
みんな「はい」
案内人「では、今から近くにお寺があるので、そこでお参りをしましょう」
真理「なんか不気味だね」
智治「確かに、調べたところここは、幽霊が出てくるといわれている神社らしい」
真理「怖いこと言わないでよ」
咲「誰かと手をつなぎながら行動しよ!」
真理「智治!なんかあったら私のことよろしくね」
智治「もちろん!」
直樹「オレは咲と手をつなぐ」といい進んだ
目の前の木を見ると
真理「きゃっ」
智治「安心しろ、シミュラクラ現象だから、あれは幽霊ではない」
咲「なにそれ?」
智治「木にある3つの点が顔のように見える現象だ」
咲「へぇ~」
真理「あ~怖いよ~」
智治「大丈夫だ!」
真理「ごほっごほっ」
智治「せきしている。僕の上着かすよ」
といい貸したがせきは止まらなかった。
智治「ん~なんかおかしいな」
大輔「うわー」
前には倒れている人がいた
智治「どうしたんですか?」
大輔「若い女性が倒れている」
智治「なんだと??」
調べると
智治「まだ生きている。すぐ近くにある休憩所で休ませよう」
その時の真理の様子がさらにおかしくなった
智治「真理!安心してくれ、幽霊などいないはずだ!!」
案内人「みなさん落ち着きましょう!
いったん休憩時間を差し上げますので、ゆっくり休んでいてください」
智治「1人で女性が倒れていた場所を見に行ってくる」
真理「えぇ」
智治「安心しろ!」といい現場を見ていた
・特に凶器はない→殺されたわけではない
・温度→15度くらい
特に異常はなかった。休憩所に戻ると
智治「おい!真理」
真理が倒れていた
案内人「真理さんが意識を失っちゃいましたよ」
智治「真理!しっかりしろ!!」
大輔「寒すぎる」
智治「え?みんななぜ寒いんだよ」
直樹「俺と智治は全く寒くないぞ」
智治「そうだよ」
四 みんな倒れていく
美佳「あ、あれみて」といい見ると
大輔「え…」といい2人は倒れてしまった
智治「おい、大輔さん!何やってるんですか」
直樹「智治は大輔さんを頼む。俺は美佳さんと前のところを見てくる」
といい前のところをみると
葵さんが倒れていた
直樹「おい、葵さんが倒れているぞ」
智治「くそ、わけわからん。一体どういうことなんだよ」
案内人「やっぱりここには幽霊がいるんだよ。」
智治「くそ、考えろ、考えろ…ん?大輔さん・真理・美佳さんもしかして」
直樹「何かわかったか?葵さんも倒れたぞ」
智治「まじか、ということはそういうことだな!」
直樹「え?わかったのか?」
智治「なんとなくだけどね」
直樹「あと何が必要なの?」
智治「なぜ倒れるかなんだよな」
直樹「それだよな、俺もそこがわからない」
咲「怖いよ」といい咲も倒れてしまった。
案内人「やっぱり呪われてるんですよ」
智治「何が共通点なんだ、考えろ、考えろ」
直樹「あ!俺分かった」
前に虫の音がした
智治「きゃーー」
直樹「おっとびっくりしたな~、寒気がするよ」
智治「あ、そういうことか」
といった瞬間、直樹まで倒れてしまった
智治「直樹!!まじかよ~」といい宿に戻った。
案内人「みなさん1時間後食堂へ来てください」
倒れていた人は意識を戻した。
五 火の玉!?
食堂へ行くと
真理「きゃっ」
智治「どうした?真理」
真理「あれを見て」
智治「なんだ?あれは」
なんと目の前には火の玉が見えた
直樹「え?鬼火は、空中を浮遊する正体不明の火球状の発光体だが、なぜここで起こったんだ」
みんなは慌てて身を潜めた
案内人「みなさん落ち着いてください。神坂君がこの怪奇現象の謎を解き明かしてくれると思います。」
智治「え~そういわれても~」
真理「みんなを守るためには智治の力が必要だよ!!」
直樹「智治!俺も協力するからな!」
智治「おう!」といい事情聴取していた。
智治「事情聴取をするので1人ずつお願いします」
男性「このホテルの常連だが今日初めてこんなことが起こった」
おじさん「昔からこの町では怪奇現象が起こりやすい場所と言われていた。だからこの現象も幽霊がやったんだろう」
女性「君たちと一緒にホテルへ来たのですが、こんなことが起こるとは全く思ってもいませんでした。」
智治「なるほど」
直樹「智治、これ誰かのいたずらだと思うのか?」
智治「いや、そうじゃないはずだ」
真理「え?やっぱり幽霊がやったってこと?」
智治「違う、なんらかの物理反応で怪奇現象が起こったと思われる」
真理「なるほどね!」
智治「様子を見るしかない」といい寝た
2024年6月2日(日)
朝起きると
案内人「きゃー」
智治「またか」
直樹「食堂のほうから聞こえたぞ」
といい行くと
真理「本当に幽霊がいるんじゃないの?」
智治「案内人さん、あなたは何をしていましたか?」
案内人「電子レンジでカレーを温めようとしたら鬼火が見えたの」
智治「ん?電子レンジ??」
真理「わかったの?」
智治「あっ、ちょっと実験したいことがあるんですけどよろしいですか?」
と聞きOKをもらえた
智治「いまからすることを見ていてくれ」
といい見ていると
六 ついに謎を解明!
智治「では、いまから説明する」
真理「この中のだれが犯人なの?」
智治「いや、今回は犯人という言い方はよくない
なぜこうなってしまったかというしくみを説明する」
真理「うんうん」
智治「まずは、真理。1日目の食堂のとき何をしたんだ?」
真理「冷えたごはんを温めようとして、電子レンジを使ったの」
智治「なるほどな、2日目の朝、案内人さんも同じようなことをしていた。そう、原因は電子レンジだったんだ」
みんな「えー!」
智治「鬼火って空中を浮遊する正体不明の火球状の発光体のことなんだよ」
真理「あ~」
智治「それは、どうやって起こるのかというと、見えない電波による振動が熱を生み出していたからだ!!」
真理「え?電子レンジが!?」
智治「そうだ!だから一般的に電子レンジ現象とも言われている。物理でいうと電気エネルギーから熱エネルギーに伝導したわけよ」
真理「さすが!!」
案内人「見事な智恵で解決してくださりありがとうございました!」
智治「いや、まだ終わっていません」
真理「あっ みんな倒れた現象の原因もわかったの?」
智治「もちろん!今から解説する」
真理「なになに?」
智治「実は、みんなはほぼ同じような場所で倒れていた。その場所から3km先のところへ運び数分後意識が戻った」
真理「えぇどういうこと??」
直樹「犯人は誰なんだ?」
智治「今回も犯人はいない。偶然起こった現象だったのです」
直樹「なんだと?」
真理「確かに首を絞められたり、ナイフでは刺されないからね」
智治「今日の温度は何度だ?」
直樹「15度前後」
真理「温度は関係あるの?」
智治「残念ながら関係ない」
直樹「最初はそこで迷っていたけどやっぱりないんだ」
智治「自分の嫌いなものや怖いものを見るとどうなる?」
真理「びっくりして悲鳴をあげる」
智治「そう、それが原因なんだ」
真理「じゃあなんで智治は倒れてないの?」
直樹「俺が倒れた理由はなんだ?」
智治「そう、そこでわかったんだ。連鎖反応という言葉は聞いたことあるかな?」
直樹「あ~連鎖反応ね」
真理「1つの反応がほかの反応を誘起し、さらにそれが次の反応の原因となって、同じ反応が繰り返して進行する現象のことでしょ?」
智治「そうだな、簡単に言うとドミノ倒しだ」
直樹「なるほどな」
智治「それと同じ反応がここで起こったのだ。」
直樹「そういうことだったのか」
智治「このように一定の集団内で多くの人にヒステリー症状(頭痛・寒気・せき)などの身体症状または精神症状が起こってしまう現象を集団ヒステリーという」
真理「なるほど、めっちゃ怖いね」
智治「対処方法として、集団でいるとダメなため、
人が全くいない場所へ連れて行くと意識が戻る可能性が高いのだ」
案内人「さすが神坂くん、見事にこの謎を解き明かせてくれましたね」
智治「はい!」といい解決した。
〈まとめ〉
・呪われし家など存在しない!!
・幽霊の仕業ではなく化学現象が原因である!
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