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第99夜 オクリモノ
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高校3年の秋、クラスのボス的存在の男子生徒が交通事故に遭い、入院しました。
僕は学級委員だったので、担任に言われて彼のお見舞いに行くことになりました。
病院に行く前、僕はとある踏切でお見舞いの品を調達しました。
それは、その踏切に飛び込んで自殺した人に供えられた花束でした。
僕は、そこにはいつも新しい花が供えられていることを知っていたのです。
花束を抱えて、僕は彼の病室に行きました。
彼は僕を見て、ニヤニヤと笑っていました。
僕は担任から預かってきたプリント類とともに花束をサイドテーブルに置き、
「お大事に」
とだけ言って、病室をあとにしました。
その後、彼は死にました。
死因は原因不明とされていましたが、僕は原因が分かっていました。
僕は、「あの踏切に供えられているものを奪うと呪われる」という噂を試してみたのです。
呪いは僕にもやってきて、毎日毎日血まみれの女に見張られていますが、僕をいじめていたあいつが死んだので満足です。
皆さんも、恨みを買っている相手からのオクリモノには気をつけてくださいね。
あはははは。
僕は学級委員だったので、担任に言われて彼のお見舞いに行くことになりました。
病院に行く前、僕はとある踏切でお見舞いの品を調達しました。
それは、その踏切に飛び込んで自殺した人に供えられた花束でした。
僕は、そこにはいつも新しい花が供えられていることを知っていたのです。
花束を抱えて、僕は彼の病室に行きました。
彼は僕を見て、ニヤニヤと笑っていました。
僕は担任から預かってきたプリント類とともに花束をサイドテーブルに置き、
「お大事に」
とだけ言って、病室をあとにしました。
その後、彼は死にました。
死因は原因不明とされていましたが、僕は原因が分かっていました。
僕は、「あの踏切に供えられているものを奪うと呪われる」という噂を試してみたのです。
呪いは僕にもやってきて、毎日毎日血まみれの女に見張られていますが、僕をいじめていたあいつが死んだので満足です。
皆さんも、恨みを買っている相手からのオクリモノには気をつけてくださいね。
あはははは。
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