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あまみや。

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◇新着◇

【双葉澪】生き方

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胸糞です。
いつもの事ですがご注意下さい。
少し不謹慎なところあります………
何も解決してない系胸糞。



ーーー

(澪side)



事故で亡くなった両親が火葬されてすぐの事だった。




「……っ、嫌、やめて…、」





休日だというのに制服を着て、周りには両親の突然の死に泣いている人ばかりで、





そんな中1人だけ………周りとは違った様子の人がいた。






「っ…あ、」





その人はあまりのショックで泣く事が出来ず立ち尽くしていた僕に優しい言葉を向けて、でもそれは人気が無くなる場所に来るまでだった。




人のいない廊下に連れていかれてすぐ、その男は無言になって僕をトイレまで無理矢理引っ張っていった。




声が出なくて助けも呼べなければ抵抗も出来ず、ただ従う事しか出来なくて、





トイレの個室で僕の体を投げるように手を離しては何かブツブツ言ったまま無理矢理服を脱がした。






「ッ………ぇ………」
「お前の父親が…あの人を、………」






男の声は聞こえなくて、







「あ………、…ぇ…………?」







ただ、それからされた事はもう思い出したくもないくらい酷い事で、





力でねじ伏せて、どういう訳か性器を出しては口の中に押し込まれて、



体勢を変えられてはそれは容赦無しに下から中に入ってきて、







「………ぁ……、」










……………恐ろしくて、従う事しか出来なかった。









「…助けて……、…お父さん、…お母さん、」









何度も何度も、死を受け入れられない両親を思っては助けを求めていた。
















でも2人は助けに来てくれなかった。












ーーー




全てが終わった頃にどういう訳かお金を渡された。




「………」
「あいつらが死んで金も無いんだろ?こうでもしないと生きていけないからな」






…………その行為はお金を得るものなんだって教えられた。








虚ろな目で力の入らない手で握りしめた3000円は、本当は貰いたくなかった。










……それでも、男の言う通りだったから











ーーー



「あの…双葉澪って言います。今日はよろしくお願いします………」





まだ働ける年齢じゃない僕は、これくらいしか出来なかった。





あの後家は年上の従兄弟が引っ越してきては僕と妹の面倒を見てくれるようになって、それでも従兄弟も社会人では無かったからお金は常に無かった。




だから僕は学校に行くふりをしてお金を稼いで、




制服でその相手に会っては何度もその『お金を貰える行為』をした。





これが何なのかは分からなくて、ただ相手に任せていれば苦しくても痛くてもお金は貰えるから、




「いつもいくらくらい貰ってるの?」
「えっと………、…3000とか……4000とか……です」




その金額が高いのか安いのかすらよく分かっていなかった。






「ふーん、じゃあ3000ね」
「…!ありがとう……ありがとうございます、」








ただ………お金を稼いで、家の役に立ちたかった。







ーーー



「兄さん…あの、これ……使って………?」
「…!澪、どうしたのこのお金…………」





あの行為のことは言わない方が良いと直感で思っていた。





「あ……、えっと………人助けしたら、お礼にって…………」
「え…お礼でこんなに………?………」






きっと明日にでもバレてしまうそんな嘘で、








毎日毎日言い訳を考えるうちに、従兄弟も何も言わなくなった。








ーーー



「んー、じゃあ今日良かったから5000円な」
「……え、」




珍しくその日は少し沢山お金を貰うことが出来た。


その男は煙草を吸いながら僕に5000円札をくれて、





(こんなに沢山…………、………)







それが嬉しくて、








「あ……、………ありがとうございます、
ありがとうございます………!」







何度も何度も、頭を下げた。







見下したような男の目もにやつく口も、何もかもに気付けなくて、








『双葉澪って知ってる?〇〇の学校の』
『あー知ってる、格安でヤらせてくれるガキだろ?』
『何も知らねえんだろうな、かわいそー』










………だから……、








「……え………?」







どこかで誰かが僕の話をしていたのか、





全く気付く気配のなかった従兄弟がある日突然待ち合わせ中の僕の前に現れた。






「兄さん………?……っあ、」






従兄弟の表情は冷たくて、雨の降っていたその昼下がりがより一層冷たく感じて、



濡れないように差していた傘は手から離れてその場に置いてきてしまって、傘を持たない従兄弟は酷く濡れていて、






僕の手首を強く掴んでどこかに向かう従兄弟は、一度も僕の方を振り向いてくれる事は無くて、








………ただ傘も差さずに走り回っていたような息の荒さと、僕を引っ張る余裕の無いその様子で、胸が苦しくなって、







(傷付けた………?……僕がした事が。)










普段の優しい従兄弟なら、きっとこんな事はしない。








ようやく家について少しだけこちらを見て微笑んで、







「……帰ろっか。」









そう言って玄関の扉を開く従兄弟に、ただ頷く事しか出来なかった。













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