ゆうみお R18 お休み中

あまみや。

文字の大きさ
上 下
137 / 148
R要素あり 日常もの

14話(文化祭 ライバル登場 言って)

しおりを挟む



【文化祭のにかにし】西原side



うちのクラスの出し物が中華屋もどきとか聞いてない。

 
「ちょっと…何見てるんですかぁ?りゅーきさん?」



ホールがコスプレでチャイナ服(女装)も聞いてないし…!!




「……あ、悪い、…風邪引くぞ」




くそ天然が





「着たくて着てる訳じゃないし……あぁもうさっさと出てってよね」
「待て、純也」
「……なんだよ天然バカ」



振り向いた途端、肩に布が当たるのを感じた。




「……!」
「冷やしたらまずいだろ、貸してやる」




……龍輝の、ジャケット…………




「…と、とか言っちゃってぇ?本当は露出多くて嫉妬してるんでしょ?」




ちょっとからかいたくなった。








「……ッ、わざわざ口にしないと分からないのか?」









…………えっ





え、何その反応

まさか、ずぼ、




「分からないようなら返せ」
「ちょ、待って図星だとは思わなかったやめて取らないで」






素直じゃないのはお互い様だけど、龍輝って本当に分かりずらい。







ーーー


みくかを少しバチバチさせたいので新キャラ 歪みはしないと思います
海斗がいきなりセレブ感

白鳥汐里(しらとり しおり)
海斗の親戚で同い年。
海斗と同じように有名な企業の跡取りでセレブ。
成績優秀で大人っぽい性格だが王子様に憧れている。
海斗によく懐いていて若干上から目線。白髪つり目。



【ライバル登場】

(海斗side)



「よし、今日はここまで。未来斗、帰ろう」
「…ん……、……うん!お疲れ様、海斗」




放課後の図書室、途中から眠ってしまった未来斗を起こして、家に帰ろうと準備を始める。




鞄にノートを入れて、先生以外もう誰も残っていない図書室を出た。






ーーー



「今週の土曜日暇?海斗の家行ってもいい?!」
「んー……土曜日はちょっと用事があって、日曜日なら……………、………ん?」





正門に1人、ここじゃない制服の人が立っているのが見えた。





「あれ?あの制服誰だろ」
「………






しお?」








…………その制服に、見覚えがあった。










「……海斗?」
「…っ、」




咄嗟に足が動いて、駆け足でその人の元へ向かう。





「あ、あの………」





自分から話しかけるのは苦手だけど、まさかと思って声をかけていた。






「!………あぁ、おかえり海斗、待ってたよ」






…………思っていた通りだった。








「しお、…何でこんなところに………」







その制服の男は、俺の知っている人だった。







「何でって、今週の土曜日久しぶりにパーティーがあるだろ?海斗に会えるって思ったらいてもたってもいられなくって」
「そ…それ学校でいうなよな、パーティーとか恥ずかしいし………」




夢中で話していたら、後ろから腕を引っ張られた。






「っ!」
「………」





見ると、………少し機嫌の悪そうな未来斗がいて、






「あ……、…っごめん未来斗………!」
「海斗……この人誰?」





つい置いてきてしまっていた事に気がついた。





「あ……えっと、「君、海斗の友達?」」



俺が言う前にかき消されてしまった。





「…そうだけど。」
「そう。じゃあ自己紹介するね、


…僕は白鳥汐里。海斗の親戚で昔から仲良しなんだ。」




汐里が品のある笑顔で自己紹介してくれた。




「しおり………」
「しおりだから俺はしおって呼んでる。…あ、それでこっちは未来斗、鳳未来斗。この学校で出来た親友なんだ」





親友…………って、言ってもいいか分からないけど。





「……!海斗………」
「親友かぁ……そうなんだ。人見知りの海斗に友達が出来たんだね」



………っ、




「人見知りじゃないし………!…っあ、ごめんな未来斗、突然…………」
「あ……ううん、じゃあ俺から改めて、


海斗のの鳳未来斗です!よろしくな?。」





…………





「未来斗?」



…なんか所々言い方が強かったような。



「よろしくね未来斗君。僕の事は名前で呼んでくれて構わないよ」
「………そう、じゃあ汐里」




なんだか、未来斗の様子が少しおかしかった。



(やっぱり急だよな………悪い事した)





………というか、




「というかなんでしおがここに?学校東京だろ」
「さっき言った通りだよ、今週の土曜日にある白鳥家主催の創業120周年パーティーの話」



……そういえばそんな話してたような、




「俺参加する気ないんだけど………」
「そう言うと思ったから迎えに来たの、他の家のパーティーは参加する事ないけど僕の家のパーティーには参加してもらうよ」




今週の土曜日は、汐里の家の企業の創業120周年記念パーティーがある。


……たまにこういった感じで親戚のパーティーがあるんだけど、俺はあまり参加した事がない。



参加するのも苦痛だし、あまり参加する意味の無いパーティーなら父さんも珍しく行かなくていいと言ってくれる。


………それに何より、




「参加したくない………苦手なんだ、ああいうところ」





賑やかで沢山の人と話さなきゃいけなくて、気を使い続けるようなところ。





「………それじゃ困るよ、僕が迎えに来た意味が無い」
「頼んでない。わざわざ俺の転校前の学校の制服なんか着てきて………嫌がらせのつもり?」




汐里の着ている制服は、俺が精神を病んで転校してしまったあの高校のもの。


俺と汐里は元々は同じ学校の生徒だった。





「…………連れ戻したいからだよ」
「……何?今なんか言った…?…それより俺達早く帰らなきゃだから……行こ、未来斗」



もう会話を終わらせようと、未来斗の方を振り向いた。



「う、うん………もういいのか?」
「平気。…ごめんしお、俺はせめて今くらいは学生らしくしてたいから、遠いところからありがとう」




それだけ言って、もう帰ろうと未来斗の手を引いた。



………汐里の横を通り過ぎようとした、次の瞬間。






「……………そんなの許される訳ないだろ。



学生らしくなんかいられるか、…僕達の存在価値を忘れたのか?」







………………






…………







「いい加減自覚しろよ、僕達は…………「…分かってる」………」






分かってる……だからこそ、








「だからこそだよ、…俺、パーティーなんてほんとはずっと行きたくなかった。それは白鳥家が主催でも変わらない。………ごめん」






自分の気持ちに素直でいたい。





「ごめん未来斗引き止めて。行こっか」
「…うん、」





迎えの車のようなものが止まっていたのを確認して、正門に汐里を残して家に帰った。






ーーー

(汐里side)



「んー駄目だったなぁ、また頑張らなきゃ」
「汐里様……あの様子では海斗様は………」



迎えの高級車に乗って、運転手と少し話した。




「海斗を東京に連れ戻すのは無理だって言いたいの?そんな訳ないじゃん、海斗は俺のものなんだから」




……海斗は俺の、たった1人の友達。





「どんな手段でも東京に連れ戻すよ。……こんな学校にいさせる訳にはいかない」


………絶対に連れ戻す、




1人はもう嫌だ。





「…なんてったって僕は王子様だからねっ!お姫様をお城へ戻す義務がある」
「はぁ………」




……昔から、王子様に憧れているところはある。




「まあそれに?あのお友達もThe庶民って感じ。海斗には合わないよ」
「私はあまり見えていませんでしたが………どのような方でしたか?」





運転手のその質問にその人の事を思い出して、笑ってしまった。




「………汐里様?」

「ふふっ、…あぁごめん。あの子ねぇ………低俗な一般庶民って感じかな?」






俺や海斗には合わない、そんな人間だ。








「明日もまたお願いね、何がなんでも海斗をパーティーに連れてくよ」
「…承知致しました。」








ーーー


翌日。



「という訳で今日も来ましたっ!未来斗君、昨日ぶりだね!」
「しお……!何でまた………帰れよ!」




懲りずに放課後来た。





「ていうかしお、授業は?家に帰ってるのか?」
「そんな事もあろうかと今週は家の都合で特例リモート授業って事にしてるから!まあお金さえあれば色々…………」





………そんな話じゃなくて、







「何の用?…海斗はもう、」
「えっとね、やっぱり参加して欲しいなって思って?」




そう言うと、目の前の2人の表情が少しだけ歪む。





「ちなみになんだけど近くのホテルに泊まっててそれがちょっと僕には合わなくてさ。海斗の家に泊めてくれないかな?」




ついでにもう一発くらいぶん投げておいた。





「「…………えっ」」






海斗の家に居候するには丁度良い口実…………!






「っそ、そんなの駄目に決まって「…しばらく泊めておけば大人しく東京帰る?」」





頷くと、海斗は少し不本意そうに、






「分かった。土曜日のパーティーまでには帰れよ」






居候を許可してくれた。







「まあしおなら父さんも…………」
「良かったー!ちゃんとした部屋に泊まれて………………」





「っ海斗…………」
「大丈夫、ほんと何もしないよ……そんな仲良い訳でもないから」





不安がる未来斗を見て、少し申し訳ない気持ちになりつつもなんだか嬉しい気持ちもあった。





「パーティーも参加してくれる?」
「それはしない…ッ!!……ちなみに居候も条件がある。




……俺の許可無しに家から出るな」







………それくらいなら、






「いいよ、学校もリモートだしあんまり外に出るの好きじゃないからね」
「決まりだな。俺も毎日正門で待ってられると面倒だし、…条件は守れよ」





…そんな感じで、






「海斗……ほんとに大丈夫?」
「平気。未来斗が心配するような事は無いから。」




「…これからよろしくね?海斗。」







僕の計画が始まった。








ーーー


続きます



ーーー



【言って】李世side




なんとなく話の流れでする事になった。





「…………ッぁ…、んぐ、」
「真冬…………、ねぇ、ちゃんとこっち見て……?」




……なんとなくは嫌だけど体は勝手に動くし、まあ気持ちいいから良いかくらいの気持ちでいて、ふと思い付いた。





(……真冬ってボクのこと好きなのかなぁ…………)






……いつも一緒にはいるけど、それが好きという感情なのかは分からない。



またなんとなくで言ってみた。






「…ねぇ真冬、ちゃんと好きって言って?…好きだよね?」





真冬から聞いてみたいと思った。







「…ぇ…………?」






真冬は明らかに困ってそれから少し考えて、そして、






「…………うん…っ、…これ、すき…………。」







………小さな声で、そう答えた。






「…………そう」







……思っていた返事と違った。







ーーー



「明日お休みで良かったぁ……おやすみ、真冬」



真冬の家は今日は両親が帰ってこないそうなので、遠慮なく一緒に寝た。




(さっきの返事………あれ、ボクじゃなくてセックスのことだろうな)




そんな答えは嬉しくない。




(ボクを好きになって欲しいのに………、……まあ求めても無駄か)





もう寝ようと目を瞑る。




完全に気を抜いた、その時だった。





「……李世のことも好きだよ。」






………、





突然後ろから何が聞こえてきた。






「…………ッ!?」







それは………………、






「李世……こっち向いて?」
「…うるさい……、……不意打ちやめてよね…………、、」






あまりに不意打ちすぎたその好意に、表情を見せることが出来なかった。










しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

処理中です...