ゆうみお R18 お休み中

あまみや。

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ゆうみおと雨泉学園

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色々コラボさせたい


ーーー

雨泉学園×××部


音坂遥音(おとさか はるね)


イラスト…おなかすいた purin様

162cm
「可愛い」が大好きな高校1年生
自分が可愛いことを自覚しておりこの可愛さをもっと生かすため追求中
怒鳴る駄々をこねる我儘と精神的に幼い印象
口数は多いが笑う事が出来ず常に無愛想

東川誠一(とうかわ せいいち)


뒤를 보는 픽크루 raincoatt様

170cm
お調子者な高校1年生
遥音に騙され見事遥音が部長の同好会に入らされてしまう
高校生活は楽しみたい人間なので簡単に受け入れ遥音と仲良くなろうとよく絡んでいる
メンダコオタクでシャツの下にはメンダコのイラストがプリントされたTシャツを着ている

音坂律歌(おとさか りっか)



168cm
可愛い女の子……かと思いきや男の子な高校1年生
遥音に無理矢理女装をさせられているらしくあまりこの格好が好きではない
過去にグレていた一面がありたまにヤンキーになる
不良を辞めてからは自己肯定感が一気に下がりよく謝ったり後ろ向きな発言をするようになった

宮名深月(みやな みつき)



154cm
気まぐれでマイペースな高校1年生
好きな物に囲まれていると自信家になりよく喋ってくれるが、本当は喋るのはあまり得意ではない
誠一と同じようにシュールな生き物が好きで誠一が着ていたメンダコTシャツに一目惚れしてしまった
誠一のことは苗字から「とうか」と呼び慕っている


この4人とゆいくりおみおです


ーーー

(優馬side)


「ここが雨泉学園………」


呼び出された学園に来たのはいいものの、ものすごく敷地の広い、お金持ちが通うような学校に来てしまった。


「ほ…ほんとにここなの?道間違えたんじゃない?」
「いや、合ってる、…とりあえず、入ってみる…?」


俺達が地図を片手に立ち止まっている門の外。

門の近くには守衛がいて、見るからにお金持ち限定の学校というところ。


(俺達には全く縁のない場所だろうな……)


まあ、それはともかく



「なんでいきなりこんな依頼来たんだろ…『別作品とのコラボ依頼』」
「宣伝活動みたいな?まあお嬢様体験が出来るの、ボクは楽しみだけどね!」


ちなみに呼ばれたのは俺と澪、あと郁人と、今話している莉音。


「莉音今日は女装してるんだな、あとその服何」
「女の子の格好したかったけどうち男子校で女子の制服ないでしょ?雨泉に相談したら制服貸してもらったの」


というわけで莉音は今この学園の制服を着てる。


「そうなんだ、とりあえず相手待たせてるから入るぞ」



守衛に話して入れてもらった。



ーーー


「えっと……ここを真っ直ぐか」


広くて場所が分からない………



「…っで、この建物…?えっと…、…なぁ!お前らもイチャついてないで考えろよ!」


さっきからイチャイチャしやがって………、



「なぁに優馬くん、僕が澪と仲良いから嫉妬してる?」
「してるしてる超してる、…せめて案内役でもいてくれればな………」


こんな広い学校、迷うに決まってるのに………



「え、でも渡されたプリントに書いてなかった?入口に案内人いるって」
「え、莉音そうなの?どこ…「ここ」あ、ほんとだ」


プリントをよく見たら『利府翔子』という案内人がついてると書いてあって、



「入口に人なんていたか…?」
「守衛以外誰もいなかったよ~ねぇ澪」
「郁人苦しい離して」


イチャついているというか、郁人が一方的に澪にくっついてるだけだった。



「えー駄目じゃん…」
「会議室会議室…どこ……」



迷っていたら、近くにあった低木から人が出てきた。



「「!!」」
「ぷはっ、…あ、」


朱色の髪の、ポニーテールの女の子。



「えっ、なんで低木から人が………?」
「えっと…優馬さん、莉音さん、郁人さんと…澪さん、でしょうか!」


…あ、


「はい、そうです。もしかして、利府翔子さんですか?」


なんとなく、そうかと思った。



「はい…っ!私が利府翔子です!」


翔子さんはそう言って低木の葉に体が埋まったまま笑った。



「…ところでなんで低木から?」
「皆さんがいらっしゃる5分前にはお待ちしようと門に向かっていたんですけど…道に迷ってしまって」


案内人大丈夫かなこの子…………



「案内人大丈夫なの?翔子…さん」


少し不安そうな表情の莉音に、俺も共感してしまった。



「えへへ、案内してくれる友達が今日はお休みで………、…あ、案内人の案内人です!」
「そっか、とりあえず出れる?」


出られなさそうだったので腕を引っ張って助けてあげた。



(こんなのばっかりなのかな………)



なんだか、お嬢様お坊ちゃまみたいな人が沢山いる学校だからもっとお淑やかな雰囲気なのかと思ってた。


ちょっと意外だけど、こういう子の方が耐性のない俺達には合っているのかもしれない。




「改めまして、利府翔子と言います!部活動は中等部の卓球部で、役職は部長を任されています!」


別に聞いてないのに部活動の部長をしている事を教えてくれた。


俺達も1人1人挨拶をして、雑談をしながら会議室へ向かった。



「じゃあ向こうは高等部なんだな、その4人ってどんな人なの?」
「ええっと…私もあまり交流は無いのですが、変人の集まりだと聞いてます。」


……変人




「いいんじゃない?優馬も変人だし」
「俺は変人じゃなくて変態です、変人はお前だ」



未だに澪を抱きしめたまま歩く変人を指差したら何故か怒られた。



「何してるの優馬…、……あ、待ってボク…ちょっと、」
「どうかした?莉音…」
「……っ、…お手洗い…どこですか……?」


俺達に聞こえない声で翔子さんに話しかけてた。


「ええっと…確か高等部のお手洗いはあちらです!」


翔子さんが指差した先に莉音は走っていった。

 
「あっちになんかあるのか……?建物はないけど」
「とりあえずここで待ちましょう!」



ーーー

(誠一side)


「遅いね……優馬さん達」


約束の時間から5分が過ぎた。


「ね、ねぇ…やっぱり迎えに行った方がいいんじゃない?この学校広いし」
「行きたいなら1人で行けよ、俺方向音痴だからパス」


双子の会話をストロー付き紙パックジュースを飲みながらぼーっと聞き流していたら、どんどん時間が過ぎていく。


「迎えておいて誰1人として迎えにはいかない…ゴミクズ集団」
「みつも混ざってるからなーそれ、ていうか…なんで今日は前髪斜めパッツンが2人いるんだ?」


まあ深月はいつもだけど、………


「あ……え、っと、その………」

おどおど女装男子、律歌。


「前髪切るの失敗したんだよこいつ」
「あぁぅ…言わないでよぉ……」


どう失敗したら斜めパッツンになるんだろう。


「あんまり見ないで……、…ちょっとトイレ行ってくる!」
「行ってらっしゃい、…ところで遥音。律歌ってトイレどこ使ってんの?男子?女子?」
「野外」



...




「…冗談だよ、共同トイレ」
「びっくりした、めちゃくちゃびっくりした」



律歌にそんな趣味があったら泣く。




(あれ……あの部屋、もしかして)




「それにしても遅いな、会議室の場所わかんなくなったのかな」
「馬鹿言え外からでも見える分かりやすい部屋だぞ?…札もあるからそこから見れば、すぐ………」


そう言って遥音はここからも見える外廊下に繋がるドアを見た。


……すると、




「…あれ、律歌」


何故か校内のトイレに行っていたはずの律歌が外から入ってきた。



「え、まさかほんとに野外、」
「あ……あの、」
「!!」


律歌はおずおずしながら会議室の入口で立ち止まり、ドアを少し開けてこちらの様子を伺ってきた。



「……会議室、ここですか?えっと…遥音さん、誠一さん、深月さん……あとり「律歌…お前本当に野外でしてきたのか…?」……え、なにが、」
「とりあえず中に入りなよ、寒いんだけど」


深月に言われて律歌はたじたじしながら会議室の中に入ってきた。



……ふと気付いた。




「律歌……髪型変えた?」
「あぁ、髪結び直しに行ってただけか」
「え、あ…なに?なんのこと、「なんで?他校生来るから気合い入れたの?」え…ほんとに、どういう、」


雨泉学園の制服、前髪斜めパッツンの桃髪。


髪型だけが変わっていたのでトイレで髪型を変えてきたのかと思った。




「その…ボク、莉音………「あ、ていうか律歌お前!いい加減にそのおどおどした態度やめろよな、弟の俺まで恥ずかしいだろ!」…っ」




全く律歌として違和感のないこの子は、結局最後までコラボ先の他校生だと気付くことは無かった。





ーーー

(律歌side)


「……あ、ヘアゴム切れちゃった」


2つに結んでいた髪の片方のゴムが切れてしまって、仕方ないからどちらも下ろして髪飾りとして付けていた前髪上のリボンも外した。


「さてと…そろそろ戻らないと、……あれ」



入口の方に人がいる………




「……あ、あの」




もしかするとコラボ相手の人達かもしれない。確か中等部の生徒が案内役にいると聞いていたから……、…そう思って思い切って声をかけた。



「…あ、遅かったな莉音」
「…え?」
「莉音、髪下ろしてきたんだね」
「えっと…あの、僕、雨泉学園の音坂律歌といいま「では進みましょう!会議室へ!」…えぇ……?」




どういうこと………?






ーーー


会議室について、何となく状況が理解出来てしまった。


(僕と全く似てる子が目の前にいる………)



つまり、入れ替わってしまったということ。



(誰も気付いてない……向こうの僕似の子はすごいこっち見てるけど、…なんかちょっと楽しそう?)


というか誰も気付かないって……僕は桜色、向こうは紅色で髪色に若干の違いはあるのに、


(それ程皆僕の事見てないってことだよね……せめて遥音くらいは気付いて欲しかったな)


唯一の弟にすら気付かれなかった。



「では自己紹介お願いします!最初は雨泉学園の皆様から!」


まずは本校生徒の遥音達から。


会議室にお互いが向き合うように設置された椅子に座って、4人がお互いに向き合っている。



「俺か。…俺は音坂遥音、好きな物は『かわいいもの』だ!…以上」


遥音らしい自己紹介だった。

誠一が補うように説明してくれた。


「俺達は部活動で同じメンバーなんだけど、遥音が部長なんだ。ちなみに部活名は『商業研究部』を乗っ取った『かわいいもの研究部』!…同好会になってるけどな」


きっとこの説明…僕は慣れてるから分かるけど初見では分からないだろう。


「一言で言うと、自分が思う『かわいいもの』を追求する同好会なんです!」



………あれ、




(なんで貴方がそんな事を……!!)



僕と入れ替わっている僕似の子が発言した。


「へー、なんかすごいな、変人の集まりってこういう事か………」



あの子はこちらの人間で、僕達の事は知らないはず、…それ以前にどうして事態がさらにこんがらがる事を、



「……えへ」テヘペロ
「!!!」



あいつこの状況を楽しんでる………




(……抑えろ律歌、…殴るな、まだ殴るな)


とりあえずあの人ぶん殴りたいけど、……、……あ、


(だめだめ……僕はお淑やかな女装男子、落ち着け落ち着け落ち着け………)



……つい、元ヤン時代の性が出てしまう。


違う、訂正するなら今が良い、遅くなる前に今、




「あ…あの!すみませんちょっと「じゃあ次俺ー」」



立ち上がってまでしたのに遮られた挙句誰もこちらに気付かなかった。




「俺は東川誠一!割と何でもすぐに受け入れちゃう、自ら流される系男子ですっ、…好きなものはー、可愛くはないけど深海生物のメンダコ推しです」


確かに前が開いたシャツの中に着ている深い青の色のTシャツには、メンダコのイラストがでかでかとプリントされている。


はっきり言って趣味が悪い。



「なんか……あの人若き俺って感じがする、…しない?」
「優馬っぽいアホだとは思ったよ」



「…ちなみにそんな可愛い可愛いメンダコが好きな子がここにもう1人、」
「流れで紹介されちゃってる……まぁメンダコだけじゃないけどね」


誠一の隣に座る、さっきからずっとスマホばかり見ていた小さい男の子、



「えーっと、…名前は宮名深月、好きな物はシュールなものです。よろしくー」


深月は冷たい…というかなんというか、現代人タイプ…?のようなもの。

いつもスマホばかり見ていて、受け答えも適当。でもプライドは高くてよく頭の回る毒舌家。


……まぁ、見た目は小さくて可愛いんだけど。

シュールなものが好きで誠一のメンダコTシャツも気に入っていて、あの2人は結構仲良しだと思う。



3人の自己紹介が終わり、最後。




「じゃあ最後はボク?ボクはー、音坂律歌、ぴちぴちの女子高生ですっ☆」



吐くかと思った。




(どうしよう全然僕のキャラじゃない)


「どうした律歌…その気持ち悪いキャラ設定、てかお前女子高生じゃないだろ」
「緊張してんのー?大丈夫大丈夫気楽にやれよっ」
「あざとい路線は気弱な律歌には無理じゃない?」



すごい言われてる。




「えこの子女の子じゃないの??適当に聞いた話に合わせておけばいけると思ったのに……せ、清楚な感じなのかな………」



肝心の性別を間違えるとは、僕があの立場だったら首を吊る。





「えっと…じゃあ次はゆうみおさん達、お願いします!」



こっちに来た。…仕方ない、もう諦めて後でこっそり入れ替わってもらおう。




(切り抜けないと……この場を)





「早苗優馬です、あ、ちなみに歳はここの皆高3な、特技は運動と料理、…好きな物は黒髪清楚系ショタです」


最後



「この子は俺の嫁なのでちょっかい出さないで下さい!」ニコッ
「やめて触らないで離して…」


向こうの3人がちょっと引いてる、僕もだけど。



「あ、ていうか皆さん俺らより年上なんですね、すみません敬語使います!先輩!」
「確かそっちは高1だっけ、…別にいいよ、あ、でも先輩呼びはちょっと嬉しい…」hshs


次。


「双葉澪です…、好きな食べ物は、メロンパン。あと…えっと、「誕生日は3月12日」誕生日は3月12日、「血液型はO型」血液型はO型…「好きな人は優馬くん♡」好きな人は、……死ね!!!」バキッ


…え、


優馬さんが腹を殴られた。




「せっかくカンペ役してあげたのに……」
「嫌いなものは変態と優馬です、よろしくお願いします」



なんで優馬さんが殴られたのかは分からないけど、とりあえず次、




「次は僕か…桜木郁人です。皆からはよく、面倒見の良いお兄さんだって言われます。…よろしくお願いします」爽やか


……大人っぽい人、



「と本人は言っていますが実際は我儘幼女です」
「野次投げないでくださーい変態優馬くん♡」


では無かった。




「あ、いいなそれ…ゾクゾクする」
「はぁ!?ほんと気持ち悪いクソド変態!!」



…仲良いなこの2人。



なんてこと思っていたら、最後は僕の番だった。



(あ…やばい何も考えてなかった)



…でも、なんとなくわかった気がする。



(あの自分磨きがしっかりされた可愛らしい見た目、あざとい口調…あと全体的にピンク!!)



……言うことは決まった。




「えっと…莉音、だよっ…!可愛い格好をするのが大好きな女子高生、よろしくね~……?」



…あやばいイントネーションが迷子。



(というか苗字分かってなかった)



でもまあそれっぽくは………




「…莉音、いつから女子高生になったの?」




………





「ちょっと首吊ってきます」
「莉音…!!?」





もう何も信じられない。






ーーー


(優馬side)



「では本日メインのリクリエーションを行います!皆さんの親交を深めるため、中等部3年利府翔子が企画を用意しました。」


この子…進行役もするのか。




「これから皆さんでゲームをしてもらいます。ゲームは借り物競争!雨泉チームとゆうみおチームの皆さんでペアを作って下さい!なお、相手は別作品に限ります!」


…つまり、俺は雨泉チームの誰かとペアを組めば良い。



「ルールは簡単、私が持っているこの箱から1枚紙を引いて書かれていたものをこの学園内で探して下さい!

持ってきた物を私、利府翔子に持ってきてOKが貰えばクリアです!まぁ普通の借り物競争ですね。

1番最初にクリアしたペアには優勝賞品が贈呈されます。」


ルールは特に変哲はない。


「そういうのは本校生徒の雨泉チームの方が場所とか分かるし優勢なんだな、…だから違うチーム同士でペアを?」

「そういう事です!ゆうみおチームさん頑張って下さい!…ちなみに私は学園内をウロウロしていますので見つけて下さいね!」


こんな広い学園、見つけ出すのも大変そう………



「じゃあまずはペアを組んで下さい、どうぞ!」



迷っていたら、向こうから来てくれた。



「あの…、良ければ俺と組みませんか?優馬先輩」


キラキラした目で俺を見てきたのは、誠一君。



「あ…うん、いいぞ、よろしく、誠一君。」
「誠一でいいっすよ!よろしくです!」


……この子アホっぽいけどいい子そう。




「僕はどうしよっかな………」
「あ、あの!良ければボクと一緒に組みませんか?!」


見ていたら郁人に真っ先に律歌が張り付いてた。


(あの人すごい莉音に似てるなぁ……) 



まあ、似ることもあるか。



「ああもうどうしよう…、…あ、遥音……」
「は?何……初対面なんだから様付けしろよ」


(つい弟に頼ってみたけど…弟の自己中ぶりを久々に痛感した)



「遥音様…!良かったら組みませんか?!」
「…良かろう、……良かった…組んでくれる人いて」ボソ



「余ったね~、一緒にやってあげてもいーよ?」
「あ…うん、よろしく。深月」





というわけで、

誠一と俺(優馬)
深月と澪
郁人と律歌
莉音と遥音


のペアで決まった。



「じゃあ引いて下さい」
「任せて下さい先輩!俺が先輩を優勝にみちb」


『自販機横のゴミ箱』




………



「澪、引いて」
「あ、うん……」


『油絵具のチューブ30本』

「うわ…絶妙に触りたくない、てか多」
「う……」



「僕が引くね、じゃあ……これ」

『出場者以外のパンツ』


「……あて…ある?」
「無いです…」



「最後は俺、…これか」

『ロリィタワンピース』


「勝った!!勝ったぞ莉音!!」
「あ…、うん、そうなんだぁ…(楽しそうだな…)」




「なんか借り物の癖が地味に強いな……あ、負けないぞ郁人」
「パンツ…パンツ……、…え、何パンツ?」

「莉音さん…!!いい加減戻って下さい、今ですよ戻るなら!!」
「えーでもなぁー?(今からがいいとこだし……)」

「そうだ、みつ、これ貸すよ。俺がいないと心細いだろ?」
「別にそんな事ないし……ていうか勘違いやめてくれない?僕が好きなのはシュールなものでとうかって訳じゃ………」

「……」ボ-
(あいつずっと影薄いな………)






「それでは始めます、スタート!」





ーーー


誠一おすすめの自販機に案内してもらってゴミ箱を見つけた。


「わ…ゴミ箱って汚いイメージあるけど、やっぱ私立だな……」
「はい!清掃員が毎日掃除してますから!さぁ持っていきましょ……」


というか、



「…でもこれ壁埋め込み式じゃん」
「あ」


持ち運べないゴミ箱だったので、他はないか聞いてみた。


「うーん…でも多分どこも同じですよ……、ゴミ箱とか普段見てないから分からなかった………」



……となると、




「じゃあ……中身だけ持ってく?」
「いいっすね!」



多分良くはないけど、



「……で、これどうやってゴミ出すの……?」
「んー…多分あれっすね、…清掃員呼びましょう」


あまりに見慣れない最新すぎるゴミ箱で、使い方が全くわからなかった。


「あ、それかざすんですよ、かざすと穴が出てきてそこに捨てられます」
「いらねえよこんな最新の機能………」




ーーー

(澪side)


「「油絵具のチューブがない……?」」


深月に美術室に案内してもらったのはいいものの、チューブが無い。


「ごめんね、今ちょうど備品整理してて……今日は美術は無いから明日入ってくるんだけど………」


明日じゃもう遅い。



「ていうか1位目指してる訳じゃないし、別に気楽にやっていいけどねー」


…まあ、そうなんだけど。



「ご褒美がメロンパンかもしれないし……!」
「ほんと好きだね、メロンパン」



あ、



「中等部…この学校、中高一貫校だったよね?」
「あーうん、小等部もあるから小中高。…中等部の方遠いよ?」
「平気…!行ってみよ!」


美術の先生が連絡したらチューブがあるらしい。

お礼を言って中等部へ向かった。




ーーー

(莉音side)


律歌と入れ替わったおかげで桜木と一緒に探索することが出来た。


(ナイス女装男子…!!あぁでも今のボクは律歌、ちゃんと初対面らしくしないと………)


……でも、幸せすぎてにやけてしまう。



「…あの、えっと…さく、…じゃなくて、


郁人さん…?」



名前呼びするの、正直ちょっと緊張する。



「…パンツ」
「え」
「……、…!あ、…ちが、すみません…どうかしましたか?」


呼んでみたのはいいものの特に話す内容が無かった。



「どう…ですかね、いい人いますか?」
「いや……なんというか、ちょっとやりづらいですね………」


まあ…パンツだし、それは分かる。



「…あ、でも初対面の人とは緊張するんですけど、律歌さんとだとあんまり緊張しないです、…何でですかね」


それはまぁ……中身ボクだし。



「…似てるからじゃないですか?」
「え?」
「あの、莉音って子に」
「………、……あ、なるほど。」



流石にちょっと回りくどいから伝わらなかったかも。



「あの人、お友達ですか?」
「はい!大事な友達です」


…大事な友達。



(……それでも良い、嬉しい。…けど、)



「じゃあ……」



『じゃあ、澪の事は』




そう聞きたかったけど、聞くのが怖くてやめた。





「……?…あ、」
「あ?」


ふと、桜木の視線の先を見た。



「あそこに1人でいる男子生徒…もしかしたら貸してくれるかも」
「え、ちょ、郁人さん…?!」





ーーー

(律歌side)


自信ありげに走る遥音のあとを追いかけて、着いた場所はやっぱりここだった。


「部室………」



僕達の部室。



「ロリィタワンピースなんて腐るほどある………勝ったな、これは」



鍵を開けて中に入ると、そこには期待通りの沢山のロリィタがあった。



「わぁ……すごい……(棒)」
「どうだ見たか他校生!…ていうか、お前は男なのにどうしてそんな格好してるんだ?」


…確かに、さっきそんなようなことを言ってたような。




(そんなの知らない………)


とりあえず僕みたいに脅されて無理矢理って形でもなさそうだった。



「好きなんじゃないかな……、…あ、好きなんだ、こういう格好するの………」


……とりあえずその場がしのげればなんてことは無い。


ただ、その言葉が遥音の興味を掻き立ててしまうこと、忘れてた。



「ほんとに……?!」




……この人、人に(無理矢理)可愛い格好させるのが大好きなんだった。






「これとか、これとかどう?莉音に似合うと思うんだけど……!」
「あ、えーっと……実は僕可愛いと言ってもパンク系とかが」
「それならこれとかどうだ?クローゼットの中に沢山あるから…!」


そんなの知らなかった………




(あ…これ、駄目だ)




一生遊ばれる気がした。






ーーー

(優馬side)


「清掃員どこだろ……」


適当に生徒が使う教室辺りを探してたら、人気のない廊下で見てしまった。



「…あの、ちょっと脱いでくれませんか………」




……物陰で人に服を脱ぐように強要している男を。



「不審者……?」
「…!…優馬!!」
「……あ、なんだ郁人か」



不審者かと思った。


「何してんの?援交?」
「今回はしてない、…パンツ貸してもらおうとしただけ!」



……それは援交並にまずいことなのでは。



「パンツなら自分のでいいじゃん」
「でも出場者以外なんだって………、…優馬」
「いや俺も出場者だから。プライベートでならあげてもいいけど」
「…いらない」
「??……あ、律歌ごめん、ここ邪魔だな」


疲れたのか律歌は少しぼーっとしていた。



「じゃあ頑張れよ、俺達が1番だけどな」
「はいはい、いいから早く行って……」



お邪魔みたいなので退散した。




(…なんだろう、この2人って思ったより仲良いんだな……、…正直見たくなかった)





ーーー

(澪side)


「油絵具がいっぱい………」


僕の学校にはこんなに無い。

流石お金持ち………



「早く持ってこ、なんか袋とか………」
「あ、ごめんね…ついさっき作品の持ち帰りで生徒にある分の袋渡しちゃった………」
「え…」


……という事は、




「手で持つの?!やだ、触りたくない!!」


油絵具は地味に扱いが大変。

絵の具がつくし、ついたら落ちないし。

ベタベタするのが取れない………




「仕方ないよ……頑張ろ?深月」




仕方なく腕に抱えて持つことにした。


「小さいやつないの?なんで全部でかいやつ………」
「いっぱい………」


大きいチューブを持つだけ持って、でも数本持ちきれなかった。

……すると、



「先生こんにちは、この前借りてたカメラ、返しに来ました」



美術室に2人の生徒が入ってきた。




「……え、誰…?」
「ひ……っ、」


翔子さんと同じ服を着ているし、ここが中等部だからきっと中等部の生徒。


金髪サイドテールとこめかみにヘアピンを付けた背の高い女の子と、その後ろではびくびく怯える黒髪の女の子がいた。



ーーー


「私は綾瀬梨紗です。こっちは暮沢綾。私達は中等部1年で同じ部活の友達同士で………」
「あ…えっと、僕は双葉澪。他校生なんだけど……、…あの、手伝ってくれてありがとう。」


2人が運ぶのを手伝ってくれた。



「いいえ!構いませんよ。…ね、綾」
「…っ、…ぁ……、…はい、」



綾の方は少し人見知りという感じだった。まあ僕もそうだから不快には思わなかったけど。



「ごめんなさい、この子人見知りで……」
「僕もだから大丈夫…。深月は?」


深月は現代っ子って感じで人見知りとかはなさそう。


「えー、するわけないじゃん。人見知りとかダサすぎ……」
「あ、深月。何か落としたよ」


シャツのポケットからなにか落ちたと思ったら、…メンダコのストラップが落ちた。



「…タコ?メンダコだ」
「っ、あ、駄目!!」


すぐに深月が足元に落ちたストラップを拾う。

抱えていたチューブは全部落ちた。



(…びっくりした)


ぽかんとする僕達をよそに、深月はぎゅっとストラップを握りしめて



「これは…駄目……、とうかのだから」



………とうか、


(…あ、誠一のことかな)



「とうかのこと好きなんだね、深月」
「はぁ?違うし、馬鹿言わないで「あ、手が滑りました!」え」


梨沙がストラップを足で蹴り飛ばした。


(なんてこと………)引
「あ…メンダコ……、ああぅ………」よたよた



……あれ、



(なんか…小動物っぽくなった)



「こういう時は悪役も大事ですね~」
「梨沙…」ガタガタ
「深月…大丈夫?」
「…っ、ぁ………、………その…………」



……もしかして、この子




(メンダコかとうかがいないと人見知り発症するのかな………)




さっきとは打って変わってびくびくしている深月に、ちょっとだけからかいたい欲が出た。




ーーー

【律歌side】


「これとか、あとこれとかもどうだ?!可愛いだろ!」
「わぁいかわいー………」


現在莉音さんになりきって着せ替え人形中。


「次は俺の趣味の服も着てみて!ロリィタ系!」
「ひ…っ、」


スカートとかフリルとかリボンとか、そんなもの身に付けたくないのに、



(ていうかもう別に僕が律歌だってバラしてもいいんじゃ…?害はないだろうし、信じてもらえるかも謎だけど………)


…でも、言わないよりはマシだ。




「あ…あの、遥音!」
「あ"?遥音様だろ」
「……遥音様………」


自分の弟とはいえ怖い。


(まあ…入学前に散々女の子らしくしろって洗脳してきたのも遥音だし)


いつか弟に逆らえますように。なんて思いつつ本題。



「僕……律歌なんだけど、」
「……は?」
「遥音の兄の律歌だよ…?莉音さんと入れ替わっちゃってて」
「何言って……嘘だろ?」
「っ、嘘じゃない!!じゃあ確認して!!」


感極まってつい遥音の手を掴んで、


スカートの上からアレを触らせた。



「……あ、」
「ちゃんと、ツイてるでしょ………」
「…いや、あっちも男だから」
「…あ、そういえば……、で、でも形とかサイズとか、…あ、見れば分か「分かんねぇよ!!!」」


キレられた。



「死ね痴漢!!!今すぐに死ね!!!」
「すみません………」



分かってもらえなかった挙句痴漢呼ばわりされた。



「ああもう……とりあえず持ってくぞ」
「……ハイ」




ーーー

【優馬side】


清掃員を見つけて中にあるゴミ全部貰った。


「幸いにもペットボトル……」
「俺は人としての尊厳とか諸々無くしそうです。これでお慈悲貰いましょう」


とりあえず利府さんを探さないと……いつまでもこの状態は耐えられない。


「澪達は大丈夫かな……」
「心配ですか?」
「うん、澪が油絵具服にぶちまけてないかとか、莉音がロリィタパニック(?)起こしてないかとか、郁人が不審者扱いされてないかとか、……まあ色々」

そう言うと誠一は笑って、


「大丈夫ですよ、心配しないで下さい。俺の友達がついてますから」


………



「……いや心配」
「あ…、……そうですか………」



…それにしても、



「誠一はいいなぁ…綺麗な目してる」
「なんですか急に、優馬先輩の目の方が綺麗ですよ?紫色の宝石みたいで……」


…そういうのじゃなくて、



「何も闇がない瞳をしている……」
「な…俺にだって闇くらいありますよ!闇だらけです!!」
「嘘だー、…目の前で親が自殺したり、幼少期軟禁されてたり年下の従兄弟に暴行されたりしてないだろ?」
「…貴方何者なんですか………」


ドン引かれた。



「自分語りかな、今の」
「自分語りですね、しかも重い。俺お腹いっぱいですよ」
「後輩の腹満たせた、そういうの経験してなさそうな純粋な感じする、若いな!」



(なんなんだこの人………)




「まあこれからお前にも出てくるよ、闇設定」
「え、それなんなんですか、全員背負うやつなんですか」




考え中です。





ーーー

【莉音side】


「あの……なんでもします、なんでもするからパンツ下さい!!」
「郁人さん!!もうやめましょう!!!」


こんな桜木見てられない………



「えちぃことするならあげるドゥフ」
「ほんとですか…?!律歌さん、やりました!」
「正気を取り戻してください…!!そんな簡単に貞操失わないで下さい!!」


そう言うと桜木は途端に険しい感じの表情になった。



「大丈夫ですそんなもの毎回失ってますから!!今回ヤろうがヤらなかろうが同じ事ですよ!!」
「勢いに任せてとんでもないこと言わないで下さい…!!?」



「じゃあ…ムチうってほしいドゥフ」
「女王様系ですね!!任せて下さい!!」バシンバシン
「ああもう………」



もう、これ以上この人への夢を崩したくない。


桜木から鞭を奪った。


「えい」バシシンバシン
「ドゥフッ」
「ぁ"っ」


ムチ好き豚野郎の首根っこをうって気絶させて、ついでに桜木にもうっとく。


「痛い……あ、…律歌さん、」
「今のうちにパンツ奪って逃げましょう。貴方にこんな汚れ仕事…させられませんから。」


………ボクの好きな人には。



「かっこいい……」
「え?」
「あ…いや、………そうですね、今です!」



パンツは奪った。




「行きましょう、律歌さん!」
「はい…!」





ーーー


4つのペアが1位を目指してゴミやパンツを持ちながら羞恥の中校内を歩き回り、…その中の1つのペアがようやく1位を勝ち取った。



「優勝は澪さん深月さんペアです!」



………小さいものコンビ。



「梨沙さんと綾さんに手伝ってもらったんだ………助けてくれる人がいて嬉しかった」
「そっか、それは良かった。頑張ったなー澪!」
「流石澪…!やればできる子!」


「みつ、結局翔子さんどこにいたんだ?」
「僕がよく行く屋上庭園。そこで昼寝してた」
「俺全く逆のとこ歩いてた……莉音に服持たせて」


「あの……そろそろ戻ってくれます??」
「あー…そうですね…もう好きな人に失望したくないので……」
「え…?」



こそっと戻った。




「優勝商品はこちらです!メロンパン……」
「メロンパン!?」ワクワク
「メロンパンクッションです!」
「……」


商品はクッションだった。



「……」スン
「澪…僕の分もあげる、ダブルメロンパン」笑



「ではお食事も用意しましたので、良ければご歓談ください!…りさちゃんもあやちゃんも、一緒にいかがですか?」


さっきからすみにいたあの2人は気になっていたけど、どうやら澪と深月に協力してくれてた子達らしい。


「知り合いなの…?」
「あ、はい!部活の後輩なんです!」
「なるほど…」


色々な料理が出てきて、会議室が一瞬でパーティ会場のようになってしまった。


「なにこれ…酒?」
「優馬…それシャンパン」
「優馬先輩、郁人先輩、俺がおつぎします!」


「深月は好き嫌いある?僕納豆が苦手……」
「あるわけないじゃん…好き嫌いとかダサすぎ。……あ、待って人参は入れないで」


「綾、これ美味しいよ?大丈夫!睡眠薬なんて入ってないから!」ニコッ
「梨沙……」ガクガク
「ただえさえ怖がりなあやちゃんのことさらに怖がらせないであげて下さい………」


「またパンク系の服貸してやる、…だから、また会ってやってもいいからな…!」
「え、なに?パンク系?」
「っ、遥音、後でちょっと話が………」





ーーー




「それでは、縁もたけなわ…?ですが!そろそろお開きに致しましょう」



気が付けば夕方になっていて、お開きにする時間だった。




「短い時間でしたが親交を深める事は出来ましたでしょうか!」
「俺は出来たと思いますよ、優馬先輩達とまたこうやってお話したいです!」
「ああ、俺も。また会おうな」



…優馬と誠一さん、随分馴染んだような。




「澪~、ミンスタ交換しよ」
「えっと…Limeでもいい…?」



………




(ボクも誰かと連絡先交換したいけど………ボクと友達になってくれる人なんて)




なんて思っていたら、





「…あの、Lime、交換しませんか?」
「え……っ」




律歌がスマホを手にこっちに来てくれた。





「…い、いいの?」
「いいって、…だ、駄目なんですか」
「あ、いや、」




ボクあんな事したのに…………





「あ……ありがと、」
「…!こちら…こそ、」






なんか、すごく嬉しい。







ーーー


「じゃあ私は皆さんを送ってくるから、2人ともまた後でね。」
「はい、また部活で」
「……」ペコ


帰りは正門まで送ってもらった。


「元気でね、深月」
「僕より澪でしょ、僕はいいから」

「誠一、また会えるといいな」
「ですね!優馬先輩と郁人先輩もそれまで仲良くしてくださいねー!」
「それは無理かな………」

「莉音…、また、俺の着せ替え人形に、」
「遥音いい加減に…、ッああもうそんなの僕がやるから……!!」
「よく分かんないけど、可愛い格好なら喜んでー!」



最後まで賑やかで、ボク達が見えなくなるまで手を振ってくれて、






「楽しかったな!友達出来たし…!」
「優馬、今日すごく楽しそうだったね……」
「えへへ、郁人と莉音はどうだった?」



帰り道は沢山話しながら帰った。




「すごく楽しかったよ、…莉音は楽しかった?」
「え…っ、…あ、



……うん…!友達も出来たし。」






………友達とか、少し恥ずかしいけど。







「またやれたらいいね」
「え、陰キャな莉音がそういうこと言うの珍しい」
「優馬うるさい、って澪笑わないでよ!!!」








また会えたらいいな、なんて、ちょっと柄にも無いこと思ってみた。












ーーーーー



ゆうみおと雨泉学園 おしまい



以下雑談です ここでバックしても大丈夫です!




ーーーーー



ここまで読んでいただきありがとうございました!


このお話は書いてる間に大分時間が経ってしまっているので誤字、呼び方の間違いや矛盾などありましたら暖かい目で見守っていただけると幸いです。

ゆうみお他作品コラボ1弾でした。今回は優馬 澪 郁人 莉音 と『雨泉学園×××部!』というお話とのコラボでした。
メインは雨部ですがサブで『glow Sky~雨泉学園卓球部~』のキャラクターもちらほら参加しています。どっちも同じ学校です(高等部と中等部)。


雨泉学園×××部(雨部)は個人的には上位で好きなお話です。現時点では3話までしか書けていないのですが少しづつ追加していく予定です。



雨部のキャラクター、遥音と律歌は莉音から派生されていたので莉音は絶対入れたいなと思いこのメンバーです。


個人的には澪と深月の組み合わせが書いててすごく楽しかったです。


ゆうみおも書きながら他の作品の宣伝が出来たら楽しいだろうなと思い書いていたので完結出来てとても嬉しい気持ちです。


こちらは第2弾、第3弾と書いてメンバーはみくか りせま 、にかにし ほしゅん(星奈×瞬)でわけます。先に書けた方が2弾になります。




雑談まで読んでいただきありがとうございました!またよろしくお願い致します。





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