ゆうみお R18 お休み中

あまみや。

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その他

飲み会

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あけましておめでとうございます!
うちの子で飲み会する小話集、成人済
若干本編の後日談と被る……


ーーー

【未来斗の苦労】優馬side  ※嘔吐あり



「あんまり外で飲むの好きじゃないんだよなぁ」
「そうなの?ごめん、気付かなかった…」


未来斗は少し憂鬱そうな表情でお酒を飲み始めた。


「…あ、ううん!俺だけなら全然いいんだ、…でも、ほら」


そう言った未来斗の視線の先にいたのは、恋人の海斗だった。


「海斗、あんまり飲みすぎるなよ!海斗はすぐ酔うんだから……」
「ん…?…あー…だいじょーぶだいじょーぶ!」


…もう既に酔ってる気がする。


「あ…駄目だ、ごめん郁人、それ以上飲ませないようにしてくれない?」
「分かった、じゃあ残りは勿体ないから僕が飲んでおくよ」
「それは駄目!!飲みかけは俺が処分しておくから大丈夫」


あまりお酒を飲ませたくない親切心の中に下心がある気がする。


「…んー…だめぇ………俺の酒、」
「少し横になろう?海斗、水持ってくるから…「だめ、行かないで」…あ、」


酔った海斗が水を頼みに立とうとした未来斗の服の裾を掴んで止めた。



「か……海斗、人前だし外だから……」
「だめ、だめだぞ、未来斗離れないって言ったもん……、」



……そしてなんとなく未来斗が外で飲むのを嫌がる理由が分かった。



「駄目なのは海斗!大人しくしてろ!」
「俺、大人しいよ…?っ、行っちゃだめ………」
「わ…っ、ッ海斗!!いい加減に「う、」…あ、」


勢いで海斗に畳の上に押し倒された未来斗は、何かに気付いてハッとしていた。


「未来斗……?」
「ゆ…優馬、お願い……なんか、入れ物、」


入れ物……、



「はいアイスペール」
「お店のやつ…!!…っ、でもこれしかない、後で掃除と弁償しますごめんなさいっ」


なんだろうと思いつつ少し嫌な予感もしてたので無慈悲にも俺はその場から少し離れた。



「ぅ”……ッ、…~~~~~~っ」




………あ、


なんかオロオロ言ってらっしゃる。




途中から顔色の悪かった海斗が、押し倒された未来斗が用意してくれたアイスペールの上で気持ち悪さを発散してくださった。





「ッぎゃぁぁぁ!!!!」
「海斗!!何してんの……?!」
「……」ビクッ



こいつ吐きやがった…………



「うえぇ……だから嫌なんだよ…………」
「あ…あれ……?俺何して、」



とりあえずそのブツの下にいる未来斗、危ない。




「それどうするの……、…あ、澪おはよ」
「最悪の目覚め……びっくりした」
「そうだよねー、もう少し寝てていいよ、僕の膝 枕にしてていいから♪」



こっちはこっちで何ちゃっかり羨ましいことを…………




「未来斗…て、店員さん呼ぶ……?」
「大丈夫…訳言ってトイレに流してくる………」
「あ、うん……感染症とか、気を付けて」



とりあえず海斗とはあんまり飲まないようにしよう。





ーーー


【こんな世界線もあります】


澪と海斗がお酒弱い。
澪は寝る、海斗は色々うるさい。


「帰るぞ海斗、家帰って寝よう」
「駄目~立てなーい、…おんぶ、」
「あぁもう……分かったから帰るぞ!!」


「澪、大丈夫?おんぶしようか?」
「やだ……」うと…
「でもフラフラだぞ?…じゃあ手繋いで帰ろっか」


酔っ払ってうるさい海斗をおんぶして帰る面倒見良い未来斗と優馬と手を繋いで帰る澪の兄弟のような絵面が拝めます。

個人的にはその後1人だけ宮城に住んでて帰るのだるい郁人がゆうみおの家に泊まっていくまでがセット。



「大丈夫?お前も結構飲んでたよな」

そっと水をあげる優馬のイケメン。

自宅じゃ見れない高層階からの都会の風景をじっと見てる郁人。


「…大丈夫、僕結構お酒強いから」
「そうだっけ?…え、でもお前って親戚の集まりでおじさんに酒飲まされてすぐ駄目になって犯されてそうだぞ??」
「その童貞が考えるクソみたいな妄想から出来た偏見やめてくれない??」


これは最近ずっとハマってるシチュエーションです。


「ちなみにこのお水媚薬入りで1杯10万円です」
「要りません」




ーーー

【莉音と二階堂】西原side

酒豪対決。


(どうしようボクこの人と全く関わりない………)
(こんな小柄な女性が酒豪…?すごいな…)


「はいじゃあ向かい合ってー、…はじめ!」

日本酒を一升瓶で何本飲めるかチャレンジ。良い大人はお酒に弱い人は真似しないでね!!



「ん…、…ふは、……次下さい」
「…!あ、はい、どうぞ」


思ったより飲む莉音に初めは驚く俺と龍輝。

龍輝もそれならと飲み始める。



(おぉ…いい勝負だ、…飲んでないのにこっちが酔いそう)



飲む速さは少し莉音優勢で事が進んでいく。


(すご…え、もう10升くらいいくんじゃ…………)



なんて思っていたら、




「遅れてすみません………!莉音、どう?大丈夫?」



莉音の想い人が来た。



「…ッ桜木!!」



それまでガバガバ飲んでいた莉音は、それが恥ずかしくなったのか飲むのを辞めた。


…そして、



「す、すごいよ~この人!!ボク1升しか飲めてないのにもうこれだけ………!」



今まで飲んできたものを全部龍輝の方へ流した。



「え…」
「あーやっぱりボクには無理だったみたい、先輩ごめんなさいー」


唖然とする俺と龍輝、そこにさらに追い打ちをかけるように、


「すごいですね……!二階堂先輩はかっこいいです、僕、お酌してもいいですか?」


郁人が天使みたいな笑顔を向けて龍輝を見ていた。



「え……あ、いや、もう俺も限界………「遠慮しないでください!」してない…!!」



この天使の面被ったドSと自分か弱いアピールしたい女装男子の組み合わせ、地獄でしかないと思った俺と龍輝でした。




ーーー

莉音の一人称が定まらなかったのですが女装時が「ボク」、通常が「僕」で分けようと思います、本編の方は直しませんがこれからはそれでいきます。


ーーー


【海斗と李世】未来斗side


海斗は酔ったら(うるさい)甘えん坊、李世は命令形甘えん坊。



「……これ、合わせればいいのでは?」
「……?」



合わせた。



「…海斗先輩、未来斗先輩ください」
「!…いやです、だめです!!」


どっちも酔ってます。口調がふわふわしてる………



「くーだーさーい!!真冬あげますから~!」
「……は??」キレ
「李世…それは色々おかしくなっちゃうからやめよう…?」
「おかしくないれすよぉ、なにもおかしくないれすぅ………」



酔っ払った李世はキャラまで忘れるレベルだった。







ーーー


今年もよろしくお願いします!


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