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あまみや。

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西原純也

AV鑑賞会

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星奈…西原の従兄弟、女たらし
本編では番外編のみ出てます。


ーーー


俺の従兄弟は女性恐怖症らしい。


中学生の時に襲われて以来、女子を見るのも怖いらしく、



だからなのかは分からないけど、女子と遊ぶのが大好きな俺にも冷たい態度を取っている。


「ねー、純也……「は?何?」」



………まあ、こんな感じ。


他の人…特に好きな人には気持ち悪いくらい楽しそうに接しているのに。



この前も、少し用事があって親戚の間で集まりがあった。



もう1人の従兄弟……未来斗と一緒に純也の家に行ったけど、




「未来斗ー!久しぶり!」
「……あ、何いたんだ」



未来斗と俺への接し方の差がすごい。




「えーひどい」



と笑って、遠慮なくお邪魔させてもらった。





ーーー



でもその日の純也はいつもより機嫌が悪かった。


俺がしつこく絡むやいなや、家を出ていってしまった。



「あ……、もう、純也」



まあ……俺の方が誕生日的には歳上なお兄さんだから、追いかけに行ってあげたけど。





ーーー



「じゅーんーや、どうしたの?」
「……別に、飲み物買いに行くだけだし」
「お金もってなかったじゃん………もう…………」



なんて話していたら、甘ったるい声が聞こえてきた。



「あ……星奈君…!」



………友達の、女の子だった。

綺麗な肩までの髪、まつ毛の長い大きな目に可愛くて女の子らしい服。



純也の表情が少しだけ歪んだ。




「こんなところで会うなんて偶然!……あれ?その人は?」


女の子の視線が純也を向く。



「従兄弟だよーー」
「そうなんだ!今度3人で一緒にお茶しませんか~?」



この子は結構フレンドリーなタイプ。




「え……あの」
「いいね!…ね?純也」



逃げたそうにしている純也の腕を掴んだ。




「………いや、俺は「いいよね?」」




なんか面白い。
ちょっと意地悪したかったんだと思う。




女の子の期待の視線と、俺の逃がさないという視線。




「………は…い」





純也は真っ青になって小さく言った。








ーーー


女の子がいなくなってから、純也は俺を睨みつけた。



「……ほんっと、最低………。」




………涙目で可愛かった。




「………ふふ、」




そこで………いい事を考えた。





ーーー


その数日後。



「純也ーっ、一緒にこれ見ない?」
「は?」



突然家に押しかけた。




「やだよ、なんでお前なんかと………っていうか何それ」
「いーからいーからっ」



パソコンとかが入ったバッグと白いパッケージのDVDケース。


無理矢理家の中に入った。






ーーー


「ちょっと…!勝手に入んなよ!」


部屋に入って、パソコンを起動させる。



「星奈!」
「ちょっと怒鳴んないでよー、綺麗な顔が台無しだよ?」



適当にあしらいながら準備を進めて、それから純也をベッドの上に座らせた。




「やめろ!ふざけんなほんとに!!」




悪ふざけなら早くやめろと怒鳴る純也、俺も悪ふざけのつもりなので笑いながら手を進めていく。



「………は?なに……」
「手錠ー、おもちゃだから安心して?」



手錠に繋がれた鎖を逃げられないように柱に繋げた。




「ねー純也、一緒にAV見ない?」




パッケージの中身はアダルトビデオ。




「は……?」




女性恐怖症の純也がこんなものを見たら………そう思うだけで楽しくなってしまう。




「や……やだ!やだ、やだやだ」




手錠を外そうと暴れるけど、手錠が外れることは無い。




「……ッふざけんな星奈!!」
「あははーー」




動画を再生した。





「ーーーッ!!」




純也の嫌いな映像が流れ始める。



どうにかして見ないように俯いて耳を塞いで強く目を瞑っていた。




(手錠じゃなくて後ろで縛っておけばよかったな)



なんて考えながら耳を塞ぐ手を退かした。




『っあ、んぁ……、…あ、ふ』
「っ……やだ、……やだ、やだ」





聞きたくない、見たくないと頭を横に振って気を紛らわしている。




「………」




それも可愛いけどやっぱりちゃんと見て聞いてもらいたいので、顎を上に向けさせた。




「ひ……ッ!!」




思わず目を開いた純也は、しっかりとその映像を見てしまった。





「ッ………やだ…やだ、ねぇ星奈………」




そろそろ吐きそうになっているから、一旦止めてあげる。


そして、



「……純也、今度あの子と3人でお茶しに行こうね?」




頷くまで続ける予定。





「………嫌に決まってるじゃん」



 

面倒なところで意地っ張りになる。





「へーー」


動画を再生した。





「ッ……!!止めて!!止めてってば…!!!」




今度は動けないようにあらかじめ頭を抑えておいた。




「…………っ、……っ……!!」




いつもあんなにすましているから、怯えていると本当に可愛い。




「ご…ごめんなさい、ごめんってば」



とうとう謝ってくるようになった。





「………お茶行こうね?」
「それ…は、やだ」
「じゃあ音量あげよっか」
「ひッ……!やだ、やだ!!」





………しばらくして、動画が終わってしまった。






「…はー……、…はーー………」
「まさかここまで耐えられるとはねー、頑張ったね、純也」



息が苦しそうで、ぐったりしていて目が虚ろ。


相当嫌だったんだと思う。







(まあ………ここまでくれば一緒に)





そう思っていたけど、手錠を外して、純也は息も整えないうちに俺の頬を叩いた。






「………!」
「ぜ………、絶対行くか馬鹿!!!」 






まだ反抗するなんて…………



ふらふらと立ち上がって、部屋を出ていってしまった。






「…………」








………馬鹿だな…………








「………もう1回、頷くまでやらなきゃ」











ーーーーー



星奈はここまでゲスくありません。





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