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西原純也
クソガキ生徒会長
しおりを挟む触手、脳姦あり
ーーー
「………えっ、と?」
これはどういう状況なんだろう。
「先生……何ですかこれ……」
「先生が作った触手だ」
んん……??
よく分からないヌルヌルしたものがめちゃくちゃ腕と足に絡まりついてる。
「……うわなんか生臭」
「魚から作ったからな、………さて」
苦笑いしていると、急に触手が動き出した。
「………ッ!?」
細い触手が、耳の中に入ってくる。
「な"……に"、なんで、………ッひ!?」
触手はどんどん奥に入っていって、感覚が気持ち悪くてひどく汗が出た。
「ッ……?あ"……、お"…ッ」
あれ………なんか、
(頭ビリビリする………なんで)
………触手、変なとこに入ってるような……………
「どうだ?脳には達したか?」
「……ぅ"ぐ…?」
視界が定まんない………
先生の声が、聞こえない。
「ぬ"……ッ、…いて、ぬ"い"て」
助けを求めたけど、先生は聞いてくれなかった。
「……お前はこういう時ばっかり大人を頼るんだな。
上っ面だけ良くて内面はゴミなお前らしいよ」
(何も…聞こえな)
痙攣し始めて、眼球が上を向いた。
(やば……あたまが)
おかしくなる………
「………さて、」
しばらくして触手は耳から抜けていった。
呼吸が上手く出来なくて、苦しくて
(俺………この人になんかしたっけ………)
ビリビリと痺れる頭じゃ、全く思いつかなかった。
ぐったりしていると、太ももの当たりを何かがツンツン、とつついてきた。
「……っ?」
それは触手で、先端がひどく尖っている。
「な"……ぁ、……?」
触手に手足が巻き付けられていて、そうじゃなくても頭が上手く働かなくて動くことが出来ない。
「ッ………あ"?」
(なんか………足が寒い)
視界がまともじゃなかったけど、何とか下を見た。
「……ッえ"…?」
触手にズボンも下着も脱がされてた。
「へ……ぁ"ッ」
なんでこんな格好………
それに動揺している隙もなく、
「……痛ッ!!?」
訳が分からないところに触手が入ってくる感覚があった。
「お、いい感じに慣らせたな、するする入ってく」
そういえばさっき耳に触手が入った時、そこにも変な感覚があったような、
………というか、
「痛い…ッ!!い"だい"い"だぃ!!!」
我慢出来ないくらい痛くて苦しい………!!
「やだぁッッ!!先生、おね"がい"たす"け"て」
奥に入ってくる度に血がどばどばと出てくる。
「抜い"て"!!!せん"せ"い"…!!!」
苦しい、痛い
怖い……………
「………はッ、俺の悪口散々言ってた癖によくそんな事言えるな?」
…………
「ぬ"ぃ"、……ぬ"いて、…ッやだ、やだやだやだ!!!!」
先生が何を言ってるのか聞こえないくらい頭の中がぐるぐると掻き乱されていた。
触手が、限界まで入ったのか腹の辺りでこつん、とした感覚があった。
(……あ、これ…やば)
ここから抜き挿し…動かれたら死ぬ。
そんな事を思っていたけど、予想は外れた。
「………ぎぁッ!?!」
通過してきた場所を動くのかと思えば………触手は更に奥に行った。
それが奥を突き破って………、
「…い"ッ、…ふ、…ひゅ、…はぁ……は………」
今まで過呼吸だったものが、呼吸困難になってしまった。
血が床を濡らす程垂れて、
「ぁ"……が、…う"、……すけ…たすけ"て"………り"ゅー……き"、」
友人に助けを求めた。
けど用事があってもう帰ってしまったから、来るわけはない。
「ほら動画撮ってるからな、謝れ」
………なんでこんな奴に…………
「だ…ぇが………、ッひぎ!!?」
いきなり抜かれた。
「ぅあ"……ぇ"ぅ"、っぐ……ふ…ぇ"」
ひどく泣いて呼吸も出来ず、顔はぐちゃぐちゃに汚れてた。
抜かれたと思ったらまた限界まで入ってきて、意識が遠のく。
「………」
「ッ、ぐ…、ぁぐ、……お"ッ………」
意識が途切れる、その寸前。
「………ッ!!!」ビク
「つまんない事するなよ」
先生に、直接頬を叩かれた。
「………な"……」
「大人は子供に直接暴力しないとでも思ったか?」
遠のいてきた意識は完全に戻って、触手も激しさを増す。
「ッ…ぁ"、やだッ!!やだ、………ッぐ…!!」
これ以上は耐えられない。
(謝れば…おれが、あやまれば)
解放されたい。
「………ぁ"…ぃ」
「あ"?」
舌が回らない………
「ッご……ぇ"、ぇあ"」
「何言ってんの?意地でも謝らない気?」
上手く言えない。
言わなきゃいけないのに、
「ぇ"う"…ッ、あ"ぁ"、ぃ"」
結局言えなくて、更に悪化した。
「言わないなら数増やそうか」
「う"…!?」
今度は今のよりも太い………形も殺意がこもっているくらい痛々しい。
「や"だ!!ぇ"あ"ぁい"……、っぇ"あ"、ぁあ"………!!」
2本目が挿入された。
「ーーーーッ!!」
ずしんと、重たい何かが落ちてくるような感覚。
容赦無く意識が途切れていくような、
「ほら、奥に入れる前に謝れ、ほら!!」
「…ッ、……、………」
謝る前に意識が途切れた。
ーーーー
………
「……チッ、結局謝んなかったな」
撮影までしてたのに、俺を散々侮辱した奴は謝りもしないで眠ってしまった。
「………」
腹立つ………
『先生って……意外と馬鹿なんですかぁ?』
『もしかして俺より頭悪い可能性あるよねぇ………自分より頭良い生徒持つってどんな気分??』
『ほんと可愛いー………馬鹿なりに必死に考えてる先生ほんと可愛い。』
………こいつだけは許せない。
目を細めて眉を下げて嘲笑って、挙句教師である俺より頭が良い……この男。
『H校のクソガキ生徒会長壊したったww』
その鬱憤を晴らすように、SNSに動画を上げた。
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