ゆうみお R18 お休み中

あまみや。

文字の大きさ
上 下
37 / 148
宝条海斗

エレベーターが止まった

しおりを挟む


中学3年生の時。


ーーー




「……!」



道を歩いていたら、すごく好みの子が目の前を通った。



160cmくらいの、私立中学の制服を着た子。


参考書を片手に持っているから……受験生だと思う。





自然と足が動いてしまっていた。








ーーー







ただ、話しかけてみたかっただけ。




(そうだ……、数学の問題集、買わないと)




ビルの中に入っていく彼を追って、エレベーターの中で2人きりになった。





彼は自分の方は向かず、斜め前でずっと本を読んでいる。




………どこか虚ろな、疲れ切っている表情。






(親に無理矢理私立に入れられて、勉強しなくちゃいけなくて大変。って感じか)





可哀想に、






夏場だから半袖で、半袖の袖から伸びる細い腕やうなじ。




……思わず、息を飲んでしまった。





(違う…そういうことをしたい訳じゃない)





同じ空間にいられるだけ幸せなんだ、この時間はーー………










その時だった。










ーーーーーガクンッッ!!!








「っ……うあ!!」








いきなり………エレベーターが、異常に振動して、止まった。




その後すぐに電気が消える。







(まさか………)






こんな時に、故障………?






彼も焦って、ボタンをぽちぽちおし始めた。




「っ…駄目だ、動かない……」





緊急事態なのに、予想以上に低くて綺麗な声に興奮した。






「………すみません、止まったみたいです」






初めて話しかけられた。






「…!こ、ここここまったねェ………、」
「はい……、とりあえず指示が来るまで待ちましょう」





冷静な子だな………





俺と少し距離を開けて、男の子は座った。


俺もその場に座って、とりあえず興奮気味な下をどうにか隠す。





「………暗くて何も見えないですね、勉強出来ないや………」
「う、うんそうだねッ!!?スマホは……ああ、持ってきてない………」




本当は持っていたけど、出さない方がいいと咄嗟に思った。




「……俺も、中学には持ってっちゃ駄目だから………」






………なんて、真面目な子なんだ……………








「……あ、はは、あ…暑いね!!」
「ですね……、……上、脱いでもいいですか?」






……………ッ!!?






「あ…うん、ドウゾ?」





だんだん目が慣れてきて、お互いの顔が見えるくらいには目が慣れてきた。






「…………、ん」







うわ………エロい。
ただベストを脱いだだけなのにエロい。









…………でも、








「なんか……さ、さっきから暗い顔だね…??」
「え…、あ……すみません」





って、こんな状況だからそんな顔になるのも仕方ないか………




いやでも、つけていた時もこんな感じだったし…………






「学校に行きたくないんです。勉強勉強ってうるさくて」
「あ…ああ、そうなんだ……」






やっぱりか………






「……あ、一応名前だけ教えておきますね、海斗って言います、これから長い時間一緒になるかもですから」





…………!






(海斗君…、かわいい、可愛い可愛い)





「わかった……、おじさんは、」






その時だった。








『エレベーター修理中につき、40分程お時間をいただきます、ご了承ください』







そんなアナウンスが聞こえた。








「40分……、………また怒られる」ボソ







…………ん?




最後の方が聞こえなかった。







「……まあいいや、修理が終わるまで何か話しませんか?」
「…………う、うん!!」







ああもう………………











(犯したい)









ーーー









「そうなんですか?それは面白いですね」



10分くらい話して、この子が本当にいい子すぎて、可愛くて仕方なかった。




段々、汗をかいてきて、呼吸も荒くなってくる。





………酸欠と密閉で、死にそうになって……理性もなくなってきた。







(犯したい、犯したい犯したい、) 







話に…………集中出来ない。








(もう…………)




 




体が勝手に動いた。








「それで…………、……ッ!!??」







手のひらで口を抑えて、その勢いで壁に頭を押し付けた。





「……………ッ?」
「あはは…は、もう我慢できない…………」






可愛い、可愛い……可愛い







意味がわからなくて、目を見開いて怯えている姿が………本当に可愛くて、








「ずっとつけてたんだよ……、きっと運命だね…?ねえ、どうせ逃げられないって分かってるよね?大人しく俺と…………」
「ん"……、んん、」






………………ん?









「ォグ……ッ!!!」







股間を蹴られた。




その隙に逃げられて、








「はぁ…はぁ、」




軽蔑の視線を向けられて、完全に戻れなくなった。




海斗君はすぐに緊急のボタンを押して、



「助けて下さい!!誰か…誰か……!!!」




混乱して、ずっと叫んでいた。








……………………









「蹴るなんてひどいよ…………!!」
「ん"…………ッ!!」






無理矢理襟首を掴んで、押し倒して逃げられないように完全にホールドした。






「ぐ……くる、し」
「ハア、ハァ、同性なら犯罪にならないんだよ……?諦めて楽しんだ方が絶対いいよ」







………………そう言うと、簡単に大人しくなった。








いや、違う。









「…………ひゅ、…は…、は……、…っかは、ぅぐ…………」





あまりの恐怖のせいか、呼吸が上手くできていない。





「は…………は、はっ、や…………め………………」











………………………………









可愛い










「ぅ"ん…………ッ!!?」






貪るように口の中に舌を入れた。







「ん……ん"、ひッ……、は、ぁ…………」





泣きながら、呼吸も荒くなっていく。





「だれ……か」







ーーー







口が離れた時には既に海斗君は意識が朦朧としていた。




「は……、は…………」




そしてこっちは、下がもう限界。






「ここからが本番だね……?」






下を脱いで、ソレを掴んだ。







ソレを見た途端海斗君が、




「……っ、や…めろ、やだ…………嫌だ」






けどもう、足は俺に潰されているから動けない。








ろくに抵抗できないのを良いことに、足をM字にさせて……下を脱がせた。








「ッ…………は、は…ぁ、」







まだ呼吸が整わないのか、容赦なく俺はそのまま、指を中に入れた。





「っ……ひ、!!」





びくびくと痙攣している。
それが可愛くて……早くいれないと外でそのまま出してしまいそうだった。







何本か入れて、慣らした。








「さぁ…………そろそろいいよねぇ、気持ちよくなろ?ね?」






片方の手で両手首を拘束して、海斗君の頭の上に置いた。





………………そして、










「……ひ、…………ぅあ"ッッッ!!!!」










軽くいれて………一気に奥までいれた。








過呼吸がひどくなって、暴れて髪が乱れた。





「痛い……!!いたい!!!」







足をばたつかせて、ひどく泣いて、吐き気がするのか様子がおかしい。







ばたつかせた足が当たったから、お仕置きとして激しく突いた。






「ぃ"…ッ、あ"、ぁあ"!!ッぐ、ぅ……う、う"ぁあ"」







眼球が上を向いて、呂律が回らなくなった。










ーーーーー






………………苦しい




痛い、痛い痛い痛い




でも………………






(こんな事、してるのがバレたら)






門限までに帰らないと、







怒られる……………………











(やだ……、怒られたくない、犯されたなんてバレたら、いや……門限が過ぎたら、)






あの人に、何されるか分からない。








(殴られるのも、ご飯を抜かれるのも、家に入れてもらえないのも、いやだ)









早く…………帰らなきゃ











「はァ、ハァッ……、中に出すよ!!?」





…………ッ!!






「……あ"、ぁ"…!!……だ、やめ…、……やだ!!!」













ーーー







「ぁ…………が……………………」







息ができない






クルシイ









「は……、は、よし…………最後にお掃除フェラしてもらおっかなぁ………………」

「ん…………、ぐ」






無理矢理口の中にいれられて、そこから数秒して……今度は顔に出された。







「ッ……!」ビク










………………これで終わる






もちろんそんな訳はなくて、








「ッ……もう1回…!!まだ時間あるしいいよね!?」
「…ぇ"、………………っーーーー!!!」








何回も何回も、犯された。











ーーー







「大丈夫ですかーー、……ッて、はぁ!!?」




助けに来た人達が、現場を見てすごく驚いていた。





「ッ……何してるんだ!!」




男はすぐに捕まって、







「君!大丈夫!?」





俺もそう言われて、乱れた服もなおしてもらって救助されたけど、









「………………」フラ


「え、君…!?」






毛布をかけられた気がしたけど、気にする余裕もなく………その場から走り去っていた。











(早く……帰らないと、)







髪を滴り落ちる精液を気にせずに、暗い夜道を走った。








ーーー









家に着いた。





玄関に入って、力が抜けて座り込んで……息を整える。





そこに、すぐに………あの人が来た。









「…………っあ……、…………父さん」





腕を組んでこちらを睨みつけてくる父。





「荷物は?どうしてこんなに遅くなった?」






相当機嫌が悪そうだった。







「…………あ、荷物……鞄………………」








置いてきちゃった………………








「問題集……買いに行ってて、でもエレベーターが止まって、門限過ぎたから、……でも、走ってきた、だから…………」





だから、








「その………………」

「なんだ?その白いの」








……………………え?









ふと、髪を触ると………べたべたとした液体が、乾きかけていた。






「………………あ………………」







「陵辱か?」
「……ち、ちが」






俺の言っていることなんて一切聞こうともせず、父は無理矢理俺の手首を掴んだ。





「ッ……!!」
「門限も過ぎて犯されて、躾が必要みたいだな」










なんで、なんで、なんでなんでなんで







どうして俺ばっか











「部屋に行くぞ」
「や…め、引っ張らないで……引っ張らないでください……」














どうして俺ばっか………………こんな目に遭わなきゃいけないんだ。









(もう、死にたい)













しおりを挟む
1 / 4

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

愛のカタチ

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

心友

青春 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

トラブルに愛された夫婦!三時間で三度死ぬところやったそうです!

現代文学 / 連載中 24h.ポイント:49pt お気に入り:34

死の間際、あなたは親友ですか?

ライト文芸 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:5

処理中です...