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進化キモチェ〜
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【ステータス】
名前 なし
種族 ブラッドバット
レベル 10/10『進化可能』
体力 G
魔力 G
攻撃力 G
防御力 G
素早さ G
スキル
超音波:30
噛みつき:23
吸血:23
操血56
(お、おおおおおおおお! ついにキタァァァァ!)
眠る前にステータスを確認すると、なんとレベルが10になっていた。15匹ほど狩ったとはいえ、1日で2つもレベルが上がるとは。オークの経験値効率は思っていたよりも良かったらしい。
さらに、カンストしたレベルの横には進化可能という文字が表示されており、いよいよ待ちに待った進化の時が来たのだと実感する。
(こんな状況で寝れるわけねえよな? いざ、進化!)
震える指で『進化可能』ボタンに触れると、ステータスウィンドウが変化を起こす。切り替わった画面の内容はこうだ。
【進化先一覧】
『直系進化』
・ハイ・ブラッドバット
・ビッグ・ブラッドバット
『属性変化』
・ファングバット
・フライバット
・サウンドバット
・ファイアバット
・ウォーターバット
……etc
『種族変化』
・ブラッドスネーク
・ブラッドウルフ
・ブラッドビー
……etc
(選択肢多すぎワロタ)
ずらりと1ページに表示し切れないほどの選択肢が表示され、一瞬思考が停止した。
進化先といえば、普通2.3個の選択肢から選んでいくものだと思っていた。なんなら1つしか選べないような場合もあるとおもうのだが……。
(まあ選択肢は多いだけいいよな。そのためだけに大学に行けって言ってた先生もいたし。)
めちゃくちゃどうでもいい話だが、結局俺は大学に行かなかったので高卒である。
そんな高卒の俺がこの進化先一覧から読み取ったのは、実質『進化先』は2つのみであるということだ。
『直系進化』と記載されているハイ・ブラッドバット、ビッグ・ブラッドバットのどちらかを選べば単純に上位種に進化できるのだろうが、その他全ての選択肢については『属性』『種族』を変更するための選択肢でしかないようだ。
これは、非常に悩ましい。
強くなるのも大事だが、どちらかというと美形なイケメンになりたいので種族は変更しないつもりでいる。しかし、ドラゴンに進化できそうな種族(トカゲ)やその他面白そうな種族が沢山あるのだ。
(龍人になっていかつめのイケメンになるのもいいな……。人狼もいいし、妖精系を選んで神秘的イケメンになるのもいい……。インプを選んだら将来はインキュバスか……レロレロレロレロ。)
考えれば考えるだけ想像が広がっていく。進化後の姿がイケメンだという前提でしかないが、どの種族を選んでも面白そうな未来が見えるのだ。特に、インキュバスは魅力的である。
だが……やはりイケメンのイメージが1番強いのは吸血鬼である。色白銀髪細マッチョの美形になって、夜の街を遊び歩くのだ。クズ足りてない。
それに、下心以外の理由もちゃんとある。血の能力との相乗効果が1番良さそうなのは当然吸血鬼だし、そもそも今この状況で種族を変えてしまったせいで飛べなくなったら詰む。
空を飛べてかつ天井で寝れるというこの便利な体であるからこそ、突然ダンジョンに放り込まれてもなんとかやっていけているのだ。
他の種族もかなり魅力的ではあるが、やはり身の安全は譲れない。そもそも人型に進化する前に死んだら意味がないのだ。
というわけで、種族を変更するのは無しだ。
次に属性変更だが……これもまた面白そうな属性がかなり沢山ある。
しかし、せっかく練習した血の能力を失うのは辛すぎるし、血の能力がなくなったら血から栄養を摂取できなくなることが予想できる。
つまり、ゴブリンやオークを食べないといけないのだ。
(ガチで無理。絶対クソまずいし絶対腹壊すよ)
現在は血を牙から吸収して蓄え、それを消費するような形で栄養摂取をしている。そのためそこまで味を感じることなく過ごせているが……それができなくなったらと考えると恐ろしくて夜も眠れない。
【噛みつき】スキルを使用した際にたまに感じる血の味ですら吐きそうになるくらいまずくて臭いのだ。そんなものを毎日食い続けるなんて精神がどうにかなってしまうとしか思えない。
(しかも、火以外の能力を選んだとしたら生肉のまま食べるってことだよね? ユッケとかも食ったことないのに、モンスターの未処理生肉とか流石にハードル高いわ)
もしかしたら現在の血の能力を失うわけではないかもしれないが、そこまでリスクを取ってまで別の属性にしたいわけでもないし、やはり属性もそのままで決定である。
というわけで、選択肢は直系進化の2つに絞られた。
・ハイ・ブラッドバット
・ビッグ・ブラッドバット
この2つから選ぶわけだが、ハイとビッグの違いがちょっとよくわからないので試しにタップしてみると、スキルの時のように詳細を確認することができた。
(あーなるほどね。理解理解)
無駄にながったらしい詳細の内容を簡単にまとめると、ビッグ・ブラッドバットに進化すると体が大きくなりフィジカル面が強化。
ハイ・ブラッドバットに進化すると体はそこまで大きくならないが、血の力が強化されるようだ。
フィジカルの弱さを解決したいところではあるが、どちらかというと血の力を強くしたいかな。
主な被弾要因が投石なので体を大きくしてしまうと的が大きくなってしまうというのもあるし、体が少し強くなるより血の力が強くなった方が防御力も向上するだろうと考えている。
(そんじゃ、ハイ・ブラッドバットに決定!)
ハイ・ブラッドバットへの進化を選択するボタンに触れると、体を血のような赤いエフェクトが包み込んだ。
そして、一瞬刺すような痛みを感じたと思えば、いつのまにか進化が完了していた。
【ステータス】
名前 なし
種族 ハイ・ブラッドバット
レベル 1/30
体力 F
魔力 E
攻撃力 F
防御力 F
素早さ F
スキル
超音波:30
噛みつき:23
吸血:23
操血56
自己回復・血
自己強化・血
名前 なし
種族 ブラッドバット
レベル 10/10『進化可能』
体力 G
魔力 G
攻撃力 G
防御力 G
素早さ G
スキル
超音波:30
噛みつき:23
吸血:23
操血56
(お、おおおおおおおお! ついにキタァァァァ!)
眠る前にステータスを確認すると、なんとレベルが10になっていた。15匹ほど狩ったとはいえ、1日で2つもレベルが上がるとは。オークの経験値効率は思っていたよりも良かったらしい。
さらに、カンストしたレベルの横には進化可能という文字が表示されており、いよいよ待ちに待った進化の時が来たのだと実感する。
(こんな状況で寝れるわけねえよな? いざ、進化!)
震える指で『進化可能』ボタンに触れると、ステータスウィンドウが変化を起こす。切り替わった画面の内容はこうだ。
【進化先一覧】
『直系進化』
・ハイ・ブラッドバット
・ビッグ・ブラッドバット
『属性変化』
・ファングバット
・フライバット
・サウンドバット
・ファイアバット
・ウォーターバット
……etc
『種族変化』
・ブラッドスネーク
・ブラッドウルフ
・ブラッドビー
……etc
(選択肢多すぎワロタ)
ずらりと1ページに表示し切れないほどの選択肢が表示され、一瞬思考が停止した。
進化先といえば、普通2.3個の選択肢から選んでいくものだと思っていた。なんなら1つしか選べないような場合もあるとおもうのだが……。
(まあ選択肢は多いだけいいよな。そのためだけに大学に行けって言ってた先生もいたし。)
めちゃくちゃどうでもいい話だが、結局俺は大学に行かなかったので高卒である。
そんな高卒の俺がこの進化先一覧から読み取ったのは、実質『進化先』は2つのみであるということだ。
『直系進化』と記載されているハイ・ブラッドバット、ビッグ・ブラッドバットのどちらかを選べば単純に上位種に進化できるのだろうが、その他全ての選択肢については『属性』『種族』を変更するための選択肢でしかないようだ。
これは、非常に悩ましい。
強くなるのも大事だが、どちらかというと美形なイケメンになりたいので種族は変更しないつもりでいる。しかし、ドラゴンに進化できそうな種族(トカゲ)やその他面白そうな種族が沢山あるのだ。
(龍人になっていかつめのイケメンになるのもいいな……。人狼もいいし、妖精系を選んで神秘的イケメンになるのもいい……。インプを選んだら将来はインキュバスか……レロレロレロレロ。)
考えれば考えるだけ想像が広がっていく。進化後の姿がイケメンだという前提でしかないが、どの種族を選んでも面白そうな未来が見えるのだ。特に、インキュバスは魅力的である。
だが……やはりイケメンのイメージが1番強いのは吸血鬼である。色白銀髪細マッチョの美形になって、夜の街を遊び歩くのだ。クズ足りてない。
それに、下心以外の理由もちゃんとある。血の能力との相乗効果が1番良さそうなのは当然吸血鬼だし、そもそも今この状況で種族を変えてしまったせいで飛べなくなったら詰む。
空を飛べてかつ天井で寝れるというこの便利な体であるからこそ、突然ダンジョンに放り込まれてもなんとかやっていけているのだ。
他の種族もかなり魅力的ではあるが、やはり身の安全は譲れない。そもそも人型に進化する前に死んだら意味がないのだ。
というわけで、種族を変更するのは無しだ。
次に属性変更だが……これもまた面白そうな属性がかなり沢山ある。
しかし、せっかく練習した血の能力を失うのは辛すぎるし、血の能力がなくなったら血から栄養を摂取できなくなることが予想できる。
つまり、ゴブリンやオークを食べないといけないのだ。
(ガチで無理。絶対クソまずいし絶対腹壊すよ)
現在は血を牙から吸収して蓄え、それを消費するような形で栄養摂取をしている。そのためそこまで味を感じることなく過ごせているが……それができなくなったらと考えると恐ろしくて夜も眠れない。
【噛みつき】スキルを使用した際にたまに感じる血の味ですら吐きそうになるくらいまずくて臭いのだ。そんなものを毎日食い続けるなんて精神がどうにかなってしまうとしか思えない。
(しかも、火以外の能力を選んだとしたら生肉のまま食べるってことだよね? ユッケとかも食ったことないのに、モンスターの未処理生肉とか流石にハードル高いわ)
もしかしたら現在の血の能力を失うわけではないかもしれないが、そこまでリスクを取ってまで別の属性にしたいわけでもないし、やはり属性もそのままで決定である。
というわけで、選択肢は直系進化の2つに絞られた。
・ハイ・ブラッドバット
・ビッグ・ブラッドバット
この2つから選ぶわけだが、ハイとビッグの違いがちょっとよくわからないので試しにタップしてみると、スキルの時のように詳細を確認することができた。
(あーなるほどね。理解理解)
無駄にながったらしい詳細の内容を簡単にまとめると、ビッグ・ブラッドバットに進化すると体が大きくなりフィジカル面が強化。
ハイ・ブラッドバットに進化すると体はそこまで大きくならないが、血の力が強化されるようだ。
フィジカルの弱さを解決したいところではあるが、どちらかというと血の力を強くしたいかな。
主な被弾要因が投石なので体を大きくしてしまうと的が大きくなってしまうというのもあるし、体が少し強くなるより血の力が強くなった方が防御力も向上するだろうと考えている。
(そんじゃ、ハイ・ブラッドバットに決定!)
ハイ・ブラッドバットへの進化を選択するボタンに触れると、体を血のような赤いエフェクトが包み込んだ。
そして、一瞬刺すような痛みを感じたと思えば、いつのまにか進化が完了していた。
【ステータス】
名前 なし
種族 ハイ・ブラッドバット
レベル 1/30
体力 F
魔力 E
攻撃力 F
防御力 F
素早さ F
スキル
超音波:30
噛みつき:23
吸血:23
操血56
自己回復・血
自己強化・血
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