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もうゴブは余裕
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(くらえゴブ!)
バスケットボールくらいの大きさの血が高速でゴブリンの頭部に直撃。直撃したゴブリンの頭部は金属で殴られたかのように凹み、白目を剥いて倒れ伏した。
そして次に、二体目のゴブリンには若干避けれそうな速度で頭部へと血を動かす。
すると予想通り、二体目のゴブリンは先程の仲間の死に様を知っているため、必死にしゃがんで血を避けようとする。
(ここでクイッと曲げて、ドカーン!)
予想できていたなら対処は簡単だ。ゴブリンが頭を下げたタイミングでこちらも血を操作し、ゴブリンの頭に高さを再び合わせる。そして、お得意の急加速でフィニッシュ。
地に伏した二体のゴブリンの死体から血を抜き取ったら、討伐完了である。
(いやぁ~すっかり2体も楽勝ですなぁ)
やはり、飛べることと遠距離攻撃の相性は抜群である。相手がゴブリンのような地上タイプならば、尚更のことだった。
ゴブリンからこちらへの攻撃手段は投擲だけ。それに比べてこちらから向こうへの攻撃手段は奇襲、噛みつき、目潰し、操血と多種多様である。
向こうが戦◯中のシノビだとすれば、こちらはビッグバト◯ボールシノビのようなものである(たぶん)。
まあとにかく、よっぽどヘマしない限り負けるはずがないのだ。
そんな感じで、ゴブリンなら余裕で倒せるほど戦闘力は上がってきている。けれど、流石に経験値が足らないのかレベルが上がらなくなってきた。
このままずっとこの階層でゴブ狩りをして暮らすのも、命の危険が少ないので悪くはない。
だがしかし、強くなって進化してモテモテになるのが男の夢というものだ。
レベルの停滞を打破するため、今日はこれからオークに挑んでみようと思う。
ちなみに、今のステータスはこんな感じだ。
【ステータス】
名前 なし
種族 ブラッドバット
レベル 5/10
体力 G
魔力 G
攻撃力 G
防御力 G
素早さ G
スキル
超音波:18
噛みつき:8
吸血:8
操血33
やはり練習しているだけあって、操血の熟練度だけがかなり高い状況だ。
(他のスキルもかなり使えるスキルだし、練習に組み込もうかな……)
ただ、噛みつきや吸血は敵がいないと練習もクソも無いスキルなので、どうしても熟練度が上がりにくい。戦闘の頻度を増やしてみるのも一つの手だろう。
熟練度上げと索敵を兼ねて、超音波を使いながらビュンビュン飛行する。すると、すぐにオークを発見することができた。
身体はたぶんピンクで豚っ鼻。やや短い牙が突出し、常に口が少し開きっぱなし。そのせいで余計に不細工だが、口呼吸しやすそうでいいと思う。
体格はかなり大きくゴブリンより3回りほど大きい。ガリガリのゴブリンと違って脂肪もしっかりと蓄えているため、中の筋肉もそこそこあると予想していいだろう。
注意すべきは、オークが所持している大きな棍棒での攻撃かな。もしかしたらあれを投げてくるかもしれないし、もし当たったら即死の未来が安易に想像できる。
観察が終わったところで、いざオーク狩り開始である。
(あの時の恨みを晴らすぜクソ豚!)
オークも貧弱時代の俺に石を投げていじめてきた張本人である。容赦なく、不意打ちで恨みのこもった一撃目をぶち込んだ。
バスケットボールくらいの大きさの血が高速でゴブリンの頭部に直撃。直撃したゴブリンの頭部は金属で殴られたかのように凹み、白目を剥いて倒れ伏した。
そして次に、二体目のゴブリンには若干避けれそうな速度で頭部へと血を動かす。
すると予想通り、二体目のゴブリンは先程の仲間の死に様を知っているため、必死にしゃがんで血を避けようとする。
(ここでクイッと曲げて、ドカーン!)
予想できていたなら対処は簡単だ。ゴブリンが頭を下げたタイミングでこちらも血を操作し、ゴブリンの頭に高さを再び合わせる。そして、お得意の急加速でフィニッシュ。
地に伏した二体のゴブリンの死体から血を抜き取ったら、討伐完了である。
(いやぁ~すっかり2体も楽勝ですなぁ)
やはり、飛べることと遠距離攻撃の相性は抜群である。相手がゴブリンのような地上タイプならば、尚更のことだった。
ゴブリンからこちらへの攻撃手段は投擲だけ。それに比べてこちらから向こうへの攻撃手段は奇襲、噛みつき、目潰し、操血と多種多様である。
向こうが戦◯中のシノビだとすれば、こちらはビッグバト◯ボールシノビのようなものである(たぶん)。
まあとにかく、よっぽどヘマしない限り負けるはずがないのだ。
そんな感じで、ゴブリンなら余裕で倒せるほど戦闘力は上がってきている。けれど、流石に経験値が足らないのかレベルが上がらなくなってきた。
このままずっとこの階層でゴブ狩りをして暮らすのも、命の危険が少ないので悪くはない。
だがしかし、強くなって進化してモテモテになるのが男の夢というものだ。
レベルの停滞を打破するため、今日はこれからオークに挑んでみようと思う。
ちなみに、今のステータスはこんな感じだ。
【ステータス】
名前 なし
種族 ブラッドバット
レベル 5/10
体力 G
魔力 G
攻撃力 G
防御力 G
素早さ G
スキル
超音波:18
噛みつき:8
吸血:8
操血33
やはり練習しているだけあって、操血の熟練度だけがかなり高い状況だ。
(他のスキルもかなり使えるスキルだし、練習に組み込もうかな……)
ただ、噛みつきや吸血は敵がいないと練習もクソも無いスキルなので、どうしても熟練度が上がりにくい。戦闘の頻度を増やしてみるのも一つの手だろう。
熟練度上げと索敵を兼ねて、超音波を使いながらビュンビュン飛行する。すると、すぐにオークを発見することができた。
身体はたぶんピンクで豚っ鼻。やや短い牙が突出し、常に口が少し開きっぱなし。そのせいで余計に不細工だが、口呼吸しやすそうでいいと思う。
体格はかなり大きくゴブリンより3回りほど大きい。ガリガリのゴブリンと違って脂肪もしっかりと蓄えているため、中の筋肉もそこそこあると予想していいだろう。
注意すべきは、オークが所持している大きな棍棒での攻撃かな。もしかしたらあれを投げてくるかもしれないし、もし当たったら即死の未来が安易に想像できる。
観察が終わったところで、いざオーク狩り開始である。
(あの時の恨みを晴らすぜクソ豚!)
オークも貧弱時代の俺に石を投げていじめてきた張本人である。容赦なく、不意打ちで恨みのこもった一撃目をぶち込んだ。
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