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ベンチプレスMAX測定してみた!
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いまからセクシャルが行うMAX測定というものは、今までの自分では扱えなかった重量に挑戦するトレーニングなので、非常に怪我をしやすい。
MAX測定で怪我をした人々をキン・ニクオはたくさん見てきたようで、自分は怪我をしないようにと動的ストレッチやチューブなどを活用して筋肉や関節を温めていく。
とは言っても、こちらの世界には地球とは違って怪我を回復させる能力やアイテムが存在するのだが、それを知っても入念にストレッチを行うのはキン・ニクオの頃の癖だろうか。
まあ、怪我の予防以外にもパフォーマンスの向上などにもつながるので行っていて悪いことはないだろう。
最初はベンチプレスのMAXから測定すると先程決めていたので、ベンチプレスで特に怪我をしやすい肩を入念に温めていった。
それから、ベンチプレスをする際に重要な胸郭の柔軟性も発揮できるように胸郭のストレッチも行う。
「よし、こんなもんでいいかな」
ストレッチを10分ほど行った後、セクシャルはつぶやいた。
10分くらいの軽いストレッチっていいよね。疲労感なく体は温まっていて、かなりいいコンディションを作り出せる。(たぶん)
アップが終わったので、次にセクシャルは器具を生み出していく。
いちいち器具を作り出すのは面倒くさそうに思うが、体の成長に合わせてベンチの幅やベルト、ストラップの長さなどを調節するため、毎回新しい器具を作ってトレーニングを行っているようだ。
普通、そんな贅沢なことを行う人はあまりいないと思う。器具の生成を簡単に行えるセクシャルの能力あってのことだろう。
パワーラック、ベンチ、バーベルシャフト、プレート、リストラップ、パワーベルトなど器具のセッティング等準備が終わると、セクシャルはベンチに腰掛けた。
そしてそのままベンチに倒れていき、決まった位置に足を乗せ、シャフトをにぎり、肩甲骨を下制させ胸郭を広げアーチを作る。
足の位置もセットできたらラックからシャフトを外し、丁寧に15回行っていく。
ちなみにレベルアップ前のマックスは280kgだったので、今回の目標は300kgらしい。
そのため、最初のアップ100kgでは全体的なウォームアップとして血流増進や筋温上昇を狙い、多めの回数を行う。次の200kgと250kgで神経系を目覚めさせ、本番の300kgに備えていくようだ。
セクシャルの筋トレメモから本日のメニューを引用すると、このような感じになる。
ベンチMAX測定
1セット目……100kg/15回
2セット目……200kg/3回
3セット目……250kg/1回
4セット目……310kgでラックアップのみ1~2回
5セット目……300kgにチャレンジ
あらかじめ設定しておいたメニュー通りに進めていき、いよいよ本番の5セット目。
300キロという化け物のような重量なのにもかかわらず、特に緊張感もなくスッとラックアップし、スッと下ろしてスッと挙上してみせた。
「かっっっっる!!」
いつもは無言で淡々とトレーニングを行うセクシャルだが、思わず叫び声を上げてみせた。
まさか、300kgがこれほど楽に上げられるようになっているとは思って居なかったようだ。そりゃ驚くよな。
その後、インターバルを長めに7分取りながら10キロずつ重さを増やしていき……。
最終結果、1RM405kgという記録を叩き出した。
「気持ち良すぎる」
これには、キン・ニクオもにやけ顔である。前世よりも大幅に記録が更新できて嬉しいのであろう。
これほどまでに記録が伸びたのだから、やはりレベルアップの効果というのは偉大なものだ。
しかし、レベルアップによって急激に筋力が強くなったわけではなく、体が小さかったが故に持て余していた筋力がレベルアップによって適合し、このような結果を作り上げたのだろう。
流石に、1つレベルが上がっただけで約120キロも伸びるはずがない。
「やっぱ手足が長いのはいいな……」
おっと、そういえばそれがあったか。以前までのセクシャルの肉体は、元身長180cm越えのキン・ニクオにはあまりにも小さく、感覚の違いに戸惑っていたことがあったのを思い出した。
レベルアップによって身長が伸び、手足などのサイズが元に近づいたことで、40年間かけて培った身体操作技術を発揮しやすくなったのも、今回の記録更新に大きく貢献しているだろう。
「次はデットだな」
MAX測定で怪我をした人々をキン・ニクオはたくさん見てきたようで、自分は怪我をしないようにと動的ストレッチやチューブなどを活用して筋肉や関節を温めていく。
とは言っても、こちらの世界には地球とは違って怪我を回復させる能力やアイテムが存在するのだが、それを知っても入念にストレッチを行うのはキン・ニクオの頃の癖だろうか。
まあ、怪我の予防以外にもパフォーマンスの向上などにもつながるので行っていて悪いことはないだろう。
最初はベンチプレスのMAXから測定すると先程決めていたので、ベンチプレスで特に怪我をしやすい肩を入念に温めていった。
それから、ベンチプレスをする際に重要な胸郭の柔軟性も発揮できるように胸郭のストレッチも行う。
「よし、こんなもんでいいかな」
ストレッチを10分ほど行った後、セクシャルはつぶやいた。
10分くらいの軽いストレッチっていいよね。疲労感なく体は温まっていて、かなりいいコンディションを作り出せる。(たぶん)
アップが終わったので、次にセクシャルは器具を生み出していく。
いちいち器具を作り出すのは面倒くさそうに思うが、体の成長に合わせてベンチの幅やベルト、ストラップの長さなどを調節するため、毎回新しい器具を作ってトレーニングを行っているようだ。
普通、そんな贅沢なことを行う人はあまりいないと思う。器具の生成を簡単に行えるセクシャルの能力あってのことだろう。
パワーラック、ベンチ、バーベルシャフト、プレート、リストラップ、パワーベルトなど器具のセッティング等準備が終わると、セクシャルはベンチに腰掛けた。
そしてそのままベンチに倒れていき、決まった位置に足を乗せ、シャフトをにぎり、肩甲骨を下制させ胸郭を広げアーチを作る。
足の位置もセットできたらラックからシャフトを外し、丁寧に15回行っていく。
ちなみにレベルアップ前のマックスは280kgだったので、今回の目標は300kgらしい。
そのため、最初のアップ100kgでは全体的なウォームアップとして血流増進や筋温上昇を狙い、多めの回数を行う。次の200kgと250kgで神経系を目覚めさせ、本番の300kgに備えていくようだ。
セクシャルの筋トレメモから本日のメニューを引用すると、このような感じになる。
ベンチMAX測定
1セット目……100kg/15回
2セット目……200kg/3回
3セット目……250kg/1回
4セット目……310kgでラックアップのみ1~2回
5セット目……300kgにチャレンジ
あらかじめ設定しておいたメニュー通りに進めていき、いよいよ本番の5セット目。
300キロという化け物のような重量なのにもかかわらず、特に緊張感もなくスッとラックアップし、スッと下ろしてスッと挙上してみせた。
「かっっっっる!!」
いつもは無言で淡々とトレーニングを行うセクシャルだが、思わず叫び声を上げてみせた。
まさか、300kgがこれほど楽に上げられるようになっているとは思って居なかったようだ。そりゃ驚くよな。
その後、インターバルを長めに7分取りながら10キロずつ重さを増やしていき……。
最終結果、1RM405kgという記録を叩き出した。
「気持ち良すぎる」
これには、キン・ニクオもにやけ顔である。前世よりも大幅に記録が更新できて嬉しいのであろう。
これほどまでに記録が伸びたのだから、やはりレベルアップの効果というのは偉大なものだ。
しかし、レベルアップによって急激に筋力が強くなったわけではなく、体が小さかったが故に持て余していた筋力がレベルアップによって適合し、このような結果を作り上げたのだろう。
流石に、1つレベルが上がっただけで約120キロも伸びるはずがない。
「やっぱ手足が長いのはいいな……」
おっと、そういえばそれがあったか。以前までのセクシャルの肉体は、元身長180cm越えのキン・ニクオにはあまりにも小さく、感覚の違いに戸惑っていたことがあったのを思い出した。
レベルアップによって身長が伸び、手足などのサイズが元に近づいたことで、40年間かけて培った身体操作技術を発揮しやすくなったのも、今回の記録更新に大きく貢献しているだろう。
「次はデットだな」
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