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毒と価値
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リッチの指輪の検証をした翌日、今日は毒のダンジョンに挑みたいと思う。
さっそく配信を始める。今日は、視聴者を認知している感を出していこうと思う。なんでも、このコミュニケーションがファンを逃がさないコツなんだとか。
「みなさんこんにちは! ヴァリアンです! 今日は毒のダンジョンに行きたいと思います!」
『アレナ:こんにちはー! 久々にリアタイで見れました!』
『こん』
『こん』
『こん』
『毒のダンジョンかー』
『俺、毒のダンジョン苦手なんだよね』
『それな?俺も毒系嫌い』
『毒系モンスターの買取価格が高いからって稼げると思ってたんだけど大間違いだった。解毒ポーションの消費多すぎて全然金にならん』
『わかる。俺この前30本使ったでwww』
「お、アレナさん、お久しぶりです! サトシさん、黒卵さんもいつも見てくださってありがとうございます~」
『がちかよ、俺認知されてた』
『俺もで草wwwwww』
ふむ、名前を呼んだだけだが、喜んでくれたようだ。今後も続けることにしよう。
さて、ダンジョンの話に戻るか。
今日は毒のダンジョンに行くことにしたわけだが、都市周辺のダンジョンの数が異常に多くて、どこに行くか本当に迷ったんだよな。
迷った末、決め手は金だった。高価なアイテムを買うのには当然金が大量に必要なので、素材の相場が高く、1番稼げそうなダンジョンを選んだのだ。
毒系の素材は薬やポーションの製造にも使われているし、攻撃手段としても優れているので需要が高い。
しかし、毒系のモンスターはある理由で避けられているため、供給が少ないみたいなんだよな。その結果、値段が高騰していると。
毒系モンスターが避けられている理由についてだが、これはさっきコメントにも来ていたな。
毒属性モンスターの攻撃をくらうと、毒の状態異常にかかってしまう。そして、それを解毒するのには解毒ポーションが必要なのだが、それがまあまあの値段がするので、結局稼ぎにならないらしい。
しかし、俺は毒耐性のある魔物に変化できるし、なんなら解毒もできる。つまり、ポーション要らずなのだ。
この理由があるので、今日はめちゃくちゃ稼げる気がしている。今にも口角が上がってしまいそうだ。
あ、もちろん金だけが目的な訳ではないぞ。人間界ではあまり毒系のダンジョンが人気でなく、情報が広まっていなかったためにあまり挑めなかったんだよな。なので、新しいモンスターを倒せるのも期待している。
「それでは、早速入っていきたいと思います!」
さっそく配信を始める。今日は、視聴者を認知している感を出していこうと思う。なんでも、このコミュニケーションがファンを逃がさないコツなんだとか。
「みなさんこんにちは! ヴァリアンです! 今日は毒のダンジョンに行きたいと思います!」
『アレナ:こんにちはー! 久々にリアタイで見れました!』
『こん』
『こん』
『こん』
『毒のダンジョンかー』
『俺、毒のダンジョン苦手なんだよね』
『それな?俺も毒系嫌い』
『毒系モンスターの買取価格が高いからって稼げると思ってたんだけど大間違いだった。解毒ポーションの消費多すぎて全然金にならん』
『わかる。俺この前30本使ったでwww』
「お、アレナさん、お久しぶりです! サトシさん、黒卵さんもいつも見てくださってありがとうございます~」
『がちかよ、俺認知されてた』
『俺もで草wwwwww』
ふむ、名前を呼んだだけだが、喜んでくれたようだ。今後も続けることにしよう。
さて、ダンジョンの話に戻るか。
今日は毒のダンジョンに行くことにしたわけだが、都市周辺のダンジョンの数が異常に多くて、どこに行くか本当に迷ったんだよな。
迷った末、決め手は金だった。高価なアイテムを買うのには当然金が大量に必要なので、素材の相場が高く、1番稼げそうなダンジョンを選んだのだ。
毒系の素材は薬やポーションの製造にも使われているし、攻撃手段としても優れているので需要が高い。
しかし、毒系のモンスターはある理由で避けられているため、供給が少ないみたいなんだよな。その結果、値段が高騰していると。
毒系モンスターが避けられている理由についてだが、これはさっきコメントにも来ていたな。
毒属性モンスターの攻撃をくらうと、毒の状態異常にかかってしまう。そして、それを解毒するのには解毒ポーションが必要なのだが、それがまあまあの値段がするので、結局稼ぎにならないらしい。
しかし、俺は毒耐性のある魔物に変化できるし、なんなら解毒もできる。つまり、ポーション要らずなのだ。
この理由があるので、今日はめちゃくちゃ稼げる気がしている。今にも口角が上がってしまいそうだ。
あ、もちろん金だけが目的な訳ではないぞ。人間界ではあまり毒系のダンジョンが人気でなく、情報が広まっていなかったためにあまり挑めなかったんだよな。なので、新しいモンスターを倒せるのも期待している。
「それでは、早速入っていきたいと思います!」
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