神だったわしが幼女に転生!? 仕方なく聖女を演じていたら、信仰が集まりすぎて別の神として祭られて世界の命運を握ることになった件

青田きぬ

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確保

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途中小さな村があったたので一晩の宿を取りがてら王女の行方を聞いた。
するとやはり北にむかったのだそうだ。
「ふむ……このままいけば追いつけそうじゃのぅ」
「そうだといいがな」

馬車で揺られることさらに1日わしらはようやくトラントへとたどり着くことが出来た。

「王女の気配がするのじゃ!」
「本当か?」
「間違いない!こっちじゃ!」
わしらは気配のする方へ走った。
すると何やら数人のごろつきと女騎士がもめている場面に遭遇した。
「姉ちゃんよ。俺たちと遊ぼうぜ」
「悪いがお前たちにかまっている暇はない」
「そういわずにさ。姉ちゃんもこんなガキの相手してたら疲れるだろ?」
「無礼な!」
「お、俺はこっちのお嬢ちゃんの方が好みだな」
「まぁ」
「お前ら、そのへんにしとけ」
「なんだ。お前ら」
「んー?なんだと聞かれても通りすがりの正義の味方かな?」
「嫌がる淑女に無理を言うのは感心しませんね」
「サイテー」
「あらあらまぁまぁ」
「いいからさっさとどこか行くのじゃ:
「ぞろぞろと引き連れてきやがって……おいずらかるぞ」

「助かった。あまり目立ちたくもないのでな穏便に済ませられてよかった」
「礼を言われるほどのことでもないのじゃ。それより——」
「ん?その顔何処かで……」
「わしは聖女アルナじゃ。王女よ其方らを迎えに来た」
「……なにを言われるかと思えば。聖女様、この方はとある貴族のお嬢様で王女様ではありません」
「わしの目はごまかせんぞ。姿を変えたとてその娘の聖女としての気配は隠しきれておらぬ」
「……もう見つかってしまいましたか」
王女が魔道具を外す。
するとその銀の髪と青い目があらわになた。
皆がその場にひざまずく。
「ですが私はまだ帰るわけにはいきません。この国の民の生活を見て回らねばならないのです」
「もう、十分見たじゃろ?そんなこと言ってただ観光したいだけなのじゃないか?」
「アルナ様。無礼です!」
「……実を言うとちょっと」
「姫様!」
「とんだお転婆姫じゃの。帰りはゆっくり観光して帰るとするかの」
「そりゃいいぜ!」
「アルナ様それは……」
「さんせーい」
「やれやれ」
「あらまぁ」

その夜は宿で一泊することになった。

次の日はトラントの町を観光していくことになった。
と言っても鍛冶師の町だけあってどこを見ましても鍛冶場ばかりじゃったが。
わし等は町唯一のドワーフだという鍛冶師の店で武具を見せてもらった。
オリハルコン製の武具やらアダマンタイト製の武具やらがいくつかならんでいた。
いずれも金貨何百枚もする高級品だ。
(わしの作った聖剣の方が高いのぅ)
「流石にいい武器だがとても手が出ないな」
「王国騎士の給料じゃ買えん!」
「まぁ、私達には縁のない品物でしょう」

一通り見た後わしらはラウルベルに帰ることにした。
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