4 / 100
4.ハンナとアンナのために
しおりを挟む
セシリーとミアとのお茶会に出席して以来、お茶会・パーティへのお誘いは、じわじわと増え続けていた。
そう言った話はどこからともなく漏れるものらしく、「婚約破棄されたキャサリンが社交場に復活したらしい」と噂になっているとか。
けれどまだ、興味本位で誘われた会の、そのいずれにも参加してはいない。こんな状況に置かれている私が、最初に参加したパーティというのには、必然的に意味が出てしまう。ふさわしくない会については丁重なお断りを重ね、私は今日も庭園で紅茶を飲み、お菓子を作り、家族との夕食を楽しんでいる。
「今日のスコーンは、先日作ったブルーベリーのジャムを混ぜ込んだものだそうです」
ロディがくれるレシピは、基本はスコーンばかり。プレーンのもの、ナッツ入り、季節の果実入り、チョコチップ入りなどなど、多種多様な味付けや食感があることに驚かされつつ、手際と味は確実に向上していた。
技術の向上は私よりもリサの方が著しく、今ではロディが指摘する前に、私の間違いを正すほどである。
「それ、こねすぎです、キャサリン様」
「だって、力が要るのよ!」
「スコーンの食感が悪くなってしまいますよ」
厳しいリサの言葉に、フォローを求めて厨房を見回すも、ロディは「ごもっとも」とでも言いたげな表情で深く頷いている。
こういうときは、嘘でも、私を立てるんじゃないの!
……と言いたい気もするけれど、使用人の皆と、こうした気安い関係を築いてきたのは私だ。最初はロディもリサも、少し距離があってーー貴族と使用人なのだから当然なのだけれどーーそれになぜだか違和感を感じて、敢えて気軽に話しかけ、少しずつ打ち解けてきたのだ。
「リサは、器用なのね。料理は専門外なのに、どんどん上手くなるから、私の立つ瀬がなくなっちゃうわ」
「私は?」
「キャサリン様は……うふふ」
ねえ、と笑って顔を見合わせるハンナとリサ。私にくっついて厨房に入り浸らされているリサは、歳の近いハンナやアンナと、親交を温めていたらしい。リサがするような調子で私をからかうのも、最近よくある光景だ。
ちなみに、双子で、瓜二つのハンナとアンナを見分けるコツは、目尻の具合に注目することである。勝気な感じで目尻がやや持ち上がり気味なのがハンナ、目尻が優しげに垂れているのがアンナである。
「ところで、今日はアンナはいないのね」
「そうなんです。弟の面倒を見ていまして」
「ハンナ達に弟がいるの?」
「今年で7歳になるんです。病弱で、よく体調を崩すので……そういうときは、交代で面倒を見ています」
言いながら、ハンナがリサにちらりと視線をやる。リサもちらりと見返す。意味ありげな目配せが気にかかって、「あんまり良くないの?」とさらに問うと、ハンナはぐっ、と俯いた。
「いえ、体調が悪いのはいつものことなんです」
「いつも体調が悪いなんて、心配でしょう」
「そうなんです……。ご心配いただき、ありがとうございます」
心配で、話を続けようとすると、ハンナは俯いたまま後ろを向き、話を切り上げようとする素振りを見せた。なんだか声が震えていた気がして、いつも明るいハンナがずっと俯いているのがおかしい気がして、思わず「それは、」と続けてしまった。
「理由は、わかっているの?」
「……はい、いちおうは」
「治らないの?」
「薬があれば治るのですが……」
言い淀むハンナ。病にはっきりとした効果のある薬は、学のある薬師が、貴重な薬草に手間をかけて作り上げたものである。平民では手が届かないほどに。
ハンナとアンナがふたりで、料理人としては比較的給料の良い貴族家に勤めていたとしても、おいそれと手の届くものではないだろう。
ハンナの歯切れの悪さに、合点がいった。雇い主の家族である私に、「お金がないから薬が買えない」とは、言い出せないはずだ。
「なんて薬が効くの?」
「ドミナーゼ、という……」
「私が、買ってあげてもーー」
「キャサリン様。ハンナとアンナは、弟のために、こちらで懸命に働いているのです。そんな風に、追い詰めてはいけませんよ」
私の台詞に被せるように、リサが言う。従者が主人の言葉を遮るなんて、よほどのことがないと、起こらないことだ。その口調はいつもより少し厳しく、表情も硬い。真剣な顔つき。
「どうして? ……私なら、きっとその薬も、買ってあげられるのに」
「それは、してはいけないのですよ。キャサリン様ならできる、助けてくれる、と知るだけ、ハンナ達は苦しいのです」
平民のふたりにとっては大変な金額でも、貴族なら何とかなる額のはずだ。私にとってはハンナもアンナも、もう家族のようなものだ。そのさらに家族である弟のために、身銭を切ることに躊躇いはない。いつも仕事の時間を割いて私のわがままに付き合ってくれるふたりに、私ができることと言ったら、そのくらいなのに。
なのにどうして、ハンナが苦しくなるの?
リサの発言に納得がいかず、ハンナを見ると、確かに表情が強張り、いつになく沈鬱な印象であった。ハンナの肩に、ロディが優しく手を置く。びく、と彼女の肩が揺れ、そして少しリラックスするのが見て取れた。
「キャサリン様、ハンナもアンナも、この厨房で、よく働いているんですよ」
「ええ、ロディ、わかってるわ。だからそのお礼も兼ねてーー」
「ふたりは、弟も大切だが、ここでの仕事も大切なんです。もしお嬢様がふたりの弟のために、給金以上の援助をすれば、ハンナとアンナは、この屋敷で働きにくくなります」
「同じ立場の使用人は、たくさんいるんです。ハンナ達だけ特別扱いされた、と思われるのは、嫉妬に繋がるのですよ。元々、私達使用人は、平均以上のお金を頂いているのですから。キャサリン様の手を取れば、弟が助かるかもしれない。だけど、それをしたら、使用人としての立場がなくなる。その期待を与えるのは、酷なんです」
ロディもリサも、淡々と、そして丁寧に、私の間違いを正してくれる。ハンナはロディの隣で、何とも申し訳なさそうな顔をして、何度も頷いている。
使用人同士の関係なんて、あまり考えたことがなかった。私自身とリサやロディ、ハンナ達の関係のように、打ち解ければ打ち解けられるものだと思っていた。
同じ立場の者同士だからこそ、やりにくいところがあるなんてーー貴族同士のやりとりに当てはめれば、容易にわかることなのにーー全く思い至らなかった。
結局、ハンナに期待だけもたせて、苦しい思いをさせるだけだったなんて。
「ごめんなさい」
ぽろ、と謝罪が口から溢れる。
「私のポケットマネーで何とかしよう、というのが間違っているのが、よくわかったわ。配慮が足りなくてごめんなさい」
「私の方こそ、従者の立場で、失礼な物言いでした。申し訳ありません」
頭を下げるリサを、仕草で制する。
「リサもロディもハンナも、私は何も失礼だなんて思っていないから、気にしないで。ハンナ、苦しい思いをさせて本当にごめんなさい。また明日もお菓子を作りに来るから、変わらず接して貰えると嬉しいわ」
「もちろんです、お嬢様。いつでもどうぞ」
「お気遣い、嬉しいです。ありがとうございます」
それが、心からの歓迎なのか、立場上のものなのか。私は彼らとの壁が少しずつ取り払われているように感じていたけれど、やはり身分や感覚の差というものがあって、その壁は壊せないものなのだ。
私の無神経な発言が、彼らに気苦労をさせていたのかもしれない。そのことに気づき、そして今まで気づいていなかったことに、気分が落ち込んだ。
「申し訳ないことをしたわ」
「キャサリン様のお優しさを感じて、ハンナも嬉しかったと思います」
「そう……」
でも、知ってしまったからには、そのままにしておくなんて、できないと思った。何しろ最も苦しい思いをしているのは、リアンと歳の近い、ハンナ達の弟なのだ。
そういう小さい家族が苦しんでいるのを見ているハンナ達は、とてもつらいだろう。しかもそれが薬を買うお金がないという理由なら、なおさら。やはり私が、ハンナ達へ抱いている日頃の感謝の気持ちを考えると、そのまま放っておくことはできない。
何か、方法を考えないと。
ハンナやアンナが白い目で見られず、だけど確実に、弟の薬代を稼げる方法を。
「特別扱い」が嫉妬され、批判されるのなら、皆平等に稼げれば良いんじゃないの……?
私は歩きながら、ぐるぐると思考を巡らせていた。
そう言った話はどこからともなく漏れるものらしく、「婚約破棄されたキャサリンが社交場に復活したらしい」と噂になっているとか。
けれどまだ、興味本位で誘われた会の、そのいずれにも参加してはいない。こんな状況に置かれている私が、最初に参加したパーティというのには、必然的に意味が出てしまう。ふさわしくない会については丁重なお断りを重ね、私は今日も庭園で紅茶を飲み、お菓子を作り、家族との夕食を楽しんでいる。
「今日のスコーンは、先日作ったブルーベリーのジャムを混ぜ込んだものだそうです」
ロディがくれるレシピは、基本はスコーンばかり。プレーンのもの、ナッツ入り、季節の果実入り、チョコチップ入りなどなど、多種多様な味付けや食感があることに驚かされつつ、手際と味は確実に向上していた。
技術の向上は私よりもリサの方が著しく、今ではロディが指摘する前に、私の間違いを正すほどである。
「それ、こねすぎです、キャサリン様」
「だって、力が要るのよ!」
「スコーンの食感が悪くなってしまいますよ」
厳しいリサの言葉に、フォローを求めて厨房を見回すも、ロディは「ごもっとも」とでも言いたげな表情で深く頷いている。
こういうときは、嘘でも、私を立てるんじゃないの!
……と言いたい気もするけれど、使用人の皆と、こうした気安い関係を築いてきたのは私だ。最初はロディもリサも、少し距離があってーー貴族と使用人なのだから当然なのだけれどーーそれになぜだか違和感を感じて、敢えて気軽に話しかけ、少しずつ打ち解けてきたのだ。
「リサは、器用なのね。料理は専門外なのに、どんどん上手くなるから、私の立つ瀬がなくなっちゃうわ」
「私は?」
「キャサリン様は……うふふ」
ねえ、と笑って顔を見合わせるハンナとリサ。私にくっついて厨房に入り浸らされているリサは、歳の近いハンナやアンナと、親交を温めていたらしい。リサがするような調子で私をからかうのも、最近よくある光景だ。
ちなみに、双子で、瓜二つのハンナとアンナを見分けるコツは、目尻の具合に注目することである。勝気な感じで目尻がやや持ち上がり気味なのがハンナ、目尻が優しげに垂れているのがアンナである。
「ところで、今日はアンナはいないのね」
「そうなんです。弟の面倒を見ていまして」
「ハンナ達に弟がいるの?」
「今年で7歳になるんです。病弱で、よく体調を崩すので……そういうときは、交代で面倒を見ています」
言いながら、ハンナがリサにちらりと視線をやる。リサもちらりと見返す。意味ありげな目配せが気にかかって、「あんまり良くないの?」とさらに問うと、ハンナはぐっ、と俯いた。
「いえ、体調が悪いのはいつものことなんです」
「いつも体調が悪いなんて、心配でしょう」
「そうなんです……。ご心配いただき、ありがとうございます」
心配で、話を続けようとすると、ハンナは俯いたまま後ろを向き、話を切り上げようとする素振りを見せた。なんだか声が震えていた気がして、いつも明るいハンナがずっと俯いているのがおかしい気がして、思わず「それは、」と続けてしまった。
「理由は、わかっているの?」
「……はい、いちおうは」
「治らないの?」
「薬があれば治るのですが……」
言い淀むハンナ。病にはっきりとした効果のある薬は、学のある薬師が、貴重な薬草に手間をかけて作り上げたものである。平民では手が届かないほどに。
ハンナとアンナがふたりで、料理人としては比較的給料の良い貴族家に勤めていたとしても、おいそれと手の届くものではないだろう。
ハンナの歯切れの悪さに、合点がいった。雇い主の家族である私に、「お金がないから薬が買えない」とは、言い出せないはずだ。
「なんて薬が効くの?」
「ドミナーゼ、という……」
「私が、買ってあげてもーー」
「キャサリン様。ハンナとアンナは、弟のために、こちらで懸命に働いているのです。そんな風に、追い詰めてはいけませんよ」
私の台詞に被せるように、リサが言う。従者が主人の言葉を遮るなんて、よほどのことがないと、起こらないことだ。その口調はいつもより少し厳しく、表情も硬い。真剣な顔つき。
「どうして? ……私なら、きっとその薬も、買ってあげられるのに」
「それは、してはいけないのですよ。キャサリン様ならできる、助けてくれる、と知るだけ、ハンナ達は苦しいのです」
平民のふたりにとっては大変な金額でも、貴族なら何とかなる額のはずだ。私にとってはハンナもアンナも、もう家族のようなものだ。そのさらに家族である弟のために、身銭を切ることに躊躇いはない。いつも仕事の時間を割いて私のわがままに付き合ってくれるふたりに、私ができることと言ったら、そのくらいなのに。
なのにどうして、ハンナが苦しくなるの?
リサの発言に納得がいかず、ハンナを見ると、確かに表情が強張り、いつになく沈鬱な印象であった。ハンナの肩に、ロディが優しく手を置く。びく、と彼女の肩が揺れ、そして少しリラックスするのが見て取れた。
「キャサリン様、ハンナもアンナも、この厨房で、よく働いているんですよ」
「ええ、ロディ、わかってるわ。だからそのお礼も兼ねてーー」
「ふたりは、弟も大切だが、ここでの仕事も大切なんです。もしお嬢様がふたりの弟のために、給金以上の援助をすれば、ハンナとアンナは、この屋敷で働きにくくなります」
「同じ立場の使用人は、たくさんいるんです。ハンナ達だけ特別扱いされた、と思われるのは、嫉妬に繋がるのですよ。元々、私達使用人は、平均以上のお金を頂いているのですから。キャサリン様の手を取れば、弟が助かるかもしれない。だけど、それをしたら、使用人としての立場がなくなる。その期待を与えるのは、酷なんです」
ロディもリサも、淡々と、そして丁寧に、私の間違いを正してくれる。ハンナはロディの隣で、何とも申し訳なさそうな顔をして、何度も頷いている。
使用人同士の関係なんて、あまり考えたことがなかった。私自身とリサやロディ、ハンナ達の関係のように、打ち解ければ打ち解けられるものだと思っていた。
同じ立場の者同士だからこそ、やりにくいところがあるなんてーー貴族同士のやりとりに当てはめれば、容易にわかることなのにーー全く思い至らなかった。
結局、ハンナに期待だけもたせて、苦しい思いをさせるだけだったなんて。
「ごめんなさい」
ぽろ、と謝罪が口から溢れる。
「私のポケットマネーで何とかしよう、というのが間違っているのが、よくわかったわ。配慮が足りなくてごめんなさい」
「私の方こそ、従者の立場で、失礼な物言いでした。申し訳ありません」
頭を下げるリサを、仕草で制する。
「リサもロディもハンナも、私は何も失礼だなんて思っていないから、気にしないで。ハンナ、苦しい思いをさせて本当にごめんなさい。また明日もお菓子を作りに来るから、変わらず接して貰えると嬉しいわ」
「もちろんです、お嬢様。いつでもどうぞ」
「お気遣い、嬉しいです。ありがとうございます」
それが、心からの歓迎なのか、立場上のものなのか。私は彼らとの壁が少しずつ取り払われているように感じていたけれど、やはり身分や感覚の差というものがあって、その壁は壊せないものなのだ。
私の無神経な発言が、彼らに気苦労をさせていたのかもしれない。そのことに気づき、そして今まで気づいていなかったことに、気分が落ち込んだ。
「申し訳ないことをしたわ」
「キャサリン様のお優しさを感じて、ハンナも嬉しかったと思います」
「そう……」
でも、知ってしまったからには、そのままにしておくなんて、できないと思った。何しろ最も苦しい思いをしているのは、リアンと歳の近い、ハンナ達の弟なのだ。
そういう小さい家族が苦しんでいるのを見ているハンナ達は、とてもつらいだろう。しかもそれが薬を買うお金がないという理由なら、なおさら。やはり私が、ハンナ達へ抱いている日頃の感謝の気持ちを考えると、そのまま放っておくことはできない。
何か、方法を考えないと。
ハンナやアンナが白い目で見られず、だけど確実に、弟の薬代を稼げる方法を。
「特別扱い」が嫉妬され、批判されるのなら、皆平等に稼げれば良いんじゃないの……?
私は歩きながら、ぐるぐると思考を巡らせていた。
2
お気に入りに追加
1,842
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢になる前に、王子と婚約解消するはずが!
餡子
恋愛
恋愛小説の世界に悪役令嬢として転生してしまい、ヒーローである第五王子の婚約者になってしまった。
なんとかして円満に婚約解消するはずが、解消出来ないまま明日から物語が始まってしまいそう!
このままじゃ悪役令嬢まっしぐら!?
記憶を失くした代わりに攻略対象の婚約者だったことを思い出しました
冬野月子
恋愛
ある日目覚めると記憶をなくしていた伯爵令嬢のアレクシア。
家族の事も思い出せず、けれどアレクシアではない別の人物らしき記憶がうっすらと残っている。
過保護な弟と仲が悪かったはずの婚約者に大事にされながら、やがて戻った学園である少女と出会い、ここが前世で遊んでいた「乙女ゲーム」の世界だと思い出し、自分は攻略対象の婚約者でありながらゲームにはほとんど出てこないモブだと知る。
関係のないはずのゲームとの関わり、そして自身への疑問。
記憶と共に隠された真実とは———
※小説家になろうでも投稿しています。
転生悪役令嬢は婚約破棄で逆ハーに?!
アイリス
恋愛
公爵令嬢ブリジットは、ある日突然王太子に婚約破棄を言い渡された。
その瞬間、ここが前世でプレイした乙女ゲームの世界で、自分が火あぶりになる運命の悪役令嬢だと気付く。
絶対火あぶりは回避します!
そのためには地味に田舎に引きこもって……って、どうして攻略対象が次々に求婚しに来るの?!
転生悪役令嬢は冒険者になればいいと気が付いた
よーこ
恋愛
物心ついた頃から前世の記憶持ちの悪役令嬢ベルティーア。
国の第一王子との婚約式の時、ここが乙女ゲームの世界だと気が付いた。
自分はメイン攻略対象にくっつく悪役令嬢キャラだった。
はい、詰んだ。
将来は貴族籍を剥奪されて国外追放決定です。
よし、だったら魔法があるこのファンタジーな世界を満喫しよう。
国外に追放されたら冒険者になって生きるぞヒャッホー!
悪役令嬢の取り巻き令嬢(モブ)だけど実は影で暗躍してたなんて意外でしょ?
無味無臭(不定期更新)
恋愛
無能な悪役令嬢に変わってシナリオ通り進めていたがある日悪役令嬢にハブられたルル。
「いいんですか?その態度」
悪役令嬢はざまぁされるその役を放棄したい
みゅー
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生していたルビーは、このままだとずっと好きだった王太子殿下に自分が捨てられ、乙女ゲームの主人公に“ざまぁ”されることに気づき、深い悲しみに襲われながらもなんとかそれを乗り越えようとするお話。
切ない話が書きたくて書きました。
転生したら推しに捨てられる婚約者でした、それでも推しの幸せを祈りますのスピンオフです。
農地スローライフ、始めました~婚約破棄された悪役令嬢は、第二王子から溺愛される~
可児 うさこ
恋愛
前世でプレイしていたゲームの悪役令嬢に転生した。公爵に婚約破棄された悪役令嬢は、実家に戻ったら、第二王子と遭遇した。彼は王位継承より農業に夢中で、農地を所有する実家へ見学に来たらしい。悪役令嬢は彼に一目惚れされて、郊外の城で一緒に暮らすことになった。欲しいものを何でも与えてくれて、溺愛してくれる。そんな彼とまったり農業を楽しみながら、快適なスローライフを送ります。
光の王太子殿下は愛したい
葵川真衣
恋愛
王太子アドレーには、婚約者がいる。公爵令嬢のクリスティンだ。
わがままな婚約者に、アドレーは元々関心をもっていなかった。
だが、彼女はあるときを境に変わる。
アドレーはそんなクリスティンに惹かれていくのだった。しかし彼女は変わりはじめたときから、よそよそしい。
どうやら、他の少女にアドレーが惹かれると思い込んでいるようである。
目移りなどしないのに。
果たしてアドレーは、乙女ゲームの悪役令嬢に転生している婚約者を、振り向かせることができるのか……!?
ラブラブを望む王太子と、未来を恐れる悪役令嬢の攻防のラブ(?)コメディ。
☆完結しました。ありがとうございました。番外編等、不定期更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる