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46 生まれて初めての夏
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「あら、藤乃ちゃん、今日は学園?」
「ええ。文化祭の準備をしてくるわ」
夏休みに入り、暫く経ったある日。私はいつもより少し早起きをして、制服に着替えていた。
「そうなの。いいわね、頑張って」
母に見送られ、家を出る。
今日は、夏休みに入って初めての、学園祭に向けての準備だった。
「藤乃さん! 来てくれたのね!」
「アリサさん。おはようございます」
教室に入るなり、アリサの嬉しそうな声に出迎えられる。
「今日はアリサさんの日だったのね」
「そうなの。準備に協力してくれて、嬉しいわ」
私は教室を見渡した。既に、まばらに十人程度の生徒がいる。3分の1、いないくらいだろうか。まあまあの集まりだ。早苗も海斗も、来ていない。泉も。こんなものなのだろうか。
「ありがとうございます。前に話し合いで決まった、作るべきものを、手分けしてどんどん作っていきましょう。材料を運んで来たいので、力のある方に……」
アリサがてきぱきと指示を出す。生徒会に予め申請しておいた物品が、倉庫にあるとのことだ。力が必要だと言われ、何人かの男子生徒が、アリサと共に教室を出て行った。
お化け屋敷の道具である段ボールやベニヤ板、色つけ用の絵具などが、教壇に積み上げられる。これらを使って、お化け屋敷のセットを作っていくらしい。
既に決まっている設計図を見ながら、私は絵の具を手に取った。
黒いベニヤ板に、赤の絵具を刷毛で塗りつけていく。血糊風にしたいらしい。全体のバランスを見ながら、塗りつけていく作業は、単純で没頭できるものだった。
「もう、どこかへ出掛けたの?」
「家族で買い物には行ったわ。そちらは?」
会話が単発で交わされ、全体としては静かな、製作の時間。こうした単純作業は、得意みたいだ。集中して取り組んでいると、時間が飛ぶように過ぎていく。
「ありがとう、皆さん。また次もよろしくね」
アリサの挨拶で今日の活動は終了。図書室に寄ってはみたが、中は暗く、慧はいなかった。
それ以降、長い夏休みは、あっという間に過ぎていった。
課題をこなしたり、家族と避暑に行ったり、たまに学園で文化祭の準備をしたり。やるべきことはいろいろあって、目の前のことを片付けているうちに、夏の終わりに差し掛かっていた。
学園に行ったときには図書室へ寄ったものの、慧はいつもいなかった。「準備の時は図書室に寄る」とは言っていたが、そう簡単な話でもないらしい。
「……このままじゃ、何もしないで夏が終わってしまうわ」
今日も暗い図書室の窓を見て、何か危機感を覚えた。あまりにも、普段通りの夏休みだ。
文化祭の準備は、着々と近づいている。文化祭では、早苗と海斗のイベントを、行わせなければならない。
こんなに平和に、何も考えず、過ごしていて良いはずがなかった。
「こんにちは。鍵を借りに……」
「あ、藤乃ちゃん、どうぞ」
生徒会室に入ると、樹に声をかけられる。私たちが片付けた成果もあって、おおむね、整頓された状態が保たれている。樹だけの力ではないだろう。生徒会室には、役員の人がたくさんいるから、彼らが片しているに違いない。
その中には、早苗と海斗もいた。二人して、真面目な顔で書類に向き合っている。
「ほら、早苗。藤乃ちゃんが来たよ」
「……あら」
素っ気なく反応する早苗を見て、樹が困ったように笑う。
「あれ、二人は同じクラスだったよね?」
私たちの仲は、全く良好ではない。海斗が早苗の肩を引き寄せ、私を睨む。
「やめなよ、それ、痛そうだから」
「早苗は嫌がってませんよ」
「嫌でしょ、早苗?」
「……ええと」
おかしなことになっている。
海斗と樹の間で、早苗が険しい表情をしている。なんだか、妙な感じだ。あんなイベントは、ゲームにはない。ゲームはひとりしか相手を選べないのだから、あんな風に取り合われることなんて、ありえない。
少なくとも、海斗の早苗に対する好感度が下がってはいないことが、これでわかった。
下がるなんていう制度が、そもそもあるのかも、よくわからないが。
図書室を開け、小部屋に移動すると、酸素が足りないような、なんとも言えない空気に出迎えられる。
ずっと使っていなかったから、空気が悪いのだ。
ゲームを出し、セッティングする。この動作も久しぶりなはずだが、いざやってみると、何の違和感もない。
夏休み前には時間が足りなくて、樹の文化祭イベントだけ、確認できていなかった。文化祭を直前に控えた今、これだけは、見ておく必要がある。
「……あれ?」
セーブデータを確認すると、最新のデータは、8月に入ってからのものだった。私ではない。データは、文化祭のイベントが終わったところで、保存されているようだ。
「来てたんだ」
そんなことをする人は、慧以外ありえない。全然会っていないけれど、同じようなことを考えているとわかって、自然と頬が綻んだ。
懐かしい音楽と共に、ゲームが始まる。私は、文化祭前のデータを選ぶ。やや長めのロード時間の後に、見覚えのある画面が表示された。
文化祭のミニゲームで、高得点が取れず、何度もやり直した。点数が低いと、何も起きず、進めないのだ。慧がいれば、すぐクリアできるのに。
漸く合格点を取って、後夜祭の場面に転換する。
なるほど。樹のイベントも、海斗同様、後夜祭で起きるらしい。
人が多くて人酔いした主人公は、会場を出て、廊下で風に当たる。そこへ、樹がやって来る。
『君も疲れたの? おれも、もう疲れちゃった。ちょっと散歩しよう』
暗い中をふたりで歩き、中庭に出る。
『暗くて、顔が見えない。もっと、こっちにおいで』
樹に引き寄せられ、ふたりの顔が近づく。シルエットだけになった画面に、唇が触れ合うふたりの姿が映る。
やっぱり、見ていて恥ずかしい。
早苗と樹のイベントは、早苗が廊下に出ることで起こる。対して、海斗のイベントは、後夜祭で話している早苗と海斗に、私が文句をつけるところから始まる。
きっかけさえ上手く作れれば、イベントは発生するだろう。父の見ている前で、早苗たちに言いがかりをつければ、ふたりの睦まじさを父に見せつけることができるのだ。
いくらなんでも、目の前でキスまでされたら、父だって海斗の心変わりを信じるはずだ。それで漸く、婚約破棄を認めてもらえる。父も、人が見ている前で、「藤乃にも原因がある」なんて言い方は、できないはずだ。
今回は、きっかけとなるアイテムがないから、先に準備しておくことはできない。あのアイテムも、他のもので代用されたから、意味はなかったけれど。
横取りも、できない。いくら自分たちのためとは言え、樹とキスなんてしたくない。
……じゃあ、どうする?
いつもは慧との会話をきっかけに、いろいろと考えたり、シノや山口に相談したりして、対策を考えていた。頭に浮かぶ案の、どれが良くてどれが良くないか、ひとりでは決めきれない。
慧の「そうだね」という何気ない相槌が、いつも、私の行動を後押ししてくれていた。近くにいないからこそ、彼のひと言の重みが、感じられるのだった。
片付けをして、鍵を閉める。振り向いた図書室は、真っ暗で。
「……」
また明日、を言うこともない。
私は人生で初めて、早く夏休みが終わって欲しい、と思っていた。
「ええ。文化祭の準備をしてくるわ」
夏休みに入り、暫く経ったある日。私はいつもより少し早起きをして、制服に着替えていた。
「そうなの。いいわね、頑張って」
母に見送られ、家を出る。
今日は、夏休みに入って初めての、学園祭に向けての準備だった。
「藤乃さん! 来てくれたのね!」
「アリサさん。おはようございます」
教室に入るなり、アリサの嬉しそうな声に出迎えられる。
「今日はアリサさんの日だったのね」
「そうなの。準備に協力してくれて、嬉しいわ」
私は教室を見渡した。既に、まばらに十人程度の生徒がいる。3分の1、いないくらいだろうか。まあまあの集まりだ。早苗も海斗も、来ていない。泉も。こんなものなのだろうか。
「ありがとうございます。前に話し合いで決まった、作るべきものを、手分けしてどんどん作っていきましょう。材料を運んで来たいので、力のある方に……」
アリサがてきぱきと指示を出す。生徒会に予め申請しておいた物品が、倉庫にあるとのことだ。力が必要だと言われ、何人かの男子生徒が、アリサと共に教室を出て行った。
お化け屋敷の道具である段ボールやベニヤ板、色つけ用の絵具などが、教壇に積み上げられる。これらを使って、お化け屋敷のセットを作っていくらしい。
既に決まっている設計図を見ながら、私は絵の具を手に取った。
黒いベニヤ板に、赤の絵具を刷毛で塗りつけていく。血糊風にしたいらしい。全体のバランスを見ながら、塗りつけていく作業は、単純で没頭できるものだった。
「もう、どこかへ出掛けたの?」
「家族で買い物には行ったわ。そちらは?」
会話が単発で交わされ、全体としては静かな、製作の時間。こうした単純作業は、得意みたいだ。集中して取り組んでいると、時間が飛ぶように過ぎていく。
「ありがとう、皆さん。また次もよろしくね」
アリサの挨拶で今日の活動は終了。図書室に寄ってはみたが、中は暗く、慧はいなかった。
それ以降、長い夏休みは、あっという間に過ぎていった。
課題をこなしたり、家族と避暑に行ったり、たまに学園で文化祭の準備をしたり。やるべきことはいろいろあって、目の前のことを片付けているうちに、夏の終わりに差し掛かっていた。
学園に行ったときには図書室へ寄ったものの、慧はいつもいなかった。「準備の時は図書室に寄る」とは言っていたが、そう簡単な話でもないらしい。
「……このままじゃ、何もしないで夏が終わってしまうわ」
今日も暗い図書室の窓を見て、何か危機感を覚えた。あまりにも、普段通りの夏休みだ。
文化祭の準備は、着々と近づいている。文化祭では、早苗と海斗のイベントを、行わせなければならない。
こんなに平和に、何も考えず、過ごしていて良いはずがなかった。
「こんにちは。鍵を借りに……」
「あ、藤乃ちゃん、どうぞ」
生徒会室に入ると、樹に声をかけられる。私たちが片付けた成果もあって、おおむね、整頓された状態が保たれている。樹だけの力ではないだろう。生徒会室には、役員の人がたくさんいるから、彼らが片しているに違いない。
その中には、早苗と海斗もいた。二人して、真面目な顔で書類に向き合っている。
「ほら、早苗。藤乃ちゃんが来たよ」
「……あら」
素っ気なく反応する早苗を見て、樹が困ったように笑う。
「あれ、二人は同じクラスだったよね?」
私たちの仲は、全く良好ではない。海斗が早苗の肩を引き寄せ、私を睨む。
「やめなよ、それ、痛そうだから」
「早苗は嫌がってませんよ」
「嫌でしょ、早苗?」
「……ええと」
おかしなことになっている。
海斗と樹の間で、早苗が険しい表情をしている。なんだか、妙な感じだ。あんなイベントは、ゲームにはない。ゲームはひとりしか相手を選べないのだから、あんな風に取り合われることなんて、ありえない。
少なくとも、海斗の早苗に対する好感度が下がってはいないことが、これでわかった。
下がるなんていう制度が、そもそもあるのかも、よくわからないが。
図書室を開け、小部屋に移動すると、酸素が足りないような、なんとも言えない空気に出迎えられる。
ずっと使っていなかったから、空気が悪いのだ。
ゲームを出し、セッティングする。この動作も久しぶりなはずだが、いざやってみると、何の違和感もない。
夏休み前には時間が足りなくて、樹の文化祭イベントだけ、確認できていなかった。文化祭を直前に控えた今、これだけは、見ておく必要がある。
「……あれ?」
セーブデータを確認すると、最新のデータは、8月に入ってからのものだった。私ではない。データは、文化祭のイベントが終わったところで、保存されているようだ。
「来てたんだ」
そんなことをする人は、慧以外ありえない。全然会っていないけれど、同じようなことを考えているとわかって、自然と頬が綻んだ。
懐かしい音楽と共に、ゲームが始まる。私は、文化祭前のデータを選ぶ。やや長めのロード時間の後に、見覚えのある画面が表示された。
文化祭のミニゲームで、高得点が取れず、何度もやり直した。点数が低いと、何も起きず、進めないのだ。慧がいれば、すぐクリアできるのに。
漸く合格点を取って、後夜祭の場面に転換する。
なるほど。樹のイベントも、海斗同様、後夜祭で起きるらしい。
人が多くて人酔いした主人公は、会場を出て、廊下で風に当たる。そこへ、樹がやって来る。
『君も疲れたの? おれも、もう疲れちゃった。ちょっと散歩しよう』
暗い中をふたりで歩き、中庭に出る。
『暗くて、顔が見えない。もっと、こっちにおいで』
樹に引き寄せられ、ふたりの顔が近づく。シルエットだけになった画面に、唇が触れ合うふたりの姿が映る。
やっぱり、見ていて恥ずかしい。
早苗と樹のイベントは、早苗が廊下に出ることで起こる。対して、海斗のイベントは、後夜祭で話している早苗と海斗に、私が文句をつけるところから始まる。
きっかけさえ上手く作れれば、イベントは発生するだろう。父の見ている前で、早苗たちに言いがかりをつければ、ふたりの睦まじさを父に見せつけることができるのだ。
いくらなんでも、目の前でキスまでされたら、父だって海斗の心変わりを信じるはずだ。それで漸く、婚約破棄を認めてもらえる。父も、人が見ている前で、「藤乃にも原因がある」なんて言い方は、できないはずだ。
今回は、きっかけとなるアイテムがないから、先に準備しておくことはできない。あのアイテムも、他のもので代用されたから、意味はなかったけれど。
横取りも、できない。いくら自分たちのためとは言え、樹とキスなんてしたくない。
……じゃあ、どうする?
いつもは慧との会話をきっかけに、いろいろと考えたり、シノや山口に相談したりして、対策を考えていた。頭に浮かぶ案の、どれが良くてどれが良くないか、ひとりでは決めきれない。
慧の「そうだね」という何気ない相槌が、いつも、私の行動を後押ししてくれていた。近くにいないからこそ、彼のひと言の重みが、感じられるのだった。
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