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おかえしのフィナンシェ
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年度末は忙しいけれど、今年は特にバタバタしていた。そうするうちに、あっという間にホワイトデーが近づいていることに気づく。
そういえば、木森さんにもらったバレンタインデーのお返し……どうしようかな。
彼はあの時、「やる。お返しとか、気にしなくていい」といつも通りぶっきらぼうに渡してくれたものの、あんなに素敵なチョコレートをくれたのに、おかえしなしは気が咎めてしまう。
とはいえ、木森さんにおかえしって何を選べば良いだろう。
手作りしても良いのだけど、わたしが作った不格好なものを玄人の彼の前に出すのは恥ずかしすぎる。
かと言って、まれぼし菓子店の洋菓子はほとんど木森さんが作っているだろうから、おかえしにするにはなんだか微妙だ。
とすると他のお店のちょっと良いお菓子だろうか……お取り寄せとかもありかもしれない。
手嶌さんに聞いてみようかと思いもしたけれど、気恥ずかしい気もする。
まれぼし菓子店でお茶を飲みながら、そんなことを考えていた。
今夜の店内には手嶌さんしか姿がない。木森さんはバックヤードか、それかもう休んでいるんだろうか。
なんとなく気になってソワソワしていた時、入口の扉が開いた。
すかさず手嶌さんがそちらを見、声をかける。
「いらっしゃいませ。旦那様」
「やあ、手嶌君。良い夜だねえ」
そこに立っていたのはナイスミドル……と言うのが相応しい、しゃれたスーツを着た紳士だった。
旦那様。何処か聞き覚えのあるフレーズだ。
「今日は奥様はご一緒ではないんですね」
「ああ。このところ少し立て込んでいて。だからこの店の菓子を手土産にしようと思ってね」
「ありがとうございます。まずはお席にどうぞ」
奥様!
シュークリームのときや、アフターヌーンティのときなどにお世話になった奥様の顔が思い浮かぶ。
奥様がいれば旦那様もいるだろう。彼がそうなのかと思わず眺めてしまう。思い返す奥様と並べてみると、なんとも美男美女のカップルだ……。
「おや、君は……」
「あっ、はい?」
「妻が話していた子だね。とてもチャーミングな良い子だと聞いていたよ。会えて嬉しいな」
「わっ、恐縮です……」
「もし嫌でなければ一緒にお茶をさせて頂いてもよろしいかな?」
「あ、どうぞ、喜んで!」
かくして、わたしは空いている店内でまた相席をすることになった。最近このパターンが多い気がするけど、これはこれで楽しいかもしれない。
紅茶をたしなみながら話し始めた旦那様の話題は豊富で、二人の共通の知り合いである奥様の話から始まり、尽きることがない。楽しい話に時間もあっという間に過ぎていく。
そこでふとホワイトデーの話がもう一度浮上したのだった。
「妻がバレンタインデーにお菓子をくれてね。おかえしにはこの店のシュークリームと一緒に、今年はフィナンシェを選ぼうと思って、やって来たんだ」
「フィナンシェですか。焼き菓子なら日持ちもしますもんね」
「うむ。それにこの店は焼き菓子が美味いからね。菓子屋の腕は焼き菓子で決まるという話もあるくらいだ。職人の腕が良いんだな」
そう言われるとわたしのことではないのに、なんだか誇らしくなってしまうから不思議なものだ。
木森さん、頑張ってるもの。
ちゃんとお客さんはわかってくれているのだ。
「せっかく二人で紅茶を飲んでいることだから、いただこうか、フィナンシェ。手嶌君、頼むよ」
頷いた手嶌さんが、お皿に綺麗に乗せられたフィナンシェとともにほどなく戻ってくる。
「お待たせいたしました。〝小さな香りの宝物庫〟フィナンシェです」
「宝物庫」
「フィナンシェの形は、金塊を表しているとも言われているんですよ」
そう言われると、ちょこんとお皿に乗ったフィナンシェが急に輝く宝物のように見えてくるので現金なものだ。
改めて頂きますをしてからフィナンシェを口に運ぶ。
まずなんと言っても香るのがバター。焦がしバターを使うのだそうで、ふんわりと口いっぱいにバターの香り高さが広がる。
それにアーモンドのこっくりとした風味と香ばしさがともなわれてやってくる。
そして香りたちがしっかりしているのとは対照的に、生地はさくっととても軽い食感。
それらが口の中で渾然一体となって混じり合う瞬間は、まさに至福だと思う。
ぱくりとひと口、またひと口。
このひと口にすっかり魅了されてどんどん食べてしまう。
それに紅茶がまた、相性が良いのだ。口の中が甘くこってりとしてきたところを、微かな苦味が洗い流してくれる。
そうするとまたバターとアーモンドが新鮮な顔を見せてくれるのだ。
「うむ、やはり絶品だね」
気づくと旦那様が、そして手嶌さんもわたしを見て微笑んでいるので、あんまりパクパク食べていたのが恥ずかしくなってしまう。
「ありがとうございます。パティシエも喜びます」
「彼女の顔を見ていてもわかるよ。なんて素晴らしいお菓子なんだろうってね」
そう言われたので二重に恥ずかしくなってしまった。
「君もホワイトデーはこの店の菓子に用事があるくちかね?」
「あ、わたしはですね、実は……」
詳しい事情はともかくとして、ここのパティシエ……木森さんに何かあげたいという話を旦那様に聞いてもらった。
「……という訳なんです」
「ふむふむ、なるほど……。思うに、その彼ならば君が何をあげてもきっと喜ぶとは思うのだけれど、そうだねえ」
しばらく考えたあとで、旦那様は口を開く。
「君が気にするなら、ちょっとした身の回りのものをあげてはどうかね?」
身の回りのもの。
と言われて木森さんの姿を思い浮かべる。
時々わたしに姿を見せてくれる彼は、大体コックコート姿なのだけれど……。
あ、でもそういえば、彼がいつも大切そうに持っているノートがある。多分お菓子のことについてかいてあるんだろう。付箋が貼ってあったり、使い古した様子が、彼らしい。そんな中で使っているボールペンは市販品の普通のものみたいだったから、それなら……。
「名案、浮かんだかね?」
「はい、おかげさまで!」
「うむ、良かったよ。私も妻におかえしのフィナンシェを買って帰ろうかね。今日は楽しい時間をありがとう、素敵なお嬢さん」
「こちらこそ、ありがとうございます、旦那様」
相談に乗ってもらった上に、と固辞したのだけれど、旦那様はわたしにお茶を御馳走してくれた。
手嶌さんを見ると「この方々のご厚意はありがたく受けておくのが良いでしょう」とのこと。
それならば、と今回はありがたくご厚意に甘えることにする。いずれなにかおかえしはしたいな。
帰り際。
見送ってくれた手嶌さんが、意外なことを言ってくれた。
「あなたが好意にあぐらをかかない人間だから、皆あなたのことが好きになるのでしょうね。あの方々やあの男でさえも。それに木森まで」
手嶌さんはどうですか、と悪戯心に尋ねてみたくなった。わたしは手嶌さんには知らないところで助けてもらいっぱなしのような気がするのだけれど。それが伝わったのか、彼は笑い、
「好きですよ、私も」
「……わたし、なにかおかえしできてますか?」
「いつも、その笑顔を」
面映ゆい気がして、頬をなでる。
キザなセリフだけど、この人が言うと自然に聞こえるのだから、不思議だ。
「また来ます。その……異動とかあるかもしれないけど、それでもわたし、まれぼし菓子店のこと大好きですから!」
「十二分に伝わっていますよ。ありがとうございます。また、お待ちしております」
短い言葉だけれど、手嶌さんの言葉には隅々まで温かな感情が巡らされていたように思えてならなかった。
おかえし、したい人がたくさんいる。
全部は無理でも、その気持ちを忘れないでいようと思う春の夜。
「ひとまずは木森さんから!」
夜空にいくつか出ている星を見上げて、わたしはえいえいおー!と拳を振り上げたのだった。
そういえば、木森さんにもらったバレンタインデーのお返し……どうしようかな。
彼はあの時、「やる。お返しとか、気にしなくていい」といつも通りぶっきらぼうに渡してくれたものの、あんなに素敵なチョコレートをくれたのに、おかえしなしは気が咎めてしまう。
とはいえ、木森さんにおかえしって何を選べば良いだろう。
手作りしても良いのだけど、わたしが作った不格好なものを玄人の彼の前に出すのは恥ずかしすぎる。
かと言って、まれぼし菓子店の洋菓子はほとんど木森さんが作っているだろうから、おかえしにするにはなんだか微妙だ。
とすると他のお店のちょっと良いお菓子だろうか……お取り寄せとかもありかもしれない。
手嶌さんに聞いてみようかと思いもしたけれど、気恥ずかしい気もする。
まれぼし菓子店でお茶を飲みながら、そんなことを考えていた。
今夜の店内には手嶌さんしか姿がない。木森さんはバックヤードか、それかもう休んでいるんだろうか。
なんとなく気になってソワソワしていた時、入口の扉が開いた。
すかさず手嶌さんがそちらを見、声をかける。
「いらっしゃいませ。旦那様」
「やあ、手嶌君。良い夜だねえ」
そこに立っていたのはナイスミドル……と言うのが相応しい、しゃれたスーツを着た紳士だった。
旦那様。何処か聞き覚えのあるフレーズだ。
「今日は奥様はご一緒ではないんですね」
「ああ。このところ少し立て込んでいて。だからこの店の菓子を手土産にしようと思ってね」
「ありがとうございます。まずはお席にどうぞ」
奥様!
シュークリームのときや、アフターヌーンティのときなどにお世話になった奥様の顔が思い浮かぶ。
奥様がいれば旦那様もいるだろう。彼がそうなのかと思わず眺めてしまう。思い返す奥様と並べてみると、なんとも美男美女のカップルだ……。
「おや、君は……」
「あっ、はい?」
「妻が話していた子だね。とてもチャーミングな良い子だと聞いていたよ。会えて嬉しいな」
「わっ、恐縮です……」
「もし嫌でなければ一緒にお茶をさせて頂いてもよろしいかな?」
「あ、どうぞ、喜んで!」
かくして、わたしは空いている店内でまた相席をすることになった。最近このパターンが多い気がするけど、これはこれで楽しいかもしれない。
紅茶をたしなみながら話し始めた旦那様の話題は豊富で、二人の共通の知り合いである奥様の話から始まり、尽きることがない。楽しい話に時間もあっという間に過ぎていく。
そこでふとホワイトデーの話がもう一度浮上したのだった。
「妻がバレンタインデーにお菓子をくれてね。おかえしにはこの店のシュークリームと一緒に、今年はフィナンシェを選ぼうと思って、やって来たんだ」
「フィナンシェですか。焼き菓子なら日持ちもしますもんね」
「うむ。それにこの店は焼き菓子が美味いからね。菓子屋の腕は焼き菓子で決まるという話もあるくらいだ。職人の腕が良いんだな」
そう言われるとわたしのことではないのに、なんだか誇らしくなってしまうから不思議なものだ。
木森さん、頑張ってるもの。
ちゃんとお客さんはわかってくれているのだ。
「せっかく二人で紅茶を飲んでいることだから、いただこうか、フィナンシェ。手嶌君、頼むよ」
頷いた手嶌さんが、お皿に綺麗に乗せられたフィナンシェとともにほどなく戻ってくる。
「お待たせいたしました。〝小さな香りの宝物庫〟フィナンシェです」
「宝物庫」
「フィナンシェの形は、金塊を表しているとも言われているんですよ」
そう言われると、ちょこんとお皿に乗ったフィナンシェが急に輝く宝物のように見えてくるので現金なものだ。
改めて頂きますをしてからフィナンシェを口に運ぶ。
まずなんと言っても香るのがバター。焦がしバターを使うのだそうで、ふんわりと口いっぱいにバターの香り高さが広がる。
それにアーモンドのこっくりとした風味と香ばしさがともなわれてやってくる。
そして香りたちがしっかりしているのとは対照的に、生地はさくっととても軽い食感。
それらが口の中で渾然一体となって混じり合う瞬間は、まさに至福だと思う。
ぱくりとひと口、またひと口。
このひと口にすっかり魅了されてどんどん食べてしまう。
それに紅茶がまた、相性が良いのだ。口の中が甘くこってりとしてきたところを、微かな苦味が洗い流してくれる。
そうするとまたバターとアーモンドが新鮮な顔を見せてくれるのだ。
「うむ、やはり絶品だね」
気づくと旦那様が、そして手嶌さんもわたしを見て微笑んでいるので、あんまりパクパク食べていたのが恥ずかしくなってしまう。
「ありがとうございます。パティシエも喜びます」
「彼女の顔を見ていてもわかるよ。なんて素晴らしいお菓子なんだろうってね」
そう言われたので二重に恥ずかしくなってしまった。
「君もホワイトデーはこの店の菓子に用事があるくちかね?」
「あ、わたしはですね、実は……」
詳しい事情はともかくとして、ここのパティシエ……木森さんに何かあげたいという話を旦那様に聞いてもらった。
「……という訳なんです」
「ふむふむ、なるほど……。思うに、その彼ならば君が何をあげてもきっと喜ぶとは思うのだけれど、そうだねえ」
しばらく考えたあとで、旦那様は口を開く。
「君が気にするなら、ちょっとした身の回りのものをあげてはどうかね?」
身の回りのもの。
と言われて木森さんの姿を思い浮かべる。
時々わたしに姿を見せてくれる彼は、大体コックコート姿なのだけれど……。
あ、でもそういえば、彼がいつも大切そうに持っているノートがある。多分お菓子のことについてかいてあるんだろう。付箋が貼ってあったり、使い古した様子が、彼らしい。そんな中で使っているボールペンは市販品の普通のものみたいだったから、それなら……。
「名案、浮かんだかね?」
「はい、おかげさまで!」
「うむ、良かったよ。私も妻におかえしのフィナンシェを買って帰ろうかね。今日は楽しい時間をありがとう、素敵なお嬢さん」
「こちらこそ、ありがとうございます、旦那様」
相談に乗ってもらった上に、と固辞したのだけれど、旦那様はわたしにお茶を御馳走してくれた。
手嶌さんを見ると「この方々のご厚意はありがたく受けておくのが良いでしょう」とのこと。
それならば、と今回はありがたくご厚意に甘えることにする。いずれなにかおかえしはしたいな。
帰り際。
見送ってくれた手嶌さんが、意外なことを言ってくれた。
「あなたが好意にあぐらをかかない人間だから、皆あなたのことが好きになるのでしょうね。あの方々やあの男でさえも。それに木森まで」
手嶌さんはどうですか、と悪戯心に尋ねてみたくなった。わたしは手嶌さんには知らないところで助けてもらいっぱなしのような気がするのだけれど。それが伝わったのか、彼は笑い、
「好きですよ、私も」
「……わたし、なにかおかえしできてますか?」
「いつも、その笑顔を」
面映ゆい気がして、頬をなでる。
キザなセリフだけど、この人が言うと自然に聞こえるのだから、不思議だ。
「また来ます。その……異動とかあるかもしれないけど、それでもわたし、まれぼし菓子店のこと大好きですから!」
「十二分に伝わっていますよ。ありがとうございます。また、お待ちしております」
短い言葉だけれど、手嶌さんの言葉には隅々まで温かな感情が巡らされていたように思えてならなかった。
おかえし、したい人がたくさんいる。
全部は無理でも、その気持ちを忘れないでいようと思う春の夜。
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