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05 大魔女さんと火吹山
火吹山の地獄蒸しと温泉卵 中編
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イタタタタ……。
僕は痛む体をさすりながら、よろよろと身を起こす。傍らに転がっていた大陸鳥もなんとか助け起こしてやった。
体のあちこちを思い切りぶつけてしまった。手や足がジンジンと酷くしびれている。暖かいとはいえ長袖を着ていたおかげで、目立ったケガがないのが幸いだ。
ことの始まりは、さっきの魔物との戦闘時。飛んできた石つぶてにビックリしたクックルが暴れてしまい、制御に失敗した僕もそのまま一緒に斜面を滑り落ちてしまったのだ。
ちょうど洞窟都市フラフニルを出て、火吹山に向かっている途中でのことだった。
火吹山の登山口までは、あと一歩という距離だったのに。
いや、だからこそ魔物が現れたのかもしれないけど。
クックルの騎乗にも慣れてきたのでちょっと油断もあったのかもしれない。なんとも情けない……。
ともあれひとりでこの大きな鳥と斜面を登るのは正直かなり難しそうだ。
戦闘が終わったら誰か助けに来てくれるだろうし、大人しく待つことに決めた。
それにしても、落ちた場所は水たまりになっていたみたいだ。全身に水をかぶって、すっかり濡れねずみになってしまった。
だけど不思議なことに全然冷たくはない。
というか、あったかい。
……ふと思いついて水たまりに手を突っ込んでみたら、ぬるいお湯が溜まっているみたいなのだ。
「あれ、ひょっとしてこれって……温泉?」
こんなところで温泉と出会うなんて思ってもみなかった。
でも火吹山は名前のとおり火山だと言う。火山があるなら、温泉があったとしてもおかしくはない。
この世界風に言ったら、火の精霊の魔法力がなんちゃらってことになるんだろうか。正確なメカニズムは僕の世界とは違うのかもしれないけど……。
よく見ると水たまりは小川へとつながっていて、さかのぼってみると先の方ではモウモウと湯気が立ち上っている。
それで急に思いついたのだ。
もしかして温泉卵が作れるかも。それにもしかしてもしかすると『地獄蒸し』までできる場所があるかもしれないって。
地獄蒸しというのは、温泉から出る高温の蒸気を利用して蒸し料理をする調理法のことだ。
昔家族で行った温泉旅行先で体験したのだけど、食材の風味がよく活かされて美味しかったのを覚えている。
お肉に海鮮、野菜は当たり前として、卵におまんじゅうやプリンまで作られていたのが印象的だった。
冒険中の今はもちろんそんなに幅広くは作れないけど、良い場所を見つけられたら蒸し料理くらいは楽しめる可能性が高い。
「おーい、カイ、無事ですかあ!」
そんなことを考えていたら、頭上からエリーチカの声が響く。
声に続いてすぐにエリーチカもふよふよと降りてきた。迎えに来てくれたみたいだ。
「大丈夫、ケガはないよ。びしょ濡れだけどね。ねえ、それよりちょっとだけ寄り道してやってみたいことがあるんだけど……」
「へっ? なんですかあ?」
そして僕はみんなに合流したあと、地獄蒸しの話を提案したのだった。
結論から言うと、そんなに寄り道にはならなかった。
僕が滑り落ちた斜面から少し進んだ場所に、蒸し料理には打ってつけの蒸気の噴気孔があったのだ。
これをうまく釜代わりに使えば、美味しい地獄蒸しができそうだ。
ここに少しだけ滞在してもらうことにして、僕は早速料理の準備をはじめた。
「ここで料理をするの? そういえば鉱人に伝わる古い料理法には、そんなのもあるって聞いた覚えがあるけど、まさか本当にできるなんてね」
「やっぱりドワーフも温泉を活用してるんだね。うん、そうなんだ。僕らの世界では観光名所にもなっていたよ。蒸し物は余計な脂も落ちて体にも良いし、味もギュッと凝縮されて美味しいから楽しみにしてて」
「カイさんがそう言うなら、間違いないっすね!」
地獄蒸しの素材に何を使うか迷ったけど、ここは無難な物で行こうと思う。
空間魔法で鮮度を保ったまま保存していた苔豚の肉に、この世界のジャガイモもたっぷり投入。あとはドワーフの街で手に入れたトウモロコシと黄金かぼちゃに、
灼熱トマトと洞窟茸。最後にこれを忘れちゃいけない、火山地鶏のたまご!
ザルに乗っけた食材を、火傷しないように気をつけながら蒸気の上に乗せ、適当なものでフタをする。あとは蒸し上がるのを待つだけだ。
待っている間に火炎草を使って辛みのあるつけダレを、ゴマに似たマーゴの種を使ってゴマダレを作っておいた。
「こんな場所でまで料理をしようって考えるなんて、カイの世界の人たちはみんな食いしん坊なんですねえ!」
「そうかも。僕たちの国の人たちは特にかなり食い意地が張ってるかもしれないよ」
「おかげで私たちも美味しいものが食べられるんだから、あなたの国のご先祖さまには感謝しないといけないわね」
「調理法からして、焼いたり蒸したり煮たり、油で揚げたり、本当に多彩っすもんね」
みんなでそんな話をしている間に、食材が蒸しあがった。
冷めないように素早く配膳すると、みんなで『いただきます』をする。
フォークで刺した豚肉を口に運んだトッティが目を丸くした。
「湯気で蒸してるだけのはずなのに、なんだか塩気を感じるわね。これはもしかして温泉の成分のおかげなのかしら」
「ああ、そうかも。僕が昔食べたのもそんな感じだったよ」
「蒸し物って全然食べたことなかったっすけど、案外旨味がしっかりしてるんすね。カイさんの作ってくれたタレにつけても美味しいっす」
そのまま食べるのも気に入ってもらえたみたいだし、味変のために作った二種類のタレも好評みたいだ。
僕もすぐに食べてみたけど、豚肉は焼いたのとはまた違う優しい甘みが出て美味しかったし、野菜も旨味が凝縮されたような美味しさを感じる。
たまごも短時間で蒸したけどちゃんとうまく仕上がっている。大きいけど黄身の味がしっかり濃厚で、火山地鶏の強みを感じた。
海鮮も蒸したら美味しいので、もう食べ切っちゃっているのがつくづく残念でならない。
「これは便利ですう。ドワーフたちももっと大々的に地獄蒸し? をやれば良いのにですよお!」
エリーチカの言う通り、街の近くにもこういう場所が見つかったら、結構有効活用できるのかもしれない。
観光名所……までは無理にしても、火を使わなくても料理ができるから、燃料も節約できるだろうし。
世界が平和になったら鋼の太守に提案してみても良いかも。
「さて、しっかり腹ごしらえをしたところで、次はいよいよ火吹山の火口を目指しましょうか。大精霊はどうしているかしらね……。啓示があったということは、まだ封印されているなんてことはないでしょうけど」
「そうだね。魔物と戦っているのかな……。大精霊って言っても、魔王の策略もあるだろうし心配だね」
そう、本題はここからなのだ。
温泉の湧いているこの辺りを通りすぎたら、いよいよ火吹山を登り始めることになる。
「火口までの案内とつゆ払いは任せてくださいっす」
「ええ。カイのカバーも今度は任せてね。同じミスはしないから」
「ははは……僕もみんなの足を引っ張らないように頑張るよ」
おなかを満たし体力をしっかり回復した僕たちは、改めて火吹山の山頂、火口の祭壇を目指す。
すでに魔物も多く現れ始めているし、大精霊の安否が気にかかる。
このあと僕たちを待ち受けているのは、頼もしい味方か。それとも――。
僕はドキドキしながら旅を再開したのだった。
僕は痛む体をさすりながら、よろよろと身を起こす。傍らに転がっていた大陸鳥もなんとか助け起こしてやった。
体のあちこちを思い切りぶつけてしまった。手や足がジンジンと酷くしびれている。暖かいとはいえ長袖を着ていたおかげで、目立ったケガがないのが幸いだ。
ことの始まりは、さっきの魔物との戦闘時。飛んできた石つぶてにビックリしたクックルが暴れてしまい、制御に失敗した僕もそのまま一緒に斜面を滑り落ちてしまったのだ。
ちょうど洞窟都市フラフニルを出て、火吹山に向かっている途中でのことだった。
火吹山の登山口までは、あと一歩という距離だったのに。
いや、だからこそ魔物が現れたのかもしれないけど。
クックルの騎乗にも慣れてきたのでちょっと油断もあったのかもしれない。なんとも情けない……。
ともあれひとりでこの大きな鳥と斜面を登るのは正直かなり難しそうだ。
戦闘が終わったら誰か助けに来てくれるだろうし、大人しく待つことに決めた。
それにしても、落ちた場所は水たまりになっていたみたいだ。全身に水をかぶって、すっかり濡れねずみになってしまった。
だけど不思議なことに全然冷たくはない。
というか、あったかい。
……ふと思いついて水たまりに手を突っ込んでみたら、ぬるいお湯が溜まっているみたいなのだ。
「あれ、ひょっとしてこれって……温泉?」
こんなところで温泉と出会うなんて思ってもみなかった。
でも火吹山は名前のとおり火山だと言う。火山があるなら、温泉があったとしてもおかしくはない。
この世界風に言ったら、火の精霊の魔法力がなんちゃらってことになるんだろうか。正確なメカニズムは僕の世界とは違うのかもしれないけど……。
よく見ると水たまりは小川へとつながっていて、さかのぼってみると先の方ではモウモウと湯気が立ち上っている。
それで急に思いついたのだ。
もしかして温泉卵が作れるかも。それにもしかしてもしかすると『地獄蒸し』までできる場所があるかもしれないって。
地獄蒸しというのは、温泉から出る高温の蒸気を利用して蒸し料理をする調理法のことだ。
昔家族で行った温泉旅行先で体験したのだけど、食材の風味がよく活かされて美味しかったのを覚えている。
お肉に海鮮、野菜は当たり前として、卵におまんじゅうやプリンまで作られていたのが印象的だった。
冒険中の今はもちろんそんなに幅広くは作れないけど、良い場所を見つけられたら蒸し料理くらいは楽しめる可能性が高い。
「おーい、カイ、無事ですかあ!」
そんなことを考えていたら、頭上からエリーチカの声が響く。
声に続いてすぐにエリーチカもふよふよと降りてきた。迎えに来てくれたみたいだ。
「大丈夫、ケガはないよ。びしょ濡れだけどね。ねえ、それよりちょっとだけ寄り道してやってみたいことがあるんだけど……」
「へっ? なんですかあ?」
そして僕はみんなに合流したあと、地獄蒸しの話を提案したのだった。
結論から言うと、そんなに寄り道にはならなかった。
僕が滑り落ちた斜面から少し進んだ場所に、蒸し料理には打ってつけの蒸気の噴気孔があったのだ。
これをうまく釜代わりに使えば、美味しい地獄蒸しができそうだ。
ここに少しだけ滞在してもらうことにして、僕は早速料理の準備をはじめた。
「ここで料理をするの? そういえば鉱人に伝わる古い料理法には、そんなのもあるって聞いた覚えがあるけど、まさか本当にできるなんてね」
「やっぱりドワーフも温泉を活用してるんだね。うん、そうなんだ。僕らの世界では観光名所にもなっていたよ。蒸し物は余計な脂も落ちて体にも良いし、味もギュッと凝縮されて美味しいから楽しみにしてて」
「カイさんがそう言うなら、間違いないっすね!」
地獄蒸しの素材に何を使うか迷ったけど、ここは無難な物で行こうと思う。
空間魔法で鮮度を保ったまま保存していた苔豚の肉に、この世界のジャガイモもたっぷり投入。あとはドワーフの街で手に入れたトウモロコシと黄金かぼちゃに、
灼熱トマトと洞窟茸。最後にこれを忘れちゃいけない、火山地鶏のたまご!
ザルに乗っけた食材を、火傷しないように気をつけながら蒸気の上に乗せ、適当なものでフタをする。あとは蒸し上がるのを待つだけだ。
待っている間に火炎草を使って辛みのあるつけダレを、ゴマに似たマーゴの種を使ってゴマダレを作っておいた。
「こんな場所でまで料理をしようって考えるなんて、カイの世界の人たちはみんな食いしん坊なんですねえ!」
「そうかも。僕たちの国の人たちは特にかなり食い意地が張ってるかもしれないよ」
「おかげで私たちも美味しいものが食べられるんだから、あなたの国のご先祖さまには感謝しないといけないわね」
「調理法からして、焼いたり蒸したり煮たり、油で揚げたり、本当に多彩っすもんね」
みんなでそんな話をしている間に、食材が蒸しあがった。
冷めないように素早く配膳すると、みんなで『いただきます』をする。
フォークで刺した豚肉を口に運んだトッティが目を丸くした。
「湯気で蒸してるだけのはずなのに、なんだか塩気を感じるわね。これはもしかして温泉の成分のおかげなのかしら」
「ああ、そうかも。僕が昔食べたのもそんな感じだったよ」
「蒸し物って全然食べたことなかったっすけど、案外旨味がしっかりしてるんすね。カイさんの作ってくれたタレにつけても美味しいっす」
そのまま食べるのも気に入ってもらえたみたいだし、味変のために作った二種類のタレも好評みたいだ。
僕もすぐに食べてみたけど、豚肉は焼いたのとはまた違う優しい甘みが出て美味しかったし、野菜も旨味が凝縮されたような美味しさを感じる。
たまごも短時間で蒸したけどちゃんとうまく仕上がっている。大きいけど黄身の味がしっかり濃厚で、火山地鶏の強みを感じた。
海鮮も蒸したら美味しいので、もう食べ切っちゃっているのがつくづく残念でならない。
「これは便利ですう。ドワーフたちももっと大々的に地獄蒸し? をやれば良いのにですよお!」
エリーチカの言う通り、街の近くにもこういう場所が見つかったら、結構有効活用できるのかもしれない。
観光名所……までは無理にしても、火を使わなくても料理ができるから、燃料も節約できるだろうし。
世界が平和になったら鋼の太守に提案してみても良いかも。
「さて、しっかり腹ごしらえをしたところで、次はいよいよ火吹山の火口を目指しましょうか。大精霊はどうしているかしらね……。啓示があったということは、まだ封印されているなんてことはないでしょうけど」
「そうだね。魔物と戦っているのかな……。大精霊って言っても、魔王の策略もあるだろうし心配だね」
そう、本題はここからなのだ。
温泉の湧いているこの辺りを通りすぎたら、いよいよ火吹山を登り始めることになる。
「火口までの案内とつゆ払いは任せてくださいっす」
「ええ。カイのカバーも今度は任せてね。同じミスはしないから」
「ははは……僕もみんなの足を引っ張らないように頑張るよ」
おなかを満たし体力をしっかり回復した僕たちは、改めて火吹山の山頂、火口の祭壇を目指す。
すでに魔物も多く現れ始めているし、大精霊の安否が気にかかる。
このあと僕たちを待ち受けているのは、頼もしい味方か。それとも――。
僕はドキドキしながら旅を再開したのだった。
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