32 / 61
05 大魔女さんと火吹山
シーサーペントの海鮮なべ 前編
しおりを挟む
「これが僕たちの乗る船なんだ? 結構大きくて立派なんだねえ……!」
港町。その船着場に行って立派な帆の着いた船を見た時、僕は思わずそんな声を上げていた。
船はいかにも頑丈そうな見た目で、大きさだって相当なものだ。船首には女神のような像も飾られている。
船に乗った経験なんてほとんどない僕だけど、それでも良い船だってわかるくらいちゃんとしている。
「でしょう。アルゼン公の秘蔵の魔法船だからね。私も以前乗った経験があるけど、他の船とはちょっと比較にならないくらい高性能なのよ」
「魔法船! 普通の船とはそもそも違うんだね。余計にすごいなそれは」
トッティも僕の横に立ちながらそう教えてくれる。
魔法船って言うけど、どの辺に魔法が関わっているんだろう?
そう思って僕がしげしげと船を眺めている傍らでは、エリーチカとルジェが目を輝かせている。
「エリーチカ、お船に乗るのは初めてですう!」
「魔法船、噂には聞いてたっすけど……。風がなくても人が漕がなくても進めるんっすよね? すごいっすねえ」
風紋の神殿から出発したあと何度か魔物との戦闘はあったものの、僕たちは無事に港町へと到着した。
港町ではまず船に赴き、アルゼン公の船の乗組員たちに面会した。
船の名前は暁の女神号。
帆を張れば風の力で、風がない時には魔法力で動くらしい。
驚いたのは、乗組員というのが全員でたったの五人だったことだ。大きな船を動かすのだから大人数だとばかり思っていたけど、船の方が特別製なので五人で足りるのだそうだ。
人間が三人、獣人が一人、そして竜人が一人。竜人は二足歩行の鱗のあるトカゲみたいな見た目で、とても大柄な種族だ。身長が二メートルくらいある。
乗組員たちとは会って早々に船や旅のことについて打ち合わせた。旅程や船での役割分担はもちろん、出発する前に船に積む食料や水の手配、他にも必要な積荷の準備をする。
荷物が揃うまでには少し時間が要るので、天候次第でもあるけどひとまず出航は一週間後ということで決まった。
ちなみに船での調理はそのまま僕が引き受けることになった。
大魔女さんのお料理番。兼、暁の女神号のお料理番にもなる。
今までよりはるかに大人数の分の調理。それに船旅も初めてだから、なかなか大変そうだ。
出発までにメニューをよく考えておく時間があって助かった。
ともあれ出航までの間は街の宿に泊まるので、お料理番の仕事もしばしのお休みだ。
その晩も宿の食堂でみんなで食事の席を囲んでいた。
自分の作ったものじゃないごはんというのも結構楽しいものだ。この宿の食事は、海の近くらしく海産物が豊富だった。
献立の参考になりそうだなんて考えながら白身魚のソテーを味わっていると、不意に向かいに座っていたルジェが口を開いた。
「そういえばなんすけど、カイさんとトッティさんってどういう関係なんっすか?」
ルジェがあんまりにも真っ直ぐなキラキラした目で、思いがけないことを聞いてくるから、派手にむせてしまった。
ちょうどエールの入った木製のビアマグに口をつけていたトッティも吹き出しかけていた。
その横では、色恋沙汰が大好きなエリーチカの目がキラリと光る。
「エリーチカ調べによると、この二人はですねえ、友達以上恋人未満ですう! うぷぷー!」
「エリーチカ。からかおうって言うのならペチンって叩き潰すわよ? 関係か。そうね、カイは私の大切なお料理番よ」
「はい。カイさんがトッティさんのお料理番なのは知ってるっす」
ルジェが聞きたいのはトッティの答えとはどうやら違うことのようだ。
僕の方でも補足してみる。
「トッティはこの世界に来たばかりの僕が初めて出会った人で、助けてくれた人でもあるよ。だから命の恩人でもあるね。一緒にいた時間も長くなってきたし、大切な人だよ」
ね、とトッティの方を振り返ってみると、トッティもうなずいてくれる。
それを見たルジェが、なるほどと言うようにひざを打った。
「命の恩人で大切な人で、それで料理番と魔女で友達以上恋人未満なんすね? わかりました」
「疑問は解消した? なら良かったけど」
「はい! つまり今ならカイさんにアプローチしても全然大丈夫ってことっすよね!」
「……はい?」
すごく良い笑顔でルジェがガッツポーズをした。
え? アプローチって何の?
僕とトッティの目が点になり、エリーチカだけ拍手しながら飛び回っている。
「そうなんっすね、良かった~! そしたら自分、腹ごなしの走り込み行ってくるっす!」
「あ、うん、気をつけて……」
ホッとした様子のルジェは、そのまま駆け足であっという間に食堂を出て行ってしまった。
あとには圧倒されたままの僕とトッティ、やけに嬉しそうなエリーチカが残された。
「トッティ様あ! 良いんですか、良いんですかーっ!? ボヤボヤしてたら元気娘のルジェにカイを持ってかれちゃいますよお!?」
「ええと……ちょっと頭が追いついてないわ、待って。つまりルジェはカイのこと……?」
「えっ、あの? 僕もよくわからないんだけど……」
トッティはびっくりした顔で僕のことを見つめてくるけど、僕だってたぶん同じくらいびっくりしている。
ルジェは確かに可愛い子だと思う。でも恋愛なんて少しも考えてもみなかった。妹がいたらこんな感じなんだろうなってくらいで……。
「いやいやいや! 面白くなってきましたねえ!」
ひたすら混乱している僕とトッティの間で、エリーチカだけがとんでもなく張り切ってテンション高くブンブン飛び回っていた。
そしてそれから出航までは、幸か不幸か詳しく話をする間もないくらいみんな忙しかった。
船出の日、帆を張って風に乗る船の甲板。
遠ざかる街を眺めながらエリーチカときゃっきゃと騒いでいるルジェからは、恋愛ごとに興味がありそうな気配なんて全然ない。
ハーフエルフ特有の童顔なのもあって、無邪気に騒いでいる学生みたいに見える。
そんな二人から少し離れたところに僕とトッティ。
トッティは魔法杖を掲げて言う。
「風の精霊の力を借りて船を走らせるわ。炎赤の大地まではしばらくかかるけど、カイはひとりで甲板に出るのは避けてね。海の上でも魔物が出ることがあるから」
「わかった。そこそこ長い旅だろうし、トッティも疲れすぎないように気をつけてね」
「ええ。……」
「……」
「……寒くない? 風が強いけれど」
「大丈夫だよ。トッティこそ」
「私も平気よ」
なんとなく微妙な空気の僕とトッティだけど、何とか気を取り直さなきゃと努めて普段どおりにする。
順風満帆。船はスルスルとなめらかに海上を走り始め、港はだんだんと遠くなっていく。
かくして僕たちは、はるかに広がる群氷海に旅立った。
この時の僕には、このあと異世界の大海原の洗礼を早速受けることになるなんて知る由もなかった。
港町。その船着場に行って立派な帆の着いた船を見た時、僕は思わずそんな声を上げていた。
船はいかにも頑丈そうな見た目で、大きさだって相当なものだ。船首には女神のような像も飾られている。
船に乗った経験なんてほとんどない僕だけど、それでも良い船だってわかるくらいちゃんとしている。
「でしょう。アルゼン公の秘蔵の魔法船だからね。私も以前乗った経験があるけど、他の船とはちょっと比較にならないくらい高性能なのよ」
「魔法船! 普通の船とはそもそも違うんだね。余計にすごいなそれは」
トッティも僕の横に立ちながらそう教えてくれる。
魔法船って言うけど、どの辺に魔法が関わっているんだろう?
そう思って僕がしげしげと船を眺めている傍らでは、エリーチカとルジェが目を輝かせている。
「エリーチカ、お船に乗るのは初めてですう!」
「魔法船、噂には聞いてたっすけど……。風がなくても人が漕がなくても進めるんっすよね? すごいっすねえ」
風紋の神殿から出発したあと何度か魔物との戦闘はあったものの、僕たちは無事に港町へと到着した。
港町ではまず船に赴き、アルゼン公の船の乗組員たちに面会した。
船の名前は暁の女神号。
帆を張れば風の力で、風がない時には魔法力で動くらしい。
驚いたのは、乗組員というのが全員でたったの五人だったことだ。大きな船を動かすのだから大人数だとばかり思っていたけど、船の方が特別製なので五人で足りるのだそうだ。
人間が三人、獣人が一人、そして竜人が一人。竜人は二足歩行の鱗のあるトカゲみたいな見た目で、とても大柄な種族だ。身長が二メートルくらいある。
乗組員たちとは会って早々に船や旅のことについて打ち合わせた。旅程や船での役割分担はもちろん、出発する前に船に積む食料や水の手配、他にも必要な積荷の準備をする。
荷物が揃うまでには少し時間が要るので、天候次第でもあるけどひとまず出航は一週間後ということで決まった。
ちなみに船での調理はそのまま僕が引き受けることになった。
大魔女さんのお料理番。兼、暁の女神号のお料理番にもなる。
今までよりはるかに大人数の分の調理。それに船旅も初めてだから、なかなか大変そうだ。
出発までにメニューをよく考えておく時間があって助かった。
ともあれ出航までの間は街の宿に泊まるので、お料理番の仕事もしばしのお休みだ。
その晩も宿の食堂でみんなで食事の席を囲んでいた。
自分の作ったものじゃないごはんというのも結構楽しいものだ。この宿の食事は、海の近くらしく海産物が豊富だった。
献立の参考になりそうだなんて考えながら白身魚のソテーを味わっていると、不意に向かいに座っていたルジェが口を開いた。
「そういえばなんすけど、カイさんとトッティさんってどういう関係なんっすか?」
ルジェがあんまりにも真っ直ぐなキラキラした目で、思いがけないことを聞いてくるから、派手にむせてしまった。
ちょうどエールの入った木製のビアマグに口をつけていたトッティも吹き出しかけていた。
その横では、色恋沙汰が大好きなエリーチカの目がキラリと光る。
「エリーチカ調べによると、この二人はですねえ、友達以上恋人未満ですう! うぷぷー!」
「エリーチカ。からかおうって言うのならペチンって叩き潰すわよ? 関係か。そうね、カイは私の大切なお料理番よ」
「はい。カイさんがトッティさんのお料理番なのは知ってるっす」
ルジェが聞きたいのはトッティの答えとはどうやら違うことのようだ。
僕の方でも補足してみる。
「トッティはこの世界に来たばかりの僕が初めて出会った人で、助けてくれた人でもあるよ。だから命の恩人でもあるね。一緒にいた時間も長くなってきたし、大切な人だよ」
ね、とトッティの方を振り返ってみると、トッティもうなずいてくれる。
それを見たルジェが、なるほどと言うようにひざを打った。
「命の恩人で大切な人で、それで料理番と魔女で友達以上恋人未満なんすね? わかりました」
「疑問は解消した? なら良かったけど」
「はい! つまり今ならカイさんにアプローチしても全然大丈夫ってことっすよね!」
「……はい?」
すごく良い笑顔でルジェがガッツポーズをした。
え? アプローチって何の?
僕とトッティの目が点になり、エリーチカだけ拍手しながら飛び回っている。
「そうなんっすね、良かった~! そしたら自分、腹ごなしの走り込み行ってくるっす!」
「あ、うん、気をつけて……」
ホッとした様子のルジェは、そのまま駆け足であっという間に食堂を出て行ってしまった。
あとには圧倒されたままの僕とトッティ、やけに嬉しそうなエリーチカが残された。
「トッティ様あ! 良いんですか、良いんですかーっ!? ボヤボヤしてたら元気娘のルジェにカイを持ってかれちゃいますよお!?」
「ええと……ちょっと頭が追いついてないわ、待って。つまりルジェはカイのこと……?」
「えっ、あの? 僕もよくわからないんだけど……」
トッティはびっくりした顔で僕のことを見つめてくるけど、僕だってたぶん同じくらいびっくりしている。
ルジェは確かに可愛い子だと思う。でも恋愛なんて少しも考えてもみなかった。妹がいたらこんな感じなんだろうなってくらいで……。
「いやいやいや! 面白くなってきましたねえ!」
ひたすら混乱している僕とトッティの間で、エリーチカだけがとんでもなく張り切ってテンション高くブンブン飛び回っていた。
そしてそれから出航までは、幸か不幸か詳しく話をする間もないくらいみんな忙しかった。
船出の日、帆を張って風に乗る船の甲板。
遠ざかる街を眺めながらエリーチカときゃっきゃと騒いでいるルジェからは、恋愛ごとに興味がありそうな気配なんて全然ない。
ハーフエルフ特有の童顔なのもあって、無邪気に騒いでいる学生みたいに見える。
そんな二人から少し離れたところに僕とトッティ。
トッティは魔法杖を掲げて言う。
「風の精霊の力を借りて船を走らせるわ。炎赤の大地まではしばらくかかるけど、カイはひとりで甲板に出るのは避けてね。海の上でも魔物が出ることがあるから」
「わかった。そこそこ長い旅だろうし、トッティも疲れすぎないように気をつけてね」
「ええ。……」
「……」
「……寒くない? 風が強いけれど」
「大丈夫だよ。トッティこそ」
「私も平気よ」
なんとなく微妙な空気の僕とトッティだけど、何とか気を取り直さなきゃと努めて普段どおりにする。
順風満帆。船はスルスルとなめらかに海上を走り始め、港はだんだんと遠くなっていく。
かくして僕たちは、はるかに広がる群氷海に旅立った。
この時の僕には、このあと異世界の大海原の洗礼を早速受けることになるなんて知る由もなかった。
31
お気に入りに追加
91
あなたにおすすめの小説

無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。

一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。

強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる