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03 大魔女さんと霜の巨人
大イノシシと雪茸のあったか鍋 後編
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「それでそれで、トッティ様とカイくんのご関係はっ!? まーさーかただのお友達ってわけじゃないですよねっ。恋愛? 恋愛してるの? ラブラブなんですかぁ!」
「いや、エリーチカ、ちょっと……」
「聞かせてくださいなっ! アナタとアナタの恋のお話っ!」
「ピーピーうるさいわね! 雪だるまにするわよ」
「ピイっ!」
いつの間にか道中に着いてきた妖精エリーチカは終始この感じで、なんというかすごく……騒がしかった。
トッティみたいな綺麗な人と恋人と言われて悪い気はもちろんしないけど、僕たちはパーティの仲間なわけで。
少なくとも僕がこれまで生きてきた中で、エリーチカが期待しているような楽しげな(あるいは悲しい)恋の話を提供する甲斐性があったことはない。
「ぷー! つまんないですぅ!」
「あなたねえ。妖精が腫れた惚れた好いた別れたの話が大好きなのは知ってるけど……。それでもってそんな恋のうたを津々浦々まで広げるのが大好きなのも知ってるけどね」
「そうなんだ……」
それは……なんかちょっとたまらなく迷惑な種族かもしれないな……。
「ないものはないのよ。第一ね、そんなふうに恋だのなんだのってはやし立てたら、カイにも迷惑でしょ」
「いや、迷惑だなんて僕はそんな」
「おや? おやおやおやぁ?」
「こら……これ以上からかうと雪原の塵にするわよ!」
「ピィィ!」
半眼になって腕組みをするトッティを見て、エリーチカは僕の後ろにきわめて素早く隠れるのだった。
やれやれ、まったく……。
「ごめんなさぁい! 調子に乗りすぎましたぁ」
そんなことを言って謝るものの、素敵な恋の芽生えに出会えるかもしれないから、もうちょっとついて行くなんて。
どうにもこの妖精、懲りるという言葉を知らないようだ。
ただトッティの話とエリーチカ本人の弁によると、妖精というのは高い魔法力を宿していて、冒険への適性は高いらしい。
同行してくれると言うのなら、なかなか頼りになる仲間ではあるようなのだ。
そうして道連れを一人増やした僕たちは、ひとまず今夜の寝床を探し、食事の支度をすることにしたのだった。
雪原にぽっかりとあいた洞窟。入口の氷柱を散らし、生き物の痕跡がないのをしっかり確認する。
零下の雪原での野営はあまりにも厳しすぎる。だから今夜はここで寒さをしのいで夜を明かすことにするのだ。
途中で集めておいた薪にトッティが魔法で炎を灯す。ぱちぱちと音を立てて火が燃え出すと、それまでの凍える寒さが少し和らいだ。
僕が調理道具などを用意していると、洞窟の奥まで確認に行ったトッティの声が聞こえる。
「あ、これは……雪茸じゃないかしら?」
つられてそっちへといくと、確かに。
カサに霜が降ったような見た目の白いキノコ。結構な量が生えている。これは食べられるやつだ。
「ぼたん鍋にしようと思ってたから、これもいれようか」
「ボタン?」
「僕の世界ではイノシシの鍋のことそう言うんだ。花の名前なんだけどね」
「へえ……面白いわね。じゃあ今日はそのぼたん鍋、楽しみに待っているわ」
「エリーチカも! エリーチカも楽しみにしてますからっ」
「あなた雪原の妖精だから寒くないはずなのに、なんでカイの襟元にもぐりこんでるわけ?」
「トッティ様が妬くかなあっておもって、ぐふふ……ぴぃぃぃぃ!」
トッティがエリーチカをつまんでひねり潰しそうな顔をしているので、ひとまず確保しておいてやる。
さて本当のイノシシの鍋は味噌味で作るのがスタンダードって聞いたことがあるけど。ここに味噌はないので、代わりに持ってきておいた固形のスープストックとハーブを使う。
大イノシシは倒した後、いくつかの部位に捌いておいたので、それをさらに細かくする。脂が乗った綺麗なお肉だ。
お湯が沸いた所へ、雪茸をそのまま投入。刻んで持参した根菜類をいれて、雪原に自生する香草の中でもネギに似た味のものを刻み入れる。
そしてイノシシ肉をいれてしばらく火を通せば出来上がりだ。
「トッティ、エリーチカ。夕飯だ、出来たよ」
「良い匂い! 待ってたわ!」
「待ってましたぁ!」
みんな揃って、『いただきます』をする。
トッティはガッツリ食べるのでおかわりの分もちゃんと用意。小さなエリーチカの分は配膳の時に細かめに刻んでやる。彼女の分は少し冷めてしまうかなと心配したが、猫舌らしいエリーチカはかえって喜んでいた。
雪洞の中に湯気があがる。
スープ皿に盛ったイノシシなべ。最初にスープからいく。一口飲むと、ぐっと体の中から熱くなる感覚。やがて冷えていた体が末端までしっかりとあたたまっていくのがわかる。
味の中でまず感じるのは肉の旨みだ。しかしそのベースにはきのこの出汁がある。二つが合わさって堂々とした風味を醸し出している。これは我ながら美味い!
「イノシシの肉、全然臭みがないんだなあ」
「しろがね雪原の大イノシシは、雪原草が大好物なの。だから、他の土地のより臭みが少ないんですって」
「さすがトッティ。よく知ってるなあ」
「あたしにおかわりをくださいですぅ!」
「エリーチカは全然人の話を聞いてないな……」
トッティが説明してくれたとおり、イノシシ肉はさすがの美味さで本当に食べやすい。中でも脂身と赤身のバランスの良さが際立っていて、どちらの美味さも感じることが出来るのが嬉しい。
そして縁の下の力持ちは雪茸だ。
食感はマッシュルームに似ているかも。味は癖がなくて、特に香りはとても上品だ。土瓶蒸しとかでも美味しいんじゃないだろうか。いつか試してみたい。
雪茸に出会えたのは幸運だった。残った分は紐で縛って干しておいて。このあとの旅のおともにしようと思う。
「あー食べた食べた。こんなに贅沢しちゃったら、太っちゃうかもしれないわね」
「トッティはちょっとくらい太った方が良いよ」
「そーですそーですぅ。それでモテモテのお話をあたしに聞かせるですぅ」
「エリーチカ……」
「ピッ」
ついにきゅっと握られた懲りないエリーチカのことはおいといて。
トッティは割と細身なのだ。……ええと……、胸はあるけど。それにしても見返すとやっぱりしみじみ美女だなあ。
意識するとなんだか目のやり場に困ってしまう自分もいる。
そんなことを考えるのも、アツアツのなべを食べて、すっかり身も心も温かくなったせいだと思おう。
たぶん、きっと。
雪原の夜は更けていく。
「いや、エリーチカ、ちょっと……」
「聞かせてくださいなっ! アナタとアナタの恋のお話っ!」
「ピーピーうるさいわね! 雪だるまにするわよ」
「ピイっ!」
いつの間にか道中に着いてきた妖精エリーチカは終始この感じで、なんというかすごく……騒がしかった。
トッティみたいな綺麗な人と恋人と言われて悪い気はもちろんしないけど、僕たちはパーティの仲間なわけで。
少なくとも僕がこれまで生きてきた中で、エリーチカが期待しているような楽しげな(あるいは悲しい)恋の話を提供する甲斐性があったことはない。
「ぷー! つまんないですぅ!」
「あなたねえ。妖精が腫れた惚れた好いた別れたの話が大好きなのは知ってるけど……。それでもってそんな恋のうたを津々浦々まで広げるのが大好きなのも知ってるけどね」
「そうなんだ……」
それは……なんかちょっとたまらなく迷惑な種族かもしれないな……。
「ないものはないのよ。第一ね、そんなふうに恋だのなんだのってはやし立てたら、カイにも迷惑でしょ」
「いや、迷惑だなんて僕はそんな」
「おや? おやおやおやぁ?」
「こら……これ以上からかうと雪原の塵にするわよ!」
「ピィィ!」
半眼になって腕組みをするトッティを見て、エリーチカは僕の後ろにきわめて素早く隠れるのだった。
やれやれ、まったく……。
「ごめんなさぁい! 調子に乗りすぎましたぁ」
そんなことを言って謝るものの、素敵な恋の芽生えに出会えるかもしれないから、もうちょっとついて行くなんて。
どうにもこの妖精、懲りるという言葉を知らないようだ。
ただトッティの話とエリーチカ本人の弁によると、妖精というのは高い魔法力を宿していて、冒険への適性は高いらしい。
同行してくれると言うのなら、なかなか頼りになる仲間ではあるようなのだ。
そうして道連れを一人増やした僕たちは、ひとまず今夜の寝床を探し、食事の支度をすることにしたのだった。
雪原にぽっかりとあいた洞窟。入口の氷柱を散らし、生き物の痕跡がないのをしっかり確認する。
零下の雪原での野営はあまりにも厳しすぎる。だから今夜はここで寒さをしのいで夜を明かすことにするのだ。
途中で集めておいた薪にトッティが魔法で炎を灯す。ぱちぱちと音を立てて火が燃え出すと、それまでの凍える寒さが少し和らいだ。
僕が調理道具などを用意していると、洞窟の奥まで確認に行ったトッティの声が聞こえる。
「あ、これは……雪茸じゃないかしら?」
つられてそっちへといくと、確かに。
カサに霜が降ったような見た目の白いキノコ。結構な量が生えている。これは食べられるやつだ。
「ぼたん鍋にしようと思ってたから、これもいれようか」
「ボタン?」
「僕の世界ではイノシシの鍋のことそう言うんだ。花の名前なんだけどね」
「へえ……面白いわね。じゃあ今日はそのぼたん鍋、楽しみに待っているわ」
「エリーチカも! エリーチカも楽しみにしてますからっ」
「あなた雪原の妖精だから寒くないはずなのに、なんでカイの襟元にもぐりこんでるわけ?」
「トッティ様が妬くかなあっておもって、ぐふふ……ぴぃぃぃぃ!」
トッティがエリーチカをつまんでひねり潰しそうな顔をしているので、ひとまず確保しておいてやる。
さて本当のイノシシの鍋は味噌味で作るのがスタンダードって聞いたことがあるけど。ここに味噌はないので、代わりに持ってきておいた固形のスープストックとハーブを使う。
大イノシシは倒した後、いくつかの部位に捌いておいたので、それをさらに細かくする。脂が乗った綺麗なお肉だ。
お湯が沸いた所へ、雪茸をそのまま投入。刻んで持参した根菜類をいれて、雪原に自生する香草の中でもネギに似た味のものを刻み入れる。
そしてイノシシ肉をいれてしばらく火を通せば出来上がりだ。
「トッティ、エリーチカ。夕飯だ、出来たよ」
「良い匂い! 待ってたわ!」
「待ってましたぁ!」
みんな揃って、『いただきます』をする。
トッティはガッツリ食べるのでおかわりの分もちゃんと用意。小さなエリーチカの分は配膳の時に細かめに刻んでやる。彼女の分は少し冷めてしまうかなと心配したが、猫舌らしいエリーチカはかえって喜んでいた。
雪洞の中に湯気があがる。
スープ皿に盛ったイノシシなべ。最初にスープからいく。一口飲むと、ぐっと体の中から熱くなる感覚。やがて冷えていた体が末端までしっかりとあたたまっていくのがわかる。
味の中でまず感じるのは肉の旨みだ。しかしそのベースにはきのこの出汁がある。二つが合わさって堂々とした風味を醸し出している。これは我ながら美味い!
「イノシシの肉、全然臭みがないんだなあ」
「しろがね雪原の大イノシシは、雪原草が大好物なの。だから、他の土地のより臭みが少ないんですって」
「さすがトッティ。よく知ってるなあ」
「あたしにおかわりをくださいですぅ!」
「エリーチカは全然人の話を聞いてないな……」
トッティが説明してくれたとおり、イノシシ肉はさすがの美味さで本当に食べやすい。中でも脂身と赤身のバランスの良さが際立っていて、どちらの美味さも感じることが出来るのが嬉しい。
そして縁の下の力持ちは雪茸だ。
食感はマッシュルームに似ているかも。味は癖がなくて、特に香りはとても上品だ。土瓶蒸しとかでも美味しいんじゃないだろうか。いつか試してみたい。
雪茸に出会えたのは幸運だった。残った分は紐で縛って干しておいて。このあとの旅のおともにしようと思う。
「あー食べた食べた。こんなに贅沢しちゃったら、太っちゃうかもしれないわね」
「トッティはちょっとくらい太った方が良いよ」
「そーですそーですぅ。それでモテモテのお話をあたしに聞かせるですぅ」
「エリーチカ……」
「ピッ」
ついにきゅっと握られた懲りないエリーチカのことはおいといて。
トッティは割と細身なのだ。……ええと……、胸はあるけど。それにしても見返すとやっぱりしみじみ美女だなあ。
意識するとなんだか目のやり場に困ってしまう自分もいる。
そんなことを考えるのも、アツアツのなべを食べて、すっかり身も心も温かくなったせいだと思おう。
たぶん、きっと。
雪原の夜は更けていく。
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