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折戸温泉でほっこり
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最近は人気の旧車の値段はもの凄いものがある。ホントにびっくりだ。維持するだけでも大変だろうに。ボクも何台か持っているのだけど、超不人気車ばかりなので、蚊帳の外って感じ。
今回は、古い550を使う。今車検が残っているのは、これだけ。水冷のvツイン。シャフトドライブ。国内では当時から、想像を絶する不人気車両。エンジンの素生が良いので海外ではそれなりではある。
不人気車ゆえか、その見てくれからか、こいつの速さは乗らんと解らないんだナ。主要な幹線道路は、ほとんど通らずに、深耶馬渓を目指すことになるのだが、きっと早く到着するだろう。
伊良原ダムを経由するコースで行くこととした。タンクバックに必要最小限の荷物を積んで、ボクは出発した。車通りの多いところは、流れに乗って、少ないところは、かっ飛ばして、取り敢えず、ダムに到着。ここで小休憩。おじさんは、トイレ近いからね。
このダムは、出来てまだ年数が浅いので、その周りは寂しい感じ。まあ、見通しとしてはイイのだが。ここからはペースを上げられるので、後は一気に目的地を目指そう。
懐かしい感じの田舎道をグイグイ走る「飛猿千壺峡」とか「魔林峡」とか「いくつかの神社」とか、見どころも豊富なんだけど、完全スルー。
非常によく回るエンジンはそのトルク感と相まって、気持ちいいこと、気持ちいいこと。ただ先行車がいると、それが車でも、単車でも下手に抜けないので、ペースは落ちる。台湾料理屋の角を曲がると、更にペースダウン。ここは幹線道路だからしゃーないよね。
耶馬渓ダムまで上がると、再びペースアップ。長くは続かないけど。
途中で左折してちょっと行くと、目的地、「折戸温泉」である。
近くに設備の整った温泉も出来て、益々お客を見なくなった。真ん前にある、お宿のお客さんとか、古くからの常連客とか、たまに見かけるだけだもんね。
「さて、今日は会えるかな。」あれあれ、いませんねー。入口のネコハウスの中にも、もちろんベットにも、いませんねー。残念!・・・ここには2匹のニャンコが住んでいるのです。
車も止まっていませんし、貸し切りかも知れません。料金箱にお金を入れて、脱衣場に入ります。入り口横の小部屋には、じいちゃんがいるんですけどね。
やはり、お客さんはいません。
狭い脱衣所で裸になると、手ぬぐい一本持って浴室に入ります。洗い場も含めて10畳位でしょうか、浴槽はその半分くらい。
床のタイルはヌルヌルです。気を付けなければ、危ないです。よくよく体を洗って、入湯します。いつもながら家の風呂場を大きくしたような普通の造りです。お湯は相当ぬるい。しかし、そこが、またいい。
ゆっくり、30分ほど浸かって上がります。いやー今日も、いい湯でした。
この後、出来るだけ髪乾かします。かなり薄くなったとはいえ、それなりの時間を要します。だって、ヘルメット内びしょびしょにしたくありませんから。
ある程度、乾いたところで装備を着けて、単車で移動しようと跨ったところで、「タマ」が顔を出した。
いい歳したおじさんが、「ナー」・・・ニャンコが「ニャー」・・・ボクは若山温泉ドライブインへと向かった。
ボクは気取らない、ここのそばが大好きなのだ。ここでは、もちろん温泉にも入れるのだが、入ったことはない。話によれば、かなりイイらしのだが。
ここでは「やまかけそば」一択です。「これでもか」と、とろろを盛ってくれます。唯一の難点は温度が下がってしまうことでしょうか。
ズルズルジュルジュル。大満足です。そばがどうだの、出汁がどうだの、ボクには、難しいことは、分からないけども、やはり、ここがいい。
帰りに、どこかの河原でコーヒーでも淹れようかと用意してきたのだが、途中でいい水を入手出来なかったので、諦めましょう。
おわり
今回は、古い550を使う。今車検が残っているのは、これだけ。水冷のvツイン。シャフトドライブ。国内では当時から、想像を絶する不人気車両。エンジンの素生が良いので海外ではそれなりではある。
不人気車ゆえか、その見てくれからか、こいつの速さは乗らんと解らないんだナ。主要な幹線道路は、ほとんど通らずに、深耶馬渓を目指すことになるのだが、きっと早く到着するだろう。
伊良原ダムを経由するコースで行くこととした。タンクバックに必要最小限の荷物を積んで、ボクは出発した。車通りの多いところは、流れに乗って、少ないところは、かっ飛ばして、取り敢えず、ダムに到着。ここで小休憩。おじさんは、トイレ近いからね。
このダムは、出来てまだ年数が浅いので、その周りは寂しい感じ。まあ、見通しとしてはイイのだが。ここからはペースを上げられるので、後は一気に目的地を目指そう。
懐かしい感じの田舎道をグイグイ走る「飛猿千壺峡」とか「魔林峡」とか「いくつかの神社」とか、見どころも豊富なんだけど、完全スルー。
非常によく回るエンジンはそのトルク感と相まって、気持ちいいこと、気持ちいいこと。ただ先行車がいると、それが車でも、単車でも下手に抜けないので、ペースは落ちる。台湾料理屋の角を曲がると、更にペースダウン。ここは幹線道路だからしゃーないよね。
耶馬渓ダムまで上がると、再びペースアップ。長くは続かないけど。
途中で左折してちょっと行くと、目的地、「折戸温泉」である。
近くに設備の整った温泉も出来て、益々お客を見なくなった。真ん前にある、お宿のお客さんとか、古くからの常連客とか、たまに見かけるだけだもんね。
「さて、今日は会えるかな。」あれあれ、いませんねー。入口のネコハウスの中にも、もちろんベットにも、いませんねー。残念!・・・ここには2匹のニャンコが住んでいるのです。
車も止まっていませんし、貸し切りかも知れません。料金箱にお金を入れて、脱衣場に入ります。入り口横の小部屋には、じいちゃんがいるんですけどね。
やはり、お客さんはいません。
狭い脱衣所で裸になると、手ぬぐい一本持って浴室に入ります。洗い場も含めて10畳位でしょうか、浴槽はその半分くらい。
床のタイルはヌルヌルです。気を付けなければ、危ないです。よくよく体を洗って、入湯します。いつもながら家の風呂場を大きくしたような普通の造りです。お湯は相当ぬるい。しかし、そこが、またいい。
ゆっくり、30分ほど浸かって上がります。いやー今日も、いい湯でした。
この後、出来るだけ髪乾かします。かなり薄くなったとはいえ、それなりの時間を要します。だって、ヘルメット内びしょびしょにしたくありませんから。
ある程度、乾いたところで装備を着けて、単車で移動しようと跨ったところで、「タマ」が顔を出した。
いい歳したおじさんが、「ナー」・・・ニャンコが「ニャー」・・・ボクは若山温泉ドライブインへと向かった。
ボクは気取らない、ここのそばが大好きなのだ。ここでは、もちろん温泉にも入れるのだが、入ったことはない。話によれば、かなりイイらしのだが。
ここでは「やまかけそば」一択です。「これでもか」と、とろろを盛ってくれます。唯一の難点は温度が下がってしまうことでしょうか。
ズルズルジュルジュル。大満足です。そばがどうだの、出汁がどうだの、ボクには、難しいことは、分からないけども、やはり、ここがいい。
帰りに、どこかの河原でコーヒーでも淹れようかと用意してきたのだが、途中でいい水を入手出来なかったので、諦めましょう。
おわり
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