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第3話 アップデート
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「ねえ久利須、卒業してからあたしのこと避けてたでしょ」
「えっ」
待ち人用のソファで隣に腰かけている来夢が急にそんなことを言い出すので焦った。
「別に、そんなことないよ」
「そうかなあ。だってさあ、明乃も柚子も何度か会ったのに、久利須だけどうしても捕まらなかったんだよね。予定が合わなかったりして。LINEも教えてもらってないし」
「ずっとガラケーだったんだよ。3年前に壊れてスマホにしたけど」
「本当かなぁ?」
「本当だよ」
上目遣いの来夢がじりじりとにじり寄ってくる。
「ま、いいけどさ。あたしは人の気持ちに鈍感だから、知らないうちに傷つけたりしてたのかなって思って」
「鈍感なの、自覚あったんだ」
「大人になってから気づいた。周りの人に言われて」
「そっか」
「教えてくれたらよかったのに」
「うーん、でもその鈍感さに、私たちは救われてたんだよ」
「そうなの?」
「私も明乃も柚子も、ちょっと根暗っぽいイメージ持たれてたから。まあ実際、そうなんだけど。来夢の明るさとか、空気を読まずに切りこんでいくところとか、けっこう頼りにしてたんだよ」
来夢はキョトンとした顔をしたが、詰め寄るのをやめて座り直した。
「だったら、いいや」
相変わらずの素直さがまぶしくて、私は目を細める。
「あたしね、久利須には勝手にシンパシー感じてたんだ。ほら、どっちも変わった名前どうしだったから」
「それは、うん、私も」
「本当? 嬉しいな」
そう言って来夢は子どもっぽく笑った。かと思うと、次は眉間にシワを寄せ深刻な表情になる。
「あのね、謝らないといけないことがあって」
「え、なに?」
思わず身構える。
「実は……」
「黛来夢さーん」と薬剤師の人が呼ぶ。「はーい」と来夢が立ちあがる。
「あたし、今日はコンタクトレンズ作りに来てたんだ。メガネ同盟を破ってごめん」
「なんだ、そんなことか」
力が抜け、笑みがこぼれた。
「メガネパーティー最後の一人も、とうとうメガネを卒業したわけね」
「あー、こんな日に久利須に会うなんて。やっぱりメガネに戻そうかな」
「なんでよ。せっかく作ったんだから活用しなさい」
「でもさぁ」
しびれを切らした薬剤師さんに再び名前を呼ばれ、来夢はカウンターへと向かった。
よかった、来夢は何も気づいていない。
私が昔、来夢に強いあこがれを抱いていたことも。それでいて、彼女の知らないところで陰口をたたいていたことも。
ほっとするのと同時に、ちょっと自分が嫌になった。
ある日の教室でのクラスメイトとの会話がフラッシュバックする。
「黛さんて、ちょっと自分勝手なとこあるよね」
「そうそう、空気読めないよね。磯部さん、いつも一緒で大変じゃない?」
珍しくクラスの子に話しかけられて舞い上がってしまった私は、よくないとわかっていながら調子を合わせた。
「うん……実はけっこう、迷惑してるんだよね」
「うわー、やっぱり」
「かわいいからって、調子乗ってるんじゃない?」
「天然かもしれないけど」
「いやいや、そっちのほうがたち悪いっしょ」
「ごめんね、厄介者を押しつけちゃって」
「ははは……」
来夢が私たちのグループに入ってきたのは、ほかに行き場をなくしていたからだった。私はそのことに気づいて、悲しいような嬉しいような、切ない優越感に浸った。その感覚は麻薬みたいに私の心の奥底にしみこんで、ずっと拭いきれなかった。
カウンターでコンタクトレンズの使用方法について熱心に聞き入っている来夢の後ろ姿が、とても愛らしく映る。
やっぱり私は、この子が大好きだから一緒にいたんだ。来夢も、仕方なく付き合っていたわけじゃなかった。
「磯部久利須さん」
別の席で名前が呼ばれる。今度は私も、ちょっとだけ張りのある声で返事をする。
満開の桜の下で、来夢が手を振っている。その隣では、ちょっとふっくらした明乃が草餅を頬張っていた。私に気づいて、小さく手を挙げる。二人とも打ち合わせどおりメガネだった。もちろん、私も。
「お待たせ。すごい人だね」
「花見日和だからねえ」と言いながら来夢がスマホをいじる。
「久利須ぅ、久しぶり!! ひとつ食べる?」
明乃が差し出した草餅を受け取る。
「柚子は少し遅れるって。花見渋滞に巻き込まれてるみたい」
「あら大変」と明乃がのんびりした口調で言う。
「ところで久利須、例のものは持ってきた?」
「うん。安物だけど」
私は草餅をくわえたまま、バッグからメガネケースを取り出す。中身は百均で買った黒縁の伊達メガネ。
「うわー、これは嫌がりそうだなあ」
明乃がそれをつまみ上げてくすくす笑う。
「柚子が何と言おうと、抜け駆けは許さないんだから」
来夢が変な使命感に燃えている。このふざけたサプライズを提案したのは私なのだが。
桜もきれいだし、あったかいし、メガネ同盟の復活には最高の日だ。なんてのんきなことを思っていたら、明乃がとんでもないことを言い出した。
「そうだ。卒アル持ってきたんだけど、見る?」
「おー、見る見る!」
「やめて!! 見ないで!!」
「久利須、黒髪でお下げだったもんね」明乃が感慨深げに言うと、
「そうそう。初めて見たとき、名前に似合わず野暮ったくてかわいいなーと思ったんだよ」と来夢が深くうなずいた。
……そんなふうに思われていたのか!
「お願い、勘弁して」
重そうなアルバムを胸に抱えた明乃はにっこり微笑む。
「気持ちはわかるけど、この集まりを提案した時点で覚悟しておくべきだったんだよ」
久しぶりに会った明乃が、なんだかちょっと腹黒くなっているような。
しばらくぎゃーぎゃー騒いでいると、「あのぅ」と声がした。遠慮がちにこちらを見ているのは、メガネをかけた同じ年頃の女性。
「え、もしかして柚子?」
「う、うん」
柚子はぎこちなくうなずいた。あまりに久しぶりなので緊張しているようだ。
「レーシック受けたって聞いてたんだけど、なんでメガネ?」
「だって、みんなと会うから……今日は特別」
「柚子ー!!」
来夢が柚子に抱き着いた。
明乃と私は顔を見合わせて爆笑する。
桜の花びらがひらひらと舞って、私たちに降りそそいだ。
「えっ」
待ち人用のソファで隣に腰かけている来夢が急にそんなことを言い出すので焦った。
「別に、そんなことないよ」
「そうかなあ。だってさあ、明乃も柚子も何度か会ったのに、久利須だけどうしても捕まらなかったんだよね。予定が合わなかったりして。LINEも教えてもらってないし」
「ずっとガラケーだったんだよ。3年前に壊れてスマホにしたけど」
「本当かなぁ?」
「本当だよ」
上目遣いの来夢がじりじりとにじり寄ってくる。
「ま、いいけどさ。あたしは人の気持ちに鈍感だから、知らないうちに傷つけたりしてたのかなって思って」
「鈍感なの、自覚あったんだ」
「大人になってから気づいた。周りの人に言われて」
「そっか」
「教えてくれたらよかったのに」
「うーん、でもその鈍感さに、私たちは救われてたんだよ」
「そうなの?」
「私も明乃も柚子も、ちょっと根暗っぽいイメージ持たれてたから。まあ実際、そうなんだけど。来夢の明るさとか、空気を読まずに切りこんでいくところとか、けっこう頼りにしてたんだよ」
来夢はキョトンとした顔をしたが、詰め寄るのをやめて座り直した。
「だったら、いいや」
相変わらずの素直さがまぶしくて、私は目を細める。
「あたしね、久利須には勝手にシンパシー感じてたんだ。ほら、どっちも変わった名前どうしだったから」
「それは、うん、私も」
「本当? 嬉しいな」
そう言って来夢は子どもっぽく笑った。かと思うと、次は眉間にシワを寄せ深刻な表情になる。
「あのね、謝らないといけないことがあって」
「え、なに?」
思わず身構える。
「実は……」
「黛来夢さーん」と薬剤師の人が呼ぶ。「はーい」と来夢が立ちあがる。
「あたし、今日はコンタクトレンズ作りに来てたんだ。メガネ同盟を破ってごめん」
「なんだ、そんなことか」
力が抜け、笑みがこぼれた。
「メガネパーティー最後の一人も、とうとうメガネを卒業したわけね」
「あー、こんな日に久利須に会うなんて。やっぱりメガネに戻そうかな」
「なんでよ。せっかく作ったんだから活用しなさい」
「でもさぁ」
しびれを切らした薬剤師さんに再び名前を呼ばれ、来夢はカウンターへと向かった。
よかった、来夢は何も気づいていない。
私が昔、来夢に強いあこがれを抱いていたことも。それでいて、彼女の知らないところで陰口をたたいていたことも。
ほっとするのと同時に、ちょっと自分が嫌になった。
ある日の教室でのクラスメイトとの会話がフラッシュバックする。
「黛さんて、ちょっと自分勝手なとこあるよね」
「そうそう、空気読めないよね。磯部さん、いつも一緒で大変じゃない?」
珍しくクラスの子に話しかけられて舞い上がってしまった私は、よくないとわかっていながら調子を合わせた。
「うん……実はけっこう、迷惑してるんだよね」
「うわー、やっぱり」
「かわいいからって、調子乗ってるんじゃない?」
「天然かもしれないけど」
「いやいや、そっちのほうがたち悪いっしょ」
「ごめんね、厄介者を押しつけちゃって」
「ははは……」
来夢が私たちのグループに入ってきたのは、ほかに行き場をなくしていたからだった。私はそのことに気づいて、悲しいような嬉しいような、切ない優越感に浸った。その感覚は麻薬みたいに私の心の奥底にしみこんで、ずっと拭いきれなかった。
カウンターでコンタクトレンズの使用方法について熱心に聞き入っている来夢の後ろ姿が、とても愛らしく映る。
やっぱり私は、この子が大好きだから一緒にいたんだ。来夢も、仕方なく付き合っていたわけじゃなかった。
「磯部久利須さん」
別の席で名前が呼ばれる。今度は私も、ちょっとだけ張りのある声で返事をする。
満開の桜の下で、来夢が手を振っている。その隣では、ちょっとふっくらした明乃が草餅を頬張っていた。私に気づいて、小さく手を挙げる。二人とも打ち合わせどおりメガネだった。もちろん、私も。
「お待たせ。すごい人だね」
「花見日和だからねえ」と言いながら来夢がスマホをいじる。
「久利須ぅ、久しぶり!! ひとつ食べる?」
明乃が差し出した草餅を受け取る。
「柚子は少し遅れるって。花見渋滞に巻き込まれてるみたい」
「あら大変」と明乃がのんびりした口調で言う。
「ところで久利須、例のものは持ってきた?」
「うん。安物だけど」
私は草餅をくわえたまま、バッグからメガネケースを取り出す。中身は百均で買った黒縁の伊達メガネ。
「うわー、これは嫌がりそうだなあ」
明乃がそれをつまみ上げてくすくす笑う。
「柚子が何と言おうと、抜け駆けは許さないんだから」
来夢が変な使命感に燃えている。このふざけたサプライズを提案したのは私なのだが。
桜もきれいだし、あったかいし、メガネ同盟の復活には最高の日だ。なんてのんきなことを思っていたら、明乃がとんでもないことを言い出した。
「そうだ。卒アル持ってきたんだけど、見る?」
「おー、見る見る!」
「やめて!! 見ないで!!」
「久利須、黒髪でお下げだったもんね」明乃が感慨深げに言うと、
「そうそう。初めて見たとき、名前に似合わず野暮ったくてかわいいなーと思ったんだよ」と来夢が深くうなずいた。
……そんなふうに思われていたのか!
「お願い、勘弁して」
重そうなアルバムを胸に抱えた明乃はにっこり微笑む。
「気持ちはわかるけど、この集まりを提案した時点で覚悟しておくべきだったんだよ」
久しぶりに会った明乃が、なんだかちょっと腹黒くなっているような。
しばらくぎゃーぎゃー騒いでいると、「あのぅ」と声がした。遠慮がちにこちらを見ているのは、メガネをかけた同じ年頃の女性。
「え、もしかして柚子?」
「う、うん」
柚子はぎこちなくうなずいた。あまりに久しぶりなので緊張しているようだ。
「レーシック受けたって聞いてたんだけど、なんでメガネ?」
「だって、みんなと会うから……今日は特別」
「柚子ー!!」
来夢が柚子に抱き着いた。
明乃と私は顔を見合わせて爆笑する。
桜の花びらがひらひらと舞って、私たちに降りそそいだ。
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