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第2章 永遠の夏
◆見知らぬ男
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燦燦と陽射しが降り注ぐ、梅雨明けの蒸し暑い午後。彼はいつものように公園のベンチで待っていた。先日のどしゃ降りの日に少女と会って以来、なかなか家を空けることができなかった。もしかしたら、もうあきれて愛想をつかされたかもしれない。
……いや、少女はきっと来る。この前だって、そうだった。きっとまた、彼の気まぐれな不在に対してまっすぐな怒りをぶつけてくるに違いない。もちろん、すべて受け止めるつもりだ。どんなに眉間にしわを寄せても少しも怖くない、愛嬌のある表情。こちらの心配など吹き飛ばす、よく通る凛とした声。
大丈夫、来る、大丈夫……何度も自分に言い聞かせる。
熱波がじりじりと彼の肌を焼く。
セミの声に気が遠くなりかける。
ずきんずきんと頭の奥のほうが鈍く痛む。
蜃気楼でも見えそうだ。
ゆらゆらと意識のふちをさまよっていると、幻かどうか、見知らぬ男がひとり近づいてくる。
彼は少し警戒して、弛緩していた体に力をこめた。
「やあ」と男は声をかけた。
「となり、いいかな?」
彼が黙ったままでいると男は肯定と受け取ったらしく、彼の横に腰を下ろした。ベンチならほかにも空いているところがあるというのに。
「いやあ、暑いね」
それはそうだろう。夏だというのに男は全身黒っぽいいで立ちだった。ハット、Tシャツ、ジーンズ、時計、スニーカー、ななめがけのショルダーバッグまで黒い。
向こうでサッカーをしている少年たちの歓声が響いた。誰かがシュートを決めたようだ。
「君はまざらないのかい?」
男が声をかけてくる。
彼は警戒心を保ちつつ、首を振った。大勢の輪の中に入っていくのは苦手だ。
「そうか」
非難とも同情ともつかない調子で男は言う。そして、おもむろにバッグからカメラを取り出し、カチッとレンズを装着した。サッカー少年たちをファインダーからのぞき、シャッターを押すのかと思いきや、そうはせずにゆっくりとカメラを下ろした。
彼は不思議に思って男を見た。
「君は信じてくれないかもしれないが、僕はこの瞬間を閉じこめたいと思ってシャッターを切ると、本当にその瞬間を切り取って永遠にすることができるんだよ。空も花も虫も、もちろん人も。写真にしておいて、いつでも呼び出すことができる」
彼は、すべての写真とはそういうものじゃないかと思った。
男は少し微笑んで言った。
「比喩じゃないよ。写真を見ていると、その中の景色に入っていくことができるんだ。面白いだろ」
彼は握りしめたポケットの中のじっとりと汗ばんだ手が冷たくなっていくのを感じた。男が言ったことは、彼が世界を閉じることとどこか似ている。黙ったままでいると、男はまた勝手に語りだす。
「どうしてこんなことができるのか、自分でもわからない。ただ、あるときに、どうしてもこの世界から逃げ出したくなって、ずっと大事に持っていた昔の写真を見つめていたら、急にひらめいたんだ。僕はここに行くことができるってね。
気がついたら、昔住んでいた家の庭にいた。草が生い茂った小さな畑で、園芸用の竹の支柱に止まったとんぼの目を指先でくるくる回している少年がいた。それは、写真の中の僕だったんだよ! とんぼを捕まえるのに失敗した小さな僕は、僕のほうを見て照れたように笑った。それから、夕飯ができたと母親の声がして、小さな僕は昔住んでいた平屋の家に小走りでかけていった。僕もあとを追おうとしたけど、それから突然景色がほどけて不鮮明になって、もといた場所に戻っていたんだ。
夢でも見たのかと思ったけれど、そのあとまた何度か同じような体験をして、確信した。僕は世界を閉じることができる。強く望めば、その閉じた世界に入っていくことができるってね」
セミの声も、子供たちの嬌声も聞こえない。彼の心臓の鼓動と男の声だけが奇妙に耳の奥に響く。まるで世界が彼と男だけを切り離したみたいだった。
「だけど、どんな写真でもいいってわけじゃない。自分とまったく関わりがないようなものじゃだめなんだ。たとえば一度も行ったことがない国とか、知らない人の写真とかはだめだ。それができれば世界旅行もできるし過去の偉人にも会えたけど、僕のはそういうふうにはできてない。あと、思い入れがなさすぎるのもだめだった。知っている景色でも他人が撮ったものや、興味がないものには入っていけない。結局、自分が本当に切り取りたいと思ったものを自分で撮影するのが、一番成功率が高いと気づいたんだ」
男はバッグから小さなファイルを取り出した。
「見るかい?」
受け取りめくってみると、それはアルバムで、民家や、人や、風景の写真が収められていた。男にとっては重要なものなのだろうが、彼からしてみればどうということもない平凡な写真ばかりだった。
しかし、あるページで彼の手が止まった。それは、どこなく見覚えのある港町の写真だった。以前母親に連れられて行った、あの町によく似ている。その次は、海の写真。水平線に沈んでいく夕日が光っていた。そしてその次は……彼の知っている女性だった。バスの車内らしきところで、海を背景に、高校生から二十歳くらいの、大人になる一歩手前の女性がピースサインをしている。どことなく、彼の母親の面影があった。
「気になるかい?」
男が顔を近づけ、彼は軽く身を引く。警戒心丸出しの彼に男は苦笑し、ハットをかぶりなおした。
「いい写真だろう。僕が撮ったんだ。無鉄砲で頑固だけど、よく笑う素敵な子だった」
彼は写真の女性から目が離せない。たしかに彼の母親によく似てはいるが、今とは違う若さと明るさ、輝きがあった。仮にこれが彼の母親本人であったとしても、となりに座っている男とどういう関わりがあったのか、想像はつくがあまり知りたいとも思わない。男の浅黒い肌や細い目、痩せた体つきは彼とよく似ていた。
男は足を組んで片膝に手をおき、遠くを見た。
「あのとき、もう少しよく彼女と話し合っていれば……いや、こんなことを君に話しても仕方ないんだけれどね。僕はときどき写真の中で過ごしている。それをうまく彼女に説明できなくて、怒らせてしまったんだ。それはもう、ひどい怒りようだった。怖くて逃げだしたくなるくらいに」
それなら容易く想像できるできる、と彼は思った。
「よくないことだったと思っているよ。逃げるにしても、もう少しマシなやり方があったんじゃないかと思う。どうしたって取り返しはつかないけれど、それでも何かできることがあるかもしれないと思って……僕は君を探しに来たんだ」
男は彼の瞳をのぞきこむ。
「もしも君が今すごくつらい環境にいるなら、僕が力になろう。贅沢はできないが、今よりも少しマシな生活ができると思う」
どうかな?と男は首を傾げ、返事を待った。
彼は突然のことに動揺していたが、懸命に頭を働かせた。
この男は信頼していいのか。力になるというのは、おそらく一緒に暮らすという意味だろう。経済的な余裕ができれば、母親の心身も少しは安らぐだろう。しかし自分はいいとして、母親が納得するだろうか?
彼が母親の口からきいたことがある父親のことといえば、裏切り者、あの人のせいで人生が狂った、無責任な男など、惨憺たるものばかりだ。それが本当かどうかはおいておくとしても、相当根深い恨みを持っていることは確実だろう。今さら男が何を言っても、仲良く三人で暮らすことなど夢物語に思えた。
「迷っているようだね。まあ、そんなに簡単に結論が出る話じゃないよな」
男はぽんと膝を叩くと、バッグからメモ用紙を取り出して彼に渡した。
「僕の携帯の番号だ。何かあったらここにかけてくれ。もしくは……」
彼はアルバムから一枚写真を抜き取って彼に差し出す。先ほどの海の写真だった。
「ここに来てくれてもいい。君なら、簡単だろう?」
彼ははっとして男を見上げた。この男は、彼の能力について何か知っているらしい。彼の問いかけるような表情に、男は少しだけ口の端を上げた。
「じゃあ、僕はそろそろ行くよ。そうだな……いつでもというわけにはいかないが、平日の夜や週末は、なるべくそこで待っているとしよう。僕も同じ写真を持っているから」
男は立ち上がってカメラをしまいかけ、「一枚だけ、いいかな?」と彼に聞いた。彼は小さくうなずく。
レンズを通して、彼らは向かい合った。
風が止む。葉のざわめきが止まる。なぜだか彼は呼吸をするのもためらわれ、じっと息をひそめた。カシャリ、と鋭いシャッターの音が、彼のいる空間を切り取った。
男はゆっくりとカメラを下ろし、「ありがとう」とつぶやいた。そして、またゆらゆらと幻のように立ち去って行った。
いつの間にかサッカー少年たちはいなくなり、彼とセミの声だけが残った。もう、日が傾きかけていた。
……いや、少女はきっと来る。この前だって、そうだった。きっとまた、彼の気まぐれな不在に対してまっすぐな怒りをぶつけてくるに違いない。もちろん、すべて受け止めるつもりだ。どんなに眉間にしわを寄せても少しも怖くない、愛嬌のある表情。こちらの心配など吹き飛ばす、よく通る凛とした声。
大丈夫、来る、大丈夫……何度も自分に言い聞かせる。
熱波がじりじりと彼の肌を焼く。
セミの声に気が遠くなりかける。
ずきんずきんと頭の奥のほうが鈍く痛む。
蜃気楼でも見えそうだ。
ゆらゆらと意識のふちをさまよっていると、幻かどうか、見知らぬ男がひとり近づいてくる。
彼は少し警戒して、弛緩していた体に力をこめた。
「やあ」と男は声をかけた。
「となり、いいかな?」
彼が黙ったままでいると男は肯定と受け取ったらしく、彼の横に腰を下ろした。ベンチならほかにも空いているところがあるというのに。
「いやあ、暑いね」
それはそうだろう。夏だというのに男は全身黒っぽいいで立ちだった。ハット、Tシャツ、ジーンズ、時計、スニーカー、ななめがけのショルダーバッグまで黒い。
向こうでサッカーをしている少年たちの歓声が響いた。誰かがシュートを決めたようだ。
「君はまざらないのかい?」
男が声をかけてくる。
彼は警戒心を保ちつつ、首を振った。大勢の輪の中に入っていくのは苦手だ。
「そうか」
非難とも同情ともつかない調子で男は言う。そして、おもむろにバッグからカメラを取り出し、カチッとレンズを装着した。サッカー少年たちをファインダーからのぞき、シャッターを押すのかと思いきや、そうはせずにゆっくりとカメラを下ろした。
彼は不思議に思って男を見た。
「君は信じてくれないかもしれないが、僕はこの瞬間を閉じこめたいと思ってシャッターを切ると、本当にその瞬間を切り取って永遠にすることができるんだよ。空も花も虫も、もちろん人も。写真にしておいて、いつでも呼び出すことができる」
彼は、すべての写真とはそういうものじゃないかと思った。
男は少し微笑んで言った。
「比喩じゃないよ。写真を見ていると、その中の景色に入っていくことができるんだ。面白いだろ」
彼は握りしめたポケットの中のじっとりと汗ばんだ手が冷たくなっていくのを感じた。男が言ったことは、彼が世界を閉じることとどこか似ている。黙ったままでいると、男はまた勝手に語りだす。
「どうしてこんなことができるのか、自分でもわからない。ただ、あるときに、どうしてもこの世界から逃げ出したくなって、ずっと大事に持っていた昔の写真を見つめていたら、急にひらめいたんだ。僕はここに行くことができるってね。
気がついたら、昔住んでいた家の庭にいた。草が生い茂った小さな畑で、園芸用の竹の支柱に止まったとんぼの目を指先でくるくる回している少年がいた。それは、写真の中の僕だったんだよ! とんぼを捕まえるのに失敗した小さな僕は、僕のほうを見て照れたように笑った。それから、夕飯ができたと母親の声がして、小さな僕は昔住んでいた平屋の家に小走りでかけていった。僕もあとを追おうとしたけど、それから突然景色がほどけて不鮮明になって、もといた場所に戻っていたんだ。
夢でも見たのかと思ったけれど、そのあとまた何度か同じような体験をして、確信した。僕は世界を閉じることができる。強く望めば、その閉じた世界に入っていくことができるってね」
セミの声も、子供たちの嬌声も聞こえない。彼の心臓の鼓動と男の声だけが奇妙に耳の奥に響く。まるで世界が彼と男だけを切り離したみたいだった。
「だけど、どんな写真でもいいってわけじゃない。自分とまったく関わりがないようなものじゃだめなんだ。たとえば一度も行ったことがない国とか、知らない人の写真とかはだめだ。それができれば世界旅行もできるし過去の偉人にも会えたけど、僕のはそういうふうにはできてない。あと、思い入れがなさすぎるのもだめだった。知っている景色でも他人が撮ったものや、興味がないものには入っていけない。結局、自分が本当に切り取りたいと思ったものを自分で撮影するのが、一番成功率が高いと気づいたんだ」
男はバッグから小さなファイルを取り出した。
「見るかい?」
受け取りめくってみると、それはアルバムで、民家や、人や、風景の写真が収められていた。男にとっては重要なものなのだろうが、彼からしてみればどうということもない平凡な写真ばかりだった。
しかし、あるページで彼の手が止まった。それは、どこなく見覚えのある港町の写真だった。以前母親に連れられて行った、あの町によく似ている。その次は、海の写真。水平線に沈んでいく夕日が光っていた。そしてその次は……彼の知っている女性だった。バスの車内らしきところで、海を背景に、高校生から二十歳くらいの、大人になる一歩手前の女性がピースサインをしている。どことなく、彼の母親の面影があった。
「気になるかい?」
男が顔を近づけ、彼は軽く身を引く。警戒心丸出しの彼に男は苦笑し、ハットをかぶりなおした。
「いい写真だろう。僕が撮ったんだ。無鉄砲で頑固だけど、よく笑う素敵な子だった」
彼は写真の女性から目が離せない。たしかに彼の母親によく似てはいるが、今とは違う若さと明るさ、輝きがあった。仮にこれが彼の母親本人であったとしても、となりに座っている男とどういう関わりがあったのか、想像はつくがあまり知りたいとも思わない。男の浅黒い肌や細い目、痩せた体つきは彼とよく似ていた。
男は足を組んで片膝に手をおき、遠くを見た。
「あのとき、もう少しよく彼女と話し合っていれば……いや、こんなことを君に話しても仕方ないんだけれどね。僕はときどき写真の中で過ごしている。それをうまく彼女に説明できなくて、怒らせてしまったんだ。それはもう、ひどい怒りようだった。怖くて逃げだしたくなるくらいに」
それなら容易く想像できるできる、と彼は思った。
「よくないことだったと思っているよ。逃げるにしても、もう少しマシなやり方があったんじゃないかと思う。どうしたって取り返しはつかないけれど、それでも何かできることがあるかもしれないと思って……僕は君を探しに来たんだ」
男は彼の瞳をのぞきこむ。
「もしも君が今すごくつらい環境にいるなら、僕が力になろう。贅沢はできないが、今よりも少しマシな生活ができると思う」
どうかな?と男は首を傾げ、返事を待った。
彼は突然のことに動揺していたが、懸命に頭を働かせた。
この男は信頼していいのか。力になるというのは、おそらく一緒に暮らすという意味だろう。経済的な余裕ができれば、母親の心身も少しは安らぐだろう。しかし自分はいいとして、母親が納得するだろうか?
彼が母親の口からきいたことがある父親のことといえば、裏切り者、あの人のせいで人生が狂った、無責任な男など、惨憺たるものばかりだ。それが本当かどうかはおいておくとしても、相当根深い恨みを持っていることは確実だろう。今さら男が何を言っても、仲良く三人で暮らすことなど夢物語に思えた。
「迷っているようだね。まあ、そんなに簡単に結論が出る話じゃないよな」
男はぽんと膝を叩くと、バッグからメモ用紙を取り出して彼に渡した。
「僕の携帯の番号だ。何かあったらここにかけてくれ。もしくは……」
彼はアルバムから一枚写真を抜き取って彼に差し出す。先ほどの海の写真だった。
「ここに来てくれてもいい。君なら、簡単だろう?」
彼ははっとして男を見上げた。この男は、彼の能力について何か知っているらしい。彼の問いかけるような表情に、男は少しだけ口の端を上げた。
「じゃあ、僕はそろそろ行くよ。そうだな……いつでもというわけにはいかないが、平日の夜や週末は、なるべくそこで待っているとしよう。僕も同じ写真を持っているから」
男は立ち上がってカメラをしまいかけ、「一枚だけ、いいかな?」と彼に聞いた。彼は小さくうなずく。
レンズを通して、彼らは向かい合った。
風が止む。葉のざわめきが止まる。なぜだか彼は呼吸をするのもためらわれ、じっと息をひそめた。カシャリ、と鋭いシャッターの音が、彼のいる空間を切り取った。
男はゆっくりとカメラを下ろし、「ありがとう」とつぶやいた。そして、またゆらゆらと幻のように立ち去って行った。
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