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番外編※ 〜お菓子をあげても悪戯された〜 2
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した、けど…。
「これは…」
鏡の前で固まる私。
やられた!というエマの顔。
「衣装が殿下によってすり替えられていますね…」
「やっぱり?耳だけじゃない?原型が残ってるの」
黒のレースのついた、ほぼ隠せてないようなヒラヒラの素材で出来た夜着。下着は紐パンツだし…。
まぁでも…。
「いいわ、これで」
「いいんですか?レティア様!!これではあの鬼畜に食べ尽くされてしまいます!!」
「今日はもの凄く怒ってたからどっちにしても明日は立てないわ」
「レティア様…お気の毒に…」
「エマだって、アランとパーティーするんでしょ?早く行きなさい」
「私はいいんですよ!」
「いいからいいから」
「では…何かあったら殴って逃げて下さいね」
「そんな酷い事しないわよ、レオは」
ふふふ、と笑う。私にはとびきり過保護だから。
大丈夫大丈夫!
…だと思ってたの。
さっきまで、ほんとに。
「ほら、ティア。イタズラしてくれるんでしょ?」
「ん、ん、んぁっ!!レオ、これ何ぃ?」
約15分前。
レオの用意した衣装を着て、レオの待つ寝室に向かった。
「レオ!お菓子をくれなきゃ悪戯するわよ!」
ソファに座ってワインを飲んでいたレオは、にこりと笑って「衣装可愛いね、それにやらしいし。お菓子がないから悪戯してもらおうかな?」と言った。
「へ…?」
悪戯?悪戯するの?私が?何で?!
「お菓子は…」
「お菓子がね、あと一個しかないんだ。ごめんね?待ってる間に食べちゃって」
「じゃあ、それもレオに…」
私が来るのが遅かったから、お腹空いちゃったのかな。
結構夕食食べてたと思うけど、男の人だし消化が早いのかもと、私は特に気にしていなかった。
最後の一つならお腹が空いたレオが食べればいい。
「いいの?ティア。俺も、お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ!って言うけど。俺が食べちゃったらティアは悪戯されちゃうよ?」
「あ…」
そうだ。私が渡すお菓子がない!!
部屋にあると思って持って来てないし!
この格好じゃ取りにもいけない。
「う、じゃあそれは私が貰うね?」
「うん、ティア、お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ!」
「はい、レオ。お菓子あげる」
「ありがと。でも俺いっぱい食べたからさ。ティア食べなよ。今日は疲れたでしょ?」
「わぁ、ありがとう!レオ!」
私はレオの優しさに嬉しくなって、パクりとそれを食べた。
レオはニヤリと意地悪な笑みを浮かべて、ベッドに私を連れていく。
「ティア、今日は大変だったねぇ。脚、あんなに見せちゃって」
「う、ごめんなさい。まさかあんなに破れると思ってなかっ……んん…」
「ん?どうしたの?」
「んあぁ!」
する、と脚を撫でられる。ビリビリと甘い痺れが身体に走り抜けた。ぞわぞわと湧き上がる何かに、汗が吹き出す。
「ほら、ティア。イタズラしてくれるんでしょ?」
「ん、ん、んぁっ!!レオ、これ何ぃ?」
そして今。
明らかに身体がおかしい。
レオがつっと指を滑らせると、言いようのない快感が湧いてくる。ビクリと身体が震えるたびに、トロリと下着に液体が零れ落ちる。
「ね、ティア。どんなイタズラしてくれるの?」
「あっ…あっ!耳触らないでぇ…んんぅ…」
「猫耳可愛いね。ねぇ、にゃあって鳴いてみてよ」
さらりと髪を耳にかけられて、「ねぇ、ティア?」と囁かれる。それだけでもう、こぷりと私からは蜜が溢れて。
「ん、ん、レオ…私…変…変なのぉ…」
「変じゃないよ、ティア。今、ティアは新薬を試験的に飲んでるだけだから」
「あ、あ、新…薬…?」
「そ、身体に負担のない媚薬ね」
「う、そ…いつ…?あ!」
私はさっき、お菓子を食べた。
甘いオレンジ味の液体が中から出て来たから、新作のお菓子かと思って…。
「でさ、ティアのイタズラはいつしてくれるの?」
「あ…んん…」
ニコニコとレオが笑っている。
妖艶で、悪魔的な笑顔で。
媚薬が効いて来たのか、じわじわと身体が熱く呼吸が浅くなってくる。少し動くたびに快楽に叩き落とされそうで。
「ティアが動くたびにくちゅくちゅ音が聞こえるねぇ。どこから聞こえるのかなぁ?」
「ん、ん、知ら、ない!」
「そう?触ってあげようかと思ったけどやめた」
「え…」
ふい、とソファに戻るレオのシャツを思わず掴みそうになる。本当はもう下着はぐしょぐしょで今すぐにでも触って欲しい。でも恥ずかしくて言えない…!
「これは…」
鏡の前で固まる私。
やられた!というエマの顔。
「衣装が殿下によってすり替えられていますね…」
「やっぱり?耳だけじゃない?原型が残ってるの」
黒のレースのついた、ほぼ隠せてないようなヒラヒラの素材で出来た夜着。下着は紐パンツだし…。
まぁでも…。
「いいわ、これで」
「いいんですか?レティア様!!これではあの鬼畜に食べ尽くされてしまいます!!」
「今日はもの凄く怒ってたからどっちにしても明日は立てないわ」
「レティア様…お気の毒に…」
「エマだって、アランとパーティーするんでしょ?早く行きなさい」
「私はいいんですよ!」
「いいからいいから」
「では…何かあったら殴って逃げて下さいね」
「そんな酷い事しないわよ、レオは」
ふふふ、と笑う。私にはとびきり過保護だから。
大丈夫大丈夫!
…だと思ってたの。
さっきまで、ほんとに。
「ほら、ティア。イタズラしてくれるんでしょ?」
「ん、ん、んぁっ!!レオ、これ何ぃ?」
約15分前。
レオの用意した衣装を着て、レオの待つ寝室に向かった。
「レオ!お菓子をくれなきゃ悪戯するわよ!」
ソファに座ってワインを飲んでいたレオは、にこりと笑って「衣装可愛いね、それにやらしいし。お菓子がないから悪戯してもらおうかな?」と言った。
「へ…?」
悪戯?悪戯するの?私が?何で?!
「お菓子は…」
「お菓子がね、あと一個しかないんだ。ごめんね?待ってる間に食べちゃって」
「じゃあ、それもレオに…」
私が来るのが遅かったから、お腹空いちゃったのかな。
結構夕食食べてたと思うけど、男の人だし消化が早いのかもと、私は特に気にしていなかった。
最後の一つならお腹が空いたレオが食べればいい。
「いいの?ティア。俺も、お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ!って言うけど。俺が食べちゃったらティアは悪戯されちゃうよ?」
「あ…」
そうだ。私が渡すお菓子がない!!
部屋にあると思って持って来てないし!
この格好じゃ取りにもいけない。
「う、じゃあそれは私が貰うね?」
「うん、ティア、お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ!」
「はい、レオ。お菓子あげる」
「ありがと。でも俺いっぱい食べたからさ。ティア食べなよ。今日は疲れたでしょ?」
「わぁ、ありがとう!レオ!」
私はレオの優しさに嬉しくなって、パクりとそれを食べた。
レオはニヤリと意地悪な笑みを浮かべて、ベッドに私を連れていく。
「ティア、今日は大変だったねぇ。脚、あんなに見せちゃって」
「う、ごめんなさい。まさかあんなに破れると思ってなかっ……んん…」
「ん?どうしたの?」
「んあぁ!」
する、と脚を撫でられる。ビリビリと甘い痺れが身体に走り抜けた。ぞわぞわと湧き上がる何かに、汗が吹き出す。
「ほら、ティア。イタズラしてくれるんでしょ?」
「ん、ん、んぁっ!!レオ、これ何ぃ?」
そして今。
明らかに身体がおかしい。
レオがつっと指を滑らせると、言いようのない快感が湧いてくる。ビクリと身体が震えるたびに、トロリと下着に液体が零れ落ちる。
「ね、ティア。どんなイタズラしてくれるの?」
「あっ…あっ!耳触らないでぇ…んんぅ…」
「猫耳可愛いね。ねぇ、にゃあって鳴いてみてよ」
さらりと髪を耳にかけられて、「ねぇ、ティア?」と囁かれる。それだけでもう、こぷりと私からは蜜が溢れて。
「ん、ん、レオ…私…変…変なのぉ…」
「変じゃないよ、ティア。今、ティアは新薬を試験的に飲んでるだけだから」
「あ、あ、新…薬…?」
「そ、身体に負担のない媚薬ね」
「う、そ…いつ…?あ!」
私はさっき、お菓子を食べた。
甘いオレンジ味の液体が中から出て来たから、新作のお菓子かと思って…。
「でさ、ティアのイタズラはいつしてくれるの?」
「あ…んん…」
ニコニコとレオが笑っている。
妖艶で、悪魔的な笑顔で。
媚薬が効いて来たのか、じわじわと身体が熱く呼吸が浅くなってくる。少し動くたびに快楽に叩き落とされそうで。
「ティアが動くたびにくちゅくちゅ音が聞こえるねぇ。どこから聞こえるのかなぁ?」
「ん、ん、知ら、ない!」
「そう?触ってあげようかと思ったけどやめた」
「え…」
ふい、とソファに戻るレオのシャツを思わず掴みそうになる。本当はもう下着はぐしょぐしょで今すぐにでも触って欲しい。でも恥ずかしくて言えない…!
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