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14-1.魂の形
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色とりどりの花が街中を飾り付け、そして祭を祝うように空砲が放たれる音が聞こえる。ぱん、ぱん、と空で弾ける音は、フォッグの帰還を示すものとされている。
そこら中でしゃらしゃらと音を立てるのは、各出店の天井近くに吊された、薄型の金属がぶつかりあう音だ。
フーゲルフェルデンは魔物で、大きな鳥の形をしていた。それに関連してか、鳥避けの道具として、ウィンドチャイムが各所に設置される。それらは光を照り返すものでなくてはならず、それもあって金属のものが良く選ばれるのだ。高音の静かな音色は、波打ち際を思わせる。
広場は既に人で一杯だった。テールベルト劇団が公演するのだから、この混雑も仕方無いものだろう。広場で待ち合わせ、なんてことにしなくてよかった。そうしていたら、出会うまでに人波に揉まれ続け、大変なことになっていただろう。
ネリーはぎゅうっと肩にかけた鞄の持ち手に力を込めた。そうして、待ち合わせ場所と指定しておいた、広場から少し離れた通りの方へ向かう。
セレストは――と視線を動かして、すぐに見つける。セレストの姿はいつだって、輝いているかのように、ネリーの目を引く。
「騎士様! こんにちは!」
声をかけながら近づくと、セレストは直ぐにネリーに気付いた。そっと笑みを零し、「こんにちは、ネリー」と囁く。露草色の瞳は淡く色づいて、柔らかな感情をネリーに注ぐ。少しばかり瞬きの回数が多いから、もしかしたら疲れているのかもしれない。
それもそうだろう。今日はフーゲルフェルデン祭の三日目――それまで、セレストはずっと、警らのため、この混雑の中、ずっと仕事をしていたのだ。
もしかしたら、ネリーが誘わなければ、今頃宿舎で眠りについていたのかもしれない。少し申し訳無いことをしたな、と思いつつ、ネリーはそろそろとセレストの頭に指を伸ばす。指先で髪の毛を梳くようにすると、白銀の尻尾がふわりと揺れるのが見えた。
「ネリー?」
「ごめんなさい。疲れてますよね。それなのに、三日目、誘っちゃったの……今更、申し訳無く思えてきたんです」
セレストは瞬く。そうしてから、小さく笑った。目元を和らげるような、そんな静かな笑い方だ。
「そんなこと。俺が誘ったんだ。君と一緒に過ごしたいから。まず、テールベルト劇団へ観劇に行こうか。そろそろ始まる」
「わかりました……!」
ネリーが頷くと同時に、セレストが膝をついた。そうして、ネリーが何を言うよりも先に抱き上げられる。セレストの二の腕にお尻を置く形だ。流れるような行動に、ネリーは持ち上げられてからようやく事態を理解する。
「き、騎士様! こんな、その、疲れてるのに!」
「この方が良く見えるだろうから」
「で、でも、待って下さい。私もう、十五! 十五ですよ!」
「まだ十五だろう? 十分、子どもだよ」
完全な、そう、完璧な子ども扱いだ。セレストはそろそろ二十九だし、確かにセレストの目から見たら完全に子どもなのは間違いないのだが。
結構身長も伸びたし、女性らしさのようなものもじんわりと滲んできたように思うのだが、セレストにはそういったものが一切通じないようだった。少しばかり悔しい、ような、なんともいえない気持ちを抱きながら、ネリーはセレストの横顔を見つめる。
綺麗な鼻筋に、唇、そして顎の形。とんでもなく美形だ、と、しみじみと思う。年齢よりも少し若く見える、精悍な顔立ち。セレストをネリーがこうやって、独占出来る時間は、後どれくらい残されているのだろう。考えて、そっと心中で首を振る。
今日、セレストのくさびは全て解き放たれる。もしかしたら明日にでも、彼は誰かと恋に落ちる可能性だってあるだろう。それを、ネリーは、そしてロゼはずっと、望んでいたのだから。
幸せなセレストを見ることだけを、ずっと、――ずっと、祈って、願っていたのだから。
広場は人でごったがえしている。簡易的に設営された舞台が、遠くの方に見えた。ネリーの他にも、父母に抱き上げられて舞台を眺めている子どもの姿がいくつか見える。どれもネリーより少し幼く見える子どもばかりだ。なんだかとてつもなく気恥ずかしくなってくるが、セレストにがっしりと抱き上げられている手前、もうどうしようもない。気まずい空気を必死に受け流すようにして、ネリーは周囲の音に耳を澄ませた。
そうしていると、不意に壇上に男性がゆっくりと姿を現す。男性がゆっくりと会釈すると同時に、開演を待ちわびていた人々が大きく手拍子をしたり、声を上げるのが聞こえた。まるで怒濤のように押し寄せてくる音の波に、壇上の男性は余裕の笑みを持って返す。そうしてから、くるり、とその場でターンをした。瞬間、着ている衣服が様変わりする。
英雄フォッグが身につけていたとされる、衣装だ。使い込まれた鎧が、鈍い光を照り返す。重たげなそれを着用しながらも、男性は口を開いた。
朗々とした声音で紡がれる言葉。その一節は、誰もが知っている。フォッグの英雄譚の始まりを示す、言葉。
ネリーは小さく息を飲む。そうして、始まった舞台、その演出に飲み込まれるようにして、演劇に集中をした。
フォッグを題材にした演劇は、盛況のまま幕を閉じる。少し足早だったが、大事な部分はきちんと描かれていて、とても楽しかった。男性が一礼をすると同時に、怒濤のような拍手が零れ、役者達が楽しげに手を振り返す。空中から魔法で吊された幕がするすると落ちていくのを眺めながら、ネリーはようやく、ほう、と一息を零した。
「面白かったですね! 流石テールベルト劇団、古典の演出は随一ですね。わかりやすくて、楽しくて、また見たいくらい!」
「ああ、本当に――」
興奮をそのまま口にする。それと同時に、不意に空中でぱん、と弾ける音がした。はらはらと落ちてくる紙吹雪に混じって、チラシのようなものが落ちてきた。その内の一枚が、ネリーの手元に落ちてくる。
ロゼ・デイラシアの生涯、と書かれているのが見える。もちろん、絵を見るだけで情報がなんとなくわかるように、綺麗にデザインされたチラシをじっと見つめていると、朗々とした声が響く。先ほどフォッグを演じていた男性のものだろう。
「一年後、――テールベルト劇団は、新たな劇を執り行います! その名も『ロゼ・デイラシアの生涯』! 是非、ご覧になってください」
セレストが、ロゼの手元にあるチラシを見つめて、顔から静かに色を無くす。テールベルト劇団は今まで、ロゼをひどい悪役として描いていた。恐らくこの劇も、その類いなのだと、直ぐに察したのだろう。
セレストからしたら、大切な人を悪し様に罵る劇なんて、見たくもなければ耳にも入れたくないのではないか。動揺の滲んだ吐息が、セレストから零れる。睫毛の先が震えているのが見えて、ネリーはそっとセレストの頬を撫でた。露草色の瞳が僅かに揺れて、ネリーを見つめた。
問うような、縋るような。そんな感情の滲んだ瞳に、ネリーは思い切り笑みを浮かべて返す。
「騎士様! 私、あの露店のお菓子が食べたいです!」
手元に持っていたチラシを素早く折りたたみ、ネリーはセレストから見えないように鞄の中に押し込んだ。そのままの勢いで、どこでもいいから、と露店を指さす。硬直していたセレストの視線が動いて、ネリーの指先を辿った。
「……お菓子?」
ほとんど何も見ずに指さしたから、というのもあるのだろう。ネリーの指先の延長線上にある露店は、お菓子を売っている店では無く、どちらかというと惣菜系の露店だった。夕飯や昼ご飯の代わりに食べるような、そんな商品が売られている。完全に選択をミスってしまった感がある。
慌ててネリーは手元の指先を組んだり離したりしつつ、それから「おか……おかっ、……しではないですけれど、食べたい! です!」と言葉を続けた。
セレストが瞬く。そうしてから、ふ、と息を零すようにして笑った。
「仰せのままに」
「ありがとうございます! よーし! 出発してください、騎士様!」
そこら中でしゃらしゃらと音を立てるのは、各出店の天井近くに吊された、薄型の金属がぶつかりあう音だ。
フーゲルフェルデンは魔物で、大きな鳥の形をしていた。それに関連してか、鳥避けの道具として、ウィンドチャイムが各所に設置される。それらは光を照り返すものでなくてはならず、それもあって金属のものが良く選ばれるのだ。高音の静かな音色は、波打ち際を思わせる。
広場は既に人で一杯だった。テールベルト劇団が公演するのだから、この混雑も仕方無いものだろう。広場で待ち合わせ、なんてことにしなくてよかった。そうしていたら、出会うまでに人波に揉まれ続け、大変なことになっていただろう。
ネリーはぎゅうっと肩にかけた鞄の持ち手に力を込めた。そうして、待ち合わせ場所と指定しておいた、広場から少し離れた通りの方へ向かう。
セレストは――と視線を動かして、すぐに見つける。セレストの姿はいつだって、輝いているかのように、ネリーの目を引く。
「騎士様! こんにちは!」
声をかけながら近づくと、セレストは直ぐにネリーに気付いた。そっと笑みを零し、「こんにちは、ネリー」と囁く。露草色の瞳は淡く色づいて、柔らかな感情をネリーに注ぐ。少しばかり瞬きの回数が多いから、もしかしたら疲れているのかもしれない。
それもそうだろう。今日はフーゲルフェルデン祭の三日目――それまで、セレストはずっと、警らのため、この混雑の中、ずっと仕事をしていたのだ。
もしかしたら、ネリーが誘わなければ、今頃宿舎で眠りについていたのかもしれない。少し申し訳無いことをしたな、と思いつつ、ネリーはそろそろとセレストの頭に指を伸ばす。指先で髪の毛を梳くようにすると、白銀の尻尾がふわりと揺れるのが見えた。
「ネリー?」
「ごめんなさい。疲れてますよね。それなのに、三日目、誘っちゃったの……今更、申し訳無く思えてきたんです」
セレストは瞬く。そうしてから、小さく笑った。目元を和らげるような、そんな静かな笑い方だ。
「そんなこと。俺が誘ったんだ。君と一緒に過ごしたいから。まず、テールベルト劇団へ観劇に行こうか。そろそろ始まる」
「わかりました……!」
ネリーが頷くと同時に、セレストが膝をついた。そうして、ネリーが何を言うよりも先に抱き上げられる。セレストの二の腕にお尻を置く形だ。流れるような行動に、ネリーは持ち上げられてからようやく事態を理解する。
「き、騎士様! こんな、その、疲れてるのに!」
「この方が良く見えるだろうから」
「で、でも、待って下さい。私もう、十五! 十五ですよ!」
「まだ十五だろう? 十分、子どもだよ」
完全な、そう、完璧な子ども扱いだ。セレストはそろそろ二十九だし、確かにセレストの目から見たら完全に子どもなのは間違いないのだが。
結構身長も伸びたし、女性らしさのようなものもじんわりと滲んできたように思うのだが、セレストにはそういったものが一切通じないようだった。少しばかり悔しい、ような、なんともいえない気持ちを抱きながら、ネリーはセレストの横顔を見つめる。
綺麗な鼻筋に、唇、そして顎の形。とんでもなく美形だ、と、しみじみと思う。年齢よりも少し若く見える、精悍な顔立ち。セレストをネリーがこうやって、独占出来る時間は、後どれくらい残されているのだろう。考えて、そっと心中で首を振る。
今日、セレストのくさびは全て解き放たれる。もしかしたら明日にでも、彼は誰かと恋に落ちる可能性だってあるだろう。それを、ネリーは、そしてロゼはずっと、望んでいたのだから。
幸せなセレストを見ることだけを、ずっと、――ずっと、祈って、願っていたのだから。
広場は人でごったがえしている。簡易的に設営された舞台が、遠くの方に見えた。ネリーの他にも、父母に抱き上げられて舞台を眺めている子どもの姿がいくつか見える。どれもネリーより少し幼く見える子どもばかりだ。なんだかとてつもなく気恥ずかしくなってくるが、セレストにがっしりと抱き上げられている手前、もうどうしようもない。気まずい空気を必死に受け流すようにして、ネリーは周囲の音に耳を澄ませた。
そうしていると、不意に壇上に男性がゆっくりと姿を現す。男性がゆっくりと会釈すると同時に、開演を待ちわびていた人々が大きく手拍子をしたり、声を上げるのが聞こえた。まるで怒濤のように押し寄せてくる音の波に、壇上の男性は余裕の笑みを持って返す。そうしてから、くるり、とその場でターンをした。瞬間、着ている衣服が様変わりする。
英雄フォッグが身につけていたとされる、衣装だ。使い込まれた鎧が、鈍い光を照り返す。重たげなそれを着用しながらも、男性は口を開いた。
朗々とした声音で紡がれる言葉。その一節は、誰もが知っている。フォッグの英雄譚の始まりを示す、言葉。
ネリーは小さく息を飲む。そうして、始まった舞台、その演出に飲み込まれるようにして、演劇に集中をした。
フォッグを題材にした演劇は、盛況のまま幕を閉じる。少し足早だったが、大事な部分はきちんと描かれていて、とても楽しかった。男性が一礼をすると同時に、怒濤のような拍手が零れ、役者達が楽しげに手を振り返す。空中から魔法で吊された幕がするすると落ちていくのを眺めながら、ネリーはようやく、ほう、と一息を零した。
「面白かったですね! 流石テールベルト劇団、古典の演出は随一ですね。わかりやすくて、楽しくて、また見たいくらい!」
「ああ、本当に――」
興奮をそのまま口にする。それと同時に、不意に空中でぱん、と弾ける音がした。はらはらと落ちてくる紙吹雪に混じって、チラシのようなものが落ちてきた。その内の一枚が、ネリーの手元に落ちてくる。
ロゼ・デイラシアの生涯、と書かれているのが見える。もちろん、絵を見るだけで情報がなんとなくわかるように、綺麗にデザインされたチラシをじっと見つめていると、朗々とした声が響く。先ほどフォッグを演じていた男性のものだろう。
「一年後、――テールベルト劇団は、新たな劇を執り行います! その名も『ロゼ・デイラシアの生涯』! 是非、ご覧になってください」
セレストが、ロゼの手元にあるチラシを見つめて、顔から静かに色を無くす。テールベルト劇団は今まで、ロゼをひどい悪役として描いていた。恐らくこの劇も、その類いなのだと、直ぐに察したのだろう。
セレストからしたら、大切な人を悪し様に罵る劇なんて、見たくもなければ耳にも入れたくないのではないか。動揺の滲んだ吐息が、セレストから零れる。睫毛の先が震えているのが見えて、ネリーはそっとセレストの頬を撫でた。露草色の瞳が僅かに揺れて、ネリーを見つめた。
問うような、縋るような。そんな感情の滲んだ瞳に、ネリーは思い切り笑みを浮かべて返す。
「騎士様! 私、あの露店のお菓子が食べたいです!」
手元に持っていたチラシを素早く折りたたみ、ネリーはセレストから見えないように鞄の中に押し込んだ。そのままの勢いで、どこでもいいから、と露店を指さす。硬直していたセレストの視線が動いて、ネリーの指先を辿った。
「……お菓子?」
ほとんど何も見ずに指さしたから、というのもあるのだろう。ネリーの指先の延長線上にある露店は、お菓子を売っている店では無く、どちらかというと惣菜系の露店だった。夕飯や昼ご飯の代わりに食べるような、そんな商品が売られている。完全に選択をミスってしまった感がある。
慌ててネリーは手元の指先を組んだり離したりしつつ、それから「おか……おかっ、……しではないですけれど、食べたい! です!」と言葉を続けた。
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