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5-6.屋根の補修
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「時々、わからなくなる。俺の大切な人は、沢山の人々を助け、そして沢山の人々が感謝をしていたはずなのに、たった十年という月日で、こんなにも評価が変わるなんて、と」
「……」
「さっきの……職人。ここへ来る前に訪ねた職人は、救民院にも来たことがあった。仕事をする上で、文字が読めないことを逆手に不利な契約を結ばれたから、文字が読めるようになりたい、と」
ネリーは瞬く。セレストの言う言葉を、飲み下すようにそっと呼吸をする。
もちろん、覚えている。先ほど会った職人は、アランという名前の男性で、熱心に救民院に足を運び、文字を学ぼうとしていた。実際、救民院で文字を覚えた人々の数は、多い。
「感謝していたんだ。俺の大切な人に、笑顔を向けて、嬉しそうに。これでもう騙されることはなくなる、なんて言って。――それなのに、救民院を直して欲しい、と依頼をしたら……」
ロゼの前で涙を零しそうなほどに喜んでいた人は、けれど、セレストの依頼には渋い顔をした。そうして、「あそこは……」と、もごもごと苦いものを噛むように言葉を続けたのだ。
「救われたことを忘れて、救ってくれた人のことを、まるで悪人か何かのように思い込んでいる。十年間で。たった、それだけで、誰かに対する認識が盆を返すように覆っているんだ」
「……」
「怖い、と思った。あの人の――優しさを、目の前で見ているはずなのに。演劇や、国王からの通達、第一王子の演説、たったそれだけで、それが無かったことにされている」
セレストは僅かに息を飲む。そうしてから、「それが、苦しくて……、憎んですら、いるのかもしれない」と囁くように口にした。
沢山の感情を滲ませたそれは、おおよそ、人を癒やすしつらえの空間には似合わない。ほとんど無意識的に出したであろう言葉は、ネリーとセレストの間に落ちて、地面を転がっていってしまうような気がした。
ネリーは、何も言わない。――いや、言えなかった。ネリー自身、ここまで嫌われているなんて、と少しだけ思ってしまった。唇が震える。
セレストは――ロゼが死んでから、ずっと、苦しみの中で生き続けてきたのだろう。演劇によって悪役に仕立てられ、大衆からの評価が様変わりするところを眺めながら、けれどどうすることも出来ずに生きてきたのだ。
それはきっと、感情を鈍麻させるほどに、苦しい日々だったのだろう。
ネリーはそっと息を吐く。そうしてから、ゆっくりと瞬きをした。ロゼは、――確かに、寂しいと思ってしまう。悲しいし、悔しい。けれど、でも。
「救民院を作った人は……、どう思っているんでしょうね」
「……え?」
「今の現状を。憎んでいるのでしょうか。それとも」
ネリーはセレストを見つめる。セレストは僅かに息を飲んだ。そうしてから、小さく瞼を震わせる。
答えは明白だった。ロゼならば――憎みはしない、と。
救民院の補修に手を回すことが出来ないのにも、何かしらの理由があるのだと、そう言うだろうと、セレストは理解しているのだろう。
長い月日を共に過ごした分、ロゼの考えることは、きっとセレストには手に取るようにわかってしまっているはずだ。もちろん、それはロゼも同じだ。
だからこそ、煩悶するように口を閉ざすセレストを見つめ、そうしてからふ、と息を零すように笑った。
「私は――きっと、憎んでいないのだと、思います」
「……」
「救民院。人を救う場所を、人に文字を教える場所を作った人でしょう。なら、もし今の……補修に手を貸してくれる人が居ない場合でも、きっと悲しんで、けれどすぐ、立ち直りそうな気がします」
「どうして」
そう思うんだ、と言いたげな顔だった。ネリーは胸を張る。
「勘です!」
「……君は」
セレストは微かに瞬いた後、そうしてから泣きそうな顔で笑った。果実水に口をつけ、そうしてからゆっくりと首を振る。尻尾が、ふわ、と揺れるのがネリーからも見えた。
綺麗な尻尾だ。整えられた毛並みは、ふわふわで、柔らかそうで、思わず目で追いかけてしまう。直ぐにネリーの視線に気付いたのだろう、セレストは小さく笑いながら「少しなら、触って良いから」とだけ言う。
「そんな熱心に見ないでくれ。まるで――ロゼ様みたいだ」
ロゼ様。紡がれた言葉は、柔らかく、ネリーの心の奥に落ちていく。
大切な人。大事な人。あたたかい人。今まで一切、固有名を出さずに紡がれていたのに、まるでぽろっと零れ出るようにして名前が出てきた。それが、なんだか嬉しかった。
少しずつ、セレストがネリーに気を許してくれている、と、なんとなく思えたから、なのかもしれない。
店を出て、それから残りの職人を訪ねた頃には、時刻は夕方近くになっていた。また今度、セレストが休暇の時に職人を再度訪ねて、今度こそ無理だったら自分たちで直そう、なんて話をしながら別れた。
そうして次の日、ネリーは庭園の世話をしてから、救民院の方へ向かう。大通りを抜けて、静かな道を歩んでいくと、崩壊しかけている救民院が登場する、のだが。
そこには、ネリーよりも早く来ていたらしい、先客が居た。
「アラン」
思わず名前を口にする。救民院の壁に立てかけるようにして足場を組んでいた男性は、ネリーに気付くと驚いたように目を見開き、それから少し困ったように視線を揺らした。少し高い位置に居たにもかかわらず、足場からひょいと飛んで、ネリーの元に歩いてくる。
「――お嬢ちゃん」
「は、はい」
「悪い、俺が作業していることは黙っておいてくれないか?」
アランは少しばかり所在なさげに言葉を続ける。そうしてから、ネリーのことをじっと見つめた。屋根の方から、僅かに人の声が聞こえる。
「俺達も、だろ」
ひょい、と顔を出すのは、見たことの無い男性だった。年若いその人に、アランが手を振ると、直ぐにその顔は屋根に隠れて見えなくなる。
「――でも、あの、ええと、昨日は……駄目、って」
「駄目じゃ無い。駄目じゃ無いんだが――」
アランは首を振る。そうしてから、内緒話をするように声を潜めた。
「――ロゼ様が建築した、救民院に……手を貸すのは許さない、と、王家から令状が出ているんだ」
「え!?」
なら、それなら、今ここに居るのは尚更どうしてなのだろうか。思わずネリーが瞬くと、アランは小さく笑った。
「だからこう、秘密裏にだな……王家はロゼ様を悪役にするために、色々と画策しているみたいだが、俺達からしたらロゼ様は優しい方だ。王太子妃になってから色々と酷いことをしたらしいが、そんなことをするような人じゃない」
アランは言葉を言い切る。令状が出ているからこそ、他の職人がいる場所で補修を求められても、難しい返事しか出来なかったのだろう。
アランにだって生活がある。家族を危機にさらすような真似は、きっと出来ない。
でも。それでも。
そうか、とネリーは少しだけ泣きそうになる。来てくれた。ロゼのことを、悪女だと思わずに居てくれる人が、居るのだ。
きっとそれは、多分、ネリー以上に、セレストにとって、救いになるだろう。
「屋根を補修してるのは、俺の弟子だよ。ロゼ様から教わった文字を、教えたんだ。それもあって、あいつ、詐欺に引っかかりかけていた友人を救うことが出来たらしい」
「そう――そうなの」
ネリーは小さく頷く。そうして、そっと空を見上げた。
「良かった」
私のしていたことは、間違いではなかったのだと、背を押されたような気がした。
そしてそれはきっと、気のせいでは無いのだろう。
「というわけで、早朝はこれから補修に来る。バレないように……だから、補修の進み自体は遅いだろうが。何せあちこち傷んでる。今までもこっそり忍び込んで直そうと思っていたんだが、セレスト様が目を光らせているからな。誰も入るな、って言っているようで」
アランは顎をさするように指先を動かし、そうしてから「だから、補修の話が来た時はほっとしたよ」と笑った。
「ここ、直ると良いな」
「――はい。そうしたら、また、文字を学ぶ場所が出来ます。人々が休める場所にも、……きっと」
どうやら王家から直々にロゼ関係に関わるなという令状が出ているようだし、恐らく他職種にも同様の通達がいっているだろう。だがそれでも、きっと、いずれ、また。
この場所が直されるのと同時に、セレストの人生が、幸せに向かっていくように、ずっと、祈っている。
ネリーは小さく頷く。少しだけ泣きそうになって、指先で眦を拭いた。アランはとにかく秘密な、と念押しするように言葉を続け、足場に足をかける。飛翔するように屋根の上にのぼっていく姿を眺めながら、ネリーは目を細める。
今日のお昼ごろ。やってきたセレストは、何を思うだろう。驚いた顔が目に浮かぶようで、ネリーは小さく笑った。
「……」
「さっきの……職人。ここへ来る前に訪ねた職人は、救民院にも来たことがあった。仕事をする上で、文字が読めないことを逆手に不利な契約を結ばれたから、文字が読めるようになりたい、と」
ネリーは瞬く。セレストの言う言葉を、飲み下すようにそっと呼吸をする。
もちろん、覚えている。先ほど会った職人は、アランという名前の男性で、熱心に救民院に足を運び、文字を学ぼうとしていた。実際、救民院で文字を覚えた人々の数は、多い。
「感謝していたんだ。俺の大切な人に、笑顔を向けて、嬉しそうに。これでもう騙されることはなくなる、なんて言って。――それなのに、救民院を直して欲しい、と依頼をしたら……」
ロゼの前で涙を零しそうなほどに喜んでいた人は、けれど、セレストの依頼には渋い顔をした。そうして、「あそこは……」と、もごもごと苦いものを噛むように言葉を続けたのだ。
「救われたことを忘れて、救ってくれた人のことを、まるで悪人か何かのように思い込んでいる。十年間で。たった、それだけで、誰かに対する認識が盆を返すように覆っているんだ」
「……」
「怖い、と思った。あの人の――優しさを、目の前で見ているはずなのに。演劇や、国王からの通達、第一王子の演説、たったそれだけで、それが無かったことにされている」
セレストは僅かに息を飲む。そうしてから、「それが、苦しくて……、憎んですら、いるのかもしれない」と囁くように口にした。
沢山の感情を滲ませたそれは、おおよそ、人を癒やすしつらえの空間には似合わない。ほとんど無意識的に出したであろう言葉は、ネリーとセレストの間に落ちて、地面を転がっていってしまうような気がした。
ネリーは、何も言わない。――いや、言えなかった。ネリー自身、ここまで嫌われているなんて、と少しだけ思ってしまった。唇が震える。
セレストは――ロゼが死んでから、ずっと、苦しみの中で生き続けてきたのだろう。演劇によって悪役に仕立てられ、大衆からの評価が様変わりするところを眺めながら、けれどどうすることも出来ずに生きてきたのだ。
それはきっと、感情を鈍麻させるほどに、苦しい日々だったのだろう。
ネリーはそっと息を吐く。そうしてから、ゆっくりと瞬きをした。ロゼは、――確かに、寂しいと思ってしまう。悲しいし、悔しい。けれど、でも。
「救民院を作った人は……、どう思っているんでしょうね」
「……え?」
「今の現状を。憎んでいるのでしょうか。それとも」
ネリーはセレストを見つめる。セレストは僅かに息を飲んだ。そうしてから、小さく瞼を震わせる。
答えは明白だった。ロゼならば――憎みはしない、と。
救民院の補修に手を回すことが出来ないのにも、何かしらの理由があるのだと、そう言うだろうと、セレストは理解しているのだろう。
長い月日を共に過ごした分、ロゼの考えることは、きっとセレストには手に取るようにわかってしまっているはずだ。もちろん、それはロゼも同じだ。
だからこそ、煩悶するように口を閉ざすセレストを見つめ、そうしてからふ、と息を零すように笑った。
「私は――きっと、憎んでいないのだと、思います」
「……」
「救民院。人を救う場所を、人に文字を教える場所を作った人でしょう。なら、もし今の……補修に手を貸してくれる人が居ない場合でも、きっと悲しんで、けれどすぐ、立ち直りそうな気がします」
「どうして」
そう思うんだ、と言いたげな顔だった。ネリーは胸を張る。
「勘です!」
「……君は」
セレストは微かに瞬いた後、そうしてから泣きそうな顔で笑った。果実水に口をつけ、そうしてからゆっくりと首を振る。尻尾が、ふわ、と揺れるのがネリーからも見えた。
綺麗な尻尾だ。整えられた毛並みは、ふわふわで、柔らかそうで、思わず目で追いかけてしまう。直ぐにネリーの視線に気付いたのだろう、セレストは小さく笑いながら「少しなら、触って良いから」とだけ言う。
「そんな熱心に見ないでくれ。まるで――ロゼ様みたいだ」
ロゼ様。紡がれた言葉は、柔らかく、ネリーの心の奥に落ちていく。
大切な人。大事な人。あたたかい人。今まで一切、固有名を出さずに紡がれていたのに、まるでぽろっと零れ出るようにして名前が出てきた。それが、なんだか嬉しかった。
少しずつ、セレストがネリーに気を許してくれている、と、なんとなく思えたから、なのかもしれない。
店を出て、それから残りの職人を訪ねた頃には、時刻は夕方近くになっていた。また今度、セレストが休暇の時に職人を再度訪ねて、今度こそ無理だったら自分たちで直そう、なんて話をしながら別れた。
そうして次の日、ネリーは庭園の世話をしてから、救民院の方へ向かう。大通りを抜けて、静かな道を歩んでいくと、崩壊しかけている救民院が登場する、のだが。
そこには、ネリーよりも早く来ていたらしい、先客が居た。
「アラン」
思わず名前を口にする。救民院の壁に立てかけるようにして足場を組んでいた男性は、ネリーに気付くと驚いたように目を見開き、それから少し困ったように視線を揺らした。少し高い位置に居たにもかかわらず、足場からひょいと飛んで、ネリーの元に歩いてくる。
「――お嬢ちゃん」
「は、はい」
「悪い、俺が作業していることは黙っておいてくれないか?」
アランは少しばかり所在なさげに言葉を続ける。そうしてから、ネリーのことをじっと見つめた。屋根の方から、僅かに人の声が聞こえる。
「俺達も、だろ」
ひょい、と顔を出すのは、見たことの無い男性だった。年若いその人に、アランが手を振ると、直ぐにその顔は屋根に隠れて見えなくなる。
「――でも、あの、ええと、昨日は……駄目、って」
「駄目じゃ無い。駄目じゃ無いんだが――」
アランは首を振る。そうしてから、内緒話をするように声を潜めた。
「――ロゼ様が建築した、救民院に……手を貸すのは許さない、と、王家から令状が出ているんだ」
「え!?」
なら、それなら、今ここに居るのは尚更どうしてなのだろうか。思わずネリーが瞬くと、アランは小さく笑った。
「だからこう、秘密裏にだな……王家はロゼ様を悪役にするために、色々と画策しているみたいだが、俺達からしたらロゼ様は優しい方だ。王太子妃になってから色々と酷いことをしたらしいが、そんなことをするような人じゃない」
アランは言葉を言い切る。令状が出ているからこそ、他の職人がいる場所で補修を求められても、難しい返事しか出来なかったのだろう。
アランにだって生活がある。家族を危機にさらすような真似は、きっと出来ない。
でも。それでも。
そうか、とネリーは少しだけ泣きそうになる。来てくれた。ロゼのことを、悪女だと思わずに居てくれる人が、居るのだ。
きっとそれは、多分、ネリー以上に、セレストにとって、救いになるだろう。
「屋根を補修してるのは、俺の弟子だよ。ロゼ様から教わった文字を、教えたんだ。それもあって、あいつ、詐欺に引っかかりかけていた友人を救うことが出来たらしい」
「そう――そうなの」
ネリーは小さく頷く。そうして、そっと空を見上げた。
「良かった」
私のしていたことは、間違いではなかったのだと、背を押されたような気がした。
そしてそれはきっと、気のせいでは無いのだろう。
「というわけで、早朝はこれから補修に来る。バレないように……だから、補修の進み自体は遅いだろうが。何せあちこち傷んでる。今までもこっそり忍び込んで直そうと思っていたんだが、セレスト様が目を光らせているからな。誰も入るな、って言っているようで」
アランは顎をさするように指先を動かし、そうしてから「だから、補修の話が来た時はほっとしたよ」と笑った。
「ここ、直ると良いな」
「――はい。そうしたら、また、文字を学ぶ場所が出来ます。人々が休める場所にも、……きっと」
どうやら王家から直々にロゼ関係に関わるなという令状が出ているようだし、恐らく他職種にも同様の通達がいっているだろう。だがそれでも、きっと、いずれ、また。
この場所が直されるのと同時に、セレストの人生が、幸せに向かっていくように、ずっと、祈っている。
ネリーは小さく頷く。少しだけ泣きそうになって、指先で眦を拭いた。アランはとにかく秘密な、と念押しするように言葉を続け、足場に足をかける。飛翔するように屋根の上にのぼっていく姿を眺めながら、ネリーは目を細める。
今日のお昼ごろ。やってきたセレストは、何を思うだろう。驚いた顔が目に浮かぶようで、ネリーは小さく笑った。
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