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十月
二十三日『おいもほりの日』
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冷蔵庫の野菜室に使いかけの野菜が増えてきた。底のほうに忘れかけていたさつまいもが一つ。
「あ、芽が出てる」
晴日は皿に水を入れ、引っ張り出したさつまいもを置いた。きっとすぐにぐんぐん伸びて、葉っぱや根っこが出てくるのだろう。信周の大事にしている観葉植物の隣に並べてみる。
「へえ、可愛いじゃん」
珍しそうに覗き込んでくる信周を見て、晴日は「ふふ」と笑った。
「ノブくん、今日は残ってるお野菜全部使ってお鍋しよ?」
「鍋かあ、いいねえ。〆はうどんにしようぜ」
「うん、いいねいいねぇ」
何だか楽しい気分になって、二人は顔を見合わせて笑い合う。
「あ、芽が出てる」
晴日は皿に水を入れ、引っ張り出したさつまいもを置いた。きっとすぐにぐんぐん伸びて、葉っぱや根っこが出てくるのだろう。信周の大事にしている観葉植物の隣に並べてみる。
「へえ、可愛いじゃん」
珍しそうに覗き込んでくる信周を見て、晴日は「ふふ」と笑った。
「ノブくん、今日は残ってるお野菜全部使ってお鍋しよ?」
「鍋かあ、いいねえ。〆はうどんにしようぜ」
「うん、いいねいいねぇ」
何だか楽しい気分になって、二人は顔を見合わせて笑い合う。
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