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五月
三十一日『世界禁煙デー』
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「なあ、ハルなんか臭うんだけど」
「えっ、俺?」
大学からまっすぐ帰宅した晴日に、信周が顔を顰める。晴日は慌ててTシャツの首元を引っ張って匂いを確かめた。
「タバコ臭えな」
「あ、今日となりのゼミと共同演習だったんだけど、教授がタバコ吸う人で……臭い移っちゃったかなぁ」
くんくんする晴日を見て、信周が笑う。
「シャワー浴びて来いよ。あ、俺も一緒に浴びようかな」
「うん。一緒に行こ?」
「よし、じゃあ俺が洗ってやる」
「ええ? やだぁ」
ふふっと声を出して笑いながら、晴日は先に浴室へ駆け込んだ。
「えっ、俺?」
大学からまっすぐ帰宅した晴日に、信周が顔を顰める。晴日は慌ててTシャツの首元を引っ張って匂いを確かめた。
「タバコ臭えな」
「あ、今日となりのゼミと共同演習だったんだけど、教授がタバコ吸う人で……臭い移っちゃったかなぁ」
くんくんする晴日を見て、信周が笑う。
「シャワー浴びて来いよ。あ、俺も一緒に浴びようかな」
「うん。一緒に行こ?」
「よし、じゃあ俺が洗ってやる」
「ええ? やだぁ」
ふふっと声を出して笑いながら、晴日は先に浴室へ駆け込んだ。
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