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case4. 略奪◇16
しおりを挟む「エルミーユ、最初から逃げる気なんてなかったんじゃない?」
「んッちがっっあふぅんッッ」
ツルに下着を引かれ食い込む割れ目をアーチがつっとなぞりその指に糸を引かせる。興奮を抑えきれないアーチが指についたエルミーユの粘液を舐めとった。
「.....このまま薔薇の触手に吸われてみる?」
アーチがエルミーユに火照る笑顔を見せると、エルミーユは"吸われる"期待に胸を高鳴らせ生唾を飲み込んだ。
薔薇の花弁が反るようにして中心にある無数のおしべとめしべが触手のようにニョロニョロと蠢き始める。
薔薇の中心には、犬歯を生やす小さな口が先についたつぼみのような一本のめしべが、吸盤のような先がついた無数のおしべがその周りを囲んでいる。
逆さまになるエルミーユの下着をツルがずらすと薔薇の中に蠢く小さな触手たちが彼女の秘部を目指し音も無く近付いていく。
そのゆっくりと近付いてくる様子にエルミーユの目は奪われ、秘部が呼吸をするように求めていく。それは逃げ出すには充分すぎるほどの時間だった。
ついに下着をずらされたエルミーユの秘部におしべの触手が触れると、エルミーユの下腹部が前後に揺れる。ようやく直に触れられた快感に彼女のだらしない鳴き声がアーチの目の前で落とされた。
中心の蕾のような形のめしべよりもその周りを囲むおしべの方が背が高く、無数の吸盤のついたおしべがエルミーユの秘部に吸い付いていく。
「んっんッッんひゃあッッ」
開かれた秘部の襞におしべが一斉に吸い付くと上に引っ張り"ぢゅるぅっっ"という音を立て一斉に離す。
離した瞬間、エルミーユが腰をくねらせ頭から上半身が大きく揺れた。
「あっッアあ""ッいや"あッッ」
揺れの激しさにそのまま頭から地面に落とされてしまうのではないかという恐怖に襲われるエルミーユ。
上半身は恐怖に染まり、下半身は快楽の期待に疼き、エルミーユの対に感じる身体には汗と愛液が混じり出す。
「怖い?怖いよね....いつ落とされちゃうか分からないもんね。でもね、逃げるチャンスはいくらでもあったんだよ?エルミーユは何で逃げなかったんだろうね??」
アーチが喋る間にもまた違う薔薇の花が彼女の秘部を襲う。無数のおしべが秘部の襞に吸い付き上に引っ張りながら一斉に離す。
ヂュルヂュルぢゅっちゅぅぅぅ────...ッぢゅるぅんっっッッッ
「んひゃああ"んっっきャアッッッ」
おしべの刺激にまたエルミーユの頭がユラユラと揺れるが、左右から迫りくる2つの薔薇が交互に彼女の秘部へと吸い付き離していく。
「んやいやあ...アアッッんん"ん"ッッやっやッやんっやんッッ"」
ヂュルぢゅっちゅぅぅぅ...ッちゅるぅんっヂュルぢゅっちゅぅぅぅ...ッちゅるぅんっッッッ......
絶え間なく交互に左右の薔薇に吸われ離されるその速さにエルミーユの頭の中はぐちゃぐちゃになり、鳴きっぱなしの唇からは涎が垂れ地面に滴り落ちていく。
激しい刺激に反るようにして顔を地面に向ければ恐怖が募り、でもまたすぐに吸われる快楽が襲いくる。
「可愛い、可愛いよ、最高だよエルミーユ。」
アーチが今だツルが巻き付くエルミーユの乳首の先端を指の腹で円を描きながら撫で上げた。
「ア"あっっ」
秘部とは違い優しい乳首の刺激に上半身が真っ赤に染まる。アーチが揺れないようエルミーユの頭を自身の胸につけると手を伸ばし何度も乳首を優しく撫で回した。
「可愛い乳首がそそり立ってるよ。そろそろクリトリスの刺激も欲しいよね??」
開かれた股の間を薔薇のタイミングで吸われ、いきたくてもいけない刺激ばかりがエルミーユを襲う。アーチにクリトリスのあたりをじっと見つめられ、エルミーユはねだるようにして空に向けた膣奥を開閉させるのであった。
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