KAGUYA

Pikochu

文字の大きさ
上 下
8 / 28
第一章~タイムリープそして~横浜編

~亀裂~

しおりを挟む
俺は目覚まし時計よりも早く起きた。
ウザイ目覚ましを止めると、リビングに行く。

母は早いじゃないというが、飯を頂いて、髪をセットする。
意外と時間がかかった。


「行ってきま~す」


家を後にした。
学校へ着くと皆に「おはよう!」と言ったら「おはよう」と帰ってきた。
今日は特に用が無いから適当に授業を受けよう。そう思い授業を受けた。
イベントは何も起きなかった。

昼休みに佐伯と一緒にOPTIONを観た程度だ。
そして授業が引ける。

学校を帰ると原と真也が特攻服でゲームをしている。

違和感丸出しだ。特攻服でゲームって・・・・・・

「真吾お帰り」原が言うと「お前等早いな」

「午前中で授業フケてきたのよ」
真也が言う。

「学校くらい真面目にいけよ」

「だってだりぃんだもん」

「そんな事じゃテストで赤点取るぞ。それと今日は来るなと言ったはずだ」

「ゴメン。つい、いつものクセでね」
原が微笑みを浮かべにそう答えた。

「真也はリーゼントなのに原はリーゼントじゃないの?」
そう聞くと原は「彼女に前、似合わないって言われた。茶髪のままいくよ」
そう言った。

「彼女のとデートはどうした?」

「彼女まだ学校だもん。そろそろ終わった頃かな」

「俺の彼女は上級生だからまだ授業じゃないかな」
2人ともそういった。

「ま~いいよ。時間までゲームでもしてな。俺はジム行って来るから」


そういうとジムに向かった。


「コーチこんにちわ。今日もなんとなく来ちゃいました」

「おぅ! 大歓迎だぞ」

準備運動をしてグローブをはめサンドバッグを叩く。そして腹筋、腕立て、縄跳びのセットを繰り返した。
コーチが近寄ってきて「たまには相手してやるぞ」
そう言って寝そべった俺の腹に小さめのボーリングの球を落とす。
腹筋を鍛えるのはこれくらいが丁度いいのだ。
パンチの重さ位の衝撃が何度も腹に当たる。
15分位して球の落ちてくるスピードが落ちた。

「コーチ疲れたならもういいですよ」

「スマンなこの球重くてな~」

「あとは自主練してます」

シャドーボクシングをする。相手は格上のプロボクサーという設定だ。

1時間位シャドーボクシングをした。
そしてサンドバッグ叩きをまた始めた。
どの位時間が経ったのだろう、窓の外が暗くなっていた。

「コーチ今日はもう暗くなってきたんで帰ります」

「おぅまた来いよ。気をつけて帰れよ」


そう言って家に戻ると原と真也がまだゲームをしている。

「まだ居たのか、俺はシャワー浴びてくるな」

「まだとは失礼な、待っててやったんだぞ」
真也がそう答えた。

「お前等腹減ってるだろう? うちで食ってけよ。腹が減っては戦はできぬってな。今日大事な集会があるんだろう?」

「まじで~じゃあご馳走になるわ」

母に原と真也の分も飯を作ってくれといったら快くOKしてくれた。

数十分がたち「ご飯できたわよ~」と母が言った。

原と真也を連れてリビングへ行く。

「原君と向井君また大きくなったんじゃない? 勉強も頑張ってね」母がそういう。
すると原と真也は「は~い」と返事をする。

そして3人で食事をする。食事中は無口だ。
そして食事を食べ終わると「ご馳走様でした」2人がそういう。
部屋に戻ると原と真也はタバコを吸いながらゲームを始めた。

「お前等よく飽きねえな。新しいゲームでも買ってやろうか?」

「今あるゲームでも十分楽しめてるよ。こういう単純なゲームが好きなんだ」
原は答える。

学校帰り大学入試の試験対策本を買ってきたので俺はヒマなので問題を解いてゆく。
そして20時頃「俺らは行くわ。真吾もま~モメ事が起きないように頑張れや」

「2人共今日はもう来んなよ」

そう言って窓から出て行った。

俺も用意するかな~。そう思って洗面台で髪をセットする。

部屋でちょっと横になってるとV8サウンドが聞こえた。
時間ぴったしに柏が来た。

俺は外に出ると。「今日はよろしくお願いします。基本俺が対処するんで見ててくれるだけでいいです」そう柏は言った。
「おう分かった」そう言ってリンカーンマークVに乗り込む。


現地の公園にはもう集ってるメンバーも居る。
俺がスタスタ歩き出すと、俺を見て暴走族達が「お疲れ様です!」と大声で挨拶してきた。

「別にそんな気を使わなくてもいいよ」

「そんな訳にいきません。TOPなんですから」

暴走族の男はそう言った。
21時までは少し時間がある。柏に缶コーヒーを買ってこさせると。ブランコでコーヒーを1人飲んでいた。
すると怒鳴り声が聞こえてきた。どうやら早速モメてるらしい。

俺は怒鳴り声の方に向かうと、「神鬼の特攻隊長の方が鬼没の特攻隊長より強いに決まってんだろ。やんのかゴルァ!」

「上等じゃねーか殺してやんぜ」

そんな会話が聞こえてきた。

柏はその真ん中で「テメーラ静かにしろ!」と言っているが無視されている。
俺は近づくと、「俺が最強だ文句あるか」辺りは沈黙した。

火に水を注ぐよりさらに油を足したほうが場を収めるのには丁度いい。

「それより何があった?」

聞けば神鬼と鬼没の間でどっちの特攻隊長が強いかモメて両者喧嘩になりそうだったという。
特攻隊長は鬼没の近藤がやる事になっている。
俺は全員にこう言った。

「俺が決めた事に文句がある奴が居たら俺に直接言いにこい。仲間輪内でモメるんじゃね~よ!」

俺がそういうと周囲が固まった。

「頭も鬼没、特攻隊長も鬼没なら俺等神鬼の立場ないでしょう」

元神鬼の親衛隊長と名乗る男がそう言った。

「じゃあタイマンで勝負付けるか?」

俺はその場に居た近藤に言った。

「別に構いませんよ。負けるとは思いませんが」

そういうと元神鬼の小僧が特攻隊長を呼び出した。

俺は事情を説明すると、「いや副隊長でいいですよ。近藤とモメたくないんで」
あっさりと引き下がった。そうすると元神鬼の連中が騒ぎ出した。

21時になった。集会の時間だ。元神鬼と元鬼没の連中は睨み合っていた。

柏あとは頼む。というと柏に指揮を取らせた。

しかし元神鬼と元鬼没は今にも喧嘩が始りそうだ。

柏が「静かにしろ~お前等!」と言ってもそこらで言い争いが続いている。

すると柏が俺の方に近寄ってきて「何とかして下さい」という。
おれはしょうがなく暴走族連中の中心に行き一喝入れた。

「ゴチャゴチャ言ってると纏めてぶっ飛ばすぞコノヤロー共!」

すると周りが静かになった。
「よしじゃあ4人組グループを作れ。元神鬼3人に対して元鬼没1人入れるようにだ。そこで話し合いでもして友情を深めろ!」

「ウッス!」そう全員の声が聞こえた。
そしてガヤガヤとグループが出来上がってゆく。

「お前等世間話や身の上話でもしろ。決して喧嘩だけはすんなよ」
そう言って30分間放置させた。
意外にも仲良くやってるようだ。
柏も高橋と仲良くお喋りしてる。一安心だ。

そして皆を集める。「じゃあ今度は今まで居た奴等と違うグループを作れ」
ガヤガヤと動き始める。

「隊長クラスだけ固まらないように!一般も隊長クラスも混ぜてな!」
そういうとグループが出来上がった。

「じゃあ話し合い開始!」
ガヤガヤと話し声が聞こえる。
モメ事は起きてないようだ。皆仲良く話をしてる。
それを眺めながら俺は缶コーヒーを飲む。

30分過ぎた頃また「やめっ!」と号令をかける。
「元神鬼、元鬼没の連中よ、話し合えば理解出来る、今後は喧嘩を起こさず元両チーム仲良く話し合うように!」
俺は全員にそう言った。

柏が近づいてくる。

「ありがとうございます尾崎さん、どうやら話し合いで上手くいったようです。俺も楽しかったです。これから走りに行こうと思うんですがどうですかね?」

「まぁみんなで仲良く走ればより仲が深まるんじゃねーの? いいじゃん」

俺はそういうと柏は皆を集めて走りに行くぞと言った。

バイクや車にエンジンがかかる。瞬く間に騒音だ。

そしてバイク集団を先頭に柏のリンカーンマークVは中番手位に位置した。後方に警察対策のかく乱部隊がいる。そうして街を流し国道をゆっくりと流した。
爆音で耳が痛くなる。直管が多数いると煩いんだなと感じた。
バイクなんてマフラーエンドまで付けずに腹下でマフラーをちょん切っている。
いわゆるバラチョンだ。
そしてゆくっり走りって行くのであった。

「柏ぁ。警察とか追ってきたらどうするわけ?」

「俺の車は違法改造じゃないんで警察に止められても問題ないっすよ。まぁ警察に目付けられてますがね」
そう言った。

そして走っていると対向車線からもの凄いスピードのバイクと車が通り抜けて行った。ちょっと遅れてパトカーが追跡している。

「あれ何だ?もの凄く速かったけど」

「あれが幽霊スペクターですよ。自称公道最速を謳っています。引退した奴等はナイトクルーズに入ってる奴もいるくらいですよ」

「公道最速か。仲良くなれば面白そうだな」

「仲良くするなんてとんでもない。奴等は走りを妨害されると容赦なく襲ってきます。頭の神埼仁なんてメチャクチャな強さですよ」

「ほほぅ。俺より強いのか?」

「わかりません。でも皇帝エンペラーが迂闊に手を出せない強さらしいです」

仲良くなるのはありだが喧嘩したくはないな。
そんな雑談をしてると柏がホーンを鳴らした。

すると一斉に公園へと走り出した。
公園の駐車場に止まると皆興奮しているようだった。


「みんなで走るの楽しいっすね」等という声も聞こえてくる。
柏と高橋を呼び出す。

「元神鬼、元神鬼みんな服装がバラバラじゃないか? 元神鬼しんきは特攻服、元神鬼は私服。統一した方がよくね?」

「でもどうやって統一したらいいんですかね?」

「統一した方がいいかもしれませんね」

柏と高橋が言う。

「なら私服で服の色を上でも下でもいいから黄色にするのはどうだ?」

俺はカラーギャングを思い出し提案する。

「いいっすねそれ。皆に伝えてきます」

そう言って柏は皆を集めて言った。

反対意見は出なったようだ。

「今日はもう解散!」

そう柏が言うと神鬼と鬼没の連中が仲良さそうに喋りながら解散してゆく。
柏は近づいてきてこう言う。

「土曜日の集会も出てもらっていいですか?」

「いいよ。土曜日なら空いてるし。でもドリフト観たいな~」

「じゃあ集会終りにでもドリフト観に行きましょうか?」

「でも俺日曜日予定入ってるからそこまで遅くまではちょっと・・・・・・」

「そうですか。ドリフトなら平日でもやってるんで平日観に行きましょうか」

「うん。頼むよ」
そう言ってリンカーンマークVの助手席に乗り込む。
家に着くと柏に時間を確かめる。

「土曜日20時30分でいいんだよな?」

「ハイ。21時からなんで20時30分に迎えに来ます」
そうして柏はV8サウンドを鳴らして帰って行った。

俺は家に帰るとシャワーを浴びて爆睡した。


木曜、金曜日はいつも通り爆睡してあゆにノートを見せて貰う。
学校の授業にはついていけそうだ。

そして土曜日。16時位に原と真也が家にやってくる。

「遅かったな。何かあったのか?」

「またダブルデートしてたんだよ」
原が言った。

「俺キスまでしたぜ」
真也が嬉しそうに言ってくる。

「襲え!」
俺は一喝した。

「チャンスがあれば襲いたいよ。でもそういう雰囲気じゃなかったんだ」
原がそう言う。

「真吾こそ彼女作れば? 寂しいんじゃね?」
原が立場も分からず言ってきた。

「俺だって彼女欲しいよ。お前等さえ居なければな」

「それどういう意味?」
原が不思議そうに尋ねてきた。

「ま~細かくはいわねーよ。ゲームでもしてろよ」
そういって2人はゲームした。

「今度新作でも買ってやろうか?」おれはそう言うと。

「今あるゲームだけでも十分楽しいよ。やりつくせてないしな」
真也がそう答えた。

「今日も飯食ってくか?」
そう言って2人はまた食事して行った。
2人は2時間位した20時には集会があるからと言って窓から出て行こうとした。
その時、原がこう言った。

「皇帝《エンペラー》の頭が今度神鬼没潰すって言ってたぞ。真吾ヤバイんじゃね?」

「今度っても今すぐじゃないだろ。ま~その時はその時考えるわ」
そう言って原は出て行った。

少しベッドに横になっていると、V8サウンドが聞こえてきた。
柏が来たな。音で判別できるようになっていた。

「尾崎さん今日もすまない」

「別にいいよ。何か特別な事するの?俺来る意味ある?」

そういうと柏が答えた。

「今日走るルートはいつもと変えて幽霊スペクターのテリトリーなんですよ」

「なんでわざわざ幽霊スペクターのテリトリーなん?」

「うちら台数も多くなってきたでしょう?だからデカイ国道を使わないとなんです」
なる程。幽霊スペクターと争いが起きたときの保険と言うわけか。
そして公園に着いた。
俺がリンカーンマークVから出てくると皆集ってきた。

「ウッス!今日もお疲れ様です!」「お疲れ様です!」皆がそう言った。

「そんな持ち上げなくてもいいんだよ。俺別に頭でもねえし。そう言う事は柏に言ってやってくんね~かな~」そういうと。

「柏さんにも挨拶しますがまずは尾崎さんに挨拶しないとです」

神鬼没の一員がそう言った。

「お前等仲良くなったか?」
俺がそう聞くと。

「尾崎さんのおかげで仲良くやってます。皆だいぶ打解けたようで」
高橋がそういった。そして一礼してきた。

「同じチームなら仲良しが1番だからな。これからも仲良くするように」

「ハイッ!分かりました」一同声を揃えて言ってきた。
柏と高橋を呼んだ。

「今日は幽霊スペクターのテリトリーを走るって? お前等何考えてるの? 一歩間違えば大乱闘だぞ」

「喧嘩なら数でこっちが勝ってます。全然余裕っすよ。問題有りません」
高橋がそう言った。

「新生神鬼没に敵は無いっすよ」
柏が続けてそういう。
俺は何事も無いようにと心の中で祈った。
そして柏が皆を集めて気合を入れる。
皆意気揚々だった。

俺はまた柏に缶コーヒーを買ってこさせるとブランコで缶コーヒーを飲み始めた。
すると続々と集ってくる暴走族連中。
皆黄色の服やズボンを履いている。
よくぞ3日位で集めたもんだなと感心する。

集ったやつらはエンジンを切るように柏に伝えた。
そうじゃないと煩くて声も聞こえないのだ。
そして集会が始る。

俺はというとブランコで1人コーヒーを飲んでいた。別にメンバーじゃないんだし参加する意味ないと思っていた。
「行くぞォラ~!」柏の雄たけびが聞こえてきた。
そろそろ出発かと思いつつ、俺はリンカーンマークVの元へと歩いていった。

「お待たせしてすみません」

柏が謝ってきた。

「いや、特に待ってないから気にしないで」

「尾崎さん優しいんですね」

そう言って運転席に乗り始めた。
そして俺もリンカーンマークVの助手席に乗り込んだ。
そして怒涛の夜が待ち受けることに俺はまだ気づいてなかった。

Coming Soon!!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~

八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」  ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。  蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。  これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。  一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。

たかなしポン太
青春
   僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。  助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。  でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。 「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」 「ちょっと、確認しなくていいですから!」 「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」 「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」    天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。  異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー! ※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。 ※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

彗星と遭う

皆川大輔
青春
【✨青春カテゴリ最高4位✨】 中学野球世界大会で〝世界一〟という称号を手にした。 その時、投手だった空野彗は中学生ながら152キロを記録し、怪物と呼ばれた。 その時、捕手だった武山一星は全試合でマスクを被ってリードを、打っては四番とマルチの才能を発揮し、天才と呼ばれた。 突出した実力を持っていながら世界一という実績をも手に入れた二人は、瞬く間にお茶の間を賑わせる存在となった。 もちろん、新しいスターを常に欲している強豪校がその卵たる二人を放っておく訳もなく。 二人の元には、多数の高校からオファーが届いた――しかし二人が選んだのは、地元埼玉の県立高校、彩星高校だった。 部員数は70名弱だが、その実は三年連続一回戦負けの弱小校一歩手前な崖っぷち中堅高校。 怪物は、ある困難を乗り越えるためにその高校へ。 天才は、ある理由で野球を諦めるためにその高校へ入学した。 各々の別の意思を持って選んだ高校で、本来会うはずのなかった運命が交差する。 衝突もしながら協力もし、共に高校野球の頂へ挑む二人。 圧倒的な実績と衝撃的な結果で、二人は〝彗星バッテリー〟と呼ばれるようになり、高校野球だけではなく野球界を賑わせることとなる。 彗星――怪しげな尾と共に現れるそれは、ある人には願いを叶える吉兆となり、ある人には夢を奪う凶兆となる。 この物語は、そんな彗星と呼ばれた二人の少年と、人を惑わす光と遭ってしまった人達の物語。        ☆ 第一部表紙絵制作者様→紫苑*Shion様《https://pixiv.net/users/43889070》 第二部表紙絵制作者様→和輝こころ様《https://twitter.com/honeybanana1》 第三部表紙絵制作者様→NYAZU様《https://skima.jp/profile?id=156412》 登場人物集です→https://jiechuandazhu.webnode.jp/%e5%bd%97%e6%98%9f%e3%81%a8%e9%81%ad%e3%81%86%e3%80%90%e7%99%bb%e5%a0%b4%e4%ba%ba%e7%89%a9%e3%80%91/

GIVEN〜与えられた者〜

菅田刈乃
青春
囲碁棋士になった女の子が『どこでもドア』を作るまでの話。

処理中です...