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スカイ・コネクト
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「センパイ、どこでも空はつながってるんすよ」
杉並蓮司は趣味の野鳥観察以外には外へ出ることもない、日々をただ惰性で生きる青年。
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現代文学
ひろしの母は、ひろしのために母親らしいことは何もしなかった。
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すずりはさくらの本棚
現代文学
好きな事をして、食べて行けるほど、日本国家といえども、あまくは無かった。私の場合は、昔の知恵と勇気などを手土産にして、新しい事を挑戦し続けている。だから時々、甘えたくなるし、もっと楽に生きられないものかと思えてしまうのだが、そんなレールは準備されてはいなかった。どこまでのびているのか分からないレールの上を歩かねばならない。学業がほんと嫌いでね……。それでも自由を追い求められたのは、先人の知恵のおかげだろうか。求められているタスクと本音が逆だったりすると、萎えるよね。もうやってらんねえとなる。今ならば、昔の戻りたいとはとても思えなくなってしまった。今に到る苦労を理解したからであろうか。それでも、脳の理解度を超えて、楽をしたいと望むのは人間のさがか。新しい事とは、震えるほど楽しいが、儲けが出せずに止めて来た職業のほとんどが、何かを生み出す力である。もともとあるものを変化させることも嫌いであり、変化の連鎖に耐えられないでいる。アマチュア作家とは、わたしの中では、もやしのような存在と位置づけているが、最近では、積み重ねが上手く出来る人のみが、勝ち取るように世の中が動いているような気がする。