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新1月
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ー2011年1日1日ー
「新年あけましておめでとうございます。少し力が戻ったから悠ちゃんの身長を2cm伸ばしてやるよ」 でかしたぞ! これからも頑張れ!
165cmの朝が来た。
希望の朝だ。
由美「つまんない」
未来「小さい方が可愛いのに」
父「中途半端だな」
母「あんた高いか低いかどっちかにしなさいよ」
家族には不評であるが、身内の評判なんざどうでも良い。
正月に身長UPとは粋な計らいをする神様じゃないか。
この新年は良い年になるだろうと、直感で分かる。
メールで美紗に身長UPを伝えると「悠はボーイッシュだからそれが良い」と返信された。
男だからボーイッシュもクソもないんだぞ。 そもそもBOYだからな。
上機嫌な悠ちゃんは未来と昼寝した後に遊んでやって一緒に寝た。
姉振る癖に遊んでやったりベッドに入れてやると喜ぶのがカワイイ。
2日目は日曜日だったので美紗と過ごす。
美紗「本当に機嫌良いのね」
悠ちゃん「良いよ! どっか行く?」
美紗「少し離れた神社に初詣行こうか」
人混み混みだったけど美紗と過ごす時間は貴重だった。
未来「悠ちゃん。最近違う人の匂いがする日がある」
なんて恐ろしい女だ。
母「人の匂い?」
母が耳聡く聞いた。
父「何だ悠。彼女できたか」
由美は隣でプルプル震えている。
悠ちゃん「気のせいじゃないの?」
しらばっくれるのが最善手である。
未来「でも日曜日は匂い付いてるよ? 同じ人」
黙れ! 黙るんだ!
母「悠?」
悠ちゃん「友達と遊んでて付いたんだろ?」
未来が服の匂いを嗅ぐ。
未来「……ボディソープ?」
母「悠!」
終わった。
由美「未来ちゃん。映画見よ」
未来「見る見る!」
未来を連れて行ってくれて助かった。
父は笑いを堪えている。
母「どこの子?」
悠ちゃん「学校の女……の子?」
母「あんた……もうしてるの」
めっちゃ怒っとる。
馬鹿「悠ちゃんバレたああァァ!」
修羅場に喜んでないでどうにかしろ。
母「あんた! その歳でそんな事して妊娠させたらどうすんの!?」
悠ちゃん「いや、女の時しかしてないよ?」
母「信用出来ないわ!」
悠ちゃん「信用出来ないって言われても……」
母「誰!? 謝りに行かないと!」
相手が謝る事案だぞ母ちゃん。
悠ちゃん「相手は処女じゃないし、俺も処女のままなんだけど。それに、相手はレズビアンだよ」
場が止まった。
母「えっ」
父「ハハハ!」
父は笑い始めた。
父「お前その言い逃れは無理があるぞ!」
ツボに入った様で爆笑してる。
悠ちゃん「本当だよ。相手は俺に突っ込みたがってるけど、俺には突っ込ませたくないし。要はレズごっこだよ」
母「嘘でしょ?」
父「嘘だろ?」
悠ちゃん「嘘じゃないって……相手はレズなの気にしてるから誰かは教えない」
良い感じに身の潔白を証明できそうだ!!
母「でも……なんであんたなの?」
悠ちゃん「男なのに女の身体だから興味があったらしいよ? それからは守ってあげたい! みたいな感じとは言ってた」
父と母は目を開いたままだ。
母「……もし妊娠したりさせられたら」
悠ちゃん「女の時しかしてないから大丈夫だよ」
父「じゃあ良い……のか?」
2人は顔を見合わせている。
悠ちゃん「妊娠するとか親になるなんてまだまだ先の話しだよ。大丈夫大丈夫」
困惑している様だが、俺は嘘は言っていない。
母「……病気にならないでよ」
病気よりも俺の純潔を心配するべきだ。
美紗「もうちょっと嘘をつきなさいよ……」
美紗は頭を抱えた。
悠ちゃん「女の子って言ったから大丈夫だって。先生なんだから」
美紗「まるで私が女の子じゃないみたいな言い方するね?」
いい歳した大人がそんな揚げ足を取るな。
悠ちゃん「大人の女性の色気と魅力があるから女の子には入らないんだけど」
美紗「ありがとう。泣く前にやめてあげる」
やはり教育からは逃れられなかった。
悠ちゃん「美味い!」
美紗「美味しいって感じさせる為に作ってるからね。食べたらマナーとか作法や礼儀を教えてあげる」
悠ちゃん「ん? うん」
覚えておいて損は無いという事でこの頃から教えられ始める。
関連本も与えられた。
なかなか楽しいので食事マナーは家で実践する。 それを日曜日に美紗にチェックされる。
そろそろCカップ辺りの大きさになってきた胸。
ブラジャーを周囲の女達に勧められるも、拒否。
しかし美紗によって陥落。
美紗「人に胸の維持させといて自分は嫌なんて通らないって分かんないの?」
悠ちゃん「すみませんでした…」
美紗「ヌーブラでも良いから着けなさい」
「新年あけましておめでとうございます。少し力が戻ったから悠ちゃんの身長を2cm伸ばしてやるよ」 でかしたぞ! これからも頑張れ!
165cmの朝が来た。
希望の朝だ。
由美「つまんない」
未来「小さい方が可愛いのに」
父「中途半端だな」
母「あんた高いか低いかどっちかにしなさいよ」
家族には不評であるが、身内の評判なんざどうでも良い。
正月に身長UPとは粋な計らいをする神様じゃないか。
この新年は良い年になるだろうと、直感で分かる。
メールで美紗に身長UPを伝えると「悠はボーイッシュだからそれが良い」と返信された。
男だからボーイッシュもクソもないんだぞ。 そもそもBOYだからな。
上機嫌な悠ちゃんは未来と昼寝した後に遊んでやって一緒に寝た。
姉振る癖に遊んでやったりベッドに入れてやると喜ぶのがカワイイ。
2日目は日曜日だったので美紗と過ごす。
美紗「本当に機嫌良いのね」
悠ちゃん「良いよ! どっか行く?」
美紗「少し離れた神社に初詣行こうか」
人混み混みだったけど美紗と過ごす時間は貴重だった。
未来「悠ちゃん。最近違う人の匂いがする日がある」
なんて恐ろしい女だ。
母「人の匂い?」
母が耳聡く聞いた。
父「何だ悠。彼女できたか」
由美は隣でプルプル震えている。
悠ちゃん「気のせいじゃないの?」
しらばっくれるのが最善手である。
未来「でも日曜日は匂い付いてるよ? 同じ人」
黙れ! 黙るんだ!
母「悠?」
悠ちゃん「友達と遊んでて付いたんだろ?」
未来が服の匂いを嗅ぐ。
未来「……ボディソープ?」
母「悠!」
終わった。
由美「未来ちゃん。映画見よ」
未来「見る見る!」
未来を連れて行ってくれて助かった。
父は笑いを堪えている。
母「どこの子?」
悠ちゃん「学校の女……の子?」
母「あんた……もうしてるの」
めっちゃ怒っとる。
馬鹿「悠ちゃんバレたああァァ!」
修羅場に喜んでないでどうにかしろ。
母「あんた! その歳でそんな事して妊娠させたらどうすんの!?」
悠ちゃん「いや、女の時しかしてないよ?」
母「信用出来ないわ!」
悠ちゃん「信用出来ないって言われても……」
母「誰!? 謝りに行かないと!」
相手が謝る事案だぞ母ちゃん。
悠ちゃん「相手は処女じゃないし、俺も処女のままなんだけど。それに、相手はレズビアンだよ」
場が止まった。
母「えっ」
父「ハハハ!」
父は笑い始めた。
父「お前その言い逃れは無理があるぞ!」
ツボに入った様で爆笑してる。
悠ちゃん「本当だよ。相手は俺に突っ込みたがってるけど、俺には突っ込ませたくないし。要はレズごっこだよ」
母「嘘でしょ?」
父「嘘だろ?」
悠ちゃん「嘘じゃないって……相手はレズなの気にしてるから誰かは教えない」
良い感じに身の潔白を証明できそうだ!!
母「でも……なんであんたなの?」
悠ちゃん「男なのに女の身体だから興味があったらしいよ? それからは守ってあげたい! みたいな感じとは言ってた」
父と母は目を開いたままだ。
母「……もし妊娠したりさせられたら」
悠ちゃん「女の時しかしてないから大丈夫だよ」
父「じゃあ良い……のか?」
2人は顔を見合わせている。
悠ちゃん「妊娠するとか親になるなんてまだまだ先の話しだよ。大丈夫大丈夫」
困惑している様だが、俺は嘘は言っていない。
母「……病気にならないでよ」
病気よりも俺の純潔を心配するべきだ。
美紗「もうちょっと嘘をつきなさいよ……」
美紗は頭を抱えた。
悠ちゃん「女の子って言ったから大丈夫だって。先生なんだから」
美紗「まるで私が女の子じゃないみたいな言い方するね?」
いい歳した大人がそんな揚げ足を取るな。
悠ちゃん「大人の女性の色気と魅力があるから女の子には入らないんだけど」
美紗「ありがとう。泣く前にやめてあげる」
やはり教育からは逃れられなかった。
悠ちゃん「美味い!」
美紗「美味しいって感じさせる為に作ってるからね。食べたらマナーとか作法や礼儀を教えてあげる」
悠ちゃん「ん? うん」
覚えておいて損は無いという事でこの頃から教えられ始める。
関連本も与えられた。
なかなか楽しいので食事マナーは家で実践する。 それを日曜日に美紗にチェックされる。
そろそろCカップ辺りの大きさになってきた胸。
ブラジャーを周囲の女達に勧められるも、拒否。
しかし美紗によって陥落。
美紗「人に胸の維持させといて自分は嫌なんて通らないって分かんないの?」
悠ちゃん「すみませんでした…」
美紗「ヌーブラでも良いから着けなさい」
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