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高校1年生

15話 文化祭3日目

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今日は文化祭最終日

日曜日だから昨日よりさらにたくさんの人が来ている。

今日は、チアで1回、演劇は2回する
昨日と同じように学校についてアイドル衣装に着替えて出番までは文化祭を楽しんだ。

出番がきて、みんなの前で踊り今日も大盛況だ。
母と姉も見に来てくれてとても褒めてくれた。

僕は昨日と同じようにたくさんの人と写真を撮った。

「楽しかったね~」

「めっちゃ盛り上がったよね!」

「来年は何しようか~」
などみんなと話して写真を撮った後に

先輩たちのダンスを見て僕は演劇の準備をするために教室に行った。

今日も、結衣と栞にドレスを着せてもらい準備万端だ。

自分のドレス姿にも慣れてきて、昨日、一昨日と演劇はかなり好評だ

僕は自信を持って、舞台袖まで向かった。

劇は今日も大好評だった。
クラスのみんなも一人一人の演技に余裕が出てきて良くなってると言ってくれた。

「毎回、お姫様抱っこのまま教室いくの?」

「いいじゃん。注目浴びるし」


今日も僕は綾君にお姫様抱っこされながら教室へ戻るのであった。


昨日と同じように、僕はお姫様抱っこされながら写真撮ったり、しながらしばらく時間を過ごした。

次の出番までは3時間後くらいだ。

「最後の日は遊びたいからもう、次もあるしそのままで大丈夫じゃない?」

栞と結衣にそう言われて、僕は仕方なくドレスのまま過ごすことになった。

僕はいつもの四人組で文化祭を回った。
当然僕だけ目立つし、いつもより高いヒールで歩きづらかった。

それでもこの3人といるのは楽しい。
ゲームをしたり、屋台でご飯たべたり、野外ステージ見に行ったりと文化祭を楽しんだ。

栞の彼氏の藤原先輩がバンドでステージに出ているのでみんなで見に行く事にした。

女子たちにキャーキャー言われてて
僕は羨ましいと思った。

僕の周りに女子はたくさんいるけどそれは異性としてではなく同性として接してくる。

遊んでいるうちにあっという間に時間が過ぎ、僕は教室に戻った。

最後の公演ということもあって、みんなで集まって円陣を組んだ。

綾君が
「最後も頑張ろうな」
と言ってくれた

主人公とヒロインで
僕たちは遅い時間までたくさん練習をしてきた。

久々に男子といる時間が多くて、僕は女の子の格好だったけど少し男子に戻れた気がして楽しかった。

最後の公演が始まる。

僕たちは最後も精一杯頑張った。

クライマックスのシーン
主人公と姫がキスをしてお姫様抱っこで舞台袖に行って劇が終わるシーンだが

キスのシーンは客席から見えないようにキスをするフリをしていつも終わっていたが、最後の公演は本当にキスをされた。
僕は思わず声が出そうになったがなんとか我慢して、お姫様抱っこで舞台袖まできた。

「ね、なんで本当にキスしたの、辞めてよ。」

「最後だからつい笑」

綾君は笑って誤魔化した。

ドレスを着てお姫様抱っこもされてキスもされたと思うと僕は恥ずかしくてたまらなかった。

「最後本当にキスしてたでしょ笑」

栞は気づいてた

「綾君が勝手にしてきたの」
僕は顔赤くして応えた。

「キスはどうだった?♪」
栞はそう言って僕の唇を指で突いてきた。

「うるさないなぁ、恥ずかしいよぉ」
僕はそう応えた。

最後の撮影会だ。

圭介君が来てくれた。
僕は圭介君とはずっと連絡をとっていた。

「みずき、ダンスも劇もめちゃくちゃ良かったよ!可愛いかった!最高!」
と褒めてくれた。

「ありがとう、圭介君!」
僕はそう答えると

圭介君にお姫様抱っこされた。

夏祭りの事もあって、圭介君に抱っこされるのは初めてじゃないけど、今までの人たちと何か違う気分だった。

少しドキドキするというか頭がふわふわするという感じだろうか

写真を撮って降ろしてもらうと

「文化祭はみずきが大活躍だったな~、来月大会もあるから次は俺がサッカーで活躍するら、その時は応援頼むよ!」

圭介君は頭をポンポンしながら言った

「うん。わかった、試合見に行くね!」

僕は恥ずかしながらそうこたえた

「みずき、圭介君の前だといつもよりもっと可愛くなるじゃん!好きなんでしょ!」

美憂にそう言われると

「そ、そんなことないよ、先輩だから少し緊張するだけっ!」

僕は慌てて答えた。

そうして、文化祭が終わったのであった。






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