10 / 29
高校1年生
9話 初デート?
しおりを挟む
今日は川田先輩と2人でサッカー見にいく。
僕にとっては仲良くなった先輩と男2人でサッカーを見に行くって感じだけど
川田先輩は気になっている後輩とデートだと思うし、周りの人も僕ら2人見て男同士だと思わないだろう。
姉と母は今日僕が先輩とサッカーを見に行く事は知っている。
姉が今日のために新しい服を買ってきてくれた。
白のノースリーブのミニワンピだ。
僕はそれを着てメイクをしてもらって髪を巻いてもらっていた。
いつも通り頼んだわけじゃないけど、姉がしてくれた。
髪を巻いて少し大人っぽい雰囲気が出た。
バッグを持って、ヒールサンダルを履いて玄関を出る。
待ち合わせの駅に着いた。
川田先輩はTシャツにハーフパンツにサンダルとラフな格好だ。
「おはようございます!川田先輩!」
と元気に挨拶した。
「みずき、おはよう!私服、超可愛いじゃん!髪も巻いてて似合ってるよ!」
すごく褒めてくれた。
これが女の子で、自分でしていたらすごく嬉しいだろう。
とりあえず僕は
「ありがとう!嬉しい!」
と答えた。
歩いて会場まで向かう。
川田先輩は、いつもより高めのヒールを履いて歩き慣れてない僕に自然に合わせてくれた。
会場についた。
飲み物を買って席に座る。
試合が始まり、応援しているチームが点を入れたりすると自然にハイタッチをしたり良かったプレイなどを話してとても楽しかった。
昔に戻った気分になった。
一年ほど前まではこうして男子同士で遊びに行って、身体を動かしたりゲームをしていた。
Tシャツにハーフパンツにスニーカーで活発な僕だった。
昔を思い出してすぐに現実に戻った。
今の僕は、白のミニワンピにヒールサンダルを履いてメイクして肩まで伸びた髪とスカートを風に揺らしながらサッカーを見ている。
少し恥ずかしくなりながらも試合を見ていた僕も川田先輩もすごく笑顔だった。
試合が終わった。
感想を話しながら駅まで歩いていると川田先輩が僕の手を取ってきた。
僕は振り切ることはできずそのまま手を繋いだ。
2人ともお腹がすいていた。
昼ごはんも食べずにサッカーに夢中になっていたからだ。
応援していたチームが勝ってテンションが上がった僕たちは焼き肉行く事にした。
男子校生で運動部の川田先輩はとにかくたくさん食べる。
食べ放題の焼き肉で次々とと頼んだいく。
中学時代の僕はたくさん食べていた。
でも今の僕は女の子させられた事からの精神が不安定な状態だったりで食べる量が少なくなっていた。
いつのまにか僕はお腹一杯になっていて
川田先輩のためにたくさんお肉焼いていた。
サッカーの話しをしながらも、日常的な会話もした。
川田先輩との距離も深まった。
ふと川田先輩が僕にこう言った
「川田先輩でもいいけど、どうせなら圭介って呼んでほしいな、友達といて恥ずかしい時は川田先輩でもいいから2人の時は名前で呼んでよ!」
「わかりました、でも先輩だし呼び捨てはできないから圭介君って呼びますね!」
僕は笑顔で答えた。
そこから恋愛の話になった。
「みずきは彼氏いた事あるの?」
「できた事はないです。圭介君は彼女いるのですか?」
「俺は少し前に別れちゃったんだ。」
「そうなのですね~」
「そうだよ、でもみずきみたいな優しい子とサッカー見れたから元気出たよ、ありがとう!」
「私も久々にサッカー見れて楽しかったです!」
圭介君との会話はいつも弾む
気がついたら3時間もたっていた
僕たちは会計を終わらせ、店を出て駅についた。
「今日は楽しかったです!ありがとうございます!」
「俺も楽しかったよ!また見に行こう。」
そういうと圭介君は僕の頭をポンポンした。
156㎝の僕に対して圭介君は180㎝くらいある。
頭をポンポンしやすいのだろう。
ポンポンされた僕は顔を上に向けれず
上目遣いで見てしまう。
「電車いっちゃうよ!」
その一言で僕は急いで電車に乗って圭介君と別れた。
電車の中で、今日一日の事を思い出す。
僕は高校生になってからずっと女の子扱いされてるけど
今日はいつもと違う感じがした。
具体的には言えないけど、特別な扱いをされた気分だった。
手を繋いだ事や頭をポンポンされた事を思い出すと少し身体が熱くなった。
僕はいつもとは違う感情で家に帰るのであった。
僕にとっては仲良くなった先輩と男2人でサッカーを見に行くって感じだけど
川田先輩は気になっている後輩とデートだと思うし、周りの人も僕ら2人見て男同士だと思わないだろう。
姉と母は今日僕が先輩とサッカーを見に行く事は知っている。
姉が今日のために新しい服を買ってきてくれた。
白のノースリーブのミニワンピだ。
僕はそれを着てメイクをしてもらって髪を巻いてもらっていた。
いつも通り頼んだわけじゃないけど、姉がしてくれた。
髪を巻いて少し大人っぽい雰囲気が出た。
バッグを持って、ヒールサンダルを履いて玄関を出る。
待ち合わせの駅に着いた。
川田先輩はTシャツにハーフパンツにサンダルとラフな格好だ。
「おはようございます!川田先輩!」
と元気に挨拶した。
「みずき、おはよう!私服、超可愛いじゃん!髪も巻いてて似合ってるよ!」
すごく褒めてくれた。
これが女の子で、自分でしていたらすごく嬉しいだろう。
とりあえず僕は
「ありがとう!嬉しい!」
と答えた。
歩いて会場まで向かう。
川田先輩は、いつもより高めのヒールを履いて歩き慣れてない僕に自然に合わせてくれた。
会場についた。
飲み物を買って席に座る。
試合が始まり、応援しているチームが点を入れたりすると自然にハイタッチをしたり良かったプレイなどを話してとても楽しかった。
昔に戻った気分になった。
一年ほど前まではこうして男子同士で遊びに行って、身体を動かしたりゲームをしていた。
Tシャツにハーフパンツにスニーカーで活発な僕だった。
昔を思い出してすぐに現実に戻った。
今の僕は、白のミニワンピにヒールサンダルを履いてメイクして肩まで伸びた髪とスカートを風に揺らしながらサッカーを見ている。
少し恥ずかしくなりながらも試合を見ていた僕も川田先輩もすごく笑顔だった。
試合が終わった。
感想を話しながら駅まで歩いていると川田先輩が僕の手を取ってきた。
僕は振り切ることはできずそのまま手を繋いだ。
2人ともお腹がすいていた。
昼ごはんも食べずにサッカーに夢中になっていたからだ。
応援していたチームが勝ってテンションが上がった僕たちは焼き肉行く事にした。
男子校生で運動部の川田先輩はとにかくたくさん食べる。
食べ放題の焼き肉で次々とと頼んだいく。
中学時代の僕はたくさん食べていた。
でも今の僕は女の子させられた事からの精神が不安定な状態だったりで食べる量が少なくなっていた。
いつのまにか僕はお腹一杯になっていて
川田先輩のためにたくさんお肉焼いていた。
サッカーの話しをしながらも、日常的な会話もした。
川田先輩との距離も深まった。
ふと川田先輩が僕にこう言った
「川田先輩でもいいけど、どうせなら圭介って呼んでほしいな、友達といて恥ずかしい時は川田先輩でもいいから2人の時は名前で呼んでよ!」
「わかりました、でも先輩だし呼び捨てはできないから圭介君って呼びますね!」
僕は笑顔で答えた。
そこから恋愛の話になった。
「みずきは彼氏いた事あるの?」
「できた事はないです。圭介君は彼女いるのですか?」
「俺は少し前に別れちゃったんだ。」
「そうなのですね~」
「そうだよ、でもみずきみたいな優しい子とサッカー見れたから元気出たよ、ありがとう!」
「私も久々にサッカー見れて楽しかったです!」
圭介君との会話はいつも弾む
気がついたら3時間もたっていた
僕たちは会計を終わらせ、店を出て駅についた。
「今日は楽しかったです!ありがとうございます!」
「俺も楽しかったよ!また見に行こう。」
そういうと圭介君は僕の頭をポンポンした。
156㎝の僕に対して圭介君は180㎝くらいある。
頭をポンポンしやすいのだろう。
ポンポンされた僕は顔を上に向けれず
上目遣いで見てしまう。
「電車いっちゃうよ!」
その一言で僕は急いで電車に乗って圭介君と別れた。
電車の中で、今日一日の事を思い出す。
僕は高校生になってからずっと女の子扱いされてるけど
今日はいつもと違う感じがした。
具体的には言えないけど、特別な扱いをされた気分だった。
手を繋いだ事や頭をポンポンされた事を思い出すと少し身体が熱くなった。
僕はいつもとは違う感情で家に帰るのであった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
69
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる