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高校1年生

8話 プール

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今日は4人でプールに行く日だ。

僕は不安だった。

水着なんかきたら男ってみんなにバレちゃう。

一昨日4人で水着を買いに行った
みんな同じ水着で色違いを買うことにした。

僕は白にした。
ビキニだけどスカートもついているので、これならばれないだろうと思った。

家に帰り、母と姉の前で着ることになった。
隠したかったけど、バイトをしてない僕は自分で買うとお金が無くなるから母に頼んだ。

服を脱いで早速水着を着た

ホルモンのせいで僕の身体はちゃんとくびれがあり、胸も少しだけどある。
筋肉も少なく白くて柔らかい身体だ。

スカートのおかげで股間は隠れてる。

姉は写真撮った。

「やめてよぉお姉ちゃん!恥ずかしいよ!」

「いいじゃん!減るもんじゃないし!
どうせみんなと写真とるんでしょ~」

確かに姉の言う通りだ。
でもここで撮られるのはまたなにか違う。

スカート脱いだのも見たいと言われたので僕は脱いだ。
さすがにこれはバレるね、とか言われると思ったけど何も言われなかった。

小さくなった僕の物はビキニの中に違和感なく収まっているのだ

女子の着替え、下着姿を見ても反応しない僕の物は排泄でしか機能してない。
排泄さえずっと座ってしてるからあってもなくても変わらない。

さすがに更衣室には入れないので行きは最初から水着を着て行き帰りは仕方なく多目的トイレで着替える事にした。

プールについた。
たくさんの人がいる、私たち4人はたくさん写真を撮って売店でご飯食べたりプールに入ったりスライダーに乗ったりと
とても楽しんだ。

美憂、栞、結衣の3人はスカートが邪魔になって脱いでビキニ姿だった。

僕は脱ぐつもりなかったのにせっかく合わせて買ったのに1人だけ違うのは良くないって言われて脱がされた。

恥ずかしかった。
スカートが無いと急に下着姿で外にでてる気分になる。
身体のほとんどが露出している。

いつもと、同じ距離間だけど衣服がない分すごく密着してる感じがする。
普通ならドキドキするだろう。
でも僕は彼女たちに好意を抱く事はないだろうそういう風な目では見れなくなっている。


去年の夏から伸ばしている髪は今は肩ぐらいまで伸びた。

ポニーテールに束ねているその後ろから見えるうなじは女性そのものだ。

僕はもう普通に馴染んできてしまっているたった半年で。

これからどうなるんだろと思いながらも今は遊ぶ事に夢中だった。

プールの帰りみんなでご飯を食べた。

みんな彼氏の話をしてた。

美憂も栞も結衣も先輩と付き合っていた。

僕は3人に川田先輩とはどうなのかと、よく聞かれる。

僕はLINEを交換した日から毎日連絡はしてるけど異性というより同性の先輩として見ている。好意を抱く事はない。

今度一緒にサッカーを見に行く約束したけどそれは圭介にとってはデートかもしれないけど僕にとっては先輩と遊びに行くという感覚だ。

早く彼氏作ってみんなで旅行行きたいね~など話してその日は解散だ。

僕は彼女ができる前に彼氏ができてしまうのだろうか…





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