上 下
8 / 29
高校1年生

7話 夏休みの怖い出来事

しおりを挟む
夏休みだ。

休みって言っても部活は週4くらいである。

野球やサッカーやバスケにバレー
いろんな試合の応援に行った。

チア部はモテるのだ。
僕も美憂も栞も結衣も何回もナンパされた。

みんな彼氏がいたかからしつこくても彼氏との2ショット見せたりして逃げてた。

僕は彼氏もいないしナンパを断るのも下手くそで
いつもしつこく絡まれてしまう。
美憂や栞が追い払ってくれるけど

いなくなったらまたナンパされたりと大変だ。

ある日、応援しに行った体育館で
不良にナンパされた

僕はあまりにしつこいので
「ぼ、ぼくは男の子だよ君たちの思っているような女の子じゃないから辞めて!」
と言った。見た目も女の子だし話し方や声も今じゃ女の子だこんな事を言っても信じてくれるわけがない。

でも絡んできた人の1人が
「本当かどうか確かめようぜ~」
と言い周りも

「そうだよな、もし本当に男の子なら触っても痴漢にならないからな~」

とノリノリだった。

腕を掴まれたが、確かめれば諦めてくれるだろうとついて行ってしまったのだ。

男子更衣室に連れられた僕は、
着ているセーラーシャツを脱ぐように言われた。

怖くて手が震えてなかなかボタンを取れずにいたら

「早く脱げよ~」
とみんなに笑いながら言われた。

僕はセーラーシャツを脱いで更衣室の棚に置いた。

怖くて泣きそうだった。

ナンパしてきた不良たちは僕の下着を見て興奮していた。

1人がブラを外してきた。
反射的に胸を手で押さえた。

「男の子だろ~そんな事する必要ないだろ~」
と言われ、僕は上半身裸にされた。

正直、僕の身体を見れば諦めてくれると思った。

でも違った。
僕は毎日飲まされてたホルモン剤のせいで胸が少し出てきたのであった。

「女にしては小さいけど胸あるじゃねぇか、男の胸はこんな感じだよ!」
と1人が着ている服を脱いだ。

確かに微妙だけど僕の胸は膨らんでいた。


「嘘つくなよ~やっぱり女の子じゃん」

と言われ僕は
「下はついてる、見せるから許してと半泣きになりながら言った。」

そうでもしないと逃げられないからだ。
不良たちは少し驚いていた。

僕はスカートを捲り、パンツを少し下ろした。

そこにはすごく、小さい物がついていた。

これで許してもらえると思ったが
不良たちは僕の物を見て大爆笑した。

僕の物は同い年の男の子に比べてかなり小さいらしい。
ホルモン剤のせいでもともと小さいのがさらに小さくなったのだろう。

女の子として生活するぼくは男の子の物を見る機会がない。

「そんなのついてるって言わねーよ。とにかく服着ろよ、女の子が裸になってると我慢できなくなるからな」
と不良グループのリーダーが言った。

僕は許してもらえると思ってパンツを履いてブラをつけ、セーラーシャツを着た。

するとリーダーが
「お前ら外で見張ってろ」
と言うと他の3人は更衣室の外に出た。

「許して欲しいなら、これどうにかしてからにしろよお前が裸になって誘惑してきたからだぞ。」

と興奮した物を見せられた。

僕は性行為をした事ない。
それどころかavもろくに見た事がなかった。

許してもらおうと何度も謝るけど許してくれない。
更衣室のソファーに座った不良が僕に横に来いと言ってきた。

僕は言う事を聞くしかなく
横に座った。スカートにシワがつかないようにお尻の部分を手で押さえながら座る。

僕は当たり前のようにしてる事がそれを見た不良が
「本当女の子だな。可愛いスカートにシワつくと大変だもんね」
と僕をバカにしてきた。僕は散々女の子扱いされたけど同年代の同性にバカにされるのが1番屈辱的だった。

不良は僕に触れよと言う。
僕はもう怖くて従った。
初めて他の人の物を触る。

僕の倍以上はある。小さな僕の手ではかなり大きく手を上下にしないといけなかった。

すると、先端からでた透明な液体が僕の手を汚す。

不良は慣れた手つきで僕のセーラーシャツのボタン外した。

僕は胸を揉まれて思わず声が出て手も止めてしまった。

「バレたらどうするんだよ。静かにしろ、手も止めるなよ」
と怒られる。

しばらく胸を触られながら手を上下に動かす。

すると不良は
「そろそろ次行くか、俺の前に来い」
と言われた。

僕ははだけたセーラーシャツを着直し
前に行く。

「よし、ここに女の子座りしろ」
と言われ、僕は女の子座りをした。

普通できない女の子座りもチア部のストレッチで柔らかくなった僕の身体だと簡単にできてしまうのだ

不良は一言
「咥えろ」

僕はなにをすればいいのかわかったが
できなかった。

しばらく抵抗していると
不良がスマホとって撮り始めた。

画面だけみると女子校生が今からしようとしてる映像にしか見えない。

「撮られるのが嫌なら諦めな、この動画はお前の高校のやつにあげようかな」
と言った。

僕はそんな事されたら学校にいられなくと思って、
「するから…動画は…辞めてよ…」
と震える声で言った。

「良い子だな、はやくしろよ」
と不良言われ、僕は始めた。

口を通してものすごい臭いが鼻を突き刺す。

恐怖に勝てなかった僕はわけもわからず必死にした。

臭くてたまらないし感じた事のない感触に温度。

すると急に口の中に液体を感じた。
僕は思わず口開けて吐いてしまった。

不良は
「気持ちよかったぞ。それ拭いて帰りな」
と言って出ていった。

僕は口の中に残る臭いに耐えながら、汚れた手を更衣室の手洗い場で洗いハンカチで拭いてセーラーシャツのボタンをとめた。

僕が吐き出してしまった液体をティッシュで、拭いて捨てる。

僕は更衣室をでて、水を買ってうがいをした。

すると、美憂から連絡が着て
「みずきどこいったの?」

と後ろで「迷子かー?笑」
ふざけた声も混ざっていたが心配で電話をかけてくれた。


「違うよ、トイレ行って戻ろうとしたら隣のグランドでサッカーの試合してて夢中になってたの。心配かけてごめんね!すぐ戻るね!」

僕は嘘をつきみんなの、いるところへ戻るのであった。
しおりを挟む
1 / 2

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

入社した会社でぼくがあたしになる話

青春 / 連載中 24h.ポイント:1,107pt お気に入り:69

【完結】では、さっさと離婚しましょうか 〜戻る気はありませんので〜

恋愛 / 完結 24h.ポイント:1,207pt お気に入り:5,030

処理中です...