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高校1年生

5話 みんなで遊びに行く休日

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新しい登場人物

竹中 綾
足立 光輝
石田 翔
佐藤 雄太

全員1年1組のクラスメイト

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ゴールデンウィーク。今日は仲良くなった男子4人と遊びに行く。

昼ご飯をみんなで食べてその後にカラオケに行く予定だ。

僕は支度をする。母と姉は僕が男の子と遊ぶのを知って僕よりも気合いが入っていた。

姉が僕に軽くメイクをしてくれた。
髪もいつもはナチュラルだけど、今日はアレンジをしてくれた。

僕は何もしなくてもいいって言ったのに
「みずきは見た目も幼いから、素で行くとみんなに子供扱いされるよ」
と姉に言われた。

今日の僕の服は
水色のフリルのついたブラウスに白色のミニスカだ。
ガーリーなデザインで、女の子が着ていたら僕は思わず見惚れてしまうだろう。

でも着ているの僕だ。
可愛いけど高校1年の女の子にとっては大人びたデザインだ。
ブラのおかげですこしだけ膨らんだ胸元が幼さを引き立てる。

それに合わせた、白のフリルのついたくるぶし丈の靴下に黒のパンプス。
5センチのヒールによって僕の目線はいつもより少し高くなる。

少しでも大人っぽくみせるために姉がコーデを選んでくれた。

僕の服にはポケットがついていないため
小さな肩掛けバッグ背負っている。

そこにはスマホとサイフそれとリップが入っていた。
リップは姉がご飯や飲み物飲んでとれてきた時につけるように僕に言ってくれた。

僕たちの集合は11時。
男子たちの待ち合わせより1時間早い。

それは女子だけで、どんな格好をしているか見せ合うためだ。

待ち合わせの駅についた。

美憂はデニムのショートパンツにパーカーとスニーカー、ストリートな感じだった。

栞はスキニーパンツに、ニットのカーディガンとパンプス。もともと綺麗なスタイルがさらに綺麗に見えた。

結衣はロング丈のワンピースにスニーカーで清楚な感じだ。

僕にとってはみんなオシャレに見えたけど3人は僕の服装を見て驚いていた。

姉のセンスが良いのもあって僕はとてもオシャレだったのだ。

3人は僕を見て
すごく似合ってる!
可愛い!
センスある!!

とすごく褒めてくれた。

僕は恥ずかしながらも
「ありがとう、嬉しい!」

と答えた。

男子と合流する前に4人でプリクラを撮った。

みんなでお揃いのポーズをしたり、落書きしたり、こんな事をするのは初めてだったけど楽しかった。

出来上がったプリクラをみんなでロック画面の待ち受けにした。

僕は、スマホ見るたびに恥ずかしくなるのであった。

12時に男子と合流して、お昼ご飯を食べにいった。

向かった場所はファミレスだ。

ドリンクバーとそれぞれ好きな物を頼む。

男子たちはハンバーグにライス大盛りに追加でポテトを頼んだりすごくたくさん食べていた。
今の僕には食べきれない量だ。

女子たちはチキンやハンバーグにライスは小盛り、男子に比べて少なかった。

僕は途中、綾君と2人でドリンクバーを撮りに行く事になった。

綾君はサッカー部に入ってて、ヒールを履いた僕よりもかなり背が高く、身体も大きかった。
僕が男の子なら一緒にサッカーをしていてクラスメイトであり部活のチームメイトだったかもしれない。

「みずきたち、4人はチア部に入ったんだね、俺絶対スタメンで試合に出るからその時は応援してよ!」
と綾は言った。

僕は
「綾君が試合出たら全力で応援するね!」
と答えると

綾君はありがとうと言って僕の頭をぽんぽんしてくれた。

きっと女子だったら嬉しいのだろう
僕にとっては情けないだけだ…

美憂、栞、結衣、光輝、翔、雄太は僕たちが話してる姿を遠目から見てた。

僕たちが戻ると

「頭ぽんぽんして、なに話してたの~」
「綾は積極的だな~」
「みずき嬉しかったでしょ~」
と僕たちを囃し立ててきた。

ご飯を食べ、話しが落ち着き
僕たちはカラオケに向かう事にした。

それぞれ好きな歌を歌い、知ってる歌はみんなで歌ったりした。

その中でも光輝と結衣はすごく歌が上手かった。

2人で点数勝負したり、2人で歌ったりとすごく気が合っていた。

みんなで盛り上がっていると、翔と雄太が
「受付にコスプレあるぞ~女子たち着て歌ってよ~」
と言い出した。

美憂と栞はノリがいいから
「いいよ~その代わり私たちにパフェ買ってよ~」
と言い出した。

翔と雄太は
「いいよ!でも俺らにも少しわけろよ!」
と言ってパフェを注文した。

僕たちは受付にあるコスプレ衣装を選びにいった。

歌う曲は4人が知ってるアイドルの曲だ。

僕と結衣は振り付けも覚えていた事もあってダンスをメインに
アイドル衣装を選んだ。

美憂と栞はふざけて、男性用のコスプレを持っていた。

更衣室で着替え、部屋に戻った。

美憂と栞をみて男子たちが
「お前らも、2人みたいにアイドル衣装着てくれよ~楽しみだったのに~」
と言われ

男装した2人は
「うるせぇ~、俺らに文句言うな~」
とふざけて言い返してた。

僕と結衣はコスプレだけども好きなアイドルと同じ服を着てウキウキしていた。

曲が始まると、僕と結衣は踊り、美憂と栞が歌った。
男子たちは僕たちの歌を聞きつつ動画を撮っていて、後で送るね
と言ってくれた。

翔と雄太に
「ファンです!サインください!」
とかふざけて言われて

その場はすごく盛り上がった。

その後パフェをみんなで食べ
お会計をした。

駅までみんなと話しながら
向かいそれぞれ帰るのであった。

家に帰ると
姉と母に感想を聞かれ僕は
「楽しかったよ、これからもこの8人で遊ぶことが増えそう。それと洋服褒めてくれた、お姉ちゃんのセンスはさすがだね!」
と言った。

待ち受け画面を見られ
母と姉に
「しっかりJK楽しんでいるじゃない、安心した!」
と言われ

また恥ずかしくなるのであった。
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