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9話 会議
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入社してから一ヶ月程たったある日
僕は社長に呼ばれた。
「明日、取引先との会議があるからひよりもついてきなさい。私のイベントを手伝うのよ。」
「はい、よろしくお願いします!」
ひよりにとって初めてのちゃんとした仕事だ。
ここ一ヶ月間は女性らしくなるための研修だったため、雑用をしながら仕草や言葉遣い、メイクなどをみっちり教え込まれていた。
「買ってあげたスーツがあるでしょ、明日はそれを着てきなさい。」
「わかりました。」
仕事を終えていつも通り着替えていると
ひかりが入ってきた。
「やっと初仕事だね!今のひよりなら前よりもっと女の子に見えるから自信持って!」
「ひかりさん。ありがとうございます。私頑張りますね!」
「頑張りなさいよっ!」
そう言ってひよりのスカートを捲った。
「きゃっ!」
僕は鍛えられたおかげで自然と反応できてしまった。
「いい反応ね。取引先の偉い人たちに少しセクハラとかされても我慢するのよ。仕事のためよ。」
「は、はい!」
家に帰りヒールを脱いだ。
夜ご飯の準備をする。
少し前まではメイクした顔やスカート、ストッキングを履いたままなのが嫌ですぐに部屋着に着替えていたが今ではそれも慣れてしまった。
明日は大事な会議だから今日はご飯を食べて風呂にはいりすぐに寝るのであった。
次の日起きて準備をする。
僕は買ってもらったスーツを着た。
正直私服よりも恥ずかしい気持ちはなかった。
鏡に映る自分は顔が幼くスーツ姿はあまり似合ってはなかった。
それでも今日は初めてのちゃんとした仕事だから気合いが入っていた。
いつも通り掃除をして社長が来るのを待った。
「ひより、行くわよ~」
「はい、今いきます~」
社長の車に乗り取引先の会社へ向かった。
会社につき応接室で待っていると取引先の人が来た。
「お待たせしました。よろしくお願いします。おや、横の子は初めて見るね、新卒の子かな?高卒で働くの偉いね!」
「高崎さん。この子、新卒でも高卒でもないわよ。笑」
「おやおや、それは失礼。ところでお名前は?」
「先月から入社しました。橘日和です。よろしくお願い致します。」
僕は丁寧に返事を返し席に座る。
会議が始まり
取引先の社員3名と僕と社長での話し合いが始まった。
僕は基本的に聞いた話しを纏めたりしていた。
イベントのイメージキャラクターの話しになり、こちらでデザインした服を見せた。
当日、イベントコンパニオンに着てもらう衣装だ。
「ちょっと、服のデザインだけでわかりづらいかもしれませんがこちらが写真でこちらがサンプルで頂いた衣装です。」
ひよりは丁寧に説明していると
「ひより、せっかくだから着て見せてあげなさい。」
「え、急にそんな事言われましても…」
「仕事よ。早くしなさい。」
「わかりました…」
僕は衣装を持ってトイレで着替えた。
スカートは極端に短く、ある程度段差があると簡単に中を見れそうだった。
上もオフショルにヘソだしとかなり露出が多く恥ずかしすぎて死にたいくらいだった。
おそるおそる、応接室に戻ると
「あらいい感じね、当日のイベントコンパニオンの子もひよりくらい可愛いから安心してください。」
「これはなかなかセクシーな衣装ですね。むしろひよりちゃんにやって貰いたいくらいだ。」
「そうね、私も見てそう思ったけど今回はもう頼んでいるかダメですね。次回は考えときます笑」
社長は冗談っぽく答えた。
一通り見られ写真も撮られて衣装の話しは終わった。
「あの~着替えてきても大丈夫ですか?」
「時間もったないから会議終わってからにしなさい。」
僕は男性からの目線に耐えられず社長にお願いしたが却下され、会議終わるまでずっとセクシーな衣装を着せられたのであった。
僕は社長に呼ばれた。
「明日、取引先との会議があるからひよりもついてきなさい。私のイベントを手伝うのよ。」
「はい、よろしくお願いします!」
ひよりにとって初めてのちゃんとした仕事だ。
ここ一ヶ月間は女性らしくなるための研修だったため、雑用をしながら仕草や言葉遣い、メイクなどをみっちり教え込まれていた。
「買ってあげたスーツがあるでしょ、明日はそれを着てきなさい。」
「わかりました。」
仕事を終えていつも通り着替えていると
ひかりが入ってきた。
「やっと初仕事だね!今のひよりなら前よりもっと女の子に見えるから自信持って!」
「ひかりさん。ありがとうございます。私頑張りますね!」
「頑張りなさいよっ!」
そう言ってひよりのスカートを捲った。
「きゃっ!」
僕は鍛えられたおかげで自然と反応できてしまった。
「いい反応ね。取引先の偉い人たちに少しセクハラとかされても我慢するのよ。仕事のためよ。」
「は、はい!」
家に帰りヒールを脱いだ。
夜ご飯の準備をする。
少し前まではメイクした顔やスカート、ストッキングを履いたままなのが嫌ですぐに部屋着に着替えていたが今ではそれも慣れてしまった。
明日は大事な会議だから今日はご飯を食べて風呂にはいりすぐに寝るのであった。
次の日起きて準備をする。
僕は買ってもらったスーツを着た。
正直私服よりも恥ずかしい気持ちはなかった。
鏡に映る自分は顔が幼くスーツ姿はあまり似合ってはなかった。
それでも今日は初めてのちゃんとした仕事だから気合いが入っていた。
いつも通り掃除をして社長が来るのを待った。
「ひより、行くわよ~」
「はい、今いきます~」
社長の車に乗り取引先の会社へ向かった。
会社につき応接室で待っていると取引先の人が来た。
「お待たせしました。よろしくお願いします。おや、横の子は初めて見るね、新卒の子かな?高卒で働くの偉いね!」
「高崎さん。この子、新卒でも高卒でもないわよ。笑」
「おやおや、それは失礼。ところでお名前は?」
「先月から入社しました。橘日和です。よろしくお願い致します。」
僕は丁寧に返事を返し席に座る。
会議が始まり
取引先の社員3名と僕と社長での話し合いが始まった。
僕は基本的に聞いた話しを纏めたりしていた。
イベントのイメージキャラクターの話しになり、こちらでデザインした服を見せた。
当日、イベントコンパニオンに着てもらう衣装だ。
「ちょっと、服のデザインだけでわかりづらいかもしれませんがこちらが写真でこちらがサンプルで頂いた衣装です。」
ひよりは丁寧に説明していると
「ひより、せっかくだから着て見せてあげなさい。」
「え、急にそんな事言われましても…」
「仕事よ。早くしなさい。」
「わかりました…」
僕は衣装を持ってトイレで着替えた。
スカートは極端に短く、ある程度段差があると簡単に中を見れそうだった。
上もオフショルにヘソだしとかなり露出が多く恥ずかしすぎて死にたいくらいだった。
おそるおそる、応接室に戻ると
「あらいい感じね、当日のイベントコンパニオンの子もひよりくらい可愛いから安心してください。」
「これはなかなかセクシーな衣装ですね。むしろひよりちゃんにやって貰いたいくらいだ。」
「そうね、私も見てそう思ったけど今回はもう頼んでいるかダメですね。次回は考えときます笑」
社長は冗談っぽく答えた。
一通り見られ写真も撮られて衣装の話しは終わった。
「あの~着替えてきても大丈夫ですか?」
「時間もったないから会議終わってからにしなさい。」
僕は男性からの目線に耐えられず社長にお願いしたが却下され、会議終わるまでずっとセクシーな衣装を着せられたのであった。
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