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1章、楽師、南海に囀りて
2、楽師、囀りて
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潮の香りを含んだ風が、頬をさわさわと撫でていく。
大陸南西の港町は、人でごった返していた。サミルとハルディアの二人は昨夜の部屋をそのまま確保し、街に出て旅支度を進めた。
2、楽師、囀りて
風が夜藍の髪を撫でていく感触にひととき瞳を閉じて柔く息を吐いたサミルは、そわそわと自分を見つめるハルディアに気付いた。
「昨夜も思ったものだが、楽師さんは、昼の日差しの下で見ると本当に綺麗だな」
純然とした好意を湛えた声でそんな風に言って笑うハルディアの声がまっすぐで、サミルは少し照れてしまった。
「英雄さんも綺麗だよ――白い鎧に金色の髪がキラキラしていて、まるで御伽噺にでも出てくる聖騎士じゃないか。そういえば市井に伝えられし『堅牢剣鬼』の英雄譚を俺は謳えるぞ」
心の底からそう言えば、ハルディアは驚いたように目を見開き、言葉も出ないようで耳まで赤くなって照れている。
青空の下、広がる海が強い日差しにキラキラしている。
岸近くは水の透明度を窺わせる明るさで、遠くはその広大さと深さを思わせる濃い色合いで。
船着き場にアイザールの国旗が翻り、大型の船が並んでいる。
アイザールの将軍、グリエルモが指揮を執り、海の魔物を討伐する冒険者たちを募っているのだという。
「楽師さん、俺が話を付けてくるよ。宿で待ってて」
ハルディアが湖水めいて清く爽やかな眼差しでそう言って、一つに編んで垂らしたサミルの黒髪を片手で摘まみあげる。そして、まるで姫君の髪にするかのように軽く口づけをしてみせて受付に向かっていく。
(おお、英雄さん。絵になるな……)
サミルは感心した。
背高の明るい金髪が青空によく映えて、人混みの中でも特に目立っている。
その鎧姿と携えた大盾、腰に佩く剣を見て、周囲の者が囁きを交わすのがわかった。
「『堅牢剣鬼』……」
「はは、目立つ男だ」
――悪くない。
サミルは行列を成す人の群れに背を向け、宿に向かった。
サミル・ルウは、『神の子』の二つ名を持つ流れの傭兵である。
得手とするのは弓と剣、そして楽器の演奏が人並み程度。母に似た容姿がそれなりに男受けのよろしい塩梅で、本人も男好きに快楽好きとあって荒事よりは楽器をかき鳴らしつつ春をひさぐほうが得意と、そんな傭兵であった。
それが何故仰々しい二つ名を得ているかというと、ひとえにサミルが『予知夢』をごくまれに観るからだ。
大陸中央にある国などでは特に信仰厚き創造多神教の信者たちにはそれがおおいに受けて、『神の子』と呼ばれるようになっていた。
とはいえ、『堅牢剣鬼』と違って顔や装いが有名なわけでもないので、自分からその名をアピールしない限りはだいたい何処にいても平凡な楽師としか思われないのだが。
(それにしても、人の多い事)
サミルはのんびりと宿の主人と掛け合い、併設する一階の酒場の隅でリュートをかき鳴らして小銭稼ぎと洒落込むことにした。
火を通した肉と、焦げたような香ばしいたれの匂いと、酒の香りと人の纏う汗の臭いと――有機的な薫りの充ちる空間は、明るい。
あたたかみのある木製テーブルと椅子ごとに、あまりガラのよろしくない冒険者たちだったり労働者たちが仲間と集まり、騒いでいる。
アイザールの海洋戦に参加するらしき若者が、奥に集う騎士鎧の集団に絡んでいる。
「お前ら、参戦するのかと思えば別の海域に行くんだって? 猫の手も欲しいって時に紛らわしい動きをしやがって。今からでも予定を変えてこっちにこいよ」
サミルは軽く首を傾げた。あの集団は最近各地で名が知られつつある『騎士王』とやらの一派――『混沌騎士団』。割と名が知れている新興傭兵団だか放浪騎士団だ。
じゃれ合うようなやり取りが耳に拾われる。
「おお、お前よく絡んでくるな。なんて名前だっけ、マドレーヌだっけ」
「マヌエルだ!」
そんな賑々しいテーブルをひよっこらしき冒険者たちがチラチラとやっかみやら羨望やらが混在するような視線で見ている。
(駆け出しの冒険者が多いな。まあ、こんな世だから……)
現在は人族にとっての昏迷の世。戦乱の時代――魔王の時代、或いは妖精の時代である。
いつからか湧き始めた魔物が日々人を襲い、元々好戦の気が強かった北西の帝国エインヘリアが魔物を軍勢に加えて他国に侵略行為を仕掛けている。
危険な世の中は、冒険者にとっては名を上げたり金を稼ぐチャンスともいえる。
元々の高名な武人や冒険者はだいたい国家に召し抱えられていたりするものだが、新たにその腕をもって功績をあげ名を知らしめ、この機に成り上がってやろうと野心を抱く者は多かった。
国家側もそれを奨励するようにエインヘリアとの前線や魔物討伐に冒険者を募り、有望な者には積極的に声をかけ囲い込もうとしているのだ。
帽子を小銭入れとして置き、指を弦に遊ばせる――爪弾くリュートの音は低く抒情的に空気を震わせて、一音一音が心に染みていくようだった。
(さて、冒険野郎どもに受けるのはやはり立身出世の英雄譚かな)
サミルは唇を軽く湿らせて、喉を震わせ、囀った。
『遊色明媚なる光が見守る雪の城に 英雄が剣を取り 奪うは古妖精が魔法をかけし覇者の証、その玉座』
玲瓏と紡がれる声はリュートの音を供に、低く艶やかに、ゆったりと響く。
騒いでいた荒くれどもがすこしずつ声を潜め、耳をそばだてて時折貨幣を傍の帽子に入れてくれた。
曲が終われば、「次はあの曲がいい」だの「夜の供はいくらするのか」といった声がかけられる。上々の反応と言えよう。
陽気な奴隷上がりの曲、貞淑な妖精の詩、奔放な荒くれ勇者の武勇伝などを順に謳えば、奥に座していた――先ほどまで騒いでいた騎士鎧の集団から一人が立ち上がって相場より上の金を帽子にくれる。筆頭と思しき騎士――頭から脚先まで全身騎士鎧の男は、『騎士王』の二つ名を持つらしい。
「リクエストをしても?」
騎士兜に覆われて顔も窺えぬが、声は礼儀正しい風情であった。
デジャヴのように『堅牢剣鬼』との出会いが思い出される。
あの男もこんな風に楽師を装うサミルに声をかけてきて、曲を頼むのかと思いきや体を求めてきたので、『あまり浮いた話の聞いたことのない英雄さんは、こんな当たり前に軽々しく行きずりの男を買うのか』とサミルはたいそう驚いたのだった――買われてみれば、初体験らしかったのでもっと驚いたのだが。
「あー、曲?」
「当然」
きいてみれば、今回は曲を求められたらしい。
普通に考えればそっちか、と微笑んで、サミルは頷いた。
「どの曲を?」
営業スマイルを浮かべて問えば、騎士兜の奥から神聖な名でも唱えるようなおごそかな響きでその曲名が告げられる。
「『夜のために』」
「オーケー」
それは、有名な曲だ。
リュートを爪弾けば、すぐ傍の椅子に落ち着いて『騎士王』がじっと曲を聴いている。
そして、丁度奏で終えたあたりでハルディアがやってきて「今夜も俺が貴方を買うので、他には売らないでほしい」などと言ってきたのだった。
「明日も明後日も、ずっと俺が独占する」
「ひゅう、照れるじゃないか。そんでもって、英雄さんは金に余裕もあるんだね……?」
口笛を吹いて笑えば、冷やかしの口笛と野次めいたものが何人かからあがった。いずれもまあまあ好意的で、悪い気はしない――演奏をやめて飯を頼み、明日以降の予定を話し合いながら食事をとれば、酒場は元の賑わいへと戻っていくようだった。
(いやあ、噂になるだろうなあ。『堅牢剣鬼』が毎晩男を買ってるって)
サミルは面白おかしく目の前の英雄を眺めた。
「船に乗れることになったよ。魔物退治の後になるけど、目的地にも寄ってくれるってさ――直行じゃなくて悪いけど」
「いいね。急ぎではないし、まあのんびり船旅を楽しもう」
サミルが笑えば、ハルディアはちょっともじもじしてから名を呼んだ。
「が――楽師さんは、名前がサミルで合ってるんだよね? グリエルモが気にしてた」
「ん……」
サミルはハルディアが出した名前の人物を思った。
グリエルモは『神の子』の旧知だ。過去に何度か戦場を共にしたことがあるのだ。
(別に、バレて困るものでもない)
「合ってるよ」
サミルはニコニコした。
「了解」
短く返事をして、ハルディアは頷いた。結局、ハルディアはそれ以上グリエルモが気にしてた件に踏み込むことはなく食事を済ませ――夜は意外にも、何もしないで健やかに就寝したのだった。
大陸南西の港町は、人でごった返していた。サミルとハルディアの二人は昨夜の部屋をそのまま確保し、街に出て旅支度を進めた。
2、楽師、囀りて
風が夜藍の髪を撫でていく感触にひととき瞳を閉じて柔く息を吐いたサミルは、そわそわと自分を見つめるハルディアに気付いた。
「昨夜も思ったものだが、楽師さんは、昼の日差しの下で見ると本当に綺麗だな」
純然とした好意を湛えた声でそんな風に言って笑うハルディアの声がまっすぐで、サミルは少し照れてしまった。
「英雄さんも綺麗だよ――白い鎧に金色の髪がキラキラしていて、まるで御伽噺にでも出てくる聖騎士じゃないか。そういえば市井に伝えられし『堅牢剣鬼』の英雄譚を俺は謳えるぞ」
心の底からそう言えば、ハルディアは驚いたように目を見開き、言葉も出ないようで耳まで赤くなって照れている。
青空の下、広がる海が強い日差しにキラキラしている。
岸近くは水の透明度を窺わせる明るさで、遠くはその広大さと深さを思わせる濃い色合いで。
船着き場にアイザールの国旗が翻り、大型の船が並んでいる。
アイザールの将軍、グリエルモが指揮を執り、海の魔物を討伐する冒険者たちを募っているのだという。
「楽師さん、俺が話を付けてくるよ。宿で待ってて」
ハルディアが湖水めいて清く爽やかな眼差しでそう言って、一つに編んで垂らしたサミルの黒髪を片手で摘まみあげる。そして、まるで姫君の髪にするかのように軽く口づけをしてみせて受付に向かっていく。
(おお、英雄さん。絵になるな……)
サミルは感心した。
背高の明るい金髪が青空によく映えて、人混みの中でも特に目立っている。
その鎧姿と携えた大盾、腰に佩く剣を見て、周囲の者が囁きを交わすのがわかった。
「『堅牢剣鬼』……」
「はは、目立つ男だ」
――悪くない。
サミルは行列を成す人の群れに背を向け、宿に向かった。
サミル・ルウは、『神の子』の二つ名を持つ流れの傭兵である。
得手とするのは弓と剣、そして楽器の演奏が人並み程度。母に似た容姿がそれなりに男受けのよろしい塩梅で、本人も男好きに快楽好きとあって荒事よりは楽器をかき鳴らしつつ春をひさぐほうが得意と、そんな傭兵であった。
それが何故仰々しい二つ名を得ているかというと、ひとえにサミルが『予知夢』をごくまれに観るからだ。
大陸中央にある国などでは特に信仰厚き創造多神教の信者たちにはそれがおおいに受けて、『神の子』と呼ばれるようになっていた。
とはいえ、『堅牢剣鬼』と違って顔や装いが有名なわけでもないので、自分からその名をアピールしない限りはだいたい何処にいても平凡な楽師としか思われないのだが。
(それにしても、人の多い事)
サミルはのんびりと宿の主人と掛け合い、併設する一階の酒場の隅でリュートをかき鳴らして小銭稼ぎと洒落込むことにした。
火を通した肉と、焦げたような香ばしいたれの匂いと、酒の香りと人の纏う汗の臭いと――有機的な薫りの充ちる空間は、明るい。
あたたかみのある木製テーブルと椅子ごとに、あまりガラのよろしくない冒険者たちだったり労働者たちが仲間と集まり、騒いでいる。
アイザールの海洋戦に参加するらしき若者が、奥に集う騎士鎧の集団に絡んでいる。
「お前ら、参戦するのかと思えば別の海域に行くんだって? 猫の手も欲しいって時に紛らわしい動きをしやがって。今からでも予定を変えてこっちにこいよ」
サミルは軽く首を傾げた。あの集団は最近各地で名が知られつつある『騎士王』とやらの一派――『混沌騎士団』。割と名が知れている新興傭兵団だか放浪騎士団だ。
じゃれ合うようなやり取りが耳に拾われる。
「おお、お前よく絡んでくるな。なんて名前だっけ、マドレーヌだっけ」
「マヌエルだ!」
そんな賑々しいテーブルをひよっこらしき冒険者たちがチラチラとやっかみやら羨望やらが混在するような視線で見ている。
(駆け出しの冒険者が多いな。まあ、こんな世だから……)
現在は人族にとっての昏迷の世。戦乱の時代――魔王の時代、或いは妖精の時代である。
いつからか湧き始めた魔物が日々人を襲い、元々好戦の気が強かった北西の帝国エインヘリアが魔物を軍勢に加えて他国に侵略行為を仕掛けている。
危険な世の中は、冒険者にとっては名を上げたり金を稼ぐチャンスともいえる。
元々の高名な武人や冒険者はだいたい国家に召し抱えられていたりするものだが、新たにその腕をもって功績をあげ名を知らしめ、この機に成り上がってやろうと野心を抱く者は多かった。
国家側もそれを奨励するようにエインヘリアとの前線や魔物討伐に冒険者を募り、有望な者には積極的に声をかけ囲い込もうとしているのだ。
帽子を小銭入れとして置き、指を弦に遊ばせる――爪弾くリュートの音は低く抒情的に空気を震わせて、一音一音が心に染みていくようだった。
(さて、冒険野郎どもに受けるのはやはり立身出世の英雄譚かな)
サミルは唇を軽く湿らせて、喉を震わせ、囀った。
『遊色明媚なる光が見守る雪の城に 英雄が剣を取り 奪うは古妖精が魔法をかけし覇者の証、その玉座』
玲瓏と紡がれる声はリュートの音を供に、低く艶やかに、ゆったりと響く。
騒いでいた荒くれどもがすこしずつ声を潜め、耳をそばだてて時折貨幣を傍の帽子に入れてくれた。
曲が終われば、「次はあの曲がいい」だの「夜の供はいくらするのか」といった声がかけられる。上々の反応と言えよう。
陽気な奴隷上がりの曲、貞淑な妖精の詩、奔放な荒くれ勇者の武勇伝などを順に謳えば、奥に座していた――先ほどまで騒いでいた騎士鎧の集団から一人が立ち上がって相場より上の金を帽子にくれる。筆頭と思しき騎士――頭から脚先まで全身騎士鎧の男は、『騎士王』の二つ名を持つらしい。
「リクエストをしても?」
騎士兜に覆われて顔も窺えぬが、声は礼儀正しい風情であった。
デジャヴのように『堅牢剣鬼』との出会いが思い出される。
あの男もこんな風に楽師を装うサミルに声をかけてきて、曲を頼むのかと思いきや体を求めてきたので、『あまり浮いた話の聞いたことのない英雄さんは、こんな当たり前に軽々しく行きずりの男を買うのか』とサミルはたいそう驚いたのだった――買われてみれば、初体験らしかったのでもっと驚いたのだが。
「あー、曲?」
「当然」
きいてみれば、今回は曲を求められたらしい。
普通に考えればそっちか、と微笑んで、サミルは頷いた。
「どの曲を?」
営業スマイルを浮かべて問えば、騎士兜の奥から神聖な名でも唱えるようなおごそかな響きでその曲名が告げられる。
「『夜のために』」
「オーケー」
それは、有名な曲だ。
リュートを爪弾けば、すぐ傍の椅子に落ち着いて『騎士王』がじっと曲を聴いている。
そして、丁度奏で終えたあたりでハルディアがやってきて「今夜も俺が貴方を買うので、他には売らないでほしい」などと言ってきたのだった。
「明日も明後日も、ずっと俺が独占する」
「ひゅう、照れるじゃないか。そんでもって、英雄さんは金に余裕もあるんだね……?」
口笛を吹いて笑えば、冷やかしの口笛と野次めいたものが何人かからあがった。いずれもまあまあ好意的で、悪い気はしない――演奏をやめて飯を頼み、明日以降の予定を話し合いながら食事をとれば、酒場は元の賑わいへと戻っていくようだった。
(いやあ、噂になるだろうなあ。『堅牢剣鬼』が毎晩男を買ってるって)
サミルは面白おかしく目の前の英雄を眺めた。
「船に乗れることになったよ。魔物退治の後になるけど、目的地にも寄ってくれるってさ――直行じゃなくて悪いけど」
「いいね。急ぎではないし、まあのんびり船旅を楽しもう」
サミルが笑えば、ハルディアはちょっともじもじしてから名を呼んだ。
「が――楽師さんは、名前がサミルで合ってるんだよね? グリエルモが気にしてた」
「ん……」
サミルはハルディアが出した名前の人物を思った。
グリエルモは『神の子』の旧知だ。過去に何度か戦場を共にしたことがあるのだ。
(別に、バレて困るものでもない)
「合ってるよ」
サミルはニコニコした。
「了解」
短く返事をして、ハルディアは頷いた。結局、ハルディアはそれ以上グリエルモが気にしてた件に踏み込むことはなく食事を済ませ――夜は意外にも、何もしないで健やかに就寝したのだった。
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