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3章、野性、飼いならし
32、僕が正義の『騎士王』を致す
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捕縛された偽の混沌騎士団を一人ひとり眺めて、少年は呟いた。
「方向性は好みと違えど、なりすます発想はよし」
そして、偽物たちが掲げていた帝国旗を見上げて言ったのだった。
「ならばその発想、このクレイが活かそうではないか。すなわち――僕が『騎士王』を致す」
その時、少年の瞳はたいそうキラキラと輝いていたのだという。
地平線から日が昇る。
円かな白い光は、優しく爽やかに朝という時間を彩った。
オーブル族の集落に戻り、大いに感謝されたクレイは翌日、捕縛したなりすまし騎士団から鎧を剥ぎ取り、中身のない鎧をそれっぽく座らせてじっくりと鑑賞した。
「古めかしく実用的な鎧……これはなかなか『騎士王』っぽい」
中身に人が入っているような座らせ方を目指して試行錯誤するご主人様をみて、『歩兵』の面々が痛々しいものを見るような顔をした。
「坊ちゃん、坊ちゃん。そのお人形遊びはちょいとアイタタタな気分になりますや」
「お寂しいんですかい。なんか見てる方が恥ずかしくなりますが」
「むむっ、そ、そんな目で僕を見るな」
クレイはほんのりと頬を染めつつ、お座り『騎士王』の正面に『歩兵』たちを集めた。
「ふふん、僕の構想を教えてあげよう。よいか。これを本人だと言い張って、悪人を成敗して回り、正義の『騎士王』が悪を懲らしめているぞーって噂を流しまくるのだっ。すると、指輪を狙う野心のある者はこれに釣られて寄ってくる……悪人と反乱分子を両成敗でき、『騎士王』の名声も上がって一石二鳥というわけなのだよ。なんなら、それを元に本や劇をつくってもよい」
32、僕が正義の『騎士王』を致す
呪術でつくられた鳥が羽ばたいて、フォルトシュリテン城の一室に手紙を届ける。
部屋の中でそれを受け取ったのは、呪術で主である少年そっくりの外見に化けた呪術師のレネンと、常にクレイに侍るレネンに成りすました弟子呪術師のメルシムだった。
手紙には、クレイがオーブル族と親しくなり、キンメリア族を『拾った』という報せと、『騎士王』に見立てた鎧を使って遊ぶという構想、そしてエインヘリアの東部地域の地図と情報が欲しいのだという要請が書いてあった。
「お師様、こちらにも鳥が参りました」
メルシムがレネンに似た淡泊な調子の声で報告をする。その手には、遠方からもたらされた配下からの報告書があった。
報告書を直接受け取り、情報を咀嚼して、レネンは顎に手を当てて唸った。
「はあ。この分だと『騎士王』は想定より早く戻ってきそうですよ。坊ちゃんにはそろそろ帰ってきていただかないと」
しかし、手紙の文面は『僕はまだまだ遊ぶぞ~、レネン!』といった気持ちが溢れている……。
(坊ちゃん、坊ちゃん。ヘルマン将軍ならともかく、『騎士王』相手にはさすがに偽者だとバレてしまいますよ、坊ちゃん! バレなかったらそれはそれで困りますが)
――坊ちゃんの代わりに父子ごっこをするなんて、とんでもない。
あの男を『お父さま』と呼んでぎゅっと抱き着いたり優しく撫で撫でするなど、考えただけで恐ろしい――さすがのレネンも『勘弁してください』と言いたくなる未来が脳を過る。
『坊ちゃん、『騎士王』は長城のアイザール勢を追い払って自国に帰還するようですよ。情報は集めておきますから、疾くお戻りください』
呪術でつくられた鳥が短い手紙と地図をもってパタパタと飛んでいく。
鳥が飛んでいく先は、高い空。
青空の上、白い雲を背景に取る進路は東方へ。
北海を左側にのぞみ、港湾都市ケーニスとイスファリアの上を通り過ぎて、海岸線に沿うように南下して港湾都市デグレア、カンタータの上空を過ぎれば、モヒ川という大きな川の周囲に落ち着くオーブル族とキンメリア族の集まりが視えてくる。
鳥が高度をさげて、レネンの主に存在を知らせるように囀れば、クレイは眩しそうに目を眇めながら空を見上げ、鳥に微笑んで左腕を差し出した。
そこに足を留め、羽を畳んで鳥が留まれば、「よしよし」と労うように頭が撫でられる。
忠実な従者レネンからの手紙と地図を受け取り、中身を確認したクレイは、嬉しいような困ったような感情をおぼえた。
「わあ。『本物』がお城に帰ってきそうだって」
「よかったですねえ、坊ちゃん。本物と遊べるじゃないですか。んじゃ、変なお人形遊びはやめて帰りますかい」
『歩兵』たちは『偽者』である鎧とクレイを見比べて、笑った。
「うん、うん」
『歩兵』たちのご主人様であるクレイは素直な様子で頷き、いそいそと帰り支度をはじめた。そして、同じように帰り支度を始める『歩兵』たちに首をかしげるのだった。
「お前たちは、交代制で良いから『変なお人形遊び』を実現するように。隙をみて僕も遊びに行くから」
「あっ、お人形遊びやるんですかい……」
「当たり前ではないか」
そんなやりとりをフレルバータルがじっとりと見ていた。
視線に気づいたクレイは内心で大いに悩んだ。
(これは悩ましい。この一族は、『お土産だよ』って言ってプレゼントするにはちょっと好ましくない気がするぞ……?)
特にフレルバータルは、『騎士王』を狙ってると堂々と言ってのけたではないか。
『騎士王』に近付けて指輪やら貞操やらが狙われたら、困るではないか……。
(うむ。フレルバータルは、『騎士王』にプレゼントしない)
クレイはそっと方針を決めた。
「フレルバータル。お前たちも『歩兵』といっしょに『変なお人形遊び』をするのだ。あと、これをご覧よ」
レネンが届けてくれた地図を広げて、少年の指が現在地を指して南に寄る。
「港湾都市カンタータの東南――ここが僕たちのいる場所だ。モヒ川が東にあるね。そのさらに東にはヒダスレス川が流れている。ケドニア人が土地を獲り損ねたというのは、もう少し南と言っていたが、どのあたりか指せるだろうか?」
フレルバータルの指が現在地から南にすこし移り、モヒ川とヒダスレス川を順にとんとんと叩く。
「このあたりだな。でもって、この一帯から東にかけての土地が帝国にとられて、都市が六つ作られようとしている」
「ふうむ? ちなみにそこは、元から帝国の国土だと他国には認識されているよ……その先、ずっと東に行くと僕の知っている、行ったことのある土地がある」
少年の手が手紙の裏面を使い、情報を描きこんでいく。
「都市は、川と川の間、北と南に二か所、ヒダスレス川の向こう側に四か所……これは、帰ってからレネンが集めた情報と見比べてみようね」
クレイはおっとりと呟いて、『歩兵』たちを視た。
「お前たちは、『変なお人形遊び』をするついでに『キンメリア族が盗賊行為から足を洗って帝国民と仲良くしたがっている』『毎シーズン利用してきた馴染みの牧草地を使いたがってる』という噂を流しておくように」
「坊ちゃん、あれもこれもといきなり忙しくするじゃありませんか」
文句を言いつつも、『歩兵』たちは慣れた様子で頷いた。
「まあ、他にすることもないしな」
「違いない」
「孤児院にしばらく行ってないなあ。孤児院のガキどもに顔を忘れられてしまうかもしれん」
所有する孤児院によく訪れて孤児の面倒をよくみていた連中がぼやけば、クレイは少し反省顔になった。
「代わりに僕が行って、お前たちの人相書きを壁に貼り付けてくるよ」
「「やめてください」」
切実な声が綺麗に揃った。
このクレイは、視るだけで不安になるような芸術絵を描くのだ。
「子供が泣いちまう」
「坊ちゃんの絵はガキどもの情操教育によくない」
ベルンハルトとアドルフが深刻な顔で言葉を交わすのをみて、クレイは若干傷付いた顔をした。
「割とよく言われるけれど、僕の絵そんなに変かな?」
――と、そんなやりとりを交わしつつ、クレイは城に戻るのだった。
「方向性は好みと違えど、なりすます発想はよし」
そして、偽物たちが掲げていた帝国旗を見上げて言ったのだった。
「ならばその発想、このクレイが活かそうではないか。すなわち――僕が『騎士王』を致す」
その時、少年の瞳はたいそうキラキラと輝いていたのだという。
地平線から日が昇る。
円かな白い光は、優しく爽やかに朝という時間を彩った。
オーブル族の集落に戻り、大いに感謝されたクレイは翌日、捕縛したなりすまし騎士団から鎧を剥ぎ取り、中身のない鎧をそれっぽく座らせてじっくりと鑑賞した。
「古めかしく実用的な鎧……これはなかなか『騎士王』っぽい」
中身に人が入っているような座らせ方を目指して試行錯誤するご主人様をみて、『歩兵』の面々が痛々しいものを見るような顔をした。
「坊ちゃん、坊ちゃん。そのお人形遊びはちょいとアイタタタな気分になりますや」
「お寂しいんですかい。なんか見てる方が恥ずかしくなりますが」
「むむっ、そ、そんな目で僕を見るな」
クレイはほんのりと頬を染めつつ、お座り『騎士王』の正面に『歩兵』たちを集めた。
「ふふん、僕の構想を教えてあげよう。よいか。これを本人だと言い張って、悪人を成敗して回り、正義の『騎士王』が悪を懲らしめているぞーって噂を流しまくるのだっ。すると、指輪を狙う野心のある者はこれに釣られて寄ってくる……悪人と反乱分子を両成敗でき、『騎士王』の名声も上がって一石二鳥というわけなのだよ。なんなら、それを元に本や劇をつくってもよい」
32、僕が正義の『騎士王』を致す
呪術でつくられた鳥が羽ばたいて、フォルトシュリテン城の一室に手紙を届ける。
部屋の中でそれを受け取ったのは、呪術で主である少年そっくりの外見に化けた呪術師のレネンと、常にクレイに侍るレネンに成りすました弟子呪術師のメルシムだった。
手紙には、クレイがオーブル族と親しくなり、キンメリア族を『拾った』という報せと、『騎士王』に見立てた鎧を使って遊ぶという構想、そしてエインヘリアの東部地域の地図と情報が欲しいのだという要請が書いてあった。
「お師様、こちらにも鳥が参りました」
メルシムがレネンに似た淡泊な調子の声で報告をする。その手には、遠方からもたらされた配下からの報告書があった。
報告書を直接受け取り、情報を咀嚼して、レネンは顎に手を当てて唸った。
「はあ。この分だと『騎士王』は想定より早く戻ってきそうですよ。坊ちゃんにはそろそろ帰ってきていただかないと」
しかし、手紙の文面は『僕はまだまだ遊ぶぞ~、レネン!』といった気持ちが溢れている……。
(坊ちゃん、坊ちゃん。ヘルマン将軍ならともかく、『騎士王』相手にはさすがに偽者だとバレてしまいますよ、坊ちゃん! バレなかったらそれはそれで困りますが)
――坊ちゃんの代わりに父子ごっこをするなんて、とんでもない。
あの男を『お父さま』と呼んでぎゅっと抱き着いたり優しく撫で撫でするなど、考えただけで恐ろしい――さすがのレネンも『勘弁してください』と言いたくなる未来が脳を過る。
『坊ちゃん、『騎士王』は長城のアイザール勢を追い払って自国に帰還するようですよ。情報は集めておきますから、疾くお戻りください』
呪術でつくられた鳥が短い手紙と地図をもってパタパタと飛んでいく。
鳥が飛んでいく先は、高い空。
青空の上、白い雲を背景に取る進路は東方へ。
北海を左側にのぞみ、港湾都市ケーニスとイスファリアの上を通り過ぎて、海岸線に沿うように南下して港湾都市デグレア、カンタータの上空を過ぎれば、モヒ川という大きな川の周囲に落ち着くオーブル族とキンメリア族の集まりが視えてくる。
鳥が高度をさげて、レネンの主に存在を知らせるように囀れば、クレイは眩しそうに目を眇めながら空を見上げ、鳥に微笑んで左腕を差し出した。
そこに足を留め、羽を畳んで鳥が留まれば、「よしよし」と労うように頭が撫でられる。
忠実な従者レネンからの手紙と地図を受け取り、中身を確認したクレイは、嬉しいような困ったような感情をおぼえた。
「わあ。『本物』がお城に帰ってきそうだって」
「よかったですねえ、坊ちゃん。本物と遊べるじゃないですか。んじゃ、変なお人形遊びはやめて帰りますかい」
『歩兵』たちは『偽者』である鎧とクレイを見比べて、笑った。
「うん、うん」
『歩兵』たちのご主人様であるクレイは素直な様子で頷き、いそいそと帰り支度をはじめた。そして、同じように帰り支度を始める『歩兵』たちに首をかしげるのだった。
「お前たちは、交代制で良いから『変なお人形遊び』を実現するように。隙をみて僕も遊びに行くから」
「あっ、お人形遊びやるんですかい……」
「当たり前ではないか」
そんなやりとりをフレルバータルがじっとりと見ていた。
視線に気づいたクレイは内心で大いに悩んだ。
(これは悩ましい。この一族は、『お土産だよ』って言ってプレゼントするにはちょっと好ましくない気がするぞ……?)
特にフレルバータルは、『騎士王』を狙ってると堂々と言ってのけたではないか。
『騎士王』に近付けて指輪やら貞操やらが狙われたら、困るではないか……。
(うむ。フレルバータルは、『騎士王』にプレゼントしない)
クレイはそっと方針を決めた。
「フレルバータル。お前たちも『歩兵』といっしょに『変なお人形遊び』をするのだ。あと、これをご覧よ」
レネンが届けてくれた地図を広げて、少年の指が現在地を指して南に寄る。
「港湾都市カンタータの東南――ここが僕たちのいる場所だ。モヒ川が東にあるね。そのさらに東にはヒダスレス川が流れている。ケドニア人が土地を獲り損ねたというのは、もう少し南と言っていたが、どのあたりか指せるだろうか?」
フレルバータルの指が現在地から南にすこし移り、モヒ川とヒダスレス川を順にとんとんと叩く。
「このあたりだな。でもって、この一帯から東にかけての土地が帝国にとられて、都市が六つ作られようとしている」
「ふうむ? ちなみにそこは、元から帝国の国土だと他国には認識されているよ……その先、ずっと東に行くと僕の知っている、行ったことのある土地がある」
少年の手が手紙の裏面を使い、情報を描きこんでいく。
「都市は、川と川の間、北と南に二か所、ヒダスレス川の向こう側に四か所……これは、帰ってからレネンが集めた情報と見比べてみようね」
クレイはおっとりと呟いて、『歩兵』たちを視た。
「お前たちは、『変なお人形遊び』をするついでに『キンメリア族が盗賊行為から足を洗って帝国民と仲良くしたがっている』『毎シーズン利用してきた馴染みの牧草地を使いたがってる』という噂を流しておくように」
「坊ちゃん、あれもこれもといきなり忙しくするじゃありませんか」
文句を言いつつも、『歩兵』たちは慣れた様子で頷いた。
「まあ、他にすることもないしな」
「違いない」
「孤児院にしばらく行ってないなあ。孤児院のガキどもに顔を忘れられてしまうかもしれん」
所有する孤児院によく訪れて孤児の面倒をよくみていた連中がぼやけば、クレイは少し反省顔になった。
「代わりに僕が行って、お前たちの人相書きを壁に貼り付けてくるよ」
「「やめてください」」
切実な声が綺麗に揃った。
このクレイは、視るだけで不安になるような芸術絵を描くのだ。
「子供が泣いちまう」
「坊ちゃんの絵はガキどもの情操教育によくない」
ベルンハルトとアドルフが深刻な顔で言葉を交わすのをみて、クレイは若干傷付いた顔をした。
「割とよく言われるけれど、僕の絵そんなに変かな?」
――と、そんなやりとりを交わしつつ、クレイは城に戻るのだった。
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