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1章、その一線がわからない
10、ニュクスフォスと混沌騎士団のアットホーム
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北方名物といえば、移動騎馬民族だ。
元々エインヘリアとは、定住農耕民族と遊牧騎馬民族が戦いを繰り返す土地柄であった。
それが北西を遊び場と定めた古妖精『光の』フェアグリンが介入して、『覇者の指輪』を奪い合うようになったのだが。
零乱する蛍めいた光が淡く光の軌跡を描いている。蛍に似たそれをよくよく見ればいずれも小さな妖精で、帝国兵を助けてくれる存在だったので、それを見た兵らは頼もしそうな顔をするのだった。
墟里を守るように布陣していた軍が掲げるのは、北の光旗と帝国旗。
北方民族への対応――この派兵をヘルマンは手記に簡潔に『北伐』と記している。
「国に戻ったら、奥さんと子供に土産を渡すんだ」
「ヘルマン将軍、それは死亡フラグです」
侯騎の報せを受けし将軍ヘルマンは、旧体制からの臣下であった。
先帝亡くなってから一時伏せていた彼は、職務復帰を果たして旧友と共に内乱鎮圧に努めていたのである。
10、ニュクスフォスと混沌騎士団のアットホーム
「卿は……、前は『負け将軍』と呼ばれてたらしいが、別に負けるのが趣味なわけじゃなかったのだな!」
「どうも、そのようです、陛下」
戦果と共に帰還したヘルマンが混沌騎士団に囲まれて報告をしている。
一応派兵した側のニュクスフォスは内心でこっそりと安堵した。
なにせ、ヘルマンときたら先帝の寵臣で復帰したてで新婚で子供が生まれたばかりで、うっかり戦死されると寝覚めも悪いし旧体制からの臣下の士気にも関わるものだから。
「無事の帰還がなによりの戦果だ! ところで奥さんと子供との家族の時間はすでに取っただろうか」
「これからです。先にご報告をいたしませんと」
「そうか、そうか。じゃあ、報告を終えて帰っていいから、飽きる程アットホームを満喫してから俺の話に付き合うように!」
家族というのは良いものだ。
ちょうど実家からも手紙や贈り物が届いていた。
ニュクスフォスが鼻歌まじりで向かうのは、『騎士王』の股肱、混沌騎士団のたまり場だった。
たまり場にはシュナ、アルティエロ、ウラフティーノ、アンディネス、マヌエル、トム、ラリーと7人が揃っていて、酒盛りやらカードやら、新たに部屋に入った者など知らんとばかりに好き勝手騒いでいる。
オスカーの名前を捨てて国を出た時に一緒についてきた仲間たち。そして、冒険途中で仲間になって一緒に国盗りした者たち。そんな気の置けないメンバーが揃っている。
クレイの家族が『拾い物』の連中だとすれば、ニュクスフォスの同等といっていい身内な連中はこいつらなのだった。
「おい、ちょっと。きいてくれ。俺になんかくれ」
いつもの調子で空いている椅子に落ち着けば、アルティエロが空き瓶を、ウラフティーノとアンディネスはどこぞの借用書とカードを、マヌエルが短剣を鞘ごと投げてくる。
「違うんだよ、俺はもっとアットホームっつーか、とりあえず食い物とか飲み物をだな」
「雑魚はホームシックか」
マヌエルが短剣を回収しにきて、ついでのようにニュクスフォスが苦手な甘菓子を目の前に置いた。
「俺は雑魚ではない」
文句を言いつつ、水差しに手を伸ばすとシュナがサッとそれを取り上げた。
「いいかシュナ、俺は今日、実は誕生日で……」
「雑魚は嘘吐きだ」
「いや、まじまじ」
「まじ?」
「まじ」
「え、ガチ?」
「ガチ」
半信半疑から始まったリアクションが徐々に「本当っぽいぜ」という気配に変わっていく。
これは今度周知するべきだろうか。
なんなら自分でパーティでも開くか。
中央風の思いっきり風流なやつをやって格というものを教えてやるか――ニュクスフォスはこっそりと内心で計画しつつ、両手を広げた。
「さあ、俺にお前らの忠誠だか親愛だかを捧げろ! 俺はなんか祝ってほしい」
「突然言うなよ。いきなりなんか寄こせって言われても困るだろ」
アルティエロが尤もな事を言いつつ、傍らに置いていた袋を漁っている。なにかくれるらしい。
「お、これやるか」
ほいっと投げて寄こされたのは、媚薬配合のラブジェルではないか。
「じゃ、俺はこれ」
ウラフティーノが性感オイルの瓶を転がしてくる。
「仕方ないな。じゃあこれにするか」
アンディネスはチェーンつきの魔道具などを――、
「シュナは何故首輪なんて持っているんだ? わけがわからん!」
マヌエルがドン引きしている。
「ありがとう。しかしアレだな。お前らの持ち物ってこんなんばっかか、常に持ち歩いてるのか、ビビるわ」
「大事に使えよ」
「使わんって。使用済のブツなんて特に」
俺のアットホームはこれか――頂き物をかき集めてまとめつつ、ニュクスフォスは視線を扉に向けた。
ちょうど休憩に立ち寄ったらしきレビエが扉を開いて、室内の異様な光景に目を瞠ったところだ。
「フォス様によってたかって大人の玩具を押し付ける会ですか?」
一瞬で本質を見抜く男、レビエ。
仲間たちは感心の眼差しを集中させつつ、自分たちのリーダーが誕生日らしいという情報を共有した。
「ああ。知ってますよ」
「そういや、お前は知ってたな」
「今年はこれでいきましょう」
卓上に謎の粉末が入った小瓶が置かれる。
しかも色取り豊かな5色セットときたものだ。
「こりゃまた、綺麗な見た目だなあ……『今年はこれでいきましょう』ってなんだよ。盛らんぞ」
「効能の説明書はこちら」
「ほう、ほう。自白剤、幻覚剤、記憶攪乱剤、……」
(しかし参ったな。こいつら相手に惚気でもするかと思っていたが、このあやしいグッズに囲まれては、なんとなーく話しにくいではないか)
しかし、他の友人、例えばサリオンやカルロ相手だとなかなかしにくい話というのもあるのだ。
あの辺は割と真面目な奴だから――、
俺の手でクレイが気持ちよさそうに啼いて、あのあどけない顔が欲情の色を湛えて熱を帯びた眼差しで俺を見たんだ。
ラーシャ姫の紫水晶の瞳が涙でうるうるとして、切なそうにねだるように腰を揺らして可愛らしく善がっていて、それはもうやばかった、などと言えようか。
カルロならぎりぎり言葉を選べば言えるかもしれんが、サリオンは無理だ、確実に無理だ――、
「オイルにジェルか……これ塗ったら悦ぶんだろうな」
「使う気じゃねえか」
「……俺いま独り言言ったか? 言った? まじ?」
「言った」
「俺の理性も日々ぎりぎりの死線を掻い潜ってるんだ……お前らこそ青少年の俺に悪影響だよな。いいか、お前らにはわからんかもしれんが、俺はこう見えてなかなか忠義者――」
マヌエルがそっと肩を叩き、観劇のチケットを渡してくれる。
「まとも! こういうのだぞお前ら。健全! これ!」
トムとラリーが杯を持ってきてくれる。
「おっ、それは酒か――」
そういえば、酒を嗜める歳になったのであった。
「――よし、今夜は俺の愛するお前らと酒を飲み交わして騒ごうじゃないか!」
こうして、大量のあやしいグッズを仕入れつつ、ニュクスフォスと混沌騎士団のアットホームな夜が過ぎていくのだった。
元々エインヘリアとは、定住農耕民族と遊牧騎馬民族が戦いを繰り返す土地柄であった。
それが北西を遊び場と定めた古妖精『光の』フェアグリンが介入して、『覇者の指輪』を奪い合うようになったのだが。
零乱する蛍めいた光が淡く光の軌跡を描いている。蛍に似たそれをよくよく見ればいずれも小さな妖精で、帝国兵を助けてくれる存在だったので、それを見た兵らは頼もしそうな顔をするのだった。
墟里を守るように布陣していた軍が掲げるのは、北の光旗と帝国旗。
北方民族への対応――この派兵をヘルマンは手記に簡潔に『北伐』と記している。
「国に戻ったら、奥さんと子供に土産を渡すんだ」
「ヘルマン将軍、それは死亡フラグです」
侯騎の報せを受けし将軍ヘルマンは、旧体制からの臣下であった。
先帝亡くなってから一時伏せていた彼は、職務復帰を果たして旧友と共に内乱鎮圧に努めていたのである。
10、ニュクスフォスと混沌騎士団のアットホーム
「卿は……、前は『負け将軍』と呼ばれてたらしいが、別に負けるのが趣味なわけじゃなかったのだな!」
「どうも、そのようです、陛下」
戦果と共に帰還したヘルマンが混沌騎士団に囲まれて報告をしている。
一応派兵した側のニュクスフォスは内心でこっそりと安堵した。
なにせ、ヘルマンときたら先帝の寵臣で復帰したてで新婚で子供が生まれたばかりで、うっかり戦死されると寝覚めも悪いし旧体制からの臣下の士気にも関わるものだから。
「無事の帰還がなによりの戦果だ! ところで奥さんと子供との家族の時間はすでに取っただろうか」
「これからです。先にご報告をいたしませんと」
「そうか、そうか。じゃあ、報告を終えて帰っていいから、飽きる程アットホームを満喫してから俺の話に付き合うように!」
家族というのは良いものだ。
ちょうど実家からも手紙や贈り物が届いていた。
ニュクスフォスが鼻歌まじりで向かうのは、『騎士王』の股肱、混沌騎士団のたまり場だった。
たまり場にはシュナ、アルティエロ、ウラフティーノ、アンディネス、マヌエル、トム、ラリーと7人が揃っていて、酒盛りやらカードやら、新たに部屋に入った者など知らんとばかりに好き勝手騒いでいる。
オスカーの名前を捨てて国を出た時に一緒についてきた仲間たち。そして、冒険途中で仲間になって一緒に国盗りした者たち。そんな気の置けないメンバーが揃っている。
クレイの家族が『拾い物』の連中だとすれば、ニュクスフォスの同等といっていい身内な連中はこいつらなのだった。
「おい、ちょっと。きいてくれ。俺になんかくれ」
いつもの調子で空いている椅子に落ち着けば、アルティエロが空き瓶を、ウラフティーノとアンディネスはどこぞの借用書とカードを、マヌエルが短剣を鞘ごと投げてくる。
「違うんだよ、俺はもっとアットホームっつーか、とりあえず食い物とか飲み物をだな」
「雑魚はホームシックか」
マヌエルが短剣を回収しにきて、ついでのようにニュクスフォスが苦手な甘菓子を目の前に置いた。
「俺は雑魚ではない」
文句を言いつつ、水差しに手を伸ばすとシュナがサッとそれを取り上げた。
「いいかシュナ、俺は今日、実は誕生日で……」
「雑魚は嘘吐きだ」
「いや、まじまじ」
「まじ?」
「まじ」
「え、ガチ?」
「ガチ」
半信半疑から始まったリアクションが徐々に「本当っぽいぜ」という気配に変わっていく。
これは今度周知するべきだろうか。
なんなら自分でパーティでも開くか。
中央風の思いっきり風流なやつをやって格というものを教えてやるか――ニュクスフォスはこっそりと内心で計画しつつ、両手を広げた。
「さあ、俺にお前らの忠誠だか親愛だかを捧げろ! 俺はなんか祝ってほしい」
「突然言うなよ。いきなりなんか寄こせって言われても困るだろ」
アルティエロが尤もな事を言いつつ、傍らに置いていた袋を漁っている。なにかくれるらしい。
「お、これやるか」
ほいっと投げて寄こされたのは、媚薬配合のラブジェルではないか。
「じゃ、俺はこれ」
ウラフティーノが性感オイルの瓶を転がしてくる。
「仕方ないな。じゃあこれにするか」
アンディネスはチェーンつきの魔道具などを――、
「シュナは何故首輪なんて持っているんだ? わけがわからん!」
マヌエルがドン引きしている。
「ありがとう。しかしアレだな。お前らの持ち物ってこんなんばっかか、常に持ち歩いてるのか、ビビるわ」
「大事に使えよ」
「使わんって。使用済のブツなんて特に」
俺のアットホームはこれか――頂き物をかき集めてまとめつつ、ニュクスフォスは視線を扉に向けた。
ちょうど休憩に立ち寄ったらしきレビエが扉を開いて、室内の異様な光景に目を瞠ったところだ。
「フォス様によってたかって大人の玩具を押し付ける会ですか?」
一瞬で本質を見抜く男、レビエ。
仲間たちは感心の眼差しを集中させつつ、自分たちのリーダーが誕生日らしいという情報を共有した。
「ああ。知ってますよ」
「そういや、お前は知ってたな」
「今年はこれでいきましょう」
卓上に謎の粉末が入った小瓶が置かれる。
しかも色取り豊かな5色セットときたものだ。
「こりゃまた、綺麗な見た目だなあ……『今年はこれでいきましょう』ってなんだよ。盛らんぞ」
「効能の説明書はこちら」
「ほう、ほう。自白剤、幻覚剤、記憶攪乱剤、……」
(しかし参ったな。こいつら相手に惚気でもするかと思っていたが、このあやしいグッズに囲まれては、なんとなーく話しにくいではないか)
しかし、他の友人、例えばサリオンやカルロ相手だとなかなかしにくい話というのもあるのだ。
あの辺は割と真面目な奴だから――、
俺の手でクレイが気持ちよさそうに啼いて、あのあどけない顔が欲情の色を湛えて熱を帯びた眼差しで俺を見たんだ。
ラーシャ姫の紫水晶の瞳が涙でうるうるとして、切なそうにねだるように腰を揺らして可愛らしく善がっていて、それはもうやばかった、などと言えようか。
カルロならぎりぎり言葉を選べば言えるかもしれんが、サリオンは無理だ、確実に無理だ――、
「オイルにジェルか……これ塗ったら悦ぶんだろうな」
「使う気じゃねえか」
「……俺いま独り言言ったか? 言った? まじ?」
「言った」
「俺の理性も日々ぎりぎりの死線を掻い潜ってるんだ……お前らこそ青少年の俺に悪影響だよな。いいか、お前らにはわからんかもしれんが、俺はこう見えてなかなか忠義者――」
マヌエルがそっと肩を叩き、観劇のチケットを渡してくれる。
「まとも! こういうのだぞお前ら。健全! これ!」
トムとラリーが杯を持ってきてくれる。
「おっ、それは酒か――」
そういえば、酒を嗜める歳になったのであった。
「――よし、今夜は俺の愛するお前らと酒を飲み交わして騒ごうじゃないか!」
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