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七章、勇者の呪いと熱砂の誓い
147、お父様、ご都合主義を禁止しないで
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平穏な日常の温度を湛えた朝日に世界が照らされると、僕はいそいそと計画を実行に移した。
「動いてはいけません」
ぼんやりとした顔で座るノウファムの対面に座して、僕は真剣に小さな刃をその顎元に当てていた。
「ああ……」
「頷いてはいけません」
シェービング剤でぬるぬるとした肌に刃を滑らせてから洗う僕に、傍で控えるモイセスが引き気味だ。こそこそとアップルトンが防諜の魔術を使っている。僕にナイショのお話をするんだな、よし。全部聞いてあげようじゃないか。
「殿下、お二人の仲に口出しするのもどうかと思いますが、お世話されすぎではありませんか」
「主導権を握られすぎでございますぞ」
ノウファムは無表情だ。
銅像になったみたいに微動だにしない。
「殿下、我々から差し入れをいたしますのでここはぜひ雄々しくリードしていただいて」
「バブはいけません、バブは」
雄々しいとかリードはわかるけどバブってなんだモイセス。僕はよっぽどツッコミを入れたくなったが、黙ってニコニコした。
「坊ちゃんはリードする側なのですな。さすがです」
ネイフェンが僕に感心した様子で機嫌よく眼を細めていて、気分がいい。
「終わりました。とても清潔感があり、雄々しいですよ。僕の殿下」
「ん」
銅像化していたノウファムが頷いた。従順だ。僕はモイセスとアップルトンを意識しながら手を伸ばし、ノウファムの顎をするすると撫でた。
「ふふふ……」
モイセス、アップルトン。君たちの殿下は僕がリードするのだよ。
得意満面な僕に、ノウファムは首を傾げた。その左手が僕の肩に軽く触れると、首のあたりがポッと温かくなる。
褐色の右手が僕の後頭部を包むようにして、顔が寄せられる。
僕がこの手でキレイキレイってしたお顔は神々の芸術品って感じの整った顔立ちで、男らしい色気を漂わせている。距離が近い。
「エーテル」
唇が右耳に寄せられる。これはナイショのお話かな? 僕はドキドキした。
「ふぁい」
「おはようのキスをしたい。構わないか」
起き抜けの少し気怠そうな声が妙に甘ったるくて色っぽい。耳から首にかけてがザワザワする――僕はもじもじと頷いた。
「許可を取らなくてもよいです」
ちょっと背中を反るようにして肩を持ち上げ気味に言えば、小鳥がついばむような可愛いキスが唇に落とされた。
甘酸っぱい感じが胸を締め付ける。
「もう少し触れたい。構わないか」
どこにでしょうか、とのぼせそうになりながら呟けば、頬がすりすりと撫でられる。
子猫になった気分で目を細めれば、ノウファムは僕の手を取った。揃いの指輪が填められた指に唇がつけられると、カーッと頬が熱くなる。
「……っ」
「夜に続きをしよう」
上機嫌で笑む唇に一瞬赤い舌が覗いて、それは決定事項なのだと僕に知らせる。
「つ……続き」
何をするのかな?
久しぶりにそういう行為をするのかな?
僕はもう聖杯ではないけれど……?
胸の中で心臓が騒いでいる。音が聞こえてしまいそうで、僕は本気で防諜魔術を使おうか迷った。
「やればできるではありませんか殿下、その調子で押して参りましょう」
「ノウファム殿下は私が育てた……」
「見世物ではございませんぞ」
三人の臣下が和やかにコソコソ話を楽しんでいる。いい加減、「ずっと全部聞いてるよ」と注意したほうがいいかもしれない。
部屋の片隅に、モイセスとアップルトンが運んできた謎の箱がある。
中身をチラッと確認したノウファムはすぐに蓋を閉じて嫌そうな顔をしていた。
「食事にしよう、エーテル」
自然な仕草で手が差し出されて、僕は箱を気にしつつその手を取った。
ノウファムが嫌そうにするということは、そういう差し入れだったのだろうなぁ……。
◇◇◇
食事を済ませた後、僕は魔法のランプを確保してネイフェンと共にお父様のところを訪ねた。
僕のお父様は久しぶりに会うけれど、元気そうだ。
僕が聖杯ではなくなったのだと打ち明けると、お父様は驚きつつはしゃぐような声をあげた。
「それでは婚約の話は遠慮しよう。聖杯ではなくなってしまったのだから、仕方ない!」
覚悟はしていたけど、やっぱりそういう話になるよね。だって、子供も作れないじゃないか――僕は表情筋を働かせて曖昧な笑顔を保った。
ネイフェンがじーっと僕を視ている。
「そもそも我が魔女家は王家に必要以上におもねる必要はないのだ。欲しいと言ってもくれてやるものかっ」
お父様が機嫌よく魔法のランプを磨いて浄化している。
わしわしと磨かれる魔法のランプは、つやつやキラキラしていた。
「エーテル。今までつらかったね。でもこれからは今までの分も取り戻すように健やかな人生を……あれっ、なんでしょんぼりしているんだ」
お父様が目を丸くしている。僕の表情筋が早くもへばってしまったらしい。
「こほん。ご当主様……坊ちゃんはノウファム殿下を慕っておいでなのでして」
ネイフェンが気遣わしげに僕の内心を語るではないか。
「と……嫁ぎたかったのかい」
「……っ」
「……御子を産みたかったと……?」
「……!!」
家族に言葉にしてはっきり言われると、恥ずかしい。
僕は真っ赤になって縮こまった。
「お、お慕いしていますが、僕は男としての自分を自然な状態だとも思っており……」
しどろもどろな声が小さく掠れる。
あまり考えないようにしていたことでもある。それが、今になって。
「子供を産むとかは、違和感しかなくて。恐ろしいことだと……男に生まれた者にとって聖杯化というものは酷い仕打ちだと思っておりましたが……」
そろそろと言葉を選べば、お父様は真剣な気配で頷いてくれる。
「当たり前さ。望みもしないのにそんな仕打ち、あってはならないことだ」
声は優しい身内の温度だ。
僕の味方だよって言ってくれている。
僕がいやだと言ったら、いいよって言ってくれる。そんな声だ。
「でも、僕はノウファム様の……」
ノウファム様の、……なんだろう。
臣下として支えたかった。カジャみたいに弟になりたかった。勝たせたかった。
「ノウファム様の、特別な――」
そう、特別がいいんだ。
誰より特別でいたい。
「……は、伴侶になりたいです」
言いながら、僕はよく熟れた林檎みたいに真っ赤になっていた。
そうだ。僕は伴侶になりたいんだ。
「けれどエーテル、ノウファム様は国王になるのだから伴侶には御子を成す義務があるのだよ」
「ぐっ……」
お父様が現実を突き付けてくる。
「聖杯器官がなくなった例をそもそも聞いたことがない。成長期に何年もかけて聖杯器官を作ってきたものを、成人後にまた何年もかけて作り直せるかもわからない」
「ノウファム様は、僕が聖杯じゃなくてもよいと仰ってくださったことがあって……」
「では、次代の王国の後継問題はどうするんだい。エーテルとは別にお妃を迎えて御子をもうけるとでも?」
「……」
僕はチラチラと魔法のランプを見た。
あれにお願いしたらなんとかなるんじゃないか、なんて甘ったれた考えが浮かんでいるのだ。
「な……なんとかなるんじゃない、かなぁ……」
「エーテル。今、魔法のランプに頼ろうと考えたのかな?」
「うっ」
お父様は魔法のランプを僕の眼から隠すようにして、子供に言い聞かせるように告げた。
「奇跡に安易に縋ってはいけない。そもそも聖杯器官を失ったのが、この歪んだランプに願いをしたからだというではないか。今度は対価に何を差し出すんだい。何も考えてなくて、行き当たりばったりなんじゃないのかい。こういうアイテムは人という生き物を堕落させ、道理を歪め、世の中のバランスを崩してしまうのだ。誘惑されてはならない」
お父様がとてもまともなことを言っている。しかし。しかし。
「魔女家はこの魔法のランプを封印する。奇跡に頼るのはやめるように」
「お、お父様……っ!!」
その魔法のランプを活用すれば、とっても便利なのに!
ありとあらゆるご都合主義が叶うのに!!
それがいけないだって……!?
「せ、世界が危機ではないですか。そのランプをうまく使ったら、世界を救ったりも……」
「そういう考えがまず堕落しているよエーテル!」
「お……お父様ぁぁぁ!! ご都合主義を禁止しないでぇぇ!!」
ネイフェンが同情的な目で見ている。よかった。ネイフェンは僕の味方だ……。
「絶対取り返してやるぅ……っ」
「聴こえてるよ、エーテル」
取り上げられた魔法のランプを取り戻す計画を脳内で練りながら、僕はお父様の部屋を後にしたのだった。
「動いてはいけません」
ぼんやりとした顔で座るノウファムの対面に座して、僕は真剣に小さな刃をその顎元に当てていた。
「ああ……」
「頷いてはいけません」
シェービング剤でぬるぬるとした肌に刃を滑らせてから洗う僕に、傍で控えるモイセスが引き気味だ。こそこそとアップルトンが防諜の魔術を使っている。僕にナイショのお話をするんだな、よし。全部聞いてあげようじゃないか。
「殿下、お二人の仲に口出しするのもどうかと思いますが、お世話されすぎではありませんか」
「主導権を握られすぎでございますぞ」
ノウファムは無表情だ。
銅像になったみたいに微動だにしない。
「殿下、我々から差し入れをいたしますのでここはぜひ雄々しくリードしていただいて」
「バブはいけません、バブは」
雄々しいとかリードはわかるけどバブってなんだモイセス。僕はよっぽどツッコミを入れたくなったが、黙ってニコニコした。
「坊ちゃんはリードする側なのですな。さすがです」
ネイフェンが僕に感心した様子で機嫌よく眼を細めていて、気分がいい。
「終わりました。とても清潔感があり、雄々しいですよ。僕の殿下」
「ん」
銅像化していたノウファムが頷いた。従順だ。僕はモイセスとアップルトンを意識しながら手を伸ばし、ノウファムの顎をするすると撫でた。
「ふふふ……」
モイセス、アップルトン。君たちの殿下は僕がリードするのだよ。
得意満面な僕に、ノウファムは首を傾げた。その左手が僕の肩に軽く触れると、首のあたりがポッと温かくなる。
褐色の右手が僕の後頭部を包むようにして、顔が寄せられる。
僕がこの手でキレイキレイってしたお顔は神々の芸術品って感じの整った顔立ちで、男らしい色気を漂わせている。距離が近い。
「エーテル」
唇が右耳に寄せられる。これはナイショのお話かな? 僕はドキドキした。
「ふぁい」
「おはようのキスをしたい。構わないか」
起き抜けの少し気怠そうな声が妙に甘ったるくて色っぽい。耳から首にかけてがザワザワする――僕はもじもじと頷いた。
「許可を取らなくてもよいです」
ちょっと背中を反るようにして肩を持ち上げ気味に言えば、小鳥がついばむような可愛いキスが唇に落とされた。
甘酸っぱい感じが胸を締め付ける。
「もう少し触れたい。構わないか」
どこにでしょうか、とのぼせそうになりながら呟けば、頬がすりすりと撫でられる。
子猫になった気分で目を細めれば、ノウファムは僕の手を取った。揃いの指輪が填められた指に唇がつけられると、カーッと頬が熱くなる。
「……っ」
「夜に続きをしよう」
上機嫌で笑む唇に一瞬赤い舌が覗いて、それは決定事項なのだと僕に知らせる。
「つ……続き」
何をするのかな?
久しぶりにそういう行為をするのかな?
僕はもう聖杯ではないけれど……?
胸の中で心臓が騒いでいる。音が聞こえてしまいそうで、僕は本気で防諜魔術を使おうか迷った。
「やればできるではありませんか殿下、その調子で押して参りましょう」
「ノウファム殿下は私が育てた……」
「見世物ではございませんぞ」
三人の臣下が和やかにコソコソ話を楽しんでいる。いい加減、「ずっと全部聞いてるよ」と注意したほうがいいかもしれない。
部屋の片隅に、モイセスとアップルトンが運んできた謎の箱がある。
中身をチラッと確認したノウファムはすぐに蓋を閉じて嫌そうな顔をしていた。
「食事にしよう、エーテル」
自然な仕草で手が差し出されて、僕は箱を気にしつつその手を取った。
ノウファムが嫌そうにするということは、そういう差し入れだったのだろうなぁ……。
◇◇◇
食事を済ませた後、僕は魔法のランプを確保してネイフェンと共にお父様のところを訪ねた。
僕のお父様は久しぶりに会うけれど、元気そうだ。
僕が聖杯ではなくなったのだと打ち明けると、お父様は驚きつつはしゃぐような声をあげた。
「それでは婚約の話は遠慮しよう。聖杯ではなくなってしまったのだから、仕方ない!」
覚悟はしていたけど、やっぱりそういう話になるよね。だって、子供も作れないじゃないか――僕は表情筋を働かせて曖昧な笑顔を保った。
ネイフェンがじーっと僕を視ている。
「そもそも我が魔女家は王家に必要以上におもねる必要はないのだ。欲しいと言ってもくれてやるものかっ」
お父様が機嫌よく魔法のランプを磨いて浄化している。
わしわしと磨かれる魔法のランプは、つやつやキラキラしていた。
「エーテル。今までつらかったね。でもこれからは今までの分も取り戻すように健やかな人生を……あれっ、なんでしょんぼりしているんだ」
お父様が目を丸くしている。僕の表情筋が早くもへばってしまったらしい。
「こほん。ご当主様……坊ちゃんはノウファム殿下を慕っておいでなのでして」
ネイフェンが気遣わしげに僕の内心を語るではないか。
「と……嫁ぎたかったのかい」
「……っ」
「……御子を産みたかったと……?」
「……!!」
家族に言葉にしてはっきり言われると、恥ずかしい。
僕は真っ赤になって縮こまった。
「お、お慕いしていますが、僕は男としての自分を自然な状態だとも思っており……」
しどろもどろな声が小さく掠れる。
あまり考えないようにしていたことでもある。それが、今になって。
「子供を産むとかは、違和感しかなくて。恐ろしいことだと……男に生まれた者にとって聖杯化というものは酷い仕打ちだと思っておりましたが……」
そろそろと言葉を選べば、お父様は真剣な気配で頷いてくれる。
「当たり前さ。望みもしないのにそんな仕打ち、あってはならないことだ」
声は優しい身内の温度だ。
僕の味方だよって言ってくれている。
僕がいやだと言ったら、いいよって言ってくれる。そんな声だ。
「でも、僕はノウファム様の……」
ノウファム様の、……なんだろう。
臣下として支えたかった。カジャみたいに弟になりたかった。勝たせたかった。
「ノウファム様の、特別な――」
そう、特別がいいんだ。
誰より特別でいたい。
「……は、伴侶になりたいです」
言いながら、僕はよく熟れた林檎みたいに真っ赤になっていた。
そうだ。僕は伴侶になりたいんだ。
「けれどエーテル、ノウファム様は国王になるのだから伴侶には御子を成す義務があるのだよ」
「ぐっ……」
お父様が現実を突き付けてくる。
「聖杯器官がなくなった例をそもそも聞いたことがない。成長期に何年もかけて聖杯器官を作ってきたものを、成人後にまた何年もかけて作り直せるかもわからない」
「ノウファム様は、僕が聖杯じゃなくてもよいと仰ってくださったことがあって……」
「では、次代の王国の後継問題はどうするんだい。エーテルとは別にお妃を迎えて御子をもうけるとでも?」
「……」
僕はチラチラと魔法のランプを見た。
あれにお願いしたらなんとかなるんじゃないか、なんて甘ったれた考えが浮かんでいるのだ。
「な……なんとかなるんじゃない、かなぁ……」
「エーテル。今、魔法のランプに頼ろうと考えたのかな?」
「うっ」
お父様は魔法のランプを僕の眼から隠すようにして、子供に言い聞かせるように告げた。
「奇跡に安易に縋ってはいけない。そもそも聖杯器官を失ったのが、この歪んだランプに願いをしたからだというではないか。今度は対価に何を差し出すんだい。何も考えてなくて、行き当たりばったりなんじゃないのかい。こういうアイテムは人という生き物を堕落させ、道理を歪め、世の中のバランスを崩してしまうのだ。誘惑されてはならない」
お父様がとてもまともなことを言っている。しかし。しかし。
「魔女家はこの魔法のランプを封印する。奇跡に頼るのはやめるように」
「お、お父様……っ!!」
その魔法のランプを活用すれば、とっても便利なのに!
ありとあらゆるご都合主義が叶うのに!!
それがいけないだって……!?
「せ、世界が危機ではないですか。そのランプをうまく使ったら、世界を救ったりも……」
「そういう考えがまず堕落しているよエーテル!」
「お……お父様ぁぁぁ!! ご都合主義を禁止しないでぇぇ!!」
ネイフェンが同情的な目で見ている。よかった。ネイフェンは僕の味方だ……。
「絶対取り返してやるぅ……っ」
「聴こえてるよ、エーテル」
取り上げられた魔法のランプを取り戻す計画を脳内で練りながら、僕はお父様の部屋を後にしたのだった。
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