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七章、勇者の呪いと熱砂の誓い
144、空は誰のものでもなく/世界で一番安心して絵を描ける場所
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SIDE エーテル
――僕の王様は、ぼろぼろだ。
僕の王様は、以前より痛々しく痩せていた。
頬はこけていて、目元には濃い隈がある。
顎には無精髭が生えていて、野生味が強い。出会ったばかりの頃の彼と比べると別人のよう。
ノウファムの隻眼には疲労が滲んでいて――けれど、僕を食い入るように見つめる眼差しには生気があふれて、明るくて温かな感情が灯っていた。
その青が何よりも美しく思えて、僕は溺れるようにその色を見つめた。
「エーテル……」
乾いた唇が僕の名を特別そうに紡ぐのが、愛おしい。
「僕ですよ」
頬に手を当ててキスすると、くすぐったそうに目元が歪む。
ああ、生きている。感情の動きを感じる。嬉しい。愛しい。大切だ。僕のノウファム。
「おそばを離れて、すみませんでした……」
ただひとつの青の瞳を覗き込むように言えば、深い海のような眼差しがゆらゆらと感情の波を立てる。それが、嬉しい。
「俺が近くにいなかったのがいけなかったのだ。そなた、酷い目に遭ったのだろう……俺が悪かった……、つらい目に遭わせてしまった……」
指先で目の下の隈をなぞると、心がズキズキと痛む。
「泣いていらっしゃいました? 陛下?」
「泣いてないぞ」
少し決まり悪そうに口を尖らせる言い方はいかにも強がりな青年らしい。僕は微笑ましい気持ちになった。
「僕は、それほど酷い扱いはされていなかったのです」
それは、本当のことだ。
最初に少し刺激の強い出来事はあったけれど、それ以降はあんなことはなかった。
「……そなたがそういうことにしたいなら」
ノウファムは痛ましい者を見るような眼差しで僕の全身を見て、自分のマントを外した。
あまり信じていない感じだ。
マントでふわりと包まれてから、僕はそう言えば服を破られていたなと自分の状態に気が付いた。説得力に欠けていたかもしれない……。
「服は、ちょっと逃げる途中で。……ロザニイルも一緒で、協力して逃げてきたんですよ……」
チラリと視線を向ける先には、ロザニイルがいる。
杖から降りてこちらをじとーっと見ていたロザニイルは、僕の視線を受けてぶんぶんと頭を横に振った。
「ばっかエーテル、そこでオレの話を振るのはやめとけよ。ノ、ノウファム! オレは裏切ってねえぞ。お前、疑ってねえだろうな!」
「ロザニイル。そなたも怪我をしている」
ノウファムは眉を寄せた。
「……俺はとても疑ったが、ロザニイルは裏切っていないだろうとも思っている」
「ああ、ノウファムはそういうめんどくせえ思考を拗らせてると思ってた!」
「実は誘惑に負けて手を出しかけて辛うじて耐えたのだろうとも思っている」
「くっ……」
「そなた、図星であったか」
ロザニイルが言葉に詰まると、ノウファムは何故か安堵したように苦笑した。
「ならば、お互い様ではないか。俺はそなたを許すゆえ、そなたも俺を許せ」
「何言ってんだ。オレはお前がオレを疑ったのを許さねえからお前もオレを許すなよ」
――なんだかんだ言って、やっぱりこの二人は仲が良い。
僕は軽く二人に嫉妬しながら、二人を邪魔しないように治癒の術をかけた。
少し痩せたノウファムの手に煌めく指輪が、まるで笑うようにキラキラと輝いている。
【覇者の指輪】だ。
僕はその輝きに目を奪われた。
「空は誰のものでもなく……」
ノウファムの声がぽつりと夜に響くと、空を覆っていた厚い小妖精の群れが消えていく。
隠れていた清輝な月と星々が姿を見せて、人間たちに美しい希望を魅せた。
「その遥かな果てには、手を伸ばしても決して届かぬ未知があるといい」
遠くで飛竜が鳴く声が聞こえる。
僕は声の方向に視線を向けて、見覚えのある飛竜、シンディとレラにネイフェンが寄り添っているのを見つけた。
元気そうだ。よかった。
ノウファムの声が柔らかに響く。
「大地と海に抱かれて、たくさんの生き物が共に生きる」
指輪に語り掛けるような声は、夢見る年頃の少年のようだった。
「そこには哀しみも歓びもあるだろう。それを自然と人は呼ぶだろう」
ふわりと砂が巻きあがる。
さらさらと風に流れる砂は一粒一粒がとても小さくて、それが無数に集まって足元の地面が形成されているのだと思うと不思議な気分になった。
指輪はノウファムの言葉が気に入ったのかもしれない。
僕はそう思った。
だって、とても優しい光をチラチラと輝かせているから。
冷静になってきた頭で周囲を見ると、まず――ここは首都の外だ。
『大陸連合軍』の陣地なのは、間違いないだろう。
あの小妖精の群れの影響で近寄れなかったのか、僕たちの周囲はぽっかりと三人だけの空間になっていた。距離をあけて様子を窺っていたらしき他の人たちが走ってくる。
「殿下! ノウファム殿下! 先ほどまでの妖精はなんだったのですか。心配いたしましたぞ……」
モイセスが駆けてくる。その手に剣が握られているのを見て、僕は「あっ」と声をあげた。
「剣。あれっ、僕あの剣、どこかに忘れてきたかも」
「持ってきたぞ。お前、忘れて置いていくから」
ロザニイルが呆れた調子で言って、剣を渡してくれる。
「よかった。ロザニイルがしっかりしててよかった」
「本当にな……」
大きくて立派な剣を両手で差し出すときは、地面にひょこりと降りて膝をついた。
「ノウファム様。剣です」
恭しく神聖な儀式のようにと意識して声を紡ぐとき、「これがしたかったんだ」と思った。
過去の人生でも、僕はこんな風にノウファムに尽くしたかったんだ。
僕が貴方のために探したんです、と役に立つものを献上して、喜んで欲しかったんだ。
「不死の剣アルフィリオンです。僕、これを……」
――ドゥバイド様が入手するよう嗾けて、奪ったんだ。
「……僕、これをドゥバイドに入手させました。そして、奪って参りました」
事実を偽る気にも言葉を飾る気にもなれなくて、僕は正直にそう口にした。
「そうか」
ノウファムは頷いて、剣を受け取ってくれた。
「して、奴は?」
遠くでこちらを見守る貴人、砂漠の王シーディクの視線を意識しながら、僕はそっと呟いた。
「逃げられました。高層から身を躍らせて、落ちたんです。元々が病に冒されていて、長くないお体で――」
首都に入り、その場所に行くと、美男子たちは散り散りになって逃げていた。
遺体があるだろうと思われた場所にはおびただしい血痕があった。
近くで倒れていた者を起こして尋ねたところ、どうも忠誠心の厚い者たちがご遺体を敵に渡すまいと抱えて逃げて行ったらしい。
「絵があった。これは間違いなく彼が描いた絵だ。私にはわかる」
大陸連合軍の助力により玉座の奪還を果たした砂漠の王シーディクは未完成の絵を発見して、喜んだ。
「彼は生きているのだな。しかし、この未完成の絵を放置してどこに行ったのだろう……首都は混乱を極めていたから、きっと身の安全のために逃げたのだな……彼は、この絵を完成させたいと思っているに違いない。国の状態が落ち着けば、この絵を完成させに戻ってくるだろうか」
シーディクは国の混乱を治めるために多忙を極める日々の傍らにその絵を愛でて、配下に画家の捜索と保護を命じた。
「この絵は、完成させるべきだ。彼もきっとそう思っているに違いない。私はこの国を一日も早く復興させ、民が安心して暮らせるようにする。世界で一番安心して絵を描ける場所を私が用意する――砂漠の国は、世界で一番安全で、芸術家に優しい国にしよう」
どれほど国が安全になってもその画家が永遠に戻ってこないのだと知る僕とロザニイルは、やる気に溢れたシーディクを複雑な思いで見守るのであった。
「彼が私のもとを訪れたら、久しぶりだと言ってやろう」
「私が素描をずっと手元に置いて愛でているのだと伝えたら、どんな顔をするだろう」
「名前を知りたいな。名前を呼びたいな。ああ、楽しみだ」
「そのためにも、私は良き王として、この国を治めよう」
希望は絵のかたちをして、彼の目を毎日、毎晩、楽しませる。
一枚の素描と並んで飾られる砂漠の虹は、とても綺麗で優しくて、少し切ない『特別』だった。
――僕の王様は、ぼろぼろだ。
僕の王様は、以前より痛々しく痩せていた。
頬はこけていて、目元には濃い隈がある。
顎には無精髭が生えていて、野生味が強い。出会ったばかりの頃の彼と比べると別人のよう。
ノウファムの隻眼には疲労が滲んでいて――けれど、僕を食い入るように見つめる眼差しには生気があふれて、明るくて温かな感情が灯っていた。
その青が何よりも美しく思えて、僕は溺れるようにその色を見つめた。
「エーテル……」
乾いた唇が僕の名を特別そうに紡ぐのが、愛おしい。
「僕ですよ」
頬に手を当ててキスすると、くすぐったそうに目元が歪む。
ああ、生きている。感情の動きを感じる。嬉しい。愛しい。大切だ。僕のノウファム。
「おそばを離れて、すみませんでした……」
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「俺が近くにいなかったのがいけなかったのだ。そなた、酷い目に遭ったのだろう……俺が悪かった……、つらい目に遭わせてしまった……」
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「泣いていらっしゃいました? 陛下?」
「泣いてないぞ」
少し決まり悪そうに口を尖らせる言い方はいかにも強がりな青年らしい。僕は微笑ましい気持ちになった。
「僕は、それほど酷い扱いはされていなかったのです」
それは、本当のことだ。
最初に少し刺激の強い出来事はあったけれど、それ以降はあんなことはなかった。
「……そなたがそういうことにしたいなら」
ノウファムは痛ましい者を見るような眼差しで僕の全身を見て、自分のマントを外した。
あまり信じていない感じだ。
マントでふわりと包まれてから、僕はそう言えば服を破られていたなと自分の状態に気が付いた。説得力に欠けていたかもしれない……。
「服は、ちょっと逃げる途中で。……ロザニイルも一緒で、協力して逃げてきたんですよ……」
チラリと視線を向ける先には、ロザニイルがいる。
杖から降りてこちらをじとーっと見ていたロザニイルは、僕の視線を受けてぶんぶんと頭を横に振った。
「ばっかエーテル、そこでオレの話を振るのはやめとけよ。ノ、ノウファム! オレは裏切ってねえぞ。お前、疑ってねえだろうな!」
「ロザニイル。そなたも怪我をしている」
ノウファムは眉を寄せた。
「……俺はとても疑ったが、ロザニイルは裏切っていないだろうとも思っている」
「ああ、ノウファムはそういうめんどくせえ思考を拗らせてると思ってた!」
「実は誘惑に負けて手を出しかけて辛うじて耐えたのだろうとも思っている」
「くっ……」
「そなた、図星であったか」
ロザニイルが言葉に詰まると、ノウファムは何故か安堵したように苦笑した。
「ならば、お互い様ではないか。俺はそなたを許すゆえ、そなたも俺を許せ」
「何言ってんだ。オレはお前がオレを疑ったのを許さねえからお前もオレを許すなよ」
――なんだかんだ言って、やっぱりこの二人は仲が良い。
僕は軽く二人に嫉妬しながら、二人を邪魔しないように治癒の術をかけた。
少し痩せたノウファムの手に煌めく指輪が、まるで笑うようにキラキラと輝いている。
【覇者の指輪】だ。
僕はその輝きに目を奪われた。
「空は誰のものでもなく……」
ノウファムの声がぽつりと夜に響くと、空を覆っていた厚い小妖精の群れが消えていく。
隠れていた清輝な月と星々が姿を見せて、人間たちに美しい希望を魅せた。
「その遥かな果てには、手を伸ばしても決して届かぬ未知があるといい」
遠くで飛竜が鳴く声が聞こえる。
僕は声の方向に視線を向けて、見覚えのある飛竜、シンディとレラにネイフェンが寄り添っているのを見つけた。
元気そうだ。よかった。
ノウファムの声が柔らかに響く。
「大地と海に抱かれて、たくさんの生き物が共に生きる」
指輪に語り掛けるような声は、夢見る年頃の少年のようだった。
「そこには哀しみも歓びもあるだろう。それを自然と人は呼ぶだろう」
ふわりと砂が巻きあがる。
さらさらと風に流れる砂は一粒一粒がとても小さくて、それが無数に集まって足元の地面が形成されているのだと思うと不思議な気分になった。
指輪はノウファムの言葉が気に入ったのかもしれない。
僕はそう思った。
だって、とても優しい光をチラチラと輝かせているから。
冷静になってきた頭で周囲を見ると、まず――ここは首都の外だ。
『大陸連合軍』の陣地なのは、間違いないだろう。
あの小妖精の群れの影響で近寄れなかったのか、僕たちの周囲はぽっかりと三人だけの空間になっていた。距離をあけて様子を窺っていたらしき他の人たちが走ってくる。
「殿下! ノウファム殿下! 先ほどまでの妖精はなんだったのですか。心配いたしましたぞ……」
モイセスが駆けてくる。その手に剣が握られているのを見て、僕は「あっ」と声をあげた。
「剣。あれっ、僕あの剣、どこかに忘れてきたかも」
「持ってきたぞ。お前、忘れて置いていくから」
ロザニイルが呆れた調子で言って、剣を渡してくれる。
「よかった。ロザニイルがしっかりしててよかった」
「本当にな……」
大きくて立派な剣を両手で差し出すときは、地面にひょこりと降りて膝をついた。
「ノウファム様。剣です」
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過去の人生でも、僕はこんな風にノウファムに尽くしたかったんだ。
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「不死の剣アルフィリオンです。僕、これを……」
――ドゥバイド様が入手するよう嗾けて、奪ったんだ。
「……僕、これをドゥバイドに入手させました。そして、奪って参りました」
事実を偽る気にも言葉を飾る気にもなれなくて、僕は正直にそう口にした。
「そうか」
ノウファムは頷いて、剣を受け取ってくれた。
「して、奴は?」
遠くでこちらを見守る貴人、砂漠の王シーディクの視線を意識しながら、僕はそっと呟いた。
「逃げられました。高層から身を躍らせて、落ちたんです。元々が病に冒されていて、長くないお体で――」
首都に入り、その場所に行くと、美男子たちは散り散りになって逃げていた。
遺体があるだろうと思われた場所にはおびただしい血痕があった。
近くで倒れていた者を起こして尋ねたところ、どうも忠誠心の厚い者たちがご遺体を敵に渡すまいと抱えて逃げて行ったらしい。
「絵があった。これは間違いなく彼が描いた絵だ。私にはわかる」
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「彼は生きているのだな。しかし、この未完成の絵を放置してどこに行ったのだろう……首都は混乱を極めていたから、きっと身の安全のために逃げたのだな……彼は、この絵を完成させたいと思っているに違いない。国の状態が落ち着けば、この絵を完成させに戻ってくるだろうか」
シーディクは国の混乱を治めるために多忙を極める日々の傍らにその絵を愛でて、配下に画家の捜索と保護を命じた。
「この絵は、完成させるべきだ。彼もきっとそう思っているに違いない。私はこの国を一日も早く復興させ、民が安心して暮らせるようにする。世界で一番安心して絵を描ける場所を私が用意する――砂漠の国は、世界で一番安全で、芸術家に優しい国にしよう」
どれほど国が安全になってもその画家が永遠に戻ってこないのだと知る僕とロザニイルは、やる気に溢れたシーディクを複雑な思いで見守るのであった。
「彼が私のもとを訪れたら、久しぶりだと言ってやろう」
「私が素描をずっと手元に置いて愛でているのだと伝えたら、どんな顔をするだろう」
「名前を知りたいな。名前を呼びたいな。ああ、楽しみだ」
「そのためにも、私は良き王として、この国を治めよう」
希望は絵のかたちをして、彼の目を毎日、毎晩、楽しませる。
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