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六章、逆転、反転、繰り返し
112、悪は討つ(SIDE エーテル)
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SIDE エーテル
ロザニイルがノウファムと睨み合っている。
そんな光景に僕は状況を理解した。
ノウファムがカジャに填めたのは、【臣従の指輪】だ。
大森林で外した指輪だ。
僕が創った指輪だ。
「殿下……」
呟いて周囲を確認すると、カジャの身辺を守ろうとする兵士らを、モイセスたちが抑えていた。
砂漠の国の人たちは明るい表情をしている。
「過去に我々を支持し、希望を託して亡くなった戦友たちの悲願であります」
「先王リサンデル様の仇討ちでもあるのです……!」
「おお殿下、約束しましょう。我が国を脅かす魔王を討伐してくだされば、砂漠の鐵が貴国に向けられることはもはやございません……!」
「黙れ! 黙れよ!」
ロザニイルが叫んでいる。
「オレ、観たよ。お前の記憶を観たよ。お前ら、仲良かったじゃねえか」
カジャが驚いた様子でロザニイルを見つめている顔は、普通の青年のようだった。
僕の脳裏には、いつかの記憶が蘇った。
未知を怖れ、けれど冒険に憧れて、旅をしたいなと呟きながら分厚い本を撫でているカジャ。
兄を尊敬して慕い、ロザニイルに同情的で、エーテルに縋るように震えて、けれど一緒に運命に抗ってくれる戦友。
「それは俺じゃない」
ノウファムが低く唸る。
「夢と現実は違う」
ノウファムの凍える声に、配下たちがその心を支えようとするように頷いている。
夢を振り切るような王兄の声が場を支配する。
「我が弟カジャは、狂気を得た。弟は突然魔術で王城を破壊し、止めようとする臣下たちを傷つけ、俺を殺すと言い出した」
青の隻眼が物語る。
「王位の正統性を語り、俺を守ろうとする者たちは多かった。道理はこちらにあった」
カジャは機嫌のよい子猫みたいな顔で兄をじっと見つめている。
まるで、兄の晴れ舞台を喜ぶように。
それを視ると、ノウファムの眉間には深い皺が刻まれた。
「突然暴力を奮い始めたカジャを落ち着かせようと宮廷魔術師たちが杖を振り、悉く跳ね返されて倒れた。余波から俺を守り、モイセスの兄であった護衛騎士と乳母が命を落とした。騎士の恋人だった忠義者のメイドは乳母と共に俺を命がけで庇ってうら若き顔に傷をつくり、心にも傷を負い――未だに癒えずにいる」
アップルトンとモイセスが頷いている。
彼らの親しい者たちは、カジャにより倒れたのだ。
「国家の忠臣、父の右腕であった内務卿がカジャを諫めようとして、父に奏上している最中にカジャに口を封じられ、拘束された。彼の派閥を中心とした愛国の会は反乱の疑いありとされて、潰された。彼を慕う文官派閥が嘆願書を作成する間に連座で粛清された」
「……」
「カジャは国王を幽閉し、重臣を力で統制して、自分に逆らう者を刎ねていった。城から逃される俺をスゥーム家が匿い……」
王兄は滔々と時系列を追う。
カジャが国王を弑した話。
各地でカジャを許すなという憂国の士が立ち上がり、手を結ぼうとして討たれていったこと。
「エクノ家のファシルは海上戦で俺が逃げる時間を稼ぐため、迫る国軍に炎上船をぶつけた。敵味方が燃えて、陸地ではどれほどの家族らが涙を流しただろうか」
「セブンスヤード家はスゥーム家の当主と俺が国軍の手に落ちた際に駆け付け、自慢の騎馬騎士団を半壊させつつ救出して、国軍魔術師団の報復魔術で収穫直前の領地を炎の海に変えられた。農民は火に踊り、生き残った者も飢えと絶望の声を連ね……幼い子が泣いていた。動かぬ父親に縋って泣いていた」
罪が数えられていく。
寝込んでいた僕の耳に入ってこなかった過去の情勢が、突き付けられる。
いや――入ってこなかったんじゃない。
無意識に遮断してたんだ?
僕は耳が良いのだ。
防諜の魔術が効かない。
風の魔術も扱えるし、立場的に知ろうと思えばいくらでも知ることはできた。
「赤ん坊が生まれたと語ったアドルフォン。想い人がいると告げたスヴェン。説教屋のグエンデゥス。貧乏性のニール。働き者のメアリ。気丈なトゥーフール。俺を弟と呼んでくれたエーリッヒ。……皆、俺が希望なのだと語った。俺に託して死んでいった。俺を守れたことが誇りだと言って死に際に笑って、皆が同じような表情をして逝った」
ロザニイルが夢と現実の狭間で苦しむように顔を歪めている。
そんな友人を突き放すようにして、ロザニイルはカジャの顎をもちあげて視線を合わせた。
「そなた、獣人の国の客人を燃やしたな。あの国を攻めて滅ぼそうと――砂漠の国にも、戦争を仕掛けようとしていると聞く」
このお兄様は、弟王子にこんな風に感情をぶつけたりしなかったのに。
いつも穏やかで、何を言っても優しくて、カジャを全肯定するようなお兄さんだったのに。
「そなたも望んでいたのだろう? 思惑通りに踊るのは気に入らないが――悪は討つ」
宣言は迷いがなく、毅然とした命令は明確だった。
「カジャ。《大人しく拘束されるように》」
臣従の指輪を通しての命令に、僕は「ああ」と思った。
この国を出発する時の違和感を思い出したのだ。
カジャが僕たちにした出発時の命令は、臣従の指輪を行使しての命令ではなかった。
あの時、カジャは魔力を伴わず、戯れのように強制力のない命令を口にしていた……。
「……ノウファム陛下」
その呼びかけが『四回目』のノウファムには不快だろうと思いながら、僕は呼びかけた。
殿下はカジャとずっと敵対してきたけれど、陛下はカジャを庇護していた。
家族として、弟として、僕が羨ましいと思うほど温かに優しく――カジャを守っていた。
「カジャは……、カジャを……」
人がたくさん死んだんだ。
カジャ、やってしまったね。
そんな思いが胸に湧く。
リサンデルを初めて殺害した時のカジャを思い出しながら、僕は歪に口の端を歪めた。
僕は何もしなかった。
僕はただ、何も知らない病弱な子供になって、ちやほやと甘やかされてベッドの中で寝ていた……。
「な、なあ。ノウファム。お前は何回も王様に反乱起こそうとして負けて、処刑されてもおかしくなかったけど……いつも許されて生かされてきたんだろ……」
ロザニイルの声が苦しそうだ。
ノウファムがそちらを視ることは、もはやなかった。
「連れていけ」
ノウファムの配下が水を得た魚のように動き、抵抗する者を抑えてカジャを何処かに連れていく。何処へ? 処刑場へ? 幽閉塔へ? 観衆の前で悪を成敗する?
ノウファムの首に皮紐が視えて、僕は無意識に手を伸ばしていた。
【その皮紐の先には、もう一つの指輪があるのだ】
ロザニイルがノウファムと睨み合っている。
そんな光景に僕は状況を理解した。
ノウファムがカジャに填めたのは、【臣従の指輪】だ。
大森林で外した指輪だ。
僕が創った指輪だ。
「殿下……」
呟いて周囲を確認すると、カジャの身辺を守ろうとする兵士らを、モイセスたちが抑えていた。
砂漠の国の人たちは明るい表情をしている。
「過去に我々を支持し、希望を託して亡くなった戦友たちの悲願であります」
「先王リサンデル様の仇討ちでもあるのです……!」
「おお殿下、約束しましょう。我が国を脅かす魔王を討伐してくだされば、砂漠の鐵が貴国に向けられることはもはやございません……!」
「黙れ! 黙れよ!」
ロザニイルが叫んでいる。
「オレ、観たよ。お前の記憶を観たよ。お前ら、仲良かったじゃねえか」
カジャが驚いた様子でロザニイルを見つめている顔は、普通の青年のようだった。
僕の脳裏には、いつかの記憶が蘇った。
未知を怖れ、けれど冒険に憧れて、旅をしたいなと呟きながら分厚い本を撫でているカジャ。
兄を尊敬して慕い、ロザニイルに同情的で、エーテルに縋るように震えて、けれど一緒に運命に抗ってくれる戦友。
「それは俺じゃない」
ノウファムが低く唸る。
「夢と現実は違う」
ノウファムの凍える声に、配下たちがその心を支えようとするように頷いている。
夢を振り切るような王兄の声が場を支配する。
「我が弟カジャは、狂気を得た。弟は突然魔術で王城を破壊し、止めようとする臣下たちを傷つけ、俺を殺すと言い出した」
青の隻眼が物語る。
「王位の正統性を語り、俺を守ろうとする者たちは多かった。道理はこちらにあった」
カジャは機嫌のよい子猫みたいな顔で兄をじっと見つめている。
まるで、兄の晴れ舞台を喜ぶように。
それを視ると、ノウファムの眉間には深い皺が刻まれた。
「突然暴力を奮い始めたカジャを落ち着かせようと宮廷魔術師たちが杖を振り、悉く跳ね返されて倒れた。余波から俺を守り、モイセスの兄であった護衛騎士と乳母が命を落とした。騎士の恋人だった忠義者のメイドは乳母と共に俺を命がけで庇ってうら若き顔に傷をつくり、心にも傷を負い――未だに癒えずにいる」
アップルトンとモイセスが頷いている。
彼らの親しい者たちは、カジャにより倒れたのだ。
「国家の忠臣、父の右腕であった内務卿がカジャを諫めようとして、父に奏上している最中にカジャに口を封じられ、拘束された。彼の派閥を中心とした愛国の会は反乱の疑いありとされて、潰された。彼を慕う文官派閥が嘆願書を作成する間に連座で粛清された」
「……」
「カジャは国王を幽閉し、重臣を力で統制して、自分に逆らう者を刎ねていった。城から逃される俺をスゥーム家が匿い……」
王兄は滔々と時系列を追う。
カジャが国王を弑した話。
各地でカジャを許すなという憂国の士が立ち上がり、手を結ぼうとして討たれていったこと。
「エクノ家のファシルは海上戦で俺が逃げる時間を稼ぐため、迫る国軍に炎上船をぶつけた。敵味方が燃えて、陸地ではどれほどの家族らが涙を流しただろうか」
「セブンスヤード家はスゥーム家の当主と俺が国軍の手に落ちた際に駆け付け、自慢の騎馬騎士団を半壊させつつ救出して、国軍魔術師団の報復魔術で収穫直前の領地を炎の海に変えられた。農民は火に踊り、生き残った者も飢えと絶望の声を連ね……幼い子が泣いていた。動かぬ父親に縋って泣いていた」
罪が数えられていく。
寝込んでいた僕の耳に入ってこなかった過去の情勢が、突き付けられる。
いや――入ってこなかったんじゃない。
無意識に遮断してたんだ?
僕は耳が良いのだ。
防諜の魔術が効かない。
風の魔術も扱えるし、立場的に知ろうと思えばいくらでも知ることはできた。
「赤ん坊が生まれたと語ったアドルフォン。想い人がいると告げたスヴェン。説教屋のグエンデゥス。貧乏性のニール。働き者のメアリ。気丈なトゥーフール。俺を弟と呼んでくれたエーリッヒ。……皆、俺が希望なのだと語った。俺に託して死んでいった。俺を守れたことが誇りだと言って死に際に笑って、皆が同じような表情をして逝った」
ロザニイルが夢と現実の狭間で苦しむように顔を歪めている。
そんな友人を突き放すようにして、ロザニイルはカジャの顎をもちあげて視線を合わせた。
「そなた、獣人の国の客人を燃やしたな。あの国を攻めて滅ぼそうと――砂漠の国にも、戦争を仕掛けようとしていると聞く」
このお兄様は、弟王子にこんな風に感情をぶつけたりしなかったのに。
いつも穏やかで、何を言っても優しくて、カジャを全肯定するようなお兄さんだったのに。
「そなたも望んでいたのだろう? 思惑通りに踊るのは気に入らないが――悪は討つ」
宣言は迷いがなく、毅然とした命令は明確だった。
「カジャ。《大人しく拘束されるように》」
臣従の指輪を通しての命令に、僕は「ああ」と思った。
この国を出発する時の違和感を思い出したのだ。
カジャが僕たちにした出発時の命令は、臣従の指輪を行使しての命令ではなかった。
あの時、カジャは魔力を伴わず、戯れのように強制力のない命令を口にしていた……。
「……ノウファム陛下」
その呼びかけが『四回目』のノウファムには不快だろうと思いながら、僕は呼びかけた。
殿下はカジャとずっと敵対してきたけれど、陛下はカジャを庇護していた。
家族として、弟として、僕が羨ましいと思うほど温かに優しく――カジャを守っていた。
「カジャは……、カジャを……」
人がたくさん死んだんだ。
カジャ、やってしまったね。
そんな思いが胸に湧く。
リサンデルを初めて殺害した時のカジャを思い出しながら、僕は歪に口の端を歪めた。
僕は何もしなかった。
僕はただ、何も知らない病弱な子供になって、ちやほやと甘やかされてベッドの中で寝ていた……。
「な、なあ。ノウファム。お前は何回も王様に反乱起こそうとして負けて、処刑されてもおかしくなかったけど……いつも許されて生かされてきたんだろ……」
ロザニイルの声が苦しそうだ。
ノウファムがそちらを視ることは、もはやなかった。
「連れていけ」
ノウファムの配下が水を得た魚のように動き、抵抗する者を抑えてカジャを何処かに連れていく。何処へ? 処刑場へ? 幽閉塔へ? 観衆の前で悪を成敗する?
ノウファムの首に皮紐が視えて、僕は無意識に手を伸ばしていた。
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