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六章、逆転、反転、繰り返し
111、『四回目』のカジャと兄と友達(SIDE カジャ)
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『三回目』のカジャが「私も強くなったけれど、これでもステントスに敵わない」と騙ると、エーテルは疑わなかった。
「すまないね、エーテル。私の能力が低……」
「カジャ。もう言わないで。カジャは悪くない」
エーテルは嫣然と微笑んだ。
そして、カジャの手を取り、「良いことを思いついた。次は私が王になり、ノウファムを支配して思い通りに命令する」と告げたのだった。
橙色の瞳には、狂気にも似た拗らせた情念があった。
「エーテルが王に……? 兄上を支配……? 何を言っているの」
「ふふふ、……ハハハ! 驚いているね、カジャ?」
白い通路を歩きながら、エーテルは「とても楽しい」というように笑った。
おかしくなっている。おかしくなってしまった――カジャはゾワゾワと背筋を凍らせた。
「カジャ、【覇者の指輪】だ。古の時代――妖精が世界を支配していた時代に、とても力の強い妖精が創ったという魔法の指輪だよ。呪われていて、浄化の必要があるけれど……伝承では、それを填めた者を妖精が自分の支配圏の王様にしてくれたらしい」
「エーテル、それは伝承でしかない。古の時代と今の時代は違う。妖精は人間を怨んでいて、そんな魔法の指輪を填めたら、何が起きるかわかったものではない……」
いつものように記憶を引き継ぐ術を使い、時計盤の神器で時間を戻しながら、カジャは何度も何度も主張した。念押しをした。
「安全にやろうエーテル。死ななければやり直せるのだから。万一、エーテルが死んでしまうようなことがあったら私は耐えられないよ、ひとりでこんな繰り返し、できないよ」
けれど、『四回目』の世界で再会したエーテルの意思は変わっていなかった。
「カジャ、見て。これ作ったんだ。【臣従の指輪】といってね、填めた者の命令に逆らえなくなるんだ。魔力を上回らない限り外すこともできない。これで今回は私がノウファムを好きに動かしてやる……」
なぜ。
なぜ。
――エーテルがおかしな方向にいこうとしている。
カジャは目の前が暗くなる思いで、咄嗟に術を使った。
「正気に戻るんだ、エーテル。お前、おかしくなってる……」
術が弾けて、エーテルの全身を覆って、パァッと何かを溢れさせる。そして、溢れた光が流星のようにどこかに翔けた。
カジャはぽかんとそれを見送り――白昼夢のように脳裏にイメージが咲く。
閃いた映像は、その光があの白い通路を進んでいって時計盤に吸い込まれる幻視だった。
――そして、エーテルは記憶を失い、過去を知らないただの子供になったのだった。
「ならば、ならば、私は私の思い付きを実行しようか」
……ひとりで。
カジャはそう決意した。
「魔女家に圧力をかけて、王家のために聖杯を用意させる。それも、ロザニイルではなくエーテルを聖杯に選出させる」
「開拓王リサンデルは、私がひとりで殺害する。滅亡の原因となる政策は最速で止めよう」
「獣人の国は滅ぼしてしまおう。大森林の妖精族と世界樹は、守る」
「暗殺劇の対象には、私がなる。そのまま暗殺されて退場しよう」
「兄ノウファムと聖杯エーテルには心置きなくくっついてもらって……」
どうやって。どうやって。どうやって?
相談する相手は、もういなかった。
幼い体のカジャはひとりで考えた。
「私は、悪役になろう」
幼い声がほわりと呟く。
小さな声で、広い部屋のベッドの中で、こっそりと。
「私が読んできた物語の中にいる、数多くの引き立て役のように。兄とエーテルの引き立て役に、私がなろう」
悪い王子様になるんだ。
悪い王様になるんだ。
とても力が強くて、良識が通用しなくて、誰も止められないんだ。
兄の王子様は負けてしまうのだけど、死なない。
生きて、いつか悪い奴をたおすんだって思いながら成長するんだ。
そんな王子様は、王様に怯えて暮らすみんなにとっての希望の英雄になるんだ。
みんなに応援されて、いつか勝つんだ。
悪い王様が倒された後、英雄の王子様はお姫様と結ばれて、ステントスを倒すんだね。
めでたし、めでたしだ。
「いいじゃないか」
カジャはうっとりと呟いた。
「ねえエーテル。お前がこの案を聞いたら、きっと反対してくれるのだろうね」
きっとそうしてくれる――そう思える友達の温かさが胸に感じられて、その友達と兄が幸せに番う姿を想像して、カジャはワクワクした。
そんな未来が導けるなら、ひとりでもう一回だけ頑張ってもいいじゃないか。
そう思ってカジャは狂王子になり、翌日から兄に自分の強大な魔術の力をわからせるようにして、見下してやった。
「5年も先に生まれたのに、ノウファムは努力が足りないんじゃない? 私のほうがよほど強いよ……?」
何も知らないノウファムは、突然豹変した弟王子に驚いていた。
「カジャ……!? っ、ぐ!?」
魔力で壁に叩きつけて、崩れ落ちた身体を浮かせて、床に落としてやると周囲から悲鳴があがり、大騒ぎになった。
「次の王は私がなろうと思う。とりあえず意思表示にこの兄を殺してやろうと思うが、卿らはどう思うか?」
自分がただ悪として振る舞い、兄を何の罪もない被害者にする。
そして、生かさず殺さず、強く育って頂くのだ。
カジャには万能感があった。
前回と違い、エーテルはいないが魔力は前回よりも高いのだ。
この世界の人間で、カジャよりも強い者はいないだろう――ならば、何も恐れることはないのだと思った。
力で思い通りにしてやればいい。
全て。
全て。
……それはとても悪役らしいではないか。
◇◇◇
そして今、カジャのことを敵だと認識している兄が目の前にいる。
自分が育てた英雄だ、という思いが胸にある。
カジャが手塩にかけてその反抗心や武力を育てたのだ。
愛しくて、誇らしくて、嬉しい。
そんな感情が渦を巻く。
同時に、「やっと休んでいいんだ」という思いもあった。
ずっとずっと、繰り返してきた日々は、エーテルという友達がいても、やっぱり心にくるものがあった。
エーテルがいなくなってからは、悪役を演じるというストレスもあって、すごく疲労感が増して感じられていたのだ。
威風堂々とした兄ノウファムがカジャの手を取り、指輪を填める。
――【臣従の指輪】だ。
……エーテルが創った指輪だ。
「…………ははっ」
(暗殺されて退場する予定は変更になったけれど、それよりずっと特別感のある退場になりそうではないか)
カジャは蕩けるように微笑んだ。
(兄上。私に虐げられてきた兄上は、私をどう処刑してくれるの。民衆の前で派手にやるのかな。首を刎ねる? 毒を飲む? 火あぶり?)
恍惚としたカジャの思考に思いがけない声が割り込んだのは、その時だった。
「おいっ、指輪を填めてやるならエーテルにだろ。オニイチャン!」
その声は、溌剌とした生命力を感じさせた。
エーテルによく似た魔女家の赤い髪に、豊かな自然を連想させる鮮やかな緑の瞳。
青年らしい健康的な身体付きに、前向きでちょっと強気で自信を感じさせる顔立ち。
……聖杯から解放された、現在のロザニイルだ。
ロザニイルが、ずかずかと前に出てノウファムの肩を抑えていた。
カジャがびっくりして見守る中、ノウファムは煩わしそうにロザニイルを睨み、低く唸るように言い放つ。
「俺の邪魔をするな、ロザニイル」
カジャの理想の英雄にしては、その表情も声もちょっと擦れてしまっていて、陰気なのが残念だった。
「すまないね、エーテル。私の能力が低……」
「カジャ。もう言わないで。カジャは悪くない」
エーテルは嫣然と微笑んだ。
そして、カジャの手を取り、「良いことを思いついた。次は私が王になり、ノウファムを支配して思い通りに命令する」と告げたのだった。
橙色の瞳には、狂気にも似た拗らせた情念があった。
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白い通路を歩きながら、エーテルは「とても楽しい」というように笑った。
おかしくなっている。おかしくなってしまった――カジャはゾワゾワと背筋を凍らせた。
「カジャ、【覇者の指輪】だ。古の時代――妖精が世界を支配していた時代に、とても力の強い妖精が創ったという魔法の指輪だよ。呪われていて、浄化の必要があるけれど……伝承では、それを填めた者を妖精が自分の支配圏の王様にしてくれたらしい」
「エーテル、それは伝承でしかない。古の時代と今の時代は違う。妖精は人間を怨んでいて、そんな魔法の指輪を填めたら、何が起きるかわかったものではない……」
いつものように記憶を引き継ぐ術を使い、時計盤の神器で時間を戻しながら、カジャは何度も何度も主張した。念押しをした。
「安全にやろうエーテル。死ななければやり直せるのだから。万一、エーテルが死んでしまうようなことがあったら私は耐えられないよ、ひとりでこんな繰り返し、できないよ」
けれど、『四回目』の世界で再会したエーテルの意思は変わっていなかった。
「カジャ、見て。これ作ったんだ。【臣従の指輪】といってね、填めた者の命令に逆らえなくなるんだ。魔力を上回らない限り外すこともできない。これで今回は私がノウファムを好きに動かしてやる……」
なぜ。
なぜ。
――エーテルがおかしな方向にいこうとしている。
カジャは目の前が暗くなる思いで、咄嗟に術を使った。
「正気に戻るんだ、エーテル。お前、おかしくなってる……」
術が弾けて、エーテルの全身を覆って、パァッと何かを溢れさせる。そして、溢れた光が流星のようにどこかに翔けた。
カジャはぽかんとそれを見送り――白昼夢のように脳裏にイメージが咲く。
閃いた映像は、その光があの白い通路を進んでいって時計盤に吸い込まれる幻視だった。
――そして、エーテルは記憶を失い、過去を知らないただの子供になったのだった。
「ならば、ならば、私は私の思い付きを実行しようか」
……ひとりで。
カジャはそう決意した。
「魔女家に圧力をかけて、王家のために聖杯を用意させる。それも、ロザニイルではなくエーテルを聖杯に選出させる」
「開拓王リサンデルは、私がひとりで殺害する。滅亡の原因となる政策は最速で止めよう」
「獣人の国は滅ぼしてしまおう。大森林の妖精族と世界樹は、守る」
「暗殺劇の対象には、私がなる。そのまま暗殺されて退場しよう」
「兄ノウファムと聖杯エーテルには心置きなくくっついてもらって……」
どうやって。どうやって。どうやって?
相談する相手は、もういなかった。
幼い体のカジャはひとりで考えた。
「私は、悪役になろう」
幼い声がほわりと呟く。
小さな声で、広い部屋のベッドの中で、こっそりと。
「私が読んできた物語の中にいる、数多くの引き立て役のように。兄とエーテルの引き立て役に、私がなろう」
悪い王子様になるんだ。
悪い王様になるんだ。
とても力が強くて、良識が通用しなくて、誰も止められないんだ。
兄の王子様は負けてしまうのだけど、死なない。
生きて、いつか悪い奴をたおすんだって思いながら成長するんだ。
そんな王子様は、王様に怯えて暮らすみんなにとっての希望の英雄になるんだ。
みんなに応援されて、いつか勝つんだ。
悪い王様が倒された後、英雄の王子様はお姫様と結ばれて、ステントスを倒すんだね。
めでたし、めでたしだ。
「いいじゃないか」
カジャはうっとりと呟いた。
「ねえエーテル。お前がこの案を聞いたら、きっと反対してくれるのだろうね」
きっとそうしてくれる――そう思える友達の温かさが胸に感じられて、その友達と兄が幸せに番う姿を想像して、カジャはワクワクした。
そんな未来が導けるなら、ひとりでもう一回だけ頑張ってもいいじゃないか。
そう思ってカジャは狂王子になり、翌日から兄に自分の強大な魔術の力をわからせるようにして、見下してやった。
「5年も先に生まれたのに、ノウファムは努力が足りないんじゃない? 私のほうがよほど強いよ……?」
何も知らないノウファムは、突然豹変した弟王子に驚いていた。
「カジャ……!? っ、ぐ!?」
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「次の王は私がなろうと思う。とりあえず意思表示にこの兄を殺してやろうと思うが、卿らはどう思うか?」
自分がただ悪として振る舞い、兄を何の罪もない被害者にする。
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カジャには万能感があった。
前回と違い、エーテルはいないが魔力は前回よりも高いのだ。
この世界の人間で、カジャよりも強い者はいないだろう――ならば、何も恐れることはないのだと思った。
力で思い通りにしてやればいい。
全て。
全て。
……それはとても悪役らしいではないか。
◇◇◇
そして今、カジャのことを敵だと認識している兄が目の前にいる。
自分が育てた英雄だ、という思いが胸にある。
カジャが手塩にかけてその反抗心や武力を育てたのだ。
愛しくて、誇らしくて、嬉しい。
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同時に、「やっと休んでいいんだ」という思いもあった。
ずっとずっと、繰り返してきた日々は、エーテルという友達がいても、やっぱり心にくるものがあった。
エーテルがいなくなってからは、悪役を演じるというストレスもあって、すごく疲労感が増して感じられていたのだ。
威風堂々とした兄ノウファムがカジャの手を取り、指輪を填める。
――【臣従の指輪】だ。
……エーテルが創った指輪だ。
「…………ははっ」
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カジャは蕩けるように微笑んだ。
(兄上。私に虐げられてきた兄上は、私をどう処刑してくれるの。民衆の前で派手にやるのかな。首を刎ねる? 毒を飲む? 火あぶり?)
恍惚としたカジャの思考に思いがけない声が割り込んだのは、その時だった。
「おいっ、指輪を填めてやるならエーテルにだろ。オニイチャン!」
その声は、溌剌とした生命力を感じさせた。
エーテルによく似た魔女家の赤い髪に、豊かな自然を連想させる鮮やかな緑の瞳。
青年らしい健康的な身体付きに、前向きでちょっと強気で自信を感じさせる顔立ち。
……聖杯から解放された、現在のロザニイルだ。
ロザニイルが、ずかずかと前に出てノウファムの肩を抑えていた。
カジャがびっくりして見守る中、ノウファムは煩わしそうにロザニイルを睨み、低く唸るように言い放つ。
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