62 / 158
三章、悪役の流儀
61、世界の半分を俺が貰ってやろう。
しおりを挟む小日向風夏と白鷺冬華。
秋月麗奈と小守萌花。
二年生の中で随一の美人グループと名高い四人組だが、本人達はあまり気にしていなかった。
そもそも彼女達に声を掛けるような猛者など存在しない。
軽率に近付けば、取り繕うことなくボロクソに言われてしまうからである。
それでも一部の人間は怖いもの見たさに近付くのだろうが。
「小日向さん達、一緒に昼ごはん食べない?」
小日向風夏狙いの、隣のクラスの運動部集団が、勇気を出して近付く。
「もう食べた」
五分あれば弁当を空にする才能持ちは、淡々とそう告げた。
夏の撮影が増え、寝て起きてのサイクルが安定しなくなった小日向風夏は、かなり機嫌が悪い。
「あ、じゃあ話さない?」
「昼休みはお昼寝してるから無理」
「少しだけでいいからさ。ほら、十分でいいし」
「いや、無理」
完全なる拒絶。
肉食動物のような眼光をしている。
踏み込む距離を見間違うと確実な死が訪れるだろう。
「ギャハハ、マジウケる。ふうに近付くなら、月五十万くらい稼いでないと釣り合わないつーの。バイトすらしてないやつが話かけてくるってヤバすぎ」
小守萌花は、ツインテールが特徴的なギャルであり、俗にいうメスガキにカテゴリーされる人間だ。
他人に対しては口は悪いが、仲がいい友達には友好的なあたり、単純に人付き合いが嫌いなタイプなのかも知れない。
玉砕した運動部は、意気消沈して帰っていく。
「萌花、言い過ぎだから」
「えーふつーだし。つか、楽しく食事してるの邪魔するとかマヂあり得ないし」
「はあ、萌花は少しくらいいい子になってくれないかなぁ……」
「ムリー」
机に突っ伏してだらけていた。
秋月麗奈は小守萌花のお母さんのような存在で、ゆるふわロングヘアーの金髪美人である。
趣味が料理なあたり、真面目な子といえる。
「風夏と冬華も何か言ってよ」
「眠い……」
「アイツ等は運動部でも二軍だから、実質運動部じゃないな。私より弱い」
興味ないor辛辣。
どちらにせよ長居していれば、傷口が広がってトラウマが増えるだけであった。
運動部があのタイミングで撤退したのは正解だった。
「みんな男遊びしないだけマシだけど、このまま高校生活が終わりそうな気もするね……」
「でもさ、イケメンいねー。春終わっちゃったしー」
「冬華、MEGリズムって寝るとき使ってる?」
「私はタオルをレンジで温めているぞ。三十秒で済むからいいぞ」
「それもありかー」
バンッ!
秋月麗奈は、机を叩く。
「みんな自由すぎっ! 少しは強調を持ってよ!」
「えー、もえの自由度囲うとか、パリピ感損なわれる気がする。テンサゲマジ萎えってやつ?」
「萌花に至っては! 日本語で話して! 意味分かんないよ!!」
「つーか、れーなは彼ピ好ピとか作らないの? れーな尽くし系だしその方が幸せじゃない?」
「彼氏は作るものじゃないから」
「出会いないだけっしょ?」
秋月麗奈を含め、全員が全員モテないわけではない。
だが、四人組で行動していると、基本的に誰かが男子を嫌ってキックする傾向がある。
一々気を遣わなくてよく、空気感が似ている為に同じくして行動をしているが、男の趣味は全く違うのだ。
「私は優しい人であればいいのに」
「れーなに近付く男子はおっぱいしか興味ないからね。ヤリ目だから駄目だね」
「そんなことないから。一年の時の人とかいい人だったから」
一年の時、麗奈目当てのサッカー部の男子も、萌花は容赦なく蹴り飛ばした。
現実的に考えて、サッカー部の大会前の時期に軽々しく告白してくるような人間を、友達であり世話を焼いてくれる真人間と会話させることすら穢らわしい。
その野郎も一年の間に五人と付き合っていて、今では彼女を孕ませた噂すらある。
クズオブグズだ。
なんなら今から蹴りを入れても許されるくらいの人生の汚点である。
三人の脳裏に存在しかしていない記憶がよぎるが、麗奈の為に黙っておく。
「麗奈は男運ないから、止めとこ?」
「うむ。女同士の方が楽しいだろう?」
「れーなは、片思いレベルが健全だよね。時代的に二十歳まで処女がトレンドだよ?」
「私だってちゃんと恋愛できるもん!」
「「「いや無理」」」
麗奈がまともに見えたとしても、それは四人組が自由だから薄味に感じるだけだ。
彼女は好きな相手がいたら毎日弁当を作って、通い妻するくらいの奉仕が大好きな性格をしていた。
一人っ子で両親が海外生活をしているためか、承認欲求や愛情に飢えており、夜に声を聞きたいからってライン電話してくる徹底した地雷っぷりである。
そんな子のリードを手放したらどうなるかすら分からないのだ。
イケメン好きで勉強嫌いで好き嫌いが激しくわがままな小守萌花ですらある程度評価を受けているのは、麗奈のサイドキックをこなせるタフさがあるからだ。
共依存とも呼べる危うい存在だが。
「風夏や冬華はどうなのよ。二人だってモテるでしょ?」
「へえ? 女の子にはモテるけど」
「ふむ、あの女子に好かれる状況は何なんだろうな」
可愛い(風夏)と美人(冬華)のツートップだが、その人気の大半は女子である。
何故ならば仕事や部活で活躍し、名前を上げているからだ。
男みたいに恋愛に飢えていないところがカッコいいとさえ思われていそうであった。
「ふゆは脳筋なだけだけどねー」
「風夏、どういう意味だ?」
「アスリート体質ってことじゃない?」
あくびをしながら適当に答えていた。
「うむ。なら良い意味だな!」
白鷺冬華は満足そうに笑顔であった。
「んなぁ。誰も彼ピも好ピもいないのかー」
「えーみんな好きな人いないの?」
「風夏はいるの?」
「いるような、いないような?」
「やっぱり芸能人?」
「芸人じゃないよー」
「なんで麗奈は食い気味なんだ?」
「もえとは違って、おっぱいでかいやつは変態だから」
「なるほど」
何で仲がいいかは永遠の謎である。
主人公の昼休みバージョン
雨の日の教室。
一緒に昼ごはんを食べているのは、クラスメートの高橋だ。
無類のカメラ好きで、漫研に所属している数少ない仲間だ。仲が良い方だが、基本的には放課後しか会わない場合が多い。
昼休みは屋上などで景色を撮影しているため、雨の日とかであれば一緒に食べる。
「カメラって楽しいか?」
「東山くんもカメラに興味があるのかい?」
「ファッション系で写真見る機会が増えてて、自分でやれるようになるといいかなって」
「写真撮影がしたいなら、撮影役をするよ? 友達の好だし、練習にもなるからね」
「すまないが助かる。その時は頼むわ」
カメラくらい使えないと今後困りそうだしな……。
「あと、またイベント参加するから来るか?」
「メイド合同イベント?」
「うん。今回はもう一人誘ってみるから三人になるけど」
「へぇ、知っている人?」
「知っている……いや、どうなんだ? まあ風の噂的な? その人はコスプレするかも知れないから、カメコ頼むかもしれない」
「じゃあ女の子なんだ。事前に説明するってことは大切な人っぽいし楽しみにしておくよ」
高橋は、的確な反応してくる。
付き合い長いのも考えようだな。
でもカメラマンは必要だし、仕方がないか。
秋月麗奈と小守萌花。
二年生の中で随一の美人グループと名高い四人組だが、本人達はあまり気にしていなかった。
そもそも彼女達に声を掛けるような猛者など存在しない。
軽率に近付けば、取り繕うことなくボロクソに言われてしまうからである。
それでも一部の人間は怖いもの見たさに近付くのだろうが。
「小日向さん達、一緒に昼ごはん食べない?」
小日向風夏狙いの、隣のクラスの運動部集団が、勇気を出して近付く。
「もう食べた」
五分あれば弁当を空にする才能持ちは、淡々とそう告げた。
夏の撮影が増え、寝て起きてのサイクルが安定しなくなった小日向風夏は、かなり機嫌が悪い。
「あ、じゃあ話さない?」
「昼休みはお昼寝してるから無理」
「少しだけでいいからさ。ほら、十分でいいし」
「いや、無理」
完全なる拒絶。
肉食動物のような眼光をしている。
踏み込む距離を見間違うと確実な死が訪れるだろう。
「ギャハハ、マジウケる。ふうに近付くなら、月五十万くらい稼いでないと釣り合わないつーの。バイトすらしてないやつが話かけてくるってヤバすぎ」
小守萌花は、ツインテールが特徴的なギャルであり、俗にいうメスガキにカテゴリーされる人間だ。
他人に対しては口は悪いが、仲がいい友達には友好的なあたり、単純に人付き合いが嫌いなタイプなのかも知れない。
玉砕した運動部は、意気消沈して帰っていく。
「萌花、言い過ぎだから」
「えーふつーだし。つか、楽しく食事してるの邪魔するとかマヂあり得ないし」
「はあ、萌花は少しくらいいい子になってくれないかなぁ……」
「ムリー」
机に突っ伏してだらけていた。
秋月麗奈は小守萌花のお母さんのような存在で、ゆるふわロングヘアーの金髪美人である。
趣味が料理なあたり、真面目な子といえる。
「風夏と冬華も何か言ってよ」
「眠い……」
「アイツ等は運動部でも二軍だから、実質運動部じゃないな。私より弱い」
興味ないor辛辣。
どちらにせよ長居していれば、傷口が広がってトラウマが増えるだけであった。
運動部があのタイミングで撤退したのは正解だった。
「みんな男遊びしないだけマシだけど、このまま高校生活が終わりそうな気もするね……」
「でもさ、イケメンいねー。春終わっちゃったしー」
「冬華、MEGリズムって寝るとき使ってる?」
「私はタオルをレンジで温めているぞ。三十秒で済むからいいぞ」
「それもありかー」
バンッ!
秋月麗奈は、机を叩く。
「みんな自由すぎっ! 少しは強調を持ってよ!」
「えー、もえの自由度囲うとか、パリピ感損なわれる気がする。テンサゲマジ萎えってやつ?」
「萌花に至っては! 日本語で話して! 意味分かんないよ!!」
「つーか、れーなは彼ピ好ピとか作らないの? れーな尽くし系だしその方が幸せじゃない?」
「彼氏は作るものじゃないから」
「出会いないだけっしょ?」
秋月麗奈を含め、全員が全員モテないわけではない。
だが、四人組で行動していると、基本的に誰かが男子を嫌ってキックする傾向がある。
一々気を遣わなくてよく、空気感が似ている為に同じくして行動をしているが、男の趣味は全く違うのだ。
「私は優しい人であればいいのに」
「れーなに近付く男子はおっぱいしか興味ないからね。ヤリ目だから駄目だね」
「そんなことないから。一年の時の人とかいい人だったから」
一年の時、麗奈目当てのサッカー部の男子も、萌花は容赦なく蹴り飛ばした。
現実的に考えて、サッカー部の大会前の時期に軽々しく告白してくるような人間を、友達であり世話を焼いてくれる真人間と会話させることすら穢らわしい。
その野郎も一年の間に五人と付き合っていて、今では彼女を孕ませた噂すらある。
クズオブグズだ。
なんなら今から蹴りを入れても許されるくらいの人生の汚点である。
三人の脳裏に存在しかしていない記憶がよぎるが、麗奈の為に黙っておく。
「麗奈は男運ないから、止めとこ?」
「うむ。女同士の方が楽しいだろう?」
「れーなは、片思いレベルが健全だよね。時代的に二十歳まで処女がトレンドだよ?」
「私だってちゃんと恋愛できるもん!」
「「「いや無理」」」
麗奈がまともに見えたとしても、それは四人組が自由だから薄味に感じるだけだ。
彼女は好きな相手がいたら毎日弁当を作って、通い妻するくらいの奉仕が大好きな性格をしていた。
一人っ子で両親が海外生活をしているためか、承認欲求や愛情に飢えており、夜に声を聞きたいからってライン電話してくる徹底した地雷っぷりである。
そんな子のリードを手放したらどうなるかすら分からないのだ。
イケメン好きで勉強嫌いで好き嫌いが激しくわがままな小守萌花ですらある程度評価を受けているのは、麗奈のサイドキックをこなせるタフさがあるからだ。
共依存とも呼べる危うい存在だが。
「風夏や冬華はどうなのよ。二人だってモテるでしょ?」
「へえ? 女の子にはモテるけど」
「ふむ、あの女子に好かれる状況は何なんだろうな」
可愛い(風夏)と美人(冬華)のツートップだが、その人気の大半は女子である。
何故ならば仕事や部活で活躍し、名前を上げているからだ。
男みたいに恋愛に飢えていないところがカッコいいとさえ思われていそうであった。
「ふゆは脳筋なだけだけどねー」
「風夏、どういう意味だ?」
「アスリート体質ってことじゃない?」
あくびをしながら適当に答えていた。
「うむ。なら良い意味だな!」
白鷺冬華は満足そうに笑顔であった。
「んなぁ。誰も彼ピも好ピもいないのかー」
「えーみんな好きな人いないの?」
「風夏はいるの?」
「いるような、いないような?」
「やっぱり芸能人?」
「芸人じゃないよー」
「なんで麗奈は食い気味なんだ?」
「もえとは違って、おっぱいでかいやつは変態だから」
「なるほど」
何で仲がいいかは永遠の謎である。
主人公の昼休みバージョン
雨の日の教室。
一緒に昼ごはんを食べているのは、クラスメートの高橋だ。
無類のカメラ好きで、漫研に所属している数少ない仲間だ。仲が良い方だが、基本的には放課後しか会わない場合が多い。
昼休みは屋上などで景色を撮影しているため、雨の日とかであれば一緒に食べる。
「カメラって楽しいか?」
「東山くんもカメラに興味があるのかい?」
「ファッション系で写真見る機会が増えてて、自分でやれるようになるといいかなって」
「写真撮影がしたいなら、撮影役をするよ? 友達の好だし、練習にもなるからね」
「すまないが助かる。その時は頼むわ」
カメラくらい使えないと今後困りそうだしな……。
「あと、またイベント参加するから来るか?」
「メイド合同イベント?」
「うん。今回はもう一人誘ってみるから三人になるけど」
「へぇ、知っている人?」
「知っている……いや、どうなんだ? まあ風の噂的な? その人はコスプレするかも知れないから、カメコ頼むかもしれない」
「じゃあ女の子なんだ。事前に説明するってことは大切な人っぽいし楽しみにしておくよ」
高橋は、的確な反応してくる。
付き合い長いのも考えようだな。
でもカメラマンは必要だし、仕方がないか。
0
お気に入りに追加
155
あなたにおすすめの小説
異世界転移で、俺と僕とのほっこり溺愛スローライフ~間に挟まる・もふもふ神の言うこと聞いて珍道中~
兎森りんこ
BL
主人公のアユムは料理や家事が好きな、地味な平凡男子だ。
そんな彼が突然、半年前に異世界に転移した。
そこで出逢った美青年エイシオに助けられ、同居生活をしている。
あまりにモテすぎ、トラブルばかりで、人間不信になっていたエイシオ。
自分に自信が全く無くて、自己肯定感の低いアユム。
エイシオは優しいアユムの料理や家事に癒やされ、アユムもエイシオの包容力で癒やされる。
お互いがかけがえのない存在になっていくが……ある日、エイシオが怪我をして!?
無自覚両片思いのほっこりBL。
前半~当て馬女の出現
後半~もふもふ神を連れたおもしろ珍道中とエイシオの実家話
予想できないクスッと笑える、ほっこりBLです。
サンドイッチ、じゃがいも、トマト、コーヒーなんでもでてきますので許せる方のみお読みください。
アユム視点、エイシオ視点と、交互に視点が変わります。
完結保証!
このお話は、小説家になろう様、エブリスタ様でも掲載中です。
※表紙絵はミドリ/緑虫様(@cklEIJx82utuuqd)からのいただきものです。

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
貢がせて、ハニー!
わこ
BL
隣の部屋のサラリーマンがしょっちゅう貢ぎにやって来る。
隣人のストレートな求愛活動に困惑する男子学生の話。
社会人×大学生の日常系年の差ラブコメ。
※現時点で小説の公開対象範囲は全年齢となっております。しばらくはこのまま指定なしで更新を続ける予定ですが、アルファポリスさんのガイドラインに合わせて今後変更する場合があります。(2020.11.8)
■2024.03.09 2月2日にわざわざサイトの方へ誤変換のお知らせをくださった方、どうもありがとうございました。瀬名さんの名前が僧侶みたいになっていたのに全く気付いていなかったので助かりました!
■2024.03.09 195話/196話のタイトルを変更しました。
■2020.10.25 25話目「帰り道」追加(差し込み)しました。話の流れに変更はありません。

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
ブラッドフォード卿のお気に召すままに~~腹黒宰相は異世界転移のモブを溺愛する~~
ゆうきぼし/優輝星
BL
異世界転移BL。浄化のため召喚された異世界人は二人だった。腹黒宰相と呼ばれるブラッドフォード卿は、モブ扱いのイブキを手元に置く。それは自分の手駒の一つとして利用するためだった。だが、イブキの可愛さと優しさに触れ溺愛していく。しかもイブキには何やら不思議なチカラがあるようで……。
*マークはR回。(後半になります)
・ご都合主義のなーろっぱです。
・攻めは頭の回転が速い魔力強の超人ですがちょっぴりダメンズなところあり。そんな彼の癒しとなるのが受けです。癖のありそうな脇役あり。どうぞよろしくお願いします。
腹黒宰相×獣医の卵(モフモフ癒やし手)
・イラストは青城硝子先生です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる