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軽蔑され続けた男の独白~2
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四月。待ちに待った俺自身の班が立ち上がるその日。この日の俺は、かなり浮かれていたと思う。何と言っても自分の班が持てたのだ。この会社の営業職としては、出世の最初の登竜門とも言えるのが班のリーダーだ。うちの営業には係長と言う役職は存在しないが、リーダーはそれに相当するものだ。兄貴に半年遅れたのは悔しかったが、大学時代の自分からすればよくやった…と思う。
班のメンバーは、ある程度自分で選べるのがリーダーの最初の権限だった。大抵は年の近い若手を集めるのだが、俺もそうした。やはり最初は勢いが欲しいし、そうなれば年が近くて若い奴の方がいい。俺が選んだのは、西原さん、前沢、北島の三人だ。
西原さんは俺より二年先輩だが、穏やかで人懐っこくて包容力があり、俺も色々と世話になった先輩の一人だった。俺はワンマンだという自覚はあったから、班内の調整役兼俺を止めるストッパー的な存在として選んだのが西原さんだった。
前沢は俺の一年後輩で、一年下では一番の成績を上げている奴だった。俺の事を慕ってくれているが盲目的ではなく、明るくて楽天的だが、決して脳筋ではないところも選んだ理由だった。
北島は二年下で、うちの班では一番の若手だ。こいつはどうして営業になったんだ?と思いたくなるほど人付き合いが薄い奴だったが、マニアックな知識量で仕事も卒なくこなしていた。当時は属している年配のリーダーと合わず、互いに苦労しているように見えたから俺の班に呼んだのだ。
最後の一人は…志水だった。これまで延々と俺の自尊心を抉り続けてきた天敵は異動に不満らしく、初っ端から顔に不本意と書いてあるように見えて笑いがこみ上げそうになった。相変わらず思った事がそのまま顔に出て、わかりやすい事この上ない。俺に対しての態度も相変わらずで、そのぶれなさ加減にホッとした。そうでなきゃ、見返して這いつくばらせる楽しみが減るからだ。
最初はぎくしゃくしていた班も、一月もすると上手く回るようになっていた。西原さんの調整が上手くいっているのだろうと思っていたが、西原さんからは前沢と北島が同じゲームに興じていて、そこで仲良くなっているのだと聞いた。ゲームをしないからよくわからないが、メンバー同士が仲良くなっているのは喜ばしかった。
班内のメンバーが仲良くなる一方で、志水との距離は一ミリも縮まらなかった。志水は他のメンバーとは仲良くなっていたが、俺に対しては相変わらず一線を引いた対応に始終して、会話も必要最低限だ。
そんな中、いつの間にか朱里が志水と仲良くなっていた。どうやら有二郎から志水の事を聞いたらしく、興味を持ったらしい。何度か一緒に食事や飲みに行って仲良くなり、朱里に話しかけられると志水は笑顔で対応していた。そんな二人の様子に驚いていると、朱里が意味深な笑みを俺に向けてきて、何だか負けた気がして苛々した。
「どう?志水は」
「…別に…」
「まだ這いつくばらせてないんだ?」
「…本気にするな…実際にやったら犯罪だ」
有二郎が時々現れては、笑みを浮かべながら志水の事を聞いてきた。お前に関係ないだろうと思うのだが、こいつから志水の名前が出るのも苛ついた。実際、志水は有二郎とはまぁ、仲がよかった。あいつはあの温和で優し気な外見のせいか、色んな奴から相談を持ち掛けられていて、志水も例外ではなかった。同期会でも二人が時々話し込んでいるのを見かけたが、それを見るとなぜか酒が不味くなった。
自分の班が出来て一か月半が経ち、久しぶりに有二郎と朱里の三人で飲む事があった。班の立ち上げは通常、三か月で目標を達成出来れば及第点と言われていたが、幸いにも俺の班は初月から目標を達成出来て、親父や兄貴からもまずまずの出だしだと言われた。班のメンバーの仲もよく、目立ったトラブルはないし、不安要素の一つだった志水も大きなミスをする事はなかった。なんだかんだ言っても俺たち三人は幼馴染で仲がよく、二人はお祝いしてくれると言ったのだ。
「あれ、朱里。志水は?」
遅れて現れた朱里への有二郎の第一声に、俺は自分の耳を疑った。今、志水と言わなかったか…?
「ごめんね、巧。誘ったんだけど、先約があったみたいで…」
「そっか、残念だったな。すまんな、巧」
何故俺は、二人から謝られているんだ?そもそもあの女が来るなんて話はなかった筈だ。どういう事だと睨みつければ、二人は不思議そうな表情を浮かべた。
「え?だって巧、美緒の事好きでしょう?」
「はぁ?!」
「はぁって…お前、この五年間、志水の事しか見てなかっただろうが」
「そうよ、だから今日のお祝いには美緒も…って思ったんだけど…」
「…もしかしてお前、気づいていなかったのか?」
朱里が目を丸くして驚きの表情を浮かべ、有二郎は残念な子供を見るような生暖かい目で俺を見ていた。どういう事だ?二人の言っている意味が分からない…
「…本当に無自覚だったとは…」
「あんなに美緒の事意識しまくりだったのに…」
その日の飲み会は、正直気もそぞろだった。あれから二人は、俺が志水を好きだとの前提で話をしていたが、会話の内容は殆ど頭に入ってこなかった。
(あのむかつく女を…この俺が…好き…?)
その夜から、俺は落ち着かなくなった。気が付けば朱里や有二郎に言われた事が頭の中でリフレインし、仕事にも全く集中出来なくなっていた。ミスをするようなヘマはしなかったし、子供の頃から感情を隠す術はしっかり叩き込まれていたから、顔に出る事はなかっただろう。だが、内面は大荒れで、それは志水を前にするとより一層顕著だった。
そんな俺が白旗を上げたのは、六月も十日を過ぎた頃だった。今年は六月に入ると急に暑い日が続いて、女性社員の服装が一気に夏仕様に変わったのだ。我が社には制服はなく、営業など客前に出る者はスーツと決められていたがそれ以外は自由で、暑さのために補佐役の服も薄着に変わったが…それがいけなかった。
俺の席はリーダーなので事務所の奥にある。自分の席に行くには志水の席の後ろを通る事になるのだが…それがよくなかった。志水は学生の頃からショートボブだったが、後ろを通るたびにあいつの白い項が目に入るのだ。しかも夏服に変わって生地も薄くなり、透け感のある服の時もあった。基本的に志水の服は大人しめで露出も少ない方だが、それでも不意に目に入る白い項や二の腕、いつもよりも開いている胸元の肌の白さは危険だった。
あの肌に舌を這わせたら、どんな甘さだろう…
あの肌に歯を立てたら、どんな声で啼くのだろう…
あの肌に痕を残したら、どれほど映えるだろう…
仕事中だというのに俺は、気が付けばそんな事を考えていた。透け感のある服を着ていると、引き裂いてその肌の奥を暴きたくなる。誰かに笑顔を向けているのを見れば、どうして自分には向けないんだと苛立ちが募り、いっそ誰にも会わないように閉じ込めてやりたくなる。自分にだけ嫌悪の目を向けられると、襲い掛かって滅茶苦茶に抱いてやろうかとの衝動が走る。そこまで嫌う男に抱き潰されて快楽堕ちさせた時、どんな顔をするのだろうかと思うと、言い知れぬ昏い歓喜に囚われている自分がいた。
一方で、無限に甘やかして、真綿で包むように大切に守ってやりたいという気持ちも同じくらいの強さで沸き上がった。徹底的に甘やかして、自分以外に目を向ける事がないよう、自分がいないと生きていけないくらいに依存させてしまいたい。出来る事なら一日中、全ての世話を自分の手で…
今までに感じた事にない強い衝動に…俺は降参した。
それからの俺の行動は…早かった、と思う。不本意ではあったが朱里に協力して貰い、警戒心丸出しのあいつをダブルデートに誘い、そこから二人きりに持ち込んだ。反発するたびに、これも朱里のためだと言えば、友達思いのあいつは渋々ながらも逃げる事はなかった。
そして手を繋いだ時…ああ、こいつだ…と心から思った。
親父や兄貴が母さんや義姉さんに出会った瞬間、直ぐにこの人だとわかったといつも言っていたし、朱里も大石さんを一目見て運命を感じたと言っていたが、俺はそんなに単純なわけはないだろうと半信半疑だった。
だが、今なら分かる。理屈じゃなく、本当に、そう思うのだ。俺の場合、出会った瞬間にはわからなかったが。
それに関して有二郎は、あの頃の俺は人間不信でかなり荒んでいたし、志水の方も好意とは対極の感情を向けていたからわからなかったのだろう、と言っていた。ただ、真逆とは言え他とは比べようもない程の強い感情を抱いていたのは間違いなく、何かのきっかけがあればこうなったのだろう、と。その分析を否定する材料を、俺は持ち合わせていなかった。
班のメンバーは、ある程度自分で選べるのがリーダーの最初の権限だった。大抵は年の近い若手を集めるのだが、俺もそうした。やはり最初は勢いが欲しいし、そうなれば年が近くて若い奴の方がいい。俺が選んだのは、西原さん、前沢、北島の三人だ。
西原さんは俺より二年先輩だが、穏やかで人懐っこくて包容力があり、俺も色々と世話になった先輩の一人だった。俺はワンマンだという自覚はあったから、班内の調整役兼俺を止めるストッパー的な存在として選んだのが西原さんだった。
前沢は俺の一年後輩で、一年下では一番の成績を上げている奴だった。俺の事を慕ってくれているが盲目的ではなく、明るくて楽天的だが、決して脳筋ではないところも選んだ理由だった。
北島は二年下で、うちの班では一番の若手だ。こいつはどうして営業になったんだ?と思いたくなるほど人付き合いが薄い奴だったが、マニアックな知識量で仕事も卒なくこなしていた。当時は属している年配のリーダーと合わず、互いに苦労しているように見えたから俺の班に呼んだのだ。
最後の一人は…志水だった。これまで延々と俺の自尊心を抉り続けてきた天敵は異動に不満らしく、初っ端から顔に不本意と書いてあるように見えて笑いがこみ上げそうになった。相変わらず思った事がそのまま顔に出て、わかりやすい事この上ない。俺に対しての態度も相変わらずで、そのぶれなさ加減にホッとした。そうでなきゃ、見返して這いつくばらせる楽しみが減るからだ。
最初はぎくしゃくしていた班も、一月もすると上手く回るようになっていた。西原さんの調整が上手くいっているのだろうと思っていたが、西原さんからは前沢と北島が同じゲームに興じていて、そこで仲良くなっているのだと聞いた。ゲームをしないからよくわからないが、メンバー同士が仲良くなっているのは喜ばしかった。
班内のメンバーが仲良くなる一方で、志水との距離は一ミリも縮まらなかった。志水は他のメンバーとは仲良くなっていたが、俺に対しては相変わらず一線を引いた対応に始終して、会話も必要最低限だ。
そんな中、いつの間にか朱里が志水と仲良くなっていた。どうやら有二郎から志水の事を聞いたらしく、興味を持ったらしい。何度か一緒に食事や飲みに行って仲良くなり、朱里に話しかけられると志水は笑顔で対応していた。そんな二人の様子に驚いていると、朱里が意味深な笑みを俺に向けてきて、何だか負けた気がして苛々した。
「どう?志水は」
「…別に…」
「まだ這いつくばらせてないんだ?」
「…本気にするな…実際にやったら犯罪だ」
有二郎が時々現れては、笑みを浮かべながら志水の事を聞いてきた。お前に関係ないだろうと思うのだが、こいつから志水の名前が出るのも苛ついた。実際、志水は有二郎とはまぁ、仲がよかった。あいつはあの温和で優し気な外見のせいか、色んな奴から相談を持ち掛けられていて、志水も例外ではなかった。同期会でも二人が時々話し込んでいるのを見かけたが、それを見るとなぜか酒が不味くなった。
自分の班が出来て一か月半が経ち、久しぶりに有二郎と朱里の三人で飲む事があった。班の立ち上げは通常、三か月で目標を達成出来れば及第点と言われていたが、幸いにも俺の班は初月から目標を達成出来て、親父や兄貴からもまずまずの出だしだと言われた。班のメンバーの仲もよく、目立ったトラブルはないし、不安要素の一つだった志水も大きなミスをする事はなかった。なんだかんだ言っても俺たち三人は幼馴染で仲がよく、二人はお祝いしてくれると言ったのだ。
「あれ、朱里。志水は?」
遅れて現れた朱里への有二郎の第一声に、俺は自分の耳を疑った。今、志水と言わなかったか…?
「ごめんね、巧。誘ったんだけど、先約があったみたいで…」
「そっか、残念だったな。すまんな、巧」
何故俺は、二人から謝られているんだ?そもそもあの女が来るなんて話はなかった筈だ。どういう事だと睨みつければ、二人は不思議そうな表情を浮かべた。
「え?だって巧、美緒の事好きでしょう?」
「はぁ?!」
「はぁって…お前、この五年間、志水の事しか見てなかっただろうが」
「そうよ、だから今日のお祝いには美緒も…って思ったんだけど…」
「…もしかしてお前、気づいていなかったのか?」
朱里が目を丸くして驚きの表情を浮かべ、有二郎は残念な子供を見るような生暖かい目で俺を見ていた。どういう事だ?二人の言っている意味が分からない…
「…本当に無自覚だったとは…」
「あんなに美緒の事意識しまくりだったのに…」
その日の飲み会は、正直気もそぞろだった。あれから二人は、俺が志水を好きだとの前提で話をしていたが、会話の内容は殆ど頭に入ってこなかった。
(あのむかつく女を…この俺が…好き…?)
その夜から、俺は落ち着かなくなった。気が付けば朱里や有二郎に言われた事が頭の中でリフレインし、仕事にも全く集中出来なくなっていた。ミスをするようなヘマはしなかったし、子供の頃から感情を隠す術はしっかり叩き込まれていたから、顔に出る事はなかっただろう。だが、内面は大荒れで、それは志水を前にするとより一層顕著だった。
そんな俺が白旗を上げたのは、六月も十日を過ぎた頃だった。今年は六月に入ると急に暑い日が続いて、女性社員の服装が一気に夏仕様に変わったのだ。我が社には制服はなく、営業など客前に出る者はスーツと決められていたがそれ以外は自由で、暑さのために補佐役の服も薄着に変わったが…それがいけなかった。
俺の席はリーダーなので事務所の奥にある。自分の席に行くには志水の席の後ろを通る事になるのだが…それがよくなかった。志水は学生の頃からショートボブだったが、後ろを通るたびにあいつの白い項が目に入るのだ。しかも夏服に変わって生地も薄くなり、透け感のある服の時もあった。基本的に志水の服は大人しめで露出も少ない方だが、それでも不意に目に入る白い項や二の腕、いつもよりも開いている胸元の肌の白さは危険だった。
あの肌に舌を這わせたら、どんな甘さだろう…
あの肌に歯を立てたら、どんな声で啼くのだろう…
あの肌に痕を残したら、どれほど映えるだろう…
仕事中だというのに俺は、気が付けばそんな事を考えていた。透け感のある服を着ていると、引き裂いてその肌の奥を暴きたくなる。誰かに笑顔を向けているのを見れば、どうして自分には向けないんだと苛立ちが募り、いっそ誰にも会わないように閉じ込めてやりたくなる。自分にだけ嫌悪の目を向けられると、襲い掛かって滅茶苦茶に抱いてやろうかとの衝動が走る。そこまで嫌う男に抱き潰されて快楽堕ちさせた時、どんな顔をするのだろうかと思うと、言い知れぬ昏い歓喜に囚われている自分がいた。
一方で、無限に甘やかして、真綿で包むように大切に守ってやりたいという気持ちも同じくらいの強さで沸き上がった。徹底的に甘やかして、自分以外に目を向ける事がないよう、自分がいないと生きていけないくらいに依存させてしまいたい。出来る事なら一日中、全ての世話を自分の手で…
今までに感じた事にない強い衝動に…俺は降参した。
それからの俺の行動は…早かった、と思う。不本意ではあったが朱里に協力して貰い、警戒心丸出しのあいつをダブルデートに誘い、そこから二人きりに持ち込んだ。反発するたびに、これも朱里のためだと言えば、友達思いのあいつは渋々ながらも逃げる事はなかった。
そして手を繋いだ時…ああ、こいつだ…と心から思った。
親父や兄貴が母さんや義姉さんに出会った瞬間、直ぐにこの人だとわかったといつも言っていたし、朱里も大石さんを一目見て運命を感じたと言っていたが、俺はそんなに単純なわけはないだろうと半信半疑だった。
だが、今なら分かる。理屈じゃなく、本当に、そう思うのだ。俺の場合、出会った瞬間にはわからなかったが。
それに関して有二郎は、あの頃の俺は人間不信でかなり荒んでいたし、志水の方も好意とは対極の感情を向けていたからわからなかったのだろう、と言っていた。ただ、真逆とは言え他とは比べようもない程の強い感情を抱いていたのは間違いなく、何かのきっかけがあればこうなったのだろう、と。その分析を否定する材料を、俺は持ち合わせていなかった。
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