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一章
同期と親友の憂鬱
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「いや~びっくりしたよ。まだあの二人、付き合ってなかったなんて…」
「そうですか?」
あの後、奥野が花耶を送って帰ると言ったため、二人と別れた熊谷と麻友は、その後家の最寄り駅まで移動すると、駅近くのバーで飲み直していた。二人は家が近いのもあり、時々こうやって二人で食事をしたり飲みに行ったりしていた。付き合っているわけではないが、気が合うし食べ物の好みも同じので、すっかりいい飯友飲み友といった感じだ。
奥野と花耶の事は既に社内公認の仲にはなっていたが、社内の予想に反して二人の仲はまだお付き合いにも至っていなかった。その事実は多分、社内では当事者の二人と花耶から直接相談を受けていた麻友しか知らないだろう。知ってたがそんな事をわざわざ人に言うべきではないし、麻友としては花耶の安全のためにも二人が付き合っている方が好都合だったため、誰にも言わなかった。
何だかんだ言って、奥野はもてる。悔しいがイケメンなのは間違いないし、身長もありがっしりした体格は男らしさと野性味を与えている。三十を超えて仕事の面でも自信が付いた事で、より一層大人の色気に溢れていると言っていいだろう。目つきが鋭くて威圧感があっても、恋人となればそんなところも魅力に変わってしまう。正直言って麻友の好みではないし、更に言ってしまえば花耶の好みでもないのだが、奥野がもてるのは否定出来ない事実だった。
そんな奥野なだけに、彼が伊東たちにキレた話が広がっても、花耶との事が公になっても、奥野を諦めきれない女性がいる事を麻友は色んな伝から聞いていた。中にはその内別れるだろうから…と二人の仲に波風が立つのを待っている者もいる。麻友に言わせればそんな事はそう簡単には起きないだろうし、波風を立たせるような真似をすれば、鬼教官の逆鱗に触れるだけなのだが。とは言え、世の中には諦めが悪く、現実を正しく認識できない人がいる事も、麻友は理解していた。
「まぁ、時間の問題だとは思うんですけどねぇ…」
そう言いながら麻友は、皿に盛られたナッツの山を崩していた。実際、あの二人がくっつくのは時間の問題だろう。奥野は言うまでもないが、花耶も何だかんだ言って絆されている。本人は迷っている様な事を言っているが、端から見ても花耶が奥野を信頼しているのは一目瞭然で疑いようがない。ただ、自分に自信がないから一歩を踏み出せないでいるだけだ。
「麻友ちゃんとしては、奥野はあり?なし?」
突然の質問に、自分の思考に入り込んでいた麻友は驚いて質問の主を見上げた。熊谷は人好きのする穏やかな笑みを浮かべて麻友の返事を待っていた。
「…そうですね…私としては…なし、ですね」
どう答えようかと少し考えてから、麻友はやっぱり飾っても仕方ないと正直に答えた。奥野と言えば社内では結婚したい男性ナンバーワンとも言われているだけに、熊谷は意外に思うかもしれないが。
「麻友ちゃん…結構点が辛いね。奥野じゃ三原ちゃんは任せられない?」
「そういうんじゃ…ないんですけど…」
「けど?」
「花耶の相手としては、半々ですね。強引で行動力がある点は自分に自信がない花耶にはちょうどいいとも言えるんですが、逆にそれが…」
「三原ちゃんの気持ちをないがしろにしちゃう?」
「そうなんです。今回も結局はそれでこじれたし、今後も同じ事がないとは言い切れませんから…」
「まぁ…確かに」
麻友の懸念はもっともで、それに関しては熊谷も同じ意見だったらしい。熊谷は麻友程は実情を知らないようだが、奥野とは付き合いも長いし、のほほんとしているように見えて結構洞察力がある。詳しくは知らない様だが、何となく事情は察しているらしかった。
「まぁ、そう言われても当然だよなぁ…奥野のあんな余裕ない姿、初めて見たし」
「そうなんですか?」
「そうだよ。あいつ、これまで付き合ってた相手にあんなに甲斐甲斐しく世話焼いてるの見た事ないし」
「はぁ…」
「まぁ、男同士だから、好きな子が出来ても詳しく話なんかしないんだけどさ。でも、基本的に受け身って感じだったなぁ…自分から付き合おうって言ったことないんじゃないかな。俺が知っている限りでは、付き合おうって言ったのは相手側だったよ」
「そうなんですか」
受け身とは納得の様な、そうでないような不思議な感じだが、入社時から仲がよかった熊谷が言うのだからそうなのだろう。それに、男性同士はあまり恋バナはしないとも聞く。麻友自身、あの奥野が好きな子や彼女の事を饒舌に話す情景は想像出来なかった。ううむ…と眉間にしわを寄せる麻友を、熊谷は興味深げに見ていた。
「そう。そもそも女の話をあいつから聞いた事なかったし。今までの彼女の事も、こっちが聞けば応えるって感じだったからなぁ…」
「そうですか…まぁ、あの人が彼女の事嬉々として話しているなんて想像できませんけど…それで、今までの彼女って、どんな方だったんですか?」
「今までの彼女?う~ん、一言でいえば勝ち気で美人タイプだよ。まぁ、俺は就職してからの事しか知らないけど」
つい好奇心に負けて聞いてみたが、何というか、物凄く納得の答えだった。あの奥野に言い寄るなら、それなりに美人で自分に自信がある肉食女子だろう。
「何か、それっぽいですね」
「うん、まぁね。でも、あいつは彼女より仕事優先だったから…よく、電話で文句言われてるの見かけたよ」
「え?それって…」
「うん、よくある、私と仕事、どっちが大事なの?ってやつ?」
「はぁ…本当に言う人、いるんですねぇ…」
「まぁ、奥野は仕事が一番で、その次が友達とか趣味で、彼女はその後だったからなぁ…相手は仕事が出来る子で、最初は仕事優先の奥野に理解があるような事言ってたらしいんだけど、いざ付き合うとそんな事言うもんだから、奥野の方が最初と言っていたことが違うってよくぼやいていたよ。それでも一応彼女だから都合付けようとしたんだけど、それじゃ足りないって言い出して結局別れる…みたいな?」
「あ~なるほど…」
そう言うと麻友は、幾人かの顔を思い浮かべた。婚活命の肉食女子の面々だ。近づくために最初は心地いい事を言うのも同じだな、と思った。行動パターンが同じ過ぎて思わず笑いが出てきた。
「逆に、麻友ちゃんとか三原ちゃんみたいなタイプは、あいつに近づかないでしょ?」
「あ、あ~それは言えますね。私も今でも苦手だし、花耶だって最初は滅茶苦茶怖がってましたから」
「だろうなぁ…特に三原ちゃんは小さいし、身長差だけでも怖がっていそう」
「いそうじゃなくて確実に怖がってましたよ。補佐に着いた時なんか、胃に穴空きそうって言ってましたもん」
「胃に…」
「花耶はただでさえ男性が苦手だったから尚更ですよ。三課にいるだけでも胃が痛くなりそうって言ってたくらいだったんですから」
「ああ、なるほどね」
これは大げさでもなんでもなく、紛れもない事実だった。花耶は本気で怖がっていたし、正直今でも怖いと思う気持ちはあるのだろうと思う。それでもそれを上回るものがあるのだろう。
「ほんと、何で花耶なのかなぁ…あの人、実は花耶みたいな子が好みだったんですか?」
「いやぁ…俺が知ってる限り、あいつの周りに三原ちゃんみたいな子っていなかったけどなぁ…俺も正直びっくりしているんだよねぇ…」
「それじゃ…胸、とか?」
「ええ?それこそ関係ないんじゃない?実際胸の大きな子に迫られていた事もあったけど、全く興味なさそうだったよ」
「ええ~じゃ…何で…」
「そこは…本人に聞くしかないんじゃない?」
「ええ?嫌!絶対無理!怖すぎますもん」
「そんなにおっかないかなぁ~」
「おっかないですよ!熊谷さんは同じ年だから怖くないかもしれないけど」
「そんなに怖くないと思うけど…」
「じゃ、熊谷さん、聞いてきてくださいよ!」
「え、俺?」
「そう!」
麻友はここぞとばかりに熊谷に頼んでみた。自分じゃ聞けないが、熊谷ならあるいは教えてくれるかもしれない。そう思って熊谷に強請った麻友だったが、熊谷は麻友の願いに反して渋い表情を浮かべた。
「…何か…マズイんですか?」
「え、いや…あ~俺、前に聞いたんよねぇ…」
「ええ?聞いたんですか?さすがですね!」
「いや…それが…」」
「どうしたんです?」
「う~ん…あんまり答えになっていないんだけど…」
「はい?」
「…全部…だって…」
「…何がです?」
「…三原ちゃんの好きなところ…」
「…はぁ…?」
困ったような表情を浮かべる熊谷を、麻友はまじまじと見つめた。
「それって…」
「うん…」
「ただの…」
「…」
「惚気、ですね…?」
「…やっぱり、そう、だよね…」
冷静沈着で表情あまり変えない仕事の鬼の一面に、二人は深くため息をついた。
(花耶…逃げるなら今のうちよ…)
誰よりも大切に思う親友の未来を案じて、麻友は近いうちに話をしようと心に誓った。
「そうですか?」
あの後、奥野が花耶を送って帰ると言ったため、二人と別れた熊谷と麻友は、その後家の最寄り駅まで移動すると、駅近くのバーで飲み直していた。二人は家が近いのもあり、時々こうやって二人で食事をしたり飲みに行ったりしていた。付き合っているわけではないが、気が合うし食べ物の好みも同じので、すっかりいい飯友飲み友といった感じだ。
奥野と花耶の事は既に社内公認の仲にはなっていたが、社内の予想に反して二人の仲はまだお付き合いにも至っていなかった。その事実は多分、社内では当事者の二人と花耶から直接相談を受けていた麻友しか知らないだろう。知ってたがそんな事をわざわざ人に言うべきではないし、麻友としては花耶の安全のためにも二人が付き合っている方が好都合だったため、誰にも言わなかった。
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そんな奥野なだけに、彼が伊東たちにキレた話が広がっても、花耶との事が公になっても、奥野を諦めきれない女性がいる事を麻友は色んな伝から聞いていた。中にはその内別れるだろうから…と二人の仲に波風が立つのを待っている者もいる。麻友に言わせればそんな事はそう簡単には起きないだろうし、波風を立たせるような真似をすれば、鬼教官の逆鱗に触れるだけなのだが。とは言え、世の中には諦めが悪く、現実を正しく認識できない人がいる事も、麻友は理解していた。
「まぁ、時間の問題だとは思うんですけどねぇ…」
そう言いながら麻友は、皿に盛られたナッツの山を崩していた。実際、あの二人がくっつくのは時間の問題だろう。奥野は言うまでもないが、花耶も何だかんだ言って絆されている。本人は迷っている様な事を言っているが、端から見ても花耶が奥野を信頼しているのは一目瞭然で疑いようがない。ただ、自分に自信がないから一歩を踏み出せないでいるだけだ。
「麻友ちゃんとしては、奥野はあり?なし?」
突然の質問に、自分の思考に入り込んでいた麻友は驚いて質問の主を見上げた。熊谷は人好きのする穏やかな笑みを浮かべて麻友の返事を待っていた。
「…そうですね…私としては…なし、ですね」
どう答えようかと少し考えてから、麻友はやっぱり飾っても仕方ないと正直に答えた。奥野と言えば社内では結婚したい男性ナンバーワンとも言われているだけに、熊谷は意外に思うかもしれないが。
「麻友ちゃん…結構点が辛いね。奥野じゃ三原ちゃんは任せられない?」
「そういうんじゃ…ないんですけど…」
「けど?」
「花耶の相手としては、半々ですね。強引で行動力がある点は自分に自信がない花耶にはちょうどいいとも言えるんですが、逆にそれが…」
「三原ちゃんの気持ちをないがしろにしちゃう?」
「そうなんです。今回も結局はそれでこじれたし、今後も同じ事がないとは言い切れませんから…」
「まぁ…確かに」
麻友の懸念はもっともで、それに関しては熊谷も同じ意見だったらしい。熊谷は麻友程は実情を知らないようだが、奥野とは付き合いも長いし、のほほんとしているように見えて結構洞察力がある。詳しくは知らない様だが、何となく事情は察しているらしかった。
「まぁ、そう言われても当然だよなぁ…奥野のあんな余裕ない姿、初めて見たし」
「そうなんですか?」
「そうだよ。あいつ、これまで付き合ってた相手にあんなに甲斐甲斐しく世話焼いてるの見た事ないし」
「はぁ…」
「まぁ、男同士だから、好きな子が出来ても詳しく話なんかしないんだけどさ。でも、基本的に受け身って感じだったなぁ…自分から付き合おうって言ったことないんじゃないかな。俺が知っている限りでは、付き合おうって言ったのは相手側だったよ」
「そうなんですか」
受け身とは納得の様な、そうでないような不思議な感じだが、入社時から仲がよかった熊谷が言うのだからそうなのだろう。それに、男性同士はあまり恋バナはしないとも聞く。麻友自身、あの奥野が好きな子や彼女の事を饒舌に話す情景は想像出来なかった。ううむ…と眉間にしわを寄せる麻友を、熊谷は興味深げに見ていた。
「そう。そもそも女の話をあいつから聞いた事なかったし。今までの彼女の事も、こっちが聞けば応えるって感じだったからなぁ…」
「そうですか…まぁ、あの人が彼女の事嬉々として話しているなんて想像できませんけど…それで、今までの彼女って、どんな方だったんですか?」
「今までの彼女?う~ん、一言でいえば勝ち気で美人タイプだよ。まぁ、俺は就職してからの事しか知らないけど」
つい好奇心に負けて聞いてみたが、何というか、物凄く納得の答えだった。あの奥野に言い寄るなら、それなりに美人で自分に自信がある肉食女子だろう。
「何か、それっぽいですね」
「うん、まぁね。でも、あいつは彼女より仕事優先だったから…よく、電話で文句言われてるの見かけたよ」
「え?それって…」
「うん、よくある、私と仕事、どっちが大事なの?ってやつ?」
「はぁ…本当に言う人、いるんですねぇ…」
「まぁ、奥野は仕事が一番で、その次が友達とか趣味で、彼女はその後だったからなぁ…相手は仕事が出来る子で、最初は仕事優先の奥野に理解があるような事言ってたらしいんだけど、いざ付き合うとそんな事言うもんだから、奥野の方が最初と言っていたことが違うってよくぼやいていたよ。それでも一応彼女だから都合付けようとしたんだけど、それじゃ足りないって言い出して結局別れる…みたいな?」
「あ~なるほど…」
そう言うと麻友は、幾人かの顔を思い浮かべた。婚活命の肉食女子の面々だ。近づくために最初は心地いい事を言うのも同じだな、と思った。行動パターンが同じ過ぎて思わず笑いが出てきた。
「逆に、麻友ちゃんとか三原ちゃんみたいなタイプは、あいつに近づかないでしょ?」
「あ、あ~それは言えますね。私も今でも苦手だし、花耶だって最初は滅茶苦茶怖がってましたから」
「だろうなぁ…特に三原ちゃんは小さいし、身長差だけでも怖がっていそう」
「いそうじゃなくて確実に怖がってましたよ。補佐に着いた時なんか、胃に穴空きそうって言ってましたもん」
「胃に…」
「花耶はただでさえ男性が苦手だったから尚更ですよ。三課にいるだけでも胃が痛くなりそうって言ってたくらいだったんですから」
「ああ、なるほどね」
これは大げさでもなんでもなく、紛れもない事実だった。花耶は本気で怖がっていたし、正直今でも怖いと思う気持ちはあるのだろうと思う。それでもそれを上回るものがあるのだろう。
「ほんと、何で花耶なのかなぁ…あの人、実は花耶みたいな子が好みだったんですか?」
「いやぁ…俺が知ってる限り、あいつの周りに三原ちゃんみたいな子っていなかったけどなぁ…俺も正直びっくりしているんだよねぇ…」
「それじゃ…胸、とか?」
「ええ?それこそ関係ないんじゃない?実際胸の大きな子に迫られていた事もあったけど、全く興味なさそうだったよ」
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「そこは…本人に聞くしかないんじゃない?」
「ええ?嫌!絶対無理!怖すぎますもん」
「そんなにおっかないかなぁ~」
「おっかないですよ!熊谷さんは同じ年だから怖くないかもしれないけど」
「そんなに怖くないと思うけど…」
「じゃ、熊谷さん、聞いてきてくださいよ!」
「え、俺?」
「そう!」
麻友はここぞとばかりに熊谷に頼んでみた。自分じゃ聞けないが、熊谷ならあるいは教えてくれるかもしれない。そう思って熊谷に強請った麻友だったが、熊谷は麻友の願いに反して渋い表情を浮かべた。
「…何か…マズイんですか?」
「え、いや…あ~俺、前に聞いたんよねぇ…」
「ええ?聞いたんですか?さすがですね!」
「いや…それが…」」
「どうしたんです?」
「う~ん…あんまり答えになっていないんだけど…」
「はい?」
「…全部…だって…」
「…何がです?」
「…三原ちゃんの好きなところ…」
「…はぁ…?」
困ったような表情を浮かべる熊谷を、麻友はまじまじと見つめた。
「それって…」
「うん…」
「ただの…」
「…」
「惚気、ですね…?」
「…やっぱり、そう、だよね…」
冷静沈着で表情あまり変えない仕事の鬼の一面に、二人は深くため息をついた。
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誰よりも大切に思う親友の未来を案じて、麻友は近いうちに話をしようと心に誓った。
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